宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2011年04月22日

漁港機能再建に向けて

漁港機能再建に向けて

気仙沼漁港機能再建対策委員会の第4回会合がおこなわれました。

県漁船保険組合から、クレーン船やダイバーの手配状況について報告あり、
気仙沼漁協からは、6月のかつお船の水揚げに向けて準備を進めているとの報告がありました。市場の地盤沈下が激しいので、土盛りをおこなって対応することになりそうだとか

漁港機能再建に向けて

続いて、各業界からの報告では、

造船業界》 
陸上施設については、復旧がすすんでいるものの、水中部の船台の復旧をいかにすすめるかが鍵。水中レールが曲がったり、グチャグチャになってたり、砂利やヘドロ・瓦礫が乗ってたり・・  復旧するためにはクレーン船が必要との報告があった。

電装業界》
電装協会から支援物資が届き、点検工具や資材の配布が終了。
第2次の支援物資も来週届くので、無線業界に配布する予定との報告。
6月入港するかつお船への対応は十分可能。資材価格が高騰しているので、はやめの手配が必要

燃料業界》
漁船への燃料油供給について、市内各社共同でタンク船を手配中。津波で1隻だけが残ったが、これを2~3隻体制にしたい考え。
タンカーからタンク船に直接供給できるかどうかも検討中。
1基だけ残っている貯蔵タンク。これを修理して使いたいが、修理にかなりの金額が予想される。

仕込業界》
かつお船への食料仕込。関係各社やる気あり。
仕入れが困難な状況はかわらずだが、冷蔵庫・冷凍庫も設置可能のようだ。
これまでは港に近い立地で配送も容易だったが、今後は遠距離からの輸送になりそう。


6月以降の漁船誘致に向け、着々と準備が進められています。
みんなで知恵を出し合いながら、漁港機能再建に向け頑張っていきましょう!!!
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:02

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