2020年09月06日
濃霧に包まれた気仙沼港にて
立て続けに発生している大型台風が沖縄や九州地方に直撃するコースをたどる今週末。 東北地方はまだ影響が少ないけれど、気仙沼湾が一面の霧に包まれたのも台風による影響かもしれません
8月20日に解禁となった大型船によるサンマ漁は、すでに二週間以上が経過しましたが大きな魚群をキャッチしたという情報はまだ入らず、各船ともに魚群探索に苦戦している模様で、今後の漁の回復が期待されるところ。 北海道の基地・花咲港から東に1400㎞も沖合での操業になっているとの情報です
8月はいずれにせよ、さすがに9月には気仙沼へのサンマの水揚げがあるんだろうと思っていましたが、今の状況ではそれも不透明。 例年通りに揚がるものがないと、気仙沼の水産業界にとっても影響はすごく大きいところなので、一日も早く気仙沼にサンマがたくさん水揚げされることを願うばかりです
そして一方の生鮮かつお漁は、沖合の水温が徐々に下がってきて、これからが戻りガツオの時期となる。 今年はここまでカツオ漁に関しては厳しい状況が続いているけれど、千葉県勝浦港に2倍の数量の差をつけていることから、生鮮かつおの24年連続水揚げ日本一はほぼ確定との報道もありました
そんななか、夏季休暇を終えて出漁した83佐賀明神丸が今週気仙沼に帰港しての水揚げでした。 船頭さんにお話を伺うと、東経151度の海域にまで探索範囲を広げての操業だったけれど、なかなかいい魚群が見つからず苦戦したとの事。 水温が低下してきた三陸沖でのカツオ漁に期待したいですね
今年は9月のサンマ祭りも中止となり、10月の気仙沼産業まつりや「市場で朝めし。」などのイベントも軒並み中止決定。 せめて魚市場での水揚げだけでも活況を呈す秋季の漁模様になってほしいです
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:09