二平先生の講演会

勝倉漁業株式会社

2015年04月21日 10:57


この講演会の時期になると、今年もかつおのシーズンがやってくるんだなあとワクワクしますね。 毎年恒例の茨城大学客員教授の二平先生が講師となっての研修会が気仙沼で行われました

二平先生といえば、かつお博士と言ってもいいくらい、カツオの漁獲・水揚げ統計や回遊、資源量の推移などについて分析をおこなっている方。 その年のカツオ漁がどんな感じで推移するのかっていう予測が毎年的中するので、気仙沼の関係者も興味津々でたくさんの方々が会場に詰めかけました

昨年2014年といえば、かつて経験したことがないほどの不漁年。 三陸沖が盛漁期となる夏場には台風が続けざまに襲来し、10月にはカツオの群れが見えなくなって終漁となりましたよね

さて今年はどうなるのか・・・ 先生の予測によれば、今年のかつおの水揚げは期待してもいい水準になりそうだとか。 三陸沖に回遊してくる2.5㎏~3㎏以上の本命のかつおが順調に漁獲されるそうです

5~6月にかけては、ビンチョウの漁もそこそこの水準になるとのことなので、カツオ漁船の皆さんにとっては良い年になりそうだとの結論で講演会を締めくくりました

すでに日本の南の水域で開始されているカツオ漁。 情報によれば、出だしは至極順調の様子。 三陸沖のカツオ漁もその勢いをそのままに、盛り上がる年になってほしいと思います

二平先生の予測通り、たくさんのかつおが気仙沼に水揚げされるのが今からすごく楽しみです