2018年04月13日
日本舶用工業会のヒアリング
東京ビックサイトで開催されているSeaJapan2018に訪れたついでに、これからの遠洋マグロ漁船に導入してほしい新しい機器類やシステム、設計などについてのヒアリングを受けてきました
日本舶用工業会って、私たちにとってはあまりなじみのない組織だけれども、日本の海事産業の多くの企業が加盟する団体なんです。 その担当者からの依頼を受けて時間を割いての面談でした
何も資料なしでお話しするのは得策じゃないと思ったから、私が考える検討課題などについてメモにまとめて配布。 準備していった資料に沿って、私たちからの要望事項をしっかりとお伝え出来て
数年先に開発丸という遠洋マグロ漁船のモデルとなる実証船を建造予定の日かつ漁協からも担当者に同席してもらっての会合。 まずは現状のマグロ延縄漁をいかに省人・省力化させるか、そして超低温区画内の作業を極力人の手を介すことなく行うにはどうすればいいのか、などのテーマについての説明
そしてもう一つの大きなテーマとしては、更なる大幅な省エネでしょうね。 現在竣工している新造船は既存船比10~15%くらいの省エネ率となっているところを、将来的な目標として30~40%の燃料消費量を削減するにはどうすればいいのか、日本舶用工業会の皆さんにもお知恵拝借をお願いして
各分野からのヒアリングをもとに検討課題、取組の目標となるものを会員企業に提示して、傘下企業の技術力・開発力などの協力によって、日本の海事産業を力強いものにしていこうという取り組みなので、その中に漁船漁業に関しての課題も取り上げて頂けたらと思います。 とてもいい感触の会合でした
SeaJapan2018の会場にて、さまざまな海事産業の新技術や情報にふれて、新年度最初となる勝栄丸の冷凍マグロの水揚げのために清水に向かおうと思います。 今年もとても勉強になりました
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:25