宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年09月29日

台風24号を警戒しての気仙沼港

台風24号を警戒しての気仙沼港
9月末となって秋が深まってきた気仙沼です。 先日までは残暑が残って冷房が必要な気温でしたが、ここ最近は涼しさを通り越して寒いほどの気温となりました。 そろそろ暖房が必要になってきますね 雪

8月までは順調な漁獲を見せていた近海カツオ漁も、ここにきて急激に漁獲が少なくなって、入港船はそこそこあるものの入荷量は激減。 特に前日漁獲の「新口」が少ないのが痛い。 水揚げ数量が少ないのでカツオの魚価が急上昇。 昨日などは1㎏あたり1000円に近い相場での取引となりました 金貨

一方のサンマ漁船は、引き続き順調な漁模様のようで、シーズン当初はサンマの餌となるオキアミを食べているサンマが多く、魚体も太目の中型サイズが主体でしたが、魚群が南下するに伴い食べている餌が違ってきているのか、だんだんと細いサンマも増えてきたように思えます 船

台風24号を警戒しての気仙沼港台風24号を警戒しての気仙沼港
台風24号を警戒しての気仙沼港台風24号を警戒しての気仙沼港
北海道から三陸各港で毎日サンマの水揚げが順調に行われているので入札価格は徐々に軟化してきて、それでも気仙沼は他港に比べて高めの価格水準なので、連日300トンを超す入荷となっています 花丸

近海カツオ船が操業するエリアの外側、気仙沼から2昼夜~3昼夜の漁場でカツオ漁をおこなってきた遠洋かつお一本釣り漁船も、この台風を避けて気仙沼に入港したり、焼津への帰航となったりで、大型船に関してはほとんどが三陸沖の操業を切り上げて南方漁場へシフトする状況となってきました タイ

来週から始まる10月が勝負の月。 引き続きサンマの水揚げが順調に行われる事、そして生鮮カツオ漁が台風明けに漁模様が好転することを期待しています。 沖合で操業する各船におかれましては今週末から時化との予報も出されているので、台風の進路等には最新の注意を払ってほしいと思います マイク

きょうの写真でもわかるように、脂がのった戻りガツオとなってきました。 30日の日曜日までには各船ともに帰港との話なので、週明け台風通過後もカツオの水揚げがあるかも、頑張って釣ってきてください face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:49

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