宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2020年10月30日

最後の最後に合意のCCSBT

最後の最後に合意のCCSBT
例年ならばこの写真のように、加盟国の代表団が一堂に会しておこなわれる「みなみまぐろ保存委員会」CCSBTの年次会合ですが、今年は新型コロナの影響によってリモートでの開催になりました pc1

私も日本代表団の一角として、リモート開催のCCSBTに5日間にわたり参加。 加盟国間の時差に配慮して、毎日の開始時間は14:30から終了が19:00と、通常よりも会議の時間が短く設定されて タイ

今年のCCSBTにおけるもっとも重要な議題のひとつは、2021年から2023年の3年間のミナミマグロの総漁獲可能量とその国別配分を決める事。 資源評価システムの変更などによって、科学委員会の勧告としてはミナミマグロの総漁獲可能量を現状維持とするもので、各国ともにこれについては合意 キラキラ

これまでは非加盟国の漁獲見合い306トンを全体枠から差引いて配分していましたが、資源評価におりこみ済みとの報告から、その306トンをどのように配分しましょうっていうところでの議論が紛糾 !

これまでの歴史的配分比率での配分すべきとする国がほとんどの一方で、インドネシアからは産卵水域をかかえ自国水域内の漁獲にも配慮してほしいとの発言で、306トンをすべてインドネシアに配分すべきとの主張に、最終日まで議論が膠着して、危ういところで合意なしでの閉会になるところでした 汗

2021年から2023年におけるミナミマグロの総漁獲可能量は17,647トンで現状維持ですが、そのうちの306トンを最終案に基づいて割り振ったので、各国ともに多少の増加分があって、日本の漁獲上限は2020年の6117トンから6197トンと80トンの増加。 最後の最後に合意できてよかったです 船

豪州畜養漁業による過剰漁獲疑惑、漁獲量の透明性を検証するためのステレオビデオカメラシステム導入を長年にわたり拒否し続けている状況を打破すべく、AI技術を用いた体長等の測定を日本から提案し、来春以降にテスト導入するということになって、近い将来の本格導入に期待がつながりました 花丸

日本政府代表そして代表団の皆さん、5日間の第27回CCSBTほんとうにお疲れさまでした。 来年は豪州のフリーマントルでの開催予定なので、新型コロナが終息し現地で会合できることを期待します face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:48

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