2018年07月02日
大西洋への出漁前ミーティング
大西洋でのマグロ漁を終えて、漁業基地のスペイン・LasPalmas港に係船して帰国休暇中の第7勝栄丸の乗組員の皆さん。 日本から技師を派遣しての船体整備もそろそろ完了との報告を受けて
日本での休暇をゆっくりと過ごされている乗組員の皆さんですが、現地への渡航日程も近くなってきて、会社に集まっての出漁前ミーティングの開催となりました。 毎年必ずおこなっている重要な会議です
事務所の会議室にテーブルといすを人数分並べてスタンバイ。 予定時刻に合わせて集まってくる乗組員たちを会議室にご案内して。 講師には東京築地の第一水産大物部の部長さんにお越し頂いて
大西洋漁場で最も大切なのが、毎年10月から11月にかけて北緯60度近くのアイルランド沖でおこなわれるクロマグロ漁ですね。 一時は資源悪化によってその漁獲枠も大幅に削減されたものの、厳格な資源管理と漁獲量の抑制が功を奏し、クロマグロ資源量がV字回復しました
資源状況が非常に良好なので、2018年から2020年の3年間の日本の漁獲割当も徐々に増えてくる。 もちろん出漁各船の配分量も増えることになるので、旬の脂ののったクロマグロを最高の品質のまま冷凍マグロとして供給していくのが私たちに課せられた重要な使命、ミッションなんです
取引先の東洋冷蔵から提供された製品づくりのマニュアルをもとに、勝倉漁業独自の取組と併せてより良い新しいバージョンの社内マニュアルとして更新し乗組員に配布。 一つ一つの手順に従って、第一水産の部長さんからご指導いただきました。 船頭さんや乗組員もみな真剣な表情で聞いていました
製品づくりの講習会のあとには、今航海の注意点や確認事項などを説明。 さまざまなルールや規制などのもとでおこなわれている大西洋操業なので、こうした共通理解はすごく大事だと思います
休暇中お集まりいただきました乗組員の皆さん長時間のミーティングお疲れさまでした。 そしてお忙しいなか気仙沼まで出張し、製品づくりの講義をおこなって頂きました第一水産の部長さんには、今回も快くお引き受けいただき有難うございました。 これからも引き続きご指導方宜しくお願い致します
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:56