2017年05月31日
「割烹 世界」での総会・懇親会

21年連続での生鮮かつお水揚げ日本一に向けてスタート切った気仙沼港です。 5月下旬になって、巻き網運搬船による生鮮かつおの大量搬入で街全体が活気づいてきたように思います

巻き網船に続き、一日も早い一本釣り船の入港も待たれるところ。 魚市場・魚問屋・買受人・関連業者などの受け入れ態勢は万全。 びんちょう主体に漁獲が移っている漁場の北上に期待です

気仙沼魚市場への水揚げは、地元船以外が75%ほどを占めていて、その漁船誘致をおこなっているのが気仙沼の魚問屋のお仕事。 勝倉漁業の魚問屋部門も、これからのシーズンは大忙しになりますね

魚問屋業務をおこなっている会社で組織する「気仙沼魚問屋組合」の定時総会が先日行われ、会場となった「割烹 世界」さんには、会員の皆さんが集まって決算や事業計画・予算案などの審議。 満場一致で採択されて、本格的な漁業シーズン到来に向けての意気込みを確認しあいました

東日本大震災で大きな被害を受けた「世界」さん。 歴史ある格式高い料亭として内湾地区にありましたが、仮設商店街での仮営業を経て、南町再開発地区に立派なお店をオープンさせました

カジュアルな「和み処 せかい」と、宴会やお食事会などに利用できる「割烹 世界」っていう二つの顔をもち生まれ変わって。 総会と懇親会の会場となった奥のお座敷には、テーブル席が並べられ椅子に座ってお食事するスタイル。 お客様をもてなすのには最高の場所ができたんじゃないかなあと思います

懐石料理をつまみながらの和気あいあいとした懇親会。 さすがは「世界」さんのお料理だけあって、どれもこれも素晴らしい見栄えと味。 これからも様々な機会に利用させて頂きたいと思います

世界さんでの気仙沼魚問屋組合の総会・懇親会。 地酒を飲みかわし、会員同士の懇親を深めました

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08:32
2017年05月30日
東京赤坂の「Connel Coffee」にて

気仙沼の若手経営者の会で毎年恒例の行事、日本各地に出かけて行う移動例会。 今年は東京が会場。 勝栄丸ブログで連日お伝えした記事の〆は赤坂のおしゃれなカフェをご紹介です

都心の一等地、赤阪御所が一望の絶好のロケーション。 新緑がすごくきれいで、東京だという事を忘れてしまいそう。 ここは「Connel Coffee(コーネルコーヒー)」さん。 気仙沼のアンカーコーヒーがてがけるお店です。 前から行きたいなあと思っていたお店に、東京視察の最後に立ち寄れてラッキーでした

四方がすべてガラス張りの店内。 床は特別仕様のフローリング、イスはアンティークをリメイクするなど、デザイン性抜群のお店。 空間の使い方がゆったりとしてとっても贅沢ですよね


こんなに贅沢なカフェってあるんだろうかって。 場所的には青山一丁目と赤坂見附のちょうどあいだ辺り。 地下鉄の駅からは少し歩くけど、赤阪御所の緑を感じながらの気持ちい距離感です

青山通りの草月会館の2階。 通りからはあまり目立たない感じだけれども、ビル内や付近でお仕事をする人たちにとっては、絶好のリラックス空間なんでしょうね。 お昼時にあわせたくさんのお客さんでした

気仙沼のお店よりも品数は少ないながらもランチメニューもあって食事もできます。 短時間のつもりが気が付けば1時間以上もおしゃべりをしながらのコーヒータイム。 気仙沼から派遣されているスタッフさんもいて、地元の話題で盛り上がったりして。 素敵な空間での美味しいコーヒー、ごちそうさまでした

皆さんも機会があればぜひ立ち寄ってみて下さい。 これまでに経験した事のないCAFE空間に出会えると思いますから。 若手経営者の会の皆さん、東京での移動例会ほんとうにお疲れさまでした

コーネルコーヒーのホームページはこちら

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09:24
2017年05月29日
築地市場でまぐろの「セリ」を視察

気仙沼の若手経営者の会「七鼎会」でおこなっている恒例行事があります。 年に一度、日本各地を訪れて視察研修をおこなっているんですが、今年の移動例会は東京に行こうという事になって

さまざまな業種の経営者が2ヶ月に一度の例会での勉強会だったり懇親を深めたりと。 皆さんとても忙しい方々ばかりなので、全員の参加は難しいけれど、半数近くの会員が参加した東京視察でした

