2018年04月05日
みらい造船が本格的に事業開始
東日本大震災から早くも7年が経ち、気仙沼の市街地や産業の復旧・復興は徐々には進んできてはいるものの、まさにこれからが正念場という所にきているのかなと感じます。 気仙沼魚市場の新しい卸売棟や周辺設備・道路の整備は今年度には形になる見込みで、日に日に変わっていくのがわかります
魚市場から対岸に目を移せば、そこには気仙沼が誇る造船所群が並び、勝栄丸の船体整備などでもいつもお世話になっている企業さんです。 いま現在も、新造船や修繕の船ですごく忙しそう。 だけれども、東日本大震災で大きな被害を受けて、設備の完全復旧には程遠い状況が続いていました
そんな中、このほど気仙沼の造船4社などが出資して設立した株式会社みらい造船が本格的にスタートとなって、4月1日の吸収・合併とともに事業を開始したとの報道。 ついに「みらい造船」がスタートとなるのですね。 気仙沼を象徴する新しい造船所の本格始動、ほんとうにおめでとうございます
合併したのは木戸浦造船、吉田造船鉄工所、小鯖造船鉄工所、澤田造船の4社。 この他に4つの関連する企業や団体などが出資して2015年にみらい造船が設立され、着々と準備を進めてきました
新工場は気仙沼港の入り口付近に新設工事中で、船の上架には「シップリフト方式」という海中エレベーターのようなシステムを導入。 最大2000トンクラスの船を上架できるというから、これまでと格段に違う設備となりますね。 来年春の完成の見込みだそうなので、新工場の稼働開始が楽しみです
みらい造船の役員方の顔ぶれをみますと、勝倉漁業がいつも大変お世話になっている方々ばかり。 新しい組織に移行しても、より良いサービスをより安く提供していただけることを大いに期待しています
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:00