勝栄丸ブログ

例年よりも20日ほど早く梅雨入りとなった東海地方・清水港に127勝栄丸が入港してのまぐろ類の水揚げが行われた今週です。　昨年からの大西洋でのまぐろ延縄漁、ほんとうにお疲れさまでした

新船から二年目となる本船は、当初計画では大西洋での漁業基地スペイン・ラスパルマス港に係船して、乗組員は日本やインドネシアまで空路帰国というはずでしたが、コロナ禍でなかなかうまくいかず

海外基地に係船するためには、船の整備をおこなうエンジニアを派遣する必要がありますが、航海終了のタイミングが決まっている本船には対応することができず、日本へ船を持ち帰りということになって

1年目の航海、2年目の航海と続けて日本から大西洋の往復航海となってしまって、漁場を往復するだけで3ヶ月もの期間を要するから、乗組員の皆さんにはすごく大変な思いをお掛けしました

それでも今年の大西洋は、各船ともに好漁に恵まれて、ここにきての相場上昇もあって、コロナ禍ではありますがほぼ計画通りの成績をあげていただきましたこと、ほんとうに乗組員に感謝ですね

清水港に到着して水揚げを終え、インドネシア船員は空路帰国という事で成田空港まで移動。　大きな荷物をもって、送迎バスに乗車する乗組員と握手を交わして今航海の労をねぎらって、次航海の協力もお願いしました。　インドネシア船員の皆さんは、航海を全うし終えた安堵感でいい表情です

成田空港でのフライト前には、PCR検査をおこなって陰性証明を取得。　それがインドネシアへの入国の条件なので、アテンドする旅行代理店スタッフが船員のフライトまでお世話することになっています

インドネシア・ジャカルタに到着しても数日間の隔離期間があるので、すぐに故郷に帰れるわけではありませんが、この休暇期間を感染防止対策を万全にゆっくりと過ごして頂きたいと思います。　127勝栄丸のインドネシア船員の皆さん、今航海もほんとうにお疲れさまでした。　くれぐれも気を付けてね！

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