2013年03月16日
新人船員研修を終えて
今週火曜日3月11日から4日間にわたって行われた新人乗組員研修会が終わりました。遠洋まぐろ漁船の乗組員としての基礎を学び、4月から勝倉漁業の第7勝栄丸に乗船することになったもう一人の若者
今回の研修会について、宮城県北部船主協会のブログ「漁船員になろう!」の3月13日付けの記事で紹介されていますので、みなさんにもちょっとご紹介したいと思います。
OBの船頭さんが講師となり、第7勝栄丸の乗組員も熱心に指導にあたった今回の研修会
講師の先生や関係者の温かい眼差し。順調に成長を遂げている先輩乗組員と今回新たに乗船することになった19歳の青年。。。 これからもたくさんの若者が遠洋まぐろ漁業にどんどんチャレンジしてくれることを期待したいですね
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【今年3回目の実技研修開始!!】 ブログ「漁船員になろう」より抜粋掲載
3月12日から今年3回目となる実技研修が開催された!
今回は福岡県から参加した19歳の青年。小柄ながら体格がよく、勝気な性格がとても気持ちが良い。気質としては漁師向きだと思う。 これからが楽しみな青年です。
今回は特別な研修となりました。 特別とは?
3年前に当船主協会の斡旋で洋上へと旅立った21歳の青年が臨時講師として参加していること。
これは我々にとって、特別な瞬間なのです
作業を教えている言動に3年の時を感じ、素人だった3年前とは比較にならないほど成長している姿に、とても感激してしまいました。 ここまで育ててくれた乗組員にとても感謝しております。ありがとうございます。
そして、19歳の青年のほか、今日は群馬県出身の26歳が特別参加! 座学を1時間ほど受けて、午後の造船場、船内見学に移動しております。
主任講師をお願いしております千葉元漁労長と3年前に乗船した21歳の青年が特別参加した26歳青年に話している内容がとても素晴らしかったのでここで紹介します。
千葉元漁労長のお話。。。
漁船員という仕事はとても大変な仕事。短いときは3時間睡眠。さらに超長時間労働。好きだけでは勤まるものではない。ここを十分に覚悟しなければならない。
ただ、漁船員というのは年齢も学歴も関係ない、人格と実力だけで判断される。人生を逆転させるため気仙沼に来たことは大きなチャンスとなるが、このチャンスはチャンスでも、「覚悟のいるチャンスだ」
この言葉に凄い重みを感じている。これは漁船員、漁師を目指す方全員に言えることではないだろうか。覚悟をもった人にだけ与えられるチャンスということだ。
3年前に乗船した21歳の青年の言葉も凄かった。
今日は名言や格言はお休みして、この人の言葉を紹介したい
マグロ漁船の仕事を簡単に説明するとどうなる? という問いに対し、
漁獲作業というのは、人と魚の命がけの真剣勝負。向こうは殺されたくないから全力で向かってくる。言葉も通じず、感情もないので、「ごめんなさい!助けてください!」といっても関係ない。だからこっちも全力で勝負しなければならない。それが俺らの仕事。
現場を見た人の生の声だ。これにすべてが隠されていると思う。
これら乗る19歳の青年も26歳青年も全力で海へと向かってほしいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブログ 「乗組員(漁師)になろう!」はこちら http://gyosenin-boshu.net/
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:59