宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2017年08月10日

太平洋クロマグロの全国会議


このところ私が追い続け、研究している問題「太平洋クロマグロの資源と管理」についての全国会議が水産庁主催で開催されるとの案内があり、出席登録の上東京での仕事のついでに参加してきました タイ

会場となった三田共用会議所は初めてだったけど、地下鉄麻布十番駅から歩いて5分ほどのところにある立派な施設。 守衛さんに挨拶して会場の中に入るともうすでにたくさんの方々が 花丸

事前に登録してあったから受付もスムーズに終わって、資料を頂いて会場内に。 顔見知りの漁業者や報道関係者、役所の皆さんなどに挨拶しながら席に着きます。 ちょうど築地市場の大物業界幹部の方々もお越しになっていて、その隣の席を空けてもらっては太平洋クロマグロ問題についての雑談 camera

資料によれば、この会議への出席登録者数はなんと369名。 どうりで大きな会場がたくさんの出席者でうまっているはず。 報道関係のテレビカメラもかなりの数が入っていて、注目の高さがわかりますね icon14

いま資源状況が過去最低水準となって絶滅も危惧されている太平洋クロマグロの資源状況と管理の方向性について、水産庁や水産研究・教育機構からのプレゼンテーション。 水産庁は、今月末に韓国・釜山で開催されるWCPFCに向けまとめられた日本提案を説明して出席者の理解を求めました マイク

そして機構側からは、現在の資源状況とこれからの見通し、歴史的中間値まで資源回復させるという現在のWCPFCでの目標を達成するためのシュミレーションや、さらにBf=0の20%水準まで資源回復させる計画についてなどのお話しがあって。 これから更に厳しい管理が求められる雰囲気です 船

その後、各参加者から意見や質問が続出して、約1時間半にもわたる意見交換が。 定置網や引き縄などでの管理の難しさが訴えられるとともに、イカ釣り漁業や他漁業種でのクロマグロ混獲による被害が訴えられたりと、こうして実際に日本各地の漁業者の話しを直接聞くと、すごく勉強になります 汗

資源をはやく回復させて有効に利用していくためには、未成熟の小型魚の漁獲をさらに減らして、産卵場となる時期の日本近海での漁獲制限などの導入は不可欠なんじゃないかと感じます。 そして漁獲枠の配分に関しては受動的な漁業種への更なる配慮が必要になってくるんだと思います。 様々な漁業種によって太平洋クロマグロが漁獲されている中での管理はすごく難しいのは分かるけど、それをするのが水産庁のお仕事。 それぞれの立場、多様な考え方が聞けた全国会議でした。 pc1

この問題については今年のWCPFC会議の内容を見守りつつ、引き続きフォローしていきたいと思います。 日本の国際交渉力や信頼性の低下につながるような事にならないように進めて頂きたいですね face06

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:46

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太平洋クロマグロの全国会議