2020年05月16日
127勝栄丸の清水での水揚げ終了
昨年7月に新船初航海へと気仙沼を出港した第127勝栄丸は、当初は漁業基地のカナリア諸島ラスパルマス港に係船して航海を終了する予定でしたが、新型コロナ問題で計画を大幅に変更となって
日本の遠洋マグロ漁船が主要基地にしている海外諸港、ラスパルマスやカーボベルデ共和国のミンデロ港、南アフリカのケープタウン、そしてペルーのカヤオやインドネシアのバリ島ベノア港など
そのいずれの国や港においても、入国や移動の制限、港内における作業の規制など、漁船が活動するために必要なこれまでに当たり前にできていたことが一切できなくなって大変な状況にあります
その中で127勝栄丸は、いったん日本に帰港しての漁獲物の水揚げ、そして船体や機器類の整備、乗組員の休養などを選択。 このたび水揚げ基地の静岡県清水港に入港しての水揚げとなりました
テレビでは日本一気温が高くなったということで、30℃以上の真夏のような天候の下、中部大西洋で漁獲したメバチマグロなどの陸揚げ作業がおこなわれて、清水に出向いての水揚げ作業でした
静岡県も新型コロナウィルスの新規感染者がこのところ確認されていないことから、緊急事態宣言の解除にもなりましたが、一気に気が緩んでは第2波のリスクもあるので、引続き気を付けていきましょう
乗組員の皆さんは感染リスクを避けて船内から一歩も出ずに水揚げ作業を見守っていました。 漁艙内に積み付けされた超低温冷凍の漁獲物、そのすべてを清水港の取引先業者へと引き渡して本船の水揚げ作業が終わりました。 水揚げを終えてた本船はすぐに気仙沼に向けて回航、お疲れさまでした
新型コロナウィルス問題、緊急事態宣言による休業要請などによって、マグロをはじめ水産物全般の流通量が減少していますが、ここが踏ん張り時とさまざまな決断とともに頑張っていきたいと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:21