宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年08月02日

ベノア港の船舶火災現場を視察

ベノア港の船舶火災現場を視察
7月9日の未明、インドネシア・バリ島ベノア港に係船していた現地の漁船から出火し、見る見る間に燃え広がって40隻以上が燃えるという大火災になった船舶火災事故を皆さん覚えていますでしょうか 汗

まぐろ漁業の業界関係者なら、情報を聞いているとしても、一般の方々からすると全く知らない方のほうが多いはず。 今回のベノア港出張の際に、その船舶火災現場のあとを視察しに行ってきました camera

現地関係者によると、係船中の漁船の厨房の火が引火して、強風にもあおられてあっという間に周囲の船にも燃え広がった模様。 幸いにも死傷者はなかったようなので、そこは一安心ですね タイ

ベノア港の船舶火災現場を視察ベノア港の船舶火災現場を視察
ベノア港の船舶火災現場を視察ベノア港の船舶火災現場を視察
私たちの日本漁船が係船する岸壁とは反対側に位置するローカル船の港。 木造船にFRP処理を施した比較的小型の漁船が多く、マグロ延縄船だったっり、巻き網漁船だったり、数えきれないくらいいます 船

火災からもう20日以上たつから、すでに火は消えてはいるけれど、真っ黒く焼け焦げた船体からはまだ煙が上がっていたりして。 回収されたアンカーや配管パイプなどが岸壁に山積みになっていました いかり

ベノア港の水産会社が所有する船舶が多いとの事で、なかには10隻以上もの所有船を失った会社もあるらしく、まだまだ後処理に時間がかかりそうな雰囲気でした。 保険はどうなっているんでしょうか ブック

衝撃的な船舶火災事故から約20日。 黒こげの被災船のすぐ側では、新造の木造FRP船が何隻も艤装中。 旺盛な漁業活動への意欲を感じます。 滞在中時間を見つけてローカル岸壁の視察でした face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:00

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ベノア港の船舶火災現場を視察