初ガツオがドーンと200トン

勝倉漁業株式会社

2016年06月05日 14:10


気仙沼の鮮魚仲買組合の平成28年度通常総会がおこなわれ、気仙沼市長さんをはじめたくさんの来賓を迎えての懇親会が盛大に行われている会場に、翌日の巻き網船によるカツオの水揚げが決まったという情報が入って、懇親会の会場中がその話題でもちきりになって、水揚げ当日の朝を迎えました

先日おこなわれた今シーズン初水揚げからこれで2隻目。 それもなんと約200トンもの大量の水揚げとあって、気仙沼の魚市場は早朝から関係者が見守るなか順調に水揚げが進みます 

水揚げをおこなったのは青森県八戸市の漁業会社が所有する巻き網運搬船の第26惣宝丸さん。 すべて前日に漁獲した「新口」のカツオとあって、仲買さんも気合入れての入札でした 


聞けば漁場は宮城と福島の県境付近。 北緯3750東経143の陸に近い場所だとか。 気仙沼まで約7時間の航行での入港だったそうで、カツオの群れが一気に北上してきたんだなあと思います 

惣宝丸さんが漁獲したのは気仙沼の200トンだけじゃなくて、別の運搬船で銚子に130トンそして石巻に40トンと合計で370トンもの漁獲があった模様。 まだまだカツオの群れがたくさん見えるそうです

ビンチョウを漁獲しているカツオ一本釣り船団はさらに北の海域で操業中だそうで、週明けには気仙沼港への入港・水揚げもあるのかもしれませんね。 大いに期待して待ちたいと思います

惣宝丸さんのかつおの大量水揚げで一気に本格化してきた気仙沼のカツオシーズン。 当初の専門家の予想を覆して、各船の漁獲がこれから増えて、気仙沼の水揚げも例年以上になることを願います

さあ、生鮮かつおの水揚げ20年連続日本一を目指す気仙沼の今シーズンが始まりました