宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2017年11月19日

太平洋クロマグロ問題の続報


資源悪化により、その管理体制が強化されている日本近海などの太平洋クロマグロ。 今年になって小型のクロマグロの漁獲超過が続々と発覚し大きな問題になっています。 その問題の続報です 汗

水産経済新聞によると、水産庁は11月15日に開いた第27回太平洋広域漁業調整委員会の中で、定置網漁業などで太平洋小型クロマグロ枠の超過が発生している問題に触れ、定置枠の大幅な超過分については12月で管理機関が終了する大中型まき網の残枠(10月時点残枠616.4トン)を充てる考えがある事を明らかにしました。 ただ、「前管理機関でも沿岸が超過した。沿岸がしっかり取り組まないと超過する」とし、まき網枠利用には沿岸漁業管理の徹底が前提とくぎを刺した 新聞

太平洋クロマグロの資源管理の状況については例年の1.6~2倍の漁獲量で、このままの漁獲が続けば留保分をすべて取り崩しても日本枠を571トン超過すると説明。 様々な漁業種があって、それぞれの漁業実態がある中で、非常に難しい管理というのは分かるけど、またもや超過という事態は絶対に避けなければなりません。 獲れるものを獲らないことが資源管理の基本ですから タイ

すでに枠を超過している沿岸や漁船漁業には強く操業自粛を、枠に達していない県の漁業者にも混獲のみの徹底や大量漁獲時の臨時休漁の実施を要請。 そして大中型まき網にもさらなる漁獲抑制を求めたそうです。 資源管理を進める水産庁としても非常に難しい対応となっているのがわかりますね マイク

さらには、定置網による枠を超過した漁獲、水揚げ金については、協力金として他府県の定置網業者に配分する検討もおこなわれている模様。 配分って言っても、そう簡単ではない。 そもそも、枠の割り振りの方向性を間違ったのではないかとの意見もありますから引き続き注視していきたいと思います 船

資源回復で増枠傾向のミナミマグロと大西洋クロマグロとは対照的に、資源管理がうまくいかず資源悪化に歯止めのかからない太平洋クロマグロの問題に注目して、昨年から追い続けてきました。 資源回復には産卵親魚の漁獲を減らし、そして小型魚を獲らないことが理想。 大西洋などでの資源回復の成功例を参考にしながら、これからの資源管理の方向性を決めていってほしいと思います face01

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:41

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太平洋クロマグロ問題の続報