今回の移動例会の企画を練っていく中で、こういう機会もなかなかないから出来れば築地市場を見学したいねっていう意見があって、さっそく荷受会社に視察をアレンジしてもらい実現となりました

もうかれこれ25年以上前になりますか。 私が築地市場で働いていたのは。 最近も毎月のように訪れている築地市場は、国内だけではなく世界からも水産物が集まってくる日本最大のマーケットです







朝5時にホテルを出発し築地市場の正門前に到着。 荷受会社部長さんのご案内で長靴に履き替えて、入場許可証を首から下げて、朝早い時間ながらもすでに賑わいを見せるセリ場へと向かいます

鮮魚やウニ、海老など、ありとあらゆる水産物が並ぶセリ場を見学しながら、メインのまぐろ売り場へ。 生まぐろの売り場には巻き網のクロマグロがずらりと並んでいたけれど、刺身用には難ありの品質のためほとんどがセリ残りになって。 仲卸さん曰く、この時期に漁獲しない方がいいんだけどねえだって

冷凍まぐろ売り場には、ミナミマグロやクロマグロ、メバチマグロがずらり。 勝倉漁業の第123勝栄丸のミナミマグロや第1勝栄丸のクロマグロも上場されていて高値で落札されていました。 メバチマグロは搬入数量の減少で上場数が激減。 そのため赤身相場が上昇し、なんでも1100円以上の「ヤリ」でした

築地市場のセリ場を視察するのは久しぶりの事。 顔なじみの仲買さんや荷受会社の方々など、皆さんと情報交換や挨拶しながらの有意義な視察。 若手経営者の会の移動例会で訪れた築地市場ですが、実際の現場を見ると肌で感じる相場観が違いますね。 すごく参考になったように思えます

視察後には運搬用の「ターレ」に分乗させてもらってお寿司屋さんへ直行。 築地市場・第一水産の皆さん、仲卸の皆さん、大勢の視察受け入れ本当にお世話様でした。 これからも宜しくお願いします

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08:19
2017年05月28日
大西洋操業船が帰航となって

昨年の夏場から大西洋漁場での操業をおこなってきた勝倉漁業の第一勝栄丸と第7勝栄丸が予定の操業をすべて終了して航海を切り上げ、漁業基地のスペインLasPalmas港に向けて帰航となりました

アフリカ沿岸のモロッコ水域から北大西洋アイルランド沖でのクロマグロ漁、そして中部大西洋でのメバチマグロ操業など。 長期間にわたる乗組員の奮闘に心から感謝申し上げます。 ご苦労様でした

また今航海においても、海外基地での入出港や転載作業、補給活動、そして運航に関するさまざまな業務において、海外・国内の多くの関係者の皆さまにサポートを頂き、ほんとうに有難うございました

両船は一路LasPalmas港に向け航行し、今月末に入港予定。 日本向けの超低温コンテナへの漁獲物の転載や現地への水揚げなどを行う予定です。 スムーズな作業が行えるよう宜しくお願い致します。
なお、本船の入港・係船にあたり、日本からの技師やドック監督などの派遣も予定しています。 船をおいて帰国する船員さんとの引継ぎをしっかり行って、休暇中のドックが問題なくスムーズにすすめられるようにしたいですね。 現地からのレポートも何かしらの形でお伝えできればと思っています

昨年以来、久しぶりにお会いする船頭さんや乗組員の皆さんの帰国ももう少し。 LasPalmasへの入港時には、会社のスタッフも岸壁で待機して出迎える事でしょう。 皆さんほんとうにお疲れさまでした

LasPalmas港までの航行に関しては、付近航行中の船舶などの動きに十分注意され、安全第一にお願いしたいと思います。 そして港内作業では事故や怪我なく、元気に帰国されますように

これで今航海の大西洋でのマグロ漁は終了となり、このあとは陸上スタッフに引き継がれていきます

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09:34
2017年05月27日
気仙沼の皆さんと「浅草寺」を参拝

気仙沼の若手経営者の会で訪れた東京にて。 しょっちゅう来ている東京だけど、ゆっくりと観光するなんてことはめったにないので、こういう機会はすごく貴重。 まずは浅草寺の参拝から開始です

30度近い気温になった当日。 真夏のような暑さで、東北地方の比較的涼しいところからでかけていくと、体が気温に慣れるのにちょっと時間がかかる感じかな。 雷門から入って参道をすすみます

