2015年12月09日
パッケージ船食の試食会
長期航海をおこなう遠洋マグロ漁船では朝・昼・夜そして夜食と1日4回の食事が提供されています。 調理を専門に行うインドネシア人コックが乗船して毎日の食事を提供しているけれど、日本食への対応となるとコックの技量に左右されるところも大きく、船によって満足度がだいぶ違うのが現実のようです
そこで日本食の提供を簡単な調理で可能にすべく開発されたのが、静岡県清水に本社を構える「フジ物産(株)」のパッケージ船食です。 その試食会が気仙沼でおこなわれ社員と共に行ってきました
会場となったフジ物産(株)気仙沼営業所には市内の船主事務所からたくさんのお客様が。 パッケージ船食への興味の高さがうかがえますね。 さっそく私たちも試食するとしますか
パッケージ船食といってもその中身はたくさんの種類があって、自然解凍だけで食べられるにぎり寿司やいなり寿司、湯煎で温めるだけのお惣菜、ひじきの煮物や里芋とイカの煮物、ハンバーグに筑前煮などなど。 冷凍状態で保存されているお惣菜を手間いらずで美味しく食べることができてすごくいい。 さらには冷凍ケーキのデザートまで準備してあって、これまた小さくカット済みで気が利いてますよね
もう一つは、カット食材と調味料そしてレシピが一緒になっているものも。 これは調理にひと手間必要だけど、日本食の調理があまり得意でないコックでも、簡単に本格的な日本の味が再現できちゃうっていうもの。 食材や調味料の調達が簡単にはできない遠洋航海にとっては、食材や調味料がパッケージになっているとすごく便利な事は間違いない。 あとはお値段がどうかという事なんでしょうね
長期航海のあいだの最大の楽しみの食事を、できるだけ家庭に近い味のお料理を頂くっていう事は、乗組員の皆さんにとっては間違いなく元気の源になるはず。 勝栄丸への導入も検討していこうと思います
日本食だけではなく、混乗しているインドネシア船員向けのローカル食材も展示してありました。 漁労面だけじゃなく、船員の健康に配慮した食事や、生活環境の更なる改善もすごく大事なことだと思いますね
片っ端から試食してついつい食べ過ぎちゃったかも。 予想以上に美味しいお料理で大満足の試食会でした。 フジ物産の皆さん、気仙沼での試食会お疲れさまでした。 これからも宜しくお願いします
フジ物産株式会社のホームページはこちら http://www.fuji-bussan.com/
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:46