2020年07月12日
第127勝栄丸がコの字岸壁にシフト
新船建造から丸一年が経って、大西洋漁場でのマグロ漁から気仙沼に帰港しての船体や機器類の整備などをおこなってきた第127勝栄丸が、新たな航海の仕込みをおこなうタイミングになってきました
みらい造船に上架し船体塗装などを終え、港町の岸壁に艫付けでの係船期間を経て、出漁まで約一週間となり、仕込作業をおこなうコの字岸壁へと本船をシフト。 乗組員がみんな集合しました
岸壁をシフトするのに合わせ、気仙沼湾の入り口まで船を走らせての試運転。 全速前進や後進、右旋回・左旋回などをひと通り確認して異状なし。 約2時間ほどの試運転から戻った本船はそのままコの字岸壁へと着岸。 船長さんの着実な操船と指示で船首と船尾のもやい綱がレッコされました
いろいろな工事で汚れた通路や甲板上などを乗組員が総出で洗い流し、これから行われる面瀬小学校の漁船見学会に備えての準備。 周囲にはサンマ船が横付けしての艤装が開始されていました
気仙沼からの本船の出港は7月17日の午前11時を予定。 それまでの間に、漁具や資材の積み込み作業や、冷凍餌料や食料品などの船積みを予定しているので、来週はけっこう忙しくなりそうです
気仙沼以外から乗船する乗組員も続々と気仙沼入りし船員寮やホテルにチェックインし、インドネシア船員も成田空港に到着して乗船まで待機となります。 出漁に向けての作業が本格化してきました
今回気仙沼を出港すると、来年の航海終了時にはスペイン・ラスパルマスの基地に係船しての空路帰国となるので、忘れ物がないように確認しながら作業を進めなければなりません。 乗組員の皆さんも休暇が終わり、航海モードにだんだんと気持ちが切り替わっていくことでしょう。 今航海もよろしくです
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:52