宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年07月22日

小型クロマグロの水揚げを視察して


7月に入ってから順調にカツオの水揚げ数量をのばしている気仙沼です。 朝方は比較的涼しいけれど、日が昇ってくるとぐんぐん気温が上昇して、直射日光が降り注ぐ炎天下の水揚げ岸壁は相当な暑さになっているので、乗組員の皆さんそして作業員の方々など、熱中症に気を付けてください。

今週は土日返上で開市での対応となっている気仙沼魚市場。 16日の月曜開市から休みなくそれぞれのお仕事をおこなっている市場関係者の皆さんも疲れがピークになっていると思うので、集中力の低下などによる事故や怪我などが発生しないよう、体調管理も含め宜しくお願いしたいと思います。

勝倉漁業の関係船では、23佐賀明神丸さん、11佐賀明神丸さん、28幸丸さん、11晃時丸さんの4隻が入港して頂きました。 乗組員の皆さんほんとうにお疲れさまです。 全体では一本釣り漁船15隻で380トン超の数量。 他に巻き網船も5隻の入港となり、いま話題の小型クロマグロも水揚げされて。



資源量の悪化により今年からTAC制が導入された日本近海を回遊する太平洋クロマグロ。 大中型まき網漁業や近海カツオマグロ漁業などの大臣管理分と、各都道府県に割り当てられる知事管理分とに漁獲量の配分が決まっていて、巻き網漁業への配分量に比べて、定置網などの沿岸漁業への配分量が少ないとする不満・怒りの声が各地から噴出している状況が新聞報道などでも見てとれます。 

そんな中で、きょう気仙沼に水揚げされたクロマグロは約48トン、平均目廻りは15㎏くらいと小型のサイズ。 大中型まき網漁業に割り当てられた30㎏未満のクロマグロの漁獲可能量1500トンの中での漁獲なのでしょうが、全体枠は公表されているのでわかるとしても、その管理や運用等がどのようになっているのか全く情報がないので、それを取り扱う産地市場の現場では正直混乱が広がっています。

クロマグロの数量確認等のため北部巻き網組合の担当者も水揚げに立ち会っていました。 漁獲配分量に対しその消化状況がどうなっているのか、全体での管理なのか漁船や会社ごとの管理なのか、巻き網漁船の組合や漁業会社・船だけではなく産地市場の関係者にも情報提供をお願いしたいですね。

罰則付きのTAC制に移行した太平洋クロマグロの管理。 気仙沼としても決められたルールをしっかりと守りながら流通をおこなってく体制を整えなければなりません。 巻き網漁船の組合や漁船・漁業会社だけが情報を持つのではなく、漁船を受入れる気仙沼漁協と魚問屋、そしてマグロを買い付ける仲買人とも情報共有していく必要があります。 いま話題の小型クロマグロの水揚げを視察しながらの感想でした。

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:29

削除
小型クロマグロの水揚げを視察して