2013年12月20日
ビンナガ搬入激減の情報
先日東京の日かつ漁協でおこなわれた大西洋出漁者会議の中で、11月に行われたICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)第23回年次会合の結果についての報告がありました
先に勝栄丸ブログでもお知らせしたように、クロマグロについては現状の1139.55トンのままもう一年間我慢しなければならない。。。 確実に資源回復していることをEUはじめ各国が認識しているにも関わらず、来年に持ち越しとなったことは残念でなりませんね
http://shoeimaru.da-te.jp/e632419.html
一方、今年のICCATでの大きな出来事は、ビンナガ漁獲量の大幅削減でしょう
えっ、なんでビンナガ? びんちょうでしょっ! って思う方も多いと思いますが、ICCATで日本へのビンナガの搬入が激減必至につながる決定がなされてしまった模様 あまり話題にはならい魚種ですが、これは大変な事態かも。。。
これまでビンナガはメバチの漁獲量の4%程度になるよう努力義務が課せられていましたが、南大西洋でのビンナガはここ数年漁獲がよく、大幅な超過状況にあったということで・・・ これまで漁獲割当設定のなかった南ビンナガに日本枠:1355トンを配分する決定が行われました
これはこれまでの漁獲水準から言うとものすごく少ない水準。 これまで通りの操業であれば、数か月で漁獲枠に達してしまうような数字なので、来年の日本へのビンナガの搬入量は激減してしまうことが必至の状況かと。 また、来年に向けて年明け水産庁から何かしらの指導が入るかもしれません
いまは潤沢に見えるビンナガの在庫も、気が付けば 「 ええっ、びんちょう もう無いの!? 」 っていうことが現実味を帯びるてくるかもしれませんね。 ついにビンナガもですかあ・・・ もうすでに頭の中は来年の動向。 息の抜けない日々が続きそうな予感です
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:12