宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2020年08月03日

大型遠洋かつお船が気仙沼に寄港

大型遠洋かつお船が気仙沼に寄港
肌寒い雨模様の日が続いた7月。 8月になると東北地方南部も梅雨明け宣言が出て、これまでの陽射しや気温とは一変、夏の天候となった気仙沼です。 今年の梅雨は長かった、ようやくです 晴れ

先日、今季のサンマ漁の調査結果が公表され、水産庁から厳しい見通しが発表されました。 8月から本格的に始まるサンマ棒受け網漁の見通しについて水産庁は、「極めて低調に推移する」と発表。 水産研究・教育機構による事前調査で日本の近くにサンマの群れを確認できていないそうです 汗

遠くからやってくるサンマを、迎えに行くような形でしか初期の漁場が形成されないだろうとのコメントも。 不漁の原因は分かっていませんが、昨年の日本の漁獲量は4万5800トンと過去最低の水準。 こうした見通しを覆すような漁獲推移であってほしいもの、各サンマ漁船の皆さん本当に頑張ってください 船

そして今が盛漁期のカツオ漁は、7月に入ってちょっと厳しい展開になっていて、すでに何度お伝えしたように漁獲数量がまとまらない日が多くなっています。 数量がまとまっても生鮮かつおとして出荷するサイズよりもだいぶ小さいカツオが主体なので、単価的にものびてこない。 こちらもかなり心配 タイ

生鮮かつおを漁獲する中型船が操業するポイントよりさらに沖合で漁をする大型の遠洋かつお一本釣り漁船のなかの、焼津船籍の第8勝栄丸と第18勝栄丸が二隻同時に気仙沼港に寄港しました。 今回は修理などの為の短時間の滞在でしたが、船頭さんにご挨拶と入港時間の朝5時に岸壁に出向いて いかり

船頭さんにお話しを伺うと、沖合を操業する遠洋カツオ船もやはり漁獲数量と内容が厳しいようで、ほとんどの船がすでに南方漁場へとシフトしたというちょっと衝撃的なお話し。 勝栄丸の船頭さん方も今後の操業方針について悩んでいるみたい。 なんとか秋の戻りガツオまで頑張ってほしいですね ブック

生鮮かつおの不調に加えて、サンマ漁まで低調という事になると、気仙沼港の水産業界にも大きな影響が出てくる。 なんとか8月は前年を上回るような水揚げになってもらいたい、祈るような気持ちです face01

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:55

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