2020年02月24日
年間報告間近のカイゼン検討会
いま気仙沼の漁業者が一丸となって取り組んでいる「カイゼンプロジェクト」。 トヨタ自動車東日本の協力と、気仙沼市や漁労長OB、関係業者さんにも知恵を借りながらの3年間が間もなく終わります
4月にはこの一年間の実績報告会も予定され、トヨタ自動車東日本の幹部や気仙沼市長も招いてのプレゼンテーションを控えているから、それに向けて一年間のラストスパートといったところですかね
遠洋まぐろ延縄漁船での冷凍刺身マグロ製品を製造するためには不可欠な超低温での冷凍設備。 マイナス60℃で運用される超低温冷凍設備内での労働負荷をいかに軽減するのかを考えるテーマ①と、投縄から揚縄における船員の作業軽減と省人化などを考えるテーマ②にわかれての検討会
あと2か月後に予定する実績報告会に向け、午前と午後ほぼ丸一日かけてのカイゼン検討会ではそれぞれの担当メンバーが参加して活発な議論が交わされました。 さすがに長時間は疲れました
これまでの常識にとらわれない自由な発想。 既存設備や作業動線をひとつ一つ見直しながらの着実な議論と地道な検証。 漁業者が一体となってこうした検討をおこなっていくことはこれまでになかったことなので、トヨタ自動車さんのおかげでこうした議論の場を作ってもらってすごくありがたいです
私たちがこうしたらいいんじゃないかって考えることはいわば机上論なので、次のステップとしては実際に作業をおこなう乗組員の皆さんにいかに浸透させていくかが課題。 押し付けではなく、真に理解して、自ら率先して実行するような各船の動きに注目したい。 簡単なことではないですけどね
4月の実績報告会の前にはあと何回かの会合があるので、いま検討している事項をさらに煮詰めて、現実的なプランに仕上げて、報告会に臨みたいと思います。 そしてこれから帰港する勝栄丸各船の皆さんとも、カイゼン検討会での様々な新技術や考え方についてしっかりと話し合っていきたいです
ほぼ丸一日かけておこなわれたカイゼン検討会に出席された皆さん、今回も本当にお疲れさまでした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 22:35