2012年11月03日
衝撃的なWWF資料
これは果たして本当なんだろうか?
WWFが2012年10月31日付けで記者発表した資料である。
http://www.wwf.or.jp/activities/2012/10/1097431.html?fb_action_ids=370527756369249&fb_action_types=og.likes&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582
スペイン、イタリア、モロッコ、チュニジア、トルコを含む地中海諸国からパナマに実質的に輸出された無報告のクロマグロは、2000年~2010年の合計で14,327トン(加工製品)もの数量にのぼり、そのうち13,730トンのクロマグロが日本へ再輸出されたとの調査結果である。
これが本当だとしたらとんでもない事実。
地中海の蓄養まぐろについての過剰漁獲の疑いは、科学者の間でも指摘されている問題だ。
WWFが指摘するような違法行為がおこなわれることは、クロマグロの資源管理を損なうことにつながり、日本の漁業者の真面目な対応が無駄になりかねない。
今月おこなわれるICCATにおいてこの問題の事実解明をおこなうとともに、二度とこういう問題が取りあげられることの無いように蓄養まぐろの管理強化についての抜本的な対策をお願いしたいと思う。
写真: 昨年のICCAT年次会合(トルコ・イスタンブール)
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:17