宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2020年10月15日

第27回CCSBT年次会合にリモート参加

第27回CCSBT年次会合にリモート参加
毎年この時期は、マグロ類の資源や漁獲などを管理する地域漁業管理機関の年次会合が続きますが、今年は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によって、リモートでの国際会議となっています 汗

大西洋のクロマグロやメバチマグロなど、広大な管轄水域をもつICCAT。 いま2隻の勝栄丸が操業をおこなう北東大西洋アイルランド沖のクロマグロ漁もICCATの決まりの中でおこなわれています 船

インド洋でのマグロ漁の管理はIOTCという国際機関、太平洋は西と東で管理が分かれていて西側はWCPFC、東側はIATTCと、世界中すべての海域がこれらの漁業管理機関の管轄水域となります タイ

そして管轄水域はもたないものの、ミナミマグロの資源と漁業活動の管理を主たる目的に組織されているのがCCSBT(みなみまぐろ保存委員会)で、日本をはじめ豪州やNZ、インドネシアや南ア、韓国・台湾など、ミナミマグロ漁業にかかわるメンバー国が参加し毎年10月に年次会合が行われます 花丸

例年であれば加盟国の持ち回りで、昨年の南ア・ケープタウン、一昨年のニューカレドニア・ヌーメア、その前年はインドネシア・ジョグジャカルタなどで、各国の代表団が一堂に会して会合がもたれ、今年は日本そして札幌での開催予定でしたが、このコロナ禍ではリモート開催もしかたがないですね 親指

今週月曜日から始まった第27回CCSBT会合。 リモートで参加する各国の時差を考慮して、開始は午後2時30分から終了が午後7時と、いつもの年次会合に比べると大幅に時短の措置がとられていて、議場で配布してプレゼンする各国の提案や報告なども事前にオンラインでの共有がおこなわれて pc1

今年のCCSBTの大きな議題は、2021年から2023年までの3年間の総漁獲可能量とその国別配分を決める事。 その他にもたくさんの議題が提出されているので、4日間もしくは5日間の会議日程中には、メンバー国間での熱い議論が交わされることになる。 しっかりと各国の議論を見守りたいと思います face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:33

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