宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2016年05月27日

183佐賀明神丸が火災、全員無事

183佐賀明神丸が火災、全員無事
きょうの早朝、会社のスタッフからのショッキングな知らせで飛び起きました。 なんと183佐賀明神丸が沖で火災になったという電話でした。 しばらくは信じられなくて、すぐにネットニュースを確認すると 汗

【 27日未明、伊豆諸島・御蔵島付近の海上で、カツオ漁船から火災が発生したと、海上保安庁に通報があった。乗組員25人は、近くを航行していた別の漁船に救助され、全員、命に別条はないという。27日午前0時ごろ、御蔵島の南西37km付近の海上で、高知県の水産会社が所有する「第一八三佐賀明神丸」190トンから火災が発生したと、通報があった。下田海上保安部によると、救命艇に避難していた乗組員25人は、近くを航行していた巻き網漁船に救助された。乗組員は、1人が、足に軽いやけどをしているということだが、全員、命に別条はないという。】

この記事が目に飛び込んできました。 今年1月に高知県黒潮町からの出港を見送って、その後順調にカツオ漁をおこなっていた本船は、明神水産所有の190トンのFRP製のカツオ一本釣り漁船です 船

本船は毎年6月以降は気仙沼港を基地にして三陸沖漁場でカツオやビンチョウなどを漁獲。 年間の水揚げ金額も全国屈指の成績で、毎年3本の指に入る優秀な漁船です。 気仙沼港においては勝倉漁業が佐賀明神丸の問屋として、船頭さんをはじめ乗組員の皆さんとも懇意にして頂いておりました タイ

今回の火災事故はほんとうに残念でなりません。 乗組員の方々が全員無事に救助されたことは不幸中の幸いで、大きな怪我もなく帰還した皆さんとはやくお会いしたいです。 25名の乗組員は、朝8時過ぎには海上保安庁の船によって下田港へ無事到着した模様。 その後の報道によれば正午前に本船の沈没が確認されたとの事。 佐賀明神丸関係者皆様方に対し、心よりお見舞い申し上げます m(__)m

この写真は昨年秋に気仙沼港を切り上げて帰郷する際に撮影した183佐賀明神丸さんです。 今年ももうすぐ気仙沼での水揚げになるなあって、楽しみにしていたのに。 もうこの勇姿を見ることができないと思うと、すごくすごく悲しいです。 それでも乗組員みなさんが助かってよかった。 それだけが救い。 一足先に現地に到着した会社スタッフを追って、私もこれから下田港に向かいます 涙

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:05

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