東京はどこもそうだけど、ここ浅草も外国人観光客がいっぱい。 日本の観光地でも浅草は外国人観光客にトップクラスの人気だそうで、これだけ外国人だらけだとそう言われるのも納得できますね

あまりにも暑いので、アイス最中を頬張りながら。 人形焼きや雷おこし、手焼きせんべいなどのお店をひやかして。 たまにはこういう観光でのんびりする時間も必要なんだと思います

浅草寺の境内では手水で清めて、煙を浴びて、大きな赤い提灯を目指して階段に並んで。 お賽銭を準備しながら一緒に行った皆さんと談笑して。 勝栄丸の航海安全と大漁、会社の繁栄を願いました

浅草寺を参拝のあと、せっかく浅草に来たんだからと老舗のすき焼き店「米久」さんへ。 歴史のある店内に案内されて、極上の和牛すき焼きをみんなで味わっての乾杯。 こういうツアーもいいですね

気仙沼から一緒に出掛けた経営者の皆さんもすごく満足されたことでしょう。 年に一度の移動例会は、昨年は函館、今年は東京でしたが、来年はいったいどこになるのか今からすごく楽しみです

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08:27
2017年05月26日
2週間ぶりの生鮮かつお水揚げ

5月も下旬となって、だんだんとカツオを迎える機運も盛り上がってきた気仙沼港で、今年の生鮮かつお初水揚げとなった前回から約2週間があきましたが、今季二回目の水揚げが行われました

水揚げを行ったのは、巻き網運搬船の第22寿和丸さん。 午前10時に気仙沼港に到着する本船を、首を長くして待っていた市場関係者が出迎え、着岸早々にさっそく水揚げ開始のスタンバイ

漁艙から次々に水揚げされる新鮮なカツオ。 前回水揚げされたものよりもちょっと小ぶりな印象もあったけど、約7割ほどが2㎏前後の中小サイズ。 いまの時期にしちゃあまずまずの大きさかな

ベルトコンベアーで流れてくるカツオを、市場職員や派遣社員の皆さんが選別計量をおこなって、サイズごとに氷水をはったブルータンクに投入。 すごく衛生的で鮮度保持もバツグンです

2.5㎏を超す中型サイズは全体で1.5tくらい。 3㎏UPは100㎏ほどしかなくって、大きなサイズは価格が驚くほどの高値に。 全体では550円/㎏の平均単価だった模様。 今回は32トンほどの数量だったので、1800万円を超える水揚げ金額になったとの報告が。 すごくいい結果だったと思います

いま現在は生鮮かつお漁船の水揚げは千葉県勝浦港が主体。 一本釣り漁船はびんちょう漁、そして巻き網漁船はかつお狙いと順調な操業を続けていて、まだ気仙沼にくる感じじゃないけれど、一本釣り向けの活きイワシの確保もだんだんと進んでくると思うので、もうしばらく首を長くしておきましょう

これからの時期は特にカツオの水揚げが気仙沼の活気を生んでくれますよね。 徐々に北上してくるカツオ漁船団が気仙沼港に集中入港してくれるのを待ちながら、各船の安全航海を祈りたいと思います

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08:38
2017年05月25日
「ハマーレ歌津」に立ち寄って

123勝栄丸のまぐろ丼を食べに、南三陸みなさん館を訪れた帰り道。 ちょっと寄り道して観光していこうという事になって、先日オープンしたばかりの「ハマーレ歌津」に立ち寄ってみました

今年3月初めに志津川にオープンした「南三陸さんさん商店街」と同じ設計。 すごく簡易な、新しい仮設商店街のような雰囲気をあえて狙って作っているんだとか。 コストを抑えた新しい施設。 これはこれでアリかと思いますね。 天気もよかったから、大勢の観光客で賑わっていました

地元住民も対象にした歌津地区の拠点となる商店街。 地元の食材、ウニやタコ、ホヤやワカメなど。 お店の方曰く、ウニやアワビを食べて育った南三陸のタコは特に美味しいと絶賛していました







東日本大震災で甚大な被害を受けたこの地域。 津波で流されて一年半後に西表島に漂着した郵便ポストも展示されていて。 その説明書きを読みながら、当時の記憶が思い起こされるようでした

