2015年02月12日
北米イワシの代替魚
遠洋まぐろ船の餌として世界的に使用されている北米産のイワシ。 西海岸のオレゴン州アストリアを中心に生産されているんですが、近年この生産量が激減、それと同時に大型のイワシが中心になって、円安の為替の影響もあって単価が急上昇し使いづらいものになってしまいました
そこで代替魚種として各船使い始めてきているのが中国産のヤマトミズンっていう魚。 イワシもどきっていうかイワシに似た魚です。 単価もそこそこなので購入する頻度が上がっているのは確かですね
そして北米産のイワシに代わるものを何かないかと探していると。 出てくるもんですねえ、それもイワシが。。。 産地などはまだ明らかにできませんが、価格もサイズもちょうどいい品物でした
冷凍状態で送られてきたサンプル。 到着早々に解凍検品です。 この手順を省くと、沖で使用したときにトラブルになりかねませんので。 一尾づつ秤に乗せて重量を記録し魚体の状態をチェックしていきます
漁場によって使用する餌のサイズが違うので、勝栄丸各船の操業海域・主たる対象魚種にあわせての餌の手配。 餌の産地の生産状況や在庫状況、そして為替などを見ながらの買付です
いまアルゼンチン沖でおこなわれている松イカ漁の進捗具合が気になります。 今年は世界的にどのような餌の生産となるのか、これからもアンテナを張り巡らせて情報を仕入れていきたいと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:56