88勝栄丸のマグロ水揚げ

勝倉漁業株式会社

2015年12月06日 09:30


インド洋で操業する勝倉漁業の第88勝栄丸。 豪州西岸沖の通称:マントル沖の漁場で漁獲したメバチマグロやビンチョウなどを超低温冷凍運搬船に洋上転載し清水港に搬入、水揚げの日を迎えました

気仙沼と違って静岡県清水港は温暖な地域だけに、この日も朝から水揚げ日和といっていいくらいの晴天となりました。 冷凍マグロを専門に運ぶ運搬船「CHITOSE」からの水揚げ開始です

荷捌き台に横付けされたたくさんの保冷車。 運搬船の漁艙から次々とマグロ類が釣り上げられて荷捌き台におろされると、作業員の手によって魚種やサイズごとに仕分けされていきます

取引先のスタッフの手には選別包丁と赤のチョーク。 マグロを一本一本選別包丁でブスッと刺しては、脂ののり具合を判断し、チョークで目印となるサインを付けていくんです。 まさに職人技ですよね


何か月もの操業で漁獲された大切なマグロ類も、午前中いっぱいかかってすべて陸揚げ完了。 毎回毎回のことですが、みなさん本当にお世話さま。 関係者の皆さん、お疲れさまでした

豪州西岸の都市・フリーマントルの沖だから「マントル沖」って短縮して呼ばれているこの漁場。 インド洋で操業する日本漁船が得意にしている海域で、良質なマグロが釣れることでも有名

今年のマントル沖のマグロ達も、例年通りよい品質で、すごく脂乗りがよくって、これから年末年始にかけての築地市場などでのメインの商材となっていく事でしょう。 順調な売れ行きを期待しています

今年の清水出張もこれで仕事納めとなりました。 一年間を通じて勝栄丸のマグロを買っていただいた取引先の方々に感謝するとともに、来年も引き続き宜しくお願いしたいと思います

それにしてもやっぱりマントル沖のマグロはいい品質ですね。 少しでいいから食べてみたいです