海鮮料理を中心とした飲食店はお客さんでいっぱい。 となりの酒屋さんで地酒を購入して。 そのとなりのおしゃれなお菓子屋さんに入ってみると、中は飲食ブースと海産物販売の複合店というスタイル。 ケーキと海産物が一緒のお店っていうのは、いろいろ見てきたけどかなり珍しいですね

バウムクーヘンをお味見して購入。 なにげなく立ち寄ったハマーレ歌津だけれど、ちょっとした観光気分も味わえていい息抜きになったような気がします。 潮風が感じられるロケーションもいい

いま徐々に延伸している三陸自動車道がまもなくここ歌津地区にも到達しますね。 そして気仙沼へと延びていきます。 地元の美味しいものを特色ある提案の仕方で、これからも賑わってくれることを願います。 また近くに来た時には立ち寄ってみましょうか。 とってもフレンドリーな商店街でした

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09:16
2017年05月24日
南三陸みなさん館で「勝栄丸のまぐろ丼」

先日、南インド洋の漁場にて初縄操業を開始した勝倉漁業の第123勝栄丸。 漁場からの連絡では大荒れの天気が続いて大時化模様だとか。 このところ晴天に恵まれている気仙沼とはえらい違い

先航海、3月に気仙沼に帰港した際に本船が母港水揚げしたメバチマグロを市内の協力工場で加工して。 市内の飲食店を中心に地道な販売活動をおこなってきて、徐々に広がりを見せつつあります

南三陸町の歌津地区にある地場産品の販売所「南三陸みなさん館」。 先日も勝栄丸ブログでご紹介したお店だけれども、ここのレストランで123勝栄丸のマグロを使った海鮮丼が提供されると聞いて、会社のスタッフとともにでかけてきました。 まぐろ祭ののぼりが目印なのですぐにわかりました


お店を運営する館長さんにご挨拶と思ったんだけど、タイミングが悪くちょうど不在で、お店の方に来意を伝えて名刺を渡して。 とても感じよく対応していただいて有難うございます。 大型連休にも勝栄丸のマグロ丼を提供して、9割がたのお客さんがマグロ丼を注文されたのだとか。 すごいですね

今回みなさん館訪問の目的はその123勝栄丸のまぐろ丼を食すこと。 いつも食べているマグロ丼と比べてどうなのかって、すごく興味津々で待ちます。 近所のおばさんたちが試行錯誤しながらいろんなメニューを考えているそうで、マグロ丼の付け合わせのタケノコの煮物もすごくいい味でした

勝栄丸のマグロ、そしてメカジキ、メバチマグロ100%のネギトロ。 酢飯じゃなくってご飯の上にお刺身が盛り付けてあるスタイルのまぐろ丼って初めて食べたけど、これはこれでいいんじゃないかなあ

特に赤身の美味しさが十分に伝わってくる感じがして、すごく美味しいマグロ丼でした。 これからも勝栄丸のマグロをどうぞ宜しくお願いします。 ぜひ一度、南三陸みなさん館にお立ち寄りください

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10:08
2017年05月23日
気仙沼「福よし」さんにて

大西洋で操業する勝栄丸船団の漁場切上げ・航海終了も近づいてきて、漁業基地のスペイン・ラスパルマス港でおこなわれるさまざまな作業や入港手配などが慌ただしくなってきました

ひと世代前のインマルサット衛星を使ったデータ通信が来年から各海域で順次サービス停止となるとの情報を受け、新機器への移行そしてバックアップ通信の確保など、係船中の工事も予定されています

そして今現在の操業で漁獲したマグロ類を超低温コンテナで日本まで輸送する手配。 東京からお客様をお迎えして、いろいろな情報交換と共に、今航海最後を締めくくる段取りの確認などをおこなって





事務所での打合せを終え、魚町の「福よし」さんへお連れしての食事会でした。 福吉さんは先日もTBSの番組「人生最高のレストラン」でも紹介されたお店。 世界一の焼き魚が食べられるお店なんです

今が旬のカツオやホヤ、地魚などが豪華に盛り付けられたお刺身の盛り合わせを注文して乾杯。 イカのふみそ焼き、春牡蠣の串焼きにキチジの炭火焼など。 福吉さんの美味しいお料理がテーブルに並び、気仙沼が初めてだっていうお客さんも満足そう。 喜んで頂けたんじゃないかなあと思います

囲炉裏でじっくりと時間をかけて焼き上げられる焼き魚はここでしか食べる事のできない一品。 外はパリッと、中はふっくらと、脂ののったキチジが最高に美味い。 そして特製スープに食べをえたキチジのアラを頭ごと投入。 焼いたキチジの香ばしい脂がスープに溶け込んで、〆には最高ですね

ホヤのオブジェがすごく印象的な福吉さんの店内。 囲炉裏で炭が焼けてはじけるパチパチッという音を聞きながら、美味しいお魚と地酒を堪能し、ゆっくりとお話をすることが出来て良かったです

カツオ船が入港するとその船員さんでも賑わう「福よし」さん。 また近いうちおじゃましたいと思います

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09:46
2017年05月22日
第18昭福丸がインド洋へ出航!

暑いほどの気温となって、朝から晴天に恵まれた気仙沼港です。 インド洋への出漁船の最後を飾るように、気仙沼の第18昭福丸さんが出港となって、出船送りに行ってきました

2014年の4月に竣工し、5月初めに処女航海へと船出した本船。 もうあれから早くも丸三年が経過して、今回の出漁で4年目の航海を迎えますね。 それでもまだ新造船同様のピカピカの船体です

出港時間前に本船に到着すると、すでに船首と船尾には社旗と大漁旗が掲揚されていて、晴天の青い空に映えわたっていました。 風もなくって、まさに出港日和での船出になりましたね


作業甲板上に関係者集合のアナウンス。 社長さんから乗組員への激励の挨拶、そして関係者への御礼の言葉。 安全な航海と大漁を祈念しての乾杯の儀式。 乗組員の気持ちが一つになる瞬間です

出港式を終えて関係者が下船すると、船頭さんからのマイクを使った御礼の挨拶。 本船はインドネシアバリ島で最終補給やインドネシア船員の乗船をおこなったのちさらに南下して、6月10日頃からの操業開始を見込んでいるとの事。 くれぐれも事故や怪我なく、漁場に向け航行していただきたいですね

新造船から4年目の航海を迎えた第18昭福丸さん。 昭福丸船団を束ねる大船頭さんには勝栄丸各船が今航海もお世話になります。 どうぞ宜しくお願い致します。 本船の航海が安全で事故なく、そして大漁に恵まれますように。 汽笛を鳴らしながら出港する本船を見送りました

そろそろ南インド洋も盛漁期の漁模様になっていくはず。 期待しながら推移を見守っていきましょう

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07:15
2017年05月21日
MSC認証制度の勉強会

ここ連日のようにものすごくいい天気が続いている気仙沼です。 日中などは半袖でもいいかなっていうような気温になって、5月のこの時期は一年でいちばん爽やかな気候かもしれませんね

気仙沼の遠洋かつお・まぐろ漁船で組織する北かつ組合も、震災前の港町からいまの田中前の仮事務所に移転して早くも6年がたちました。 新しく建設している魚市場が完成した暁には、その事務所棟に引越しする予定なので、かなり手狭な事務所だけれどもう少しのあいだは我慢ですかね

その北かつ組合の会議室でMSC認証制度の勉強会が開催され、組合員の漁業者と共に参加してきました。 MSCについてなにも予備知識がなかったので、まっさらな頭で説明を聞くことに

厳格な環境規格に適合した漁業で獲られた水産物にのみ認められる証「MSCラベル」。 MSCは1997年に設立された国際的な非営利団体で、ロンドンに本部を置き、日本事務所も2007年に開設されたんだとか。 この組織を立ち上げた経緯はちょっと引っかかるところだけれど、考え方自体はいい方向かな

まだ日本ではそれほど普及していないながらも、大手量販店やホテルチェーンなんかも徐々にMSC製品の取り扱いを増やしてきているみたい。 かつお・まぐろ漁業の中では遠洋かつお漁船が数隻、MSC認証を取得したとの報告があって。 どうすべきかと考えながら説明をお聞きました

現状の遠洋かつお・まぐろ漁業においては、資源管理に関するコストがすでに過大なものになっていて、このMSC認証に要する費用面の説明を聞くと、ちょっと二の足を踏んでしまいますね。 こうした認証システムの導入によって、投下コストを上回るようなメリットがないとねえ。 なんでもかんでも漁業者が負担する事になってしまうような制度設計を理解するのにはもう少し情報と時間が必要だと思います

すべての資源管理と持続的な漁業のためのコストは、漁業者だけが負担するのではなく、漁獲から加工・流通・消費まですべての当事者