木戸浦造船での船底チェック

勝倉漁業株式会社

2017年03月27日 08:13


遠洋まぐろ漁から気仙沼に帰港した勝倉漁業の123勝栄丸が木戸浦造船にドック入りとなって、会社スタッフとともに船底の状態などの確認のため造船所にでかけてきました

木戸浦造船さんは気仙沼湾の大浦地区にあり、勝倉漁業そして魚市場から見るとちょうど対岸に位置しています。 並びには吉田造船、澤田造船、小鯖造船、宮城県造船などがずらりと

数年後には現在計画進行中の新しい造船団地に移って、みらい造船という新しい組織のもとでこれからの気仙沼の造船業を支えてくれることになっています。 この場所でドックするのもあと何年かですね


木戸浦造船に到着するともうすでに高所作業用の足場が船体の周囲に出来上がっていて、早々に塗装業者によるタッチアップが開始されていて。 船首側から船尾まで船底を含めチェックしていきます

船体防蝕のためのアルミ板を一つ一つ取り外す作業。 このアルミ板が減っているということは、船体保護の防蝕効果がしっかりと働いているっていうこと。 航海期間からすれば最適の減り具合でしょうね

そして船尾のプロペラや舵板まわりのチェック。 マグロ延縄漁に使用する枝縄などが絡み合っているのがよく分かります。 マグロとの格闘の跡がこうしたところにも表れている。 っていう事ですね

ここ数日間は天候にも恵まれたので、予定通りに上架工事が終わるんじゃないかなあと思います。 工事業者の皆さん、安全には十分注意さし、抜かりなくしっかりとした作業を宜しくお願いします。 88勝栄丸の出港に向けての積込作業と並行して行われている、123勝栄丸のドックからのレポートでした