気仙沼内湾地区の照明復旧プラン

勝倉漁業株式会社

2016年05月05日 08:33


昨年から約8カ月にわたっておこなわれてきた気仙沼の内湾地区景観まちづくり検討会がとまとめた気仙沼市への提言書もできて市長への提出も済ませたタイミングで、内湾地区の景観づくりには欠くことのできない課題である岸壁などの照明についてのヒアリングが行われました

海岸沿いの市街地や道路は、震災後は照明もほとんどなくて、夜間は本当に真っ暗闇。 道路や街区の嵩上げや岸壁の復旧に合わせて照明なども設置していくけれど、どんな灯りが望ましいのか素人にはものすごく難しい課題。 そこで、照明の専門家を交えて、県と市の担当者などとの現場での打合せです

ちょうど気仙沼の沿岸を操業する小型船が接岸中で、数名の乗組員の方々にもご協力を願ってのヒアリング。 夜間や早朝などの入出港に支障のない灯りとの意見。 そして岸壁の高さについても荷揚げに支障のない高さとの要望に、県からは地盤隆起分を考慮して計画高を見直しているとの回答でした

港町気仙沼らしい雰囲気のある夜間照明とはどんなものなのか。 高台を背にする内湾地区の夜間の誘導照明やサインなど。 これから復興まちづくり協議会で検討されていくものと思われます

街の明かりが内湾の水面に反射して幻想的な雰囲気を醸し出す。 安全面への配慮は勿論ですが、新しい街にマッチするような照明プランになってほしいですね。 関係者の皆さま宜しくお願いします

久しぶりに内湾地区の魚町岸壁を歩いて、小さいころから見慣れた素晴らしいロケーションに精神的にも落ち着く感じがします。 だけど、現実には震災の被害から何も変わってなくて、痛々しい傷跡がそのままの状態。 一日も早く復旧して、またたくさんの人々が生活し集う街になることを願います

岸壁の高さには柔軟な姿勢を見せる県。 防潮堤の高さにも同様の対応をお願いしたいです