2015年10月03日
爆弾低気圧が通り過ぎて
インドネシアから帰国して気仙沼に帰ってみると、三陸沖そして港内は爆弾低気圧の警戒を強めている状況になっていました。 急速に発達する爆弾低気圧が、カツオやサンマの漁場を通過するため、多くの漁船が気仙沼をはじめとする各地の港に避難
気仙沼港もたくさんの漁船で埋め尽くされてまるで台風時のよう。 気仙沼港はリアス式海岸で奥行きが深く、外洋が大荒れの時でも湾内はものすごく静かな海。だからたくさんの漁船が避難してくるんです
このところ三陸沖から北海道沖で行われている近海かつお漁が低調になってきたのがすごく心配。 水温の低下もあるんでしょう。 それと低気圧の影響などで海が荒れ、カツオの食付きが悪くなっているとも
昨年は例年よりも早く10月に漁を切り上げたカツオ漁船団ですが、今年は昨年の再来とならないように祈るばかり。 ここのところの水揚げ量が極端に少なくなっている関係で、価格も1㎏あたり2,000円を超える高値相場になっているけれど、数量が少ないので水揚げ金額的にはのび悩んでいる各船です
ようやく脂ののった戻りガツオが揚がり始めたというのに、もう一度盛り上がりを見せてくれることを心底期待しています。 爆弾低気圧明け早々出漁体制を整える各船には、安航で大漁でありますように
気が付けば近海かつお漁もすでに終盤戦の様相。 こうなってくると夏場の盛漁期の活況が懐かしく感じますが、いやまだまだこれからこれから。。。と自分に言い聞かせて、沖に向かう各船を見守る私
天候が回復する週明けの漁模様が気になります。 吉報を待って週末を過ごそうと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:47