この船どうするの?

勝倉漁業株式会社

2012年04月13日 10:16



震災から1年以上がたったいまでも陸上に打ち上げられたままになっている巨大な船があります。福島県の巻き網運搬船「第18共徳丸」330t

気仙沼の鹿折地区、岸壁から約500m内陸深くまで津波で流されてきて、この場所に鎮座。住宅地のど真ん中に巨大な船がいる光景は痛々しい限りですね。

最近、この付近を復興記念公園にする計画があるらしく、この船をモニュメントにして保存する案が持ち上がっていて検討中とのこと。

一方で、甚大な被害を受けた被災者からしてみれば、震災の記憶を呼び起こすモニュメントの保存に反対する人もいて、簡単には進まない状況のようですね。



撤去するにも膨大なコストがかかる。保存するにも市民の理解が必要で、将来にわたるコスト負担が発生することは確か。

市内の被災物件の撤去作業が徐々に進んできてはいますが、この船をどうするのか??? 将来、後悔しないような決断が求められています。