2017年01月04日
気仙沼の蔵元「角星」さん見学
平成29年のお正月の三が日が終わり、勝栄丸ブログをご覧の皆さまには穏やかな天候のもとでゆっくりとした新年を迎えられたことと思います。 元旦から休まずブログを投稿してきて、今日までが勝倉漁業の年始休暇。 明日の仕事始めに備えて少しづつ正月気分から切り替えていかなければなりませんね
お陰様で昨年も365日休みなく勝栄丸ブログを掲載させていただき、たくさんの方々にご覧いただきました。 今年も遠洋マグロ漁業のことや気仙沼のこと、そしてマグロの仕事に携わる中で出会った事柄などを毎日掲載していきたいと思いますので、今年も引き続きご愛顧の程どうぞ宜しくお願い致します
新年の業務が始まると、関係団体などの新年会が続いていきます。 毎年の事なので体調管理をしっかりしながら臨みたいですね。 そんな中で気仙沼のお酒をいただく機会が多くって、昨年本社が復旧・再建された気仙沼の蔵元さんを見学させていただく機会に恵まれました
気仙沼の内湾地区・魚町の角星さん。 両国のブランド名で、地元では男山さんと並び人気を二分する蔵元さんです。 最近では「水鳥記」シリーズが大人気なんですよね。 私も正月用に購入です
その角星さんの本店社屋。 東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、建物の一部が幸いにも残り、その復旧工事が進められてきて昨年末に完成となって、立派なお店に復元されました。 文化庁の登録有形文化財に認定されていたから、復元することができたんだよって社長さんがおっしゃっていました
お店におじゃますると社長さん自ら案内していただいて。 明治時代から酒造りをおこなっている角星さんのお酒・両国ブランドの由来は、旧陸中の国(現岩手県一関市折壁町)で醸造し旧陸前の国(現宮城県気仙沼市)で販売したことにより、ふたつの国に渡る酒「両國」と命名されたんだとか
店内まるでギャラリーのよう。 気仙沼風待ち復興検討会の事業によって復元された建物は、昭和初期の建物の名残、太い柱や屋根材などが、見学者にみてもらえるように展示されていて。 社長さん曰く、終戦当時には材料が少なかったから、漁船の部材や魚の木箱などを利用して当時建築されたんですよだって。 昔の気仙沼内湾地区の写真とともに、ちょっとタイムスリップしたかのような空間がありました
店舗の前は、震災復旧工事がこれからのエリアが広がっていて、まだまだ相当に時間がかかりそうですが、今年も少しづつ景色が変わっていくのでしょうね。 また近いうちに寄らせていただきたいと思います。 お正月が終わってこれからの新年会には、皆さんもぜひ気仙沼のお酒をご賞味ください
「両国」 株式会社角星さんのホームページはこちら http://kakuboshi.co.jp/
気仙沼風待ち復興検討会のホームページはこちら http://kazamachi.jp/
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:51