宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年01月06日

築地市場最後の初セリ

築地市場最後の初セリ
お正月も明けて、関係各社ともに仕事始めとなった週末です。 今年は4日が仏滅で5日が大安日だったことから、ご年賀のご挨拶を5日におこなったところが多いのではないでしょうか。 こういう縁起をかつぐのも、自然を相手に商売する漁業界・水産業界では重要な事なんですよね ハッピ

気仙沼魚市場の4日の初売りに続き、翌5日は築地市場が初売りとなって。 今年10月に豊洲新市場への移転が決まった築地市場なので、築地での初セリはこれで正真正銘の最後のイベント クラッカー

私達の遠洋まぐろ漁業界にとっても、築地市場での荷動きや相場動向はすごく重要なので、今年も年初から注目していきたいと思います。 築地市場関係者の皆さま、今年もどうぞ宜しくお願い致します 花丸

毎年の築地市場での初セリで大きな注目を集めるのが天然クロマグロの高値取引。 津軽海峡などに回遊してくる旬のクロマグロを青森大間や北海道の漁船が漁獲して、築地市場の初売りに合わせ出荷するんです。 今年は例年に比べて上場数量が多かったにもかかわらず、超高値での取引もみられました 新聞

日本近海に回遊する太平洋クロマグロといえば、その資源量の悪化により絶滅が危惧されるとも言われている魚種。 築地市場の初セリに上場されたような大型で脂がのったクロマグロを漁獲するのは望ましい利用の形。 一方で大量に漁獲されている未成熟小型魚や産卵期のマグロについては今年も様々な議論が行われていく事でしょう。 これからも引き続き注目して追い続けていきたいと思います 船

きょうの写真は昨年末に築地市場におじゃました時に撮影した一枚。 築地市場の初セリに飾り付けられる「初荷」の幟。 その幟用の竹竿を一手に納めているお店があるんですね。 場外にお店を構える「津多屋」さんというお店。 築地市場の荷受各社、各売り場に納められる竹竿がすでに準備されていました。 手ぬぐいや提灯、暖簾や半纏など、魚河岸ならではの商品も取り扱っているみたい。 気仙沼でもこうしたお店は少なくなりましたが、こういう伝統はこれからも大切にしていかなければなりませんね camera

ことし豊洲新市場に移転する築地市場での最後の初セリ。 築地市場跡地の再開発や場外市場の立ち位置なども含め、今年も様々な機会をとらえて勝栄丸ブログの読者にもお伝えしていきたいと思います face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:31

削除
築地市場最後の初セリ