台風通過でカツオ船が出港

勝倉漁業株式会社

2019年10月26日 16:33


今週末も台風の影響で雨模様となった気仙沼です。 昨日は宮城県内でも相当な量の雨が降って、台風19号で河川が決壊したところなどでは、その傷跡が残るところにまた雨となって、心配ですね

今週の木曜日から金曜日にかけて入港し、生鮮かつおの水揚げをおこなった漁船は、三陸沖合を通過する台風の進路を見極めながら出港体制となって、昨夕までにはほとんどが出港しました

まずは一本釣りに使用する活餌を確保して、台風通過にあわせてゆっくりと沖出し、近場の海域で魚群が見られなければ、あす日曜日からの操業再開になるのではとみられていて、週明けの生鮮かつおの入荷は今の段階でははっきりしない。 時化も残ると思いますのでくれぐれも気を付けて下さい

一方のサンマ棒受け網漁船は、今シーズンの出だしの100kmもの沖合・公海操業での苦戦から一変。 基地の根室花咲港から比較的近いロシア海域での操業となっていて、なかには一晩に100トン程の漁獲の船も出始めて、気仙沼や大船渡など三陸各港に分散して水揚げをおこなってきています

先日までの1㎏あたり400円台の相場から300円前後と、若干軟化してきましたが例年に比べると二倍ほどの単価となっているから、一発あてた船にとっては水揚げ金額を大きくのばすチャンスですね

これから11月になるとロシア海域や北海道沖も時化が多くなってくると思われるので、どれだけ漁ができるのかは天候次第かも。 サイズも大きくなってきて、やっとまともなサンマになってきました

あすは朝8時から毎年恒例の「市場で朝めし。」が開催されます。 心配されたサンマの確保も十分で、天候にも恵まれて大勢のお客さんで賑わうことでしょう。 前売り券を手にして参加したいと思います