宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年10月18日

勝栄丸に搭載の補機関公試運転

勝栄丸に搭載の補機関公試運転
だんだんと秋が深まってきた気仙沼を離れて東北新幹線で移動、群馬県の太田市にやってきました。 勝栄丸の新造船に搭載される補機関のメーカーである新潟原動機の工場が太田市にあるんです 音符

太田工場に行くのは初めてかと思ったけれど、6年前にも一度来たことがあると記録に残っているそうで、工場に到着するとだんだんと当時の記憶がよみがえってきて。 管理棟の玄関には群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が新潟原動機の社員証を付け帽子をかぶってお出迎えでした icon12

新潟造船ですすめている新船建造の、発電用機関として搭載される二台の補機関の公試運転が行われるのに合わせて、気仙沼で機関の整備を担当する新和エンジンの社長さんらとの立会いでした 船

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新潟造船からは品質保証担当の課長さんが出席。 公試運転の前に工場の会議室で当日おこなわれる公試運転方案などの説明を受け、作業着に着替えてヘルメットと安全靴を着用して現場に タイ

二台搭載される補機関が並んで設置してあって、公試運転担当者の合図で運転作業員が補機関の始動試験から開始。 負荷試験では負荷率を25%、50%75%、100%と一定時間運転しながら、各数値データを計測・記録します。 試運転の現場は声が聞こえないくらいの音になるので耳栓を装着です 親指

軸受温度計測や保護装置試験、そして午後の時間帯には負荷特性試験、調速機性能試験、並列運転試験等をおこなって終了。 二台の補機関ともに計画通りの性能を示したとの講評。 工場案内では、主力商品のタグボート用のZペラや大型エンジン、エンジン部品などの製作工程の説明を受けました camera

来週には新造船に搭載すべく新潟造船に向け出荷される予定の補機関。 船体だけではなく、こうした一つ一つの機器類についても順次搭載されて漁船が出来上がってくる。 次週にはメインエンジンの公試運転が行われる予定です。 新潟原動機太田工場の皆さん、本当にいろいろとお世話さまでした face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:46

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