WTIが42ドル台をつけて

勝倉漁業株式会社

2015年08月13日 11:00


世界の主要な原油価格指標の一つとなっているニューヨーク・マーカンタイル取引所での原油先物「WTI相場」。 このWTI価格が世界のあらゆる油の値動きに大きな影響を与えています

一時期、原油価格がものすごく高騰した時期があって、日本でもガソリンがめちゃくちゃ高くなったりして大騒ぎしましたよね。 2008年には1バレル140ドル台をつけたもののその後下落。 近年で一番高かったのは2011年の110ドル台。 そのあとは100ドル前後で横ばいの値動きになっていました

そのWTI相場が昨年の夏以降急激な下げに転じ、きのうはなんと42ドル水準までになるなど、一番高い時に比べて半値以下の価格で取引されています。 それでも長期的なトレンドとしては若干の右肩上がりに見えちゃうのは私だけでしょうか。 それでもとりあえずの好材料には間違いないんですけどね 

原油価格が安くなったからと言ってもろ手を挙げて喜んでばかりもいられません。 ドル建ての原油価格、私たちが購入する漁船用の燃料油は円建て。 ドル建ての原油価格が大幅に値下がりしても最近の円安が大きく影響してか、燃料油価格が下げきらない

輸出産業はこの円安の影響で空前の利益。 一方私たちは、円安誘導政策のお蔭で海外で調達する物資の価格がすごく高くなって。。。 WTIがこの水準ならもっともっと燃料油の価格が落ち着いてもよさそうなものなんだけどなあって、パソコンの画面をにらみながらなんか歯がゆい気分です

WTI相場もまたどんな要因で急激な上昇を見せるかわかったもんじゃないので、自己防衛策はしいかりしておかないといけませんね。 省エネへの継続的な取り組みは必須。 この機会にまた見直さなくちゃって感じてます。 会社はお盆休み。 でも連休明けの仕事に備えてひとりパソコンに向かう私です