宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年09月07日

サンマ資源の国際管理へ

サンマ資源の国際管理へ
8月20日に解禁となったサンマ漁。 気仙沼への入港船も少しずつ見えはじめ、先週末などは積荷が100トン越えの船もでてくるなど、本格的なサンマ・シーズンの到来が期待されます 音符

今現在は各船ともにロシア水域での操業となっている模様ですが、各地の入荷状況をみるとまだまだ漁獲が本格化していない様子。 外国船による早い時期からの「沖獲り」が問題なのかもしれません face06

昨年視察に行った台湾・高雄港では、沖で操業する台湾のサンマ漁船からの漁獲物を超大型冷凍運搬船が大量に陸揚げしている光景に出くわしました。 5月頃から公海上での操業を開始し、一隻あたり連日70トンほどのサンマを漁獲して船上にて選別し凍結。 その漁船の大きさは日本のサンマ船の約5倍以上の1000トン規模で、積荷も1500トンほど魚艙に保管できるんだとか。 沖の公海上に張り付いて操業する大型サンマ漁船は台湾だけでも90隻ほどの勢力となっているそうです 船

氷水がはいった魚艙に生の状態で保管し、数日おきに港に入港して水揚げをおこなう日本のサンマ漁船とは大きな違いですね。 早い時期からの沖獲りが影響してか、日本近海に来遊するサンマ資源は近年減少傾向にあるそうだけど、国によってサンマ資源への見解が大きく違っている模様 マイク

漁獲量を大きく伸ばし20万トン以上の規模となった台湾、そして近年急速に漁船勢力を増やしすでに8万トン台の漁獲となった中国。 台湾はすでに日本の漁獲量を超える水準まできています。 これまで北太平洋のサンマの資源管理を話し合う土俵がなかったことも外国勢急増の大きな一因でしょうね 汗

ようやく北太平洋漁業委員会(NPFC)が、日本・カナダ・ロシア・中国・韓国・台湾の参加で発足。 北太平洋のサンマやアカイカ・クサカリツボダイ等を対象とした漁業の管理をしていく事になったそうです 親指

各国の漁船が入り乱れて大量に漁獲するサンマのような資源は、これから関係国が協力してしっかりと管理していく事が大切。 日本の水産庁をはじめとした代表団のリーダーシップに期待です タイ

秋の風物詩サンマをめぐる各国の漁業戦争。 しっかりとしたルール作りが必要ですね。 気仙沼にとっても大切な漁業資源だけに、この会議の行方には気仙沼の関係者も大きな関心を寄せています。 face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:05

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