肌寒い雨模様の気仙沼魚市場
まだ夜中のように真っ暗で肌寒く、夜中から降り続く雨が一段と強まってきた午前4時半。 きょうも気仙沼魚市場では勝倉漁業のスタッフたちが早朝からの入港船・水揚げの対応にあたっています
先週の台風18号通過後に気仙沼を出港した各カツオ船はそれぞれの漁場で探索を続けていて、沖合の東経150度で操業を始めた分もあれば比較的近場の漁場でカツオの群れを探す船もある
昨日の月曜日は、6隻の入港で合計約16トン、そしてきょうも6隻で約22トンと、これまでに比べて入荷量が極端に少なくなっているから、昨日などは1㎏あたり1000円を超す超高値での取引となりました。 勝倉漁業関係船では今朝4時半に28幸丸さんが入港となって、着岸してすぐに水揚げ開始です
10月になって気温が下がってくるとともに、沖合の水温にも変化が出てくる。 カツオの群れもだんだんと少なくなってきたのか、これまで一本釣り漁船と共に操業していた旋網船数ケ統が操業切上げとなったとの情報もあったので、これから先の生鮮かつおはほぼ一本釣り漁船によるものになりそう
一方でサンマ船の動きは、これまで北海道から東に650マイル~700マイルも沖の、2昼夜以上もかかる公海上での操業となっていたものが、最近では350マイル沖合に漁場が形成され始め、サンマの魚群がだんだんと日本沿岸に近づきつつあるのがわかる。 毎日の情報を注視していきたいと思います
今週末から週明けにかけては猛烈な勢力に発達した台風19号が日本列島を縦断し、13日の日曜日には東北地方・気仙沼にも到来するとの進路予想がでているので、三陸沖で操業する各船も台風を見据えての今週後半の動きになりそう。 くれぐれも安全第一で十分に気を付けて操業してほしいです
強い雨の中での生鮮かつおの水揚げですっかりずぶ濡れになっていまったので、気温以上に肌寒く感じます。 風邪をひかぬように、暖かい朝ごはんでも食べて、着替えてから仕事にとりかかるとしましょう