大西洋クロマグロの入庫

勝倉漁業株式会社

2015年01月19日 12:39


先週末、静岡県清水港の超低温冷蔵庫で、第1勝栄丸が昨年10月に北大西洋で漁獲したクロマグロの水揚げをおこないました。 これは大西洋での漁業基地・スペイン・ラスパルマス港にて超低温コンテナに転載し日本まで運んできたもの。 たくさんの関係者が見守る中での入庫作業です

昨年11月のICCAT(大西洋まぐろ類保存国際員会)で、クロマグロ漁獲量の段階的な増枠が決定されたのは勝栄丸ブログでもお伝えしましたね。 国際的にも資源の増加が認められたクロマグロですが、漁業者の実感としても同じことが言えます。 きっちりとルールを守って、管理してきたことが資源回復につながってきたんだなあとつくづく感じます

第19回ICCAT年次会合の結果(勝栄丸ブログ): http://shoeimaru.da-te.jp/e845087.html


昨年秋の操業では、資源調査のオブザーバーも乗船して、クロマグロにはICチップが埋め込まれたタグが装着されて、今回の入庫ではそのICタグのチェックも同時に行われました

いつも現場で顔を合わせる取引先の皆さんだけではなくて、ICタグの関係者もたくさん見えていて、冷蔵庫の狭いプラットフォームでのセンサーを使った確認作業。 みなさんご苦労様でした

いま操業隻数が制限されている北大西洋でのクロマグロ操業ですが、増枠がなされた今年の漁期からは33隻全船が出漁できるように、業界全体が協力しながら推し進めていかなければならないと思いますね。 クロマグロの水揚げが無事に終わって、取引先の皆さん本当にありがとうございました