宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2017年01月27日

サンマを巡るお話を伺って

サンマを巡るお話を伺って
きょうはサンマのお話し。 先日東京でおこなわれた水産研究・教育機構の第14回成果発表会でのプレゼンテーション。 気仙沼の主要水揚げ魚種であるサンマについて勉強してきました タイ

ここ2年続けて不漁となっているサンマ。 その不漁の原因はどこにあるのか。 資源量が危うくなっているのか、外国船による沖獲りが原因か、または海洋条件などが変わってきているのか。。。 汗

サンマは北太平洋全域に分布する魚種で、広い範囲を回遊するお魚。 寿命は最大2年くらい。 特に北太平洋の中部から西側に多く生息することがわかっています。 でもまだまだ回遊経路や産卵場など詳しい生態はわかっていなくて、毎年の調査を繰り返しながらその解明に努めているとの事 マイク

日本のサンマ資源調査は2003年から始まって現在14年目を迎えています。 その間に分かった事は、0歳魚は東に多い事、西の資源のほうが東に比べて成長が早い事、そして2010年以降顕著なのが西側のさんまが少なくなっている事。 2010年を境に資源・漁獲共に減っているデータが示されました ブック

日本は8月からがサンマの漁期。 一方の外国勢(台湾・中国・韓国)などは、5月から操業を開始して日本近海に来遊する前の魚群を沖で獲り続けています。 日本漁船は鮮度良く水揚げすることを重要視し、水氷で鮮度保持しての操業。 一方の外国船は船体も1000トン以上の大型船で50名以上の乗組員をのせ、船上で凍結処理をおおこなっての洋上転載。 日本漁船の操業スタイルとは全く違います !

不漁年にみられるのは北海道沿岸の親潮の差し込みの弱さ。 親潮の勢力が弱いと北海道沖にやってくるサンマ資源が遠いところを回遊するため、水揚げ量が少なくなることが多いんだとか。 資源状況も重要だけれど、日本のサンマ漁にとって海洋環境の変化も重要なファクターなんですね 船

さまざまな国の漁船が漁獲するようになったサンマを管理すべく、以前にもお伝えしたNPFCが発足し、2017年中の暫定漁獲枠合意に向けて動いているとの報告もありました。 日本の沖合で操業する外国の漁船団の操業を管理するのはものすごく難しい事だけれども、こうした国際機関でしっかりとした枠組みが合意されるよう水産庁には頑張ってほしいです 親指

今回示された調査結果で西側資源がだんだんと少なくなってきているのはすごく心配な事。 これからもサンマをめぐる情報にもアンテナを張り巡らせて、皆さんにもその都度お伝えしていければと思います face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:23

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