宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年10月08日

清水港でのまぐろ水揚げ

清水港でのまぐろ水揚げ
雲一つない秋晴れの天候に恵まれた静岡県清水港興津ふ頭。 朝方の気持ちのいい気温が徐々に上昇して、水揚げが開始される頃には汗ばむほどの陽気に。 勝栄丸のマグロ水揚げの開始です クラッカー

勝倉漁業の第1勝栄丸と第7勝栄丸がアフリカ西岸沖の中部大西洋で漁獲したメバチマグロや黄肌マグロなど、超低温冷凍運搬船に転載してここ清水港まで運んできました。 遠洋マグロ漁船が世界中の海域で操業しているので、その漁獲物を運ぶ冷凍運搬船も地球を一周するのは普通の事。 海域ごとにたくさんの漁船から集荷しながらのものすごく長い距離の航海なんです 親指

この勝栄丸2隻はほぼ同じ海域での操業なので、転載や補給のタイミングもいつも一緒。 まさに兄弟船っていう感じで、常に連絡を取りながら大西洋でのマグロ漁をおこなっているんです 船

清水港でのまぐろ水揚げ清水港でのまぐろ水揚げ
勝栄丸が水揚げをおこなっている別のハッチからは、台湾オーナーの日本船が水揚げ中でした。 かつては外資系の日本船がたくさんあったけれど、日本の漁獲枠などを利用できる一方で、船舶の運航にかかわる日本の法律の厳しさなどを敬遠してか、いまではめっきり少なくなりました。 ロンダリング行為も一部おこなわれていたとの情報もありましたが、いまはそういう事もないのでしょうね 新聞

今回水揚げしたマグロは赤身のまぐろが主体。 一般的に多く流通している品物です。 マグロといえばトロのイメージもあるかと思いますけど、まぐろのプロから言わせてもらえば本当は赤身が美味しい天然マグロなので、皆さんにはもっともっとこの赤身のマグロを食べてもらいたいですね 食事

取引先の皆さんのおかげで、今回の清水港でも水揚げも順調に終わりました。 ほんとうにありがとうございました。 また近日中に次の水揚げも控えていますので、どうぞ宜しくお願い致します タイ

気が付けばもう10月、まぐろが一番消費される季節の到来ですね。 これからマグロに関する国際会議も続いていきますので、体調を整えつつ集中して仕事に臨んでいきたいと思います face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:10

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清水港でのまぐろ水揚げ