宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年10月18日

第22回CCSBTを終えて


みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)の年次会合を終えて、9日間滞在した韓国・麗水の街をあとにします。 朝ホテルをチェックアウトしてタクシーで空港まで移動。 約20分くらいの距離ですかね 音符

地方の空港なのでそれほど混んでなくて、チェックインもスムーズ出来ました。 ソウル金浦空港経由にて羽田空港までのフライト。 ここまでくるとようやく終わったんだなあっていう実感がわいてきます 親指

今回のCCSBTでは、2016~17年のミナミマグロ漁獲量の確定が最大の議題。 順調に資源回復を見せているミナミマグロの漁獲量をこの会議で決めるんです。 資源解析には日本の延縄漁業での釣獲データや豪州でおこなわれている航空機による目視調査、そして引き縄での小型魚のサンプル調査、そして新しい技術の遺伝子タグなど icon12

科学者がそれらの指標を解析して、資源量にみあった漁獲量を算定し、なおかつ継続的に資源回復させていく枠組みを求めていかなければなりません。 幸いにも漁獲枠を増やしても順調に資源量が回復するとの結果を受けて、今回の決定に至りました。

次回議論となる2018年以降の漁獲枠の決定に向けて不安要素があるのも事実。 まずは未考慮漁獲の問題。 資源解析データに含まれていない漁獲の事で、CCSBT非加盟国の漁獲やスポーツフィッシングでの漁獲、そして最大の焦点が豪州蓄養漁業での過剰漁獲の問題ですね。 関係国は2018年までにこの未考慮漁獲を各国の漁獲枠内で処理する方向で決まっているけれど、豪州の問題はまだまだ尾を引きそう。 豪州でのスポーツフィッシングでの漁獲も相当な数量・何百トン単位であるとの情報ですからね icon08

これで今年のCCSBT年次会合がおわったわけですが、今年の反省を踏まえて来年に向けて戦略を練り直す必要がありそうです。 前にも言ったけど、豪州に自浄作用を期待してもがっかりさせられるだけだって事は、日本代表団のみんなが思ったはずです。 悔しい思いをしたのは私だけではないと思います 汗

戦略的な提案、圧力、各国への根回し、防御、そしてなにより世界最大の消費国としての責任をもっともっと前面に出して、CCSBTをリードしてけるような日本にならねばならないと感じました。 それには日本としての交渉力も大事ですね。 水産庁をはじめ関係省庁や業界団体の皆さんには、今回の反省をもとに真剣に議論をしてほしいと思います タイ

今回のCCSBTでは、日本代表団の皆さんそして通訳さんほかたくさんの皆さんにお世話になりました。 ほんとうにありがとうございました。 出席された各国の代表団の方々を含め、本当にお疲れさまでした face01

水産庁のプレスリリースはこちら → http://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/151015.html

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:45

削除
第22回CCSBTを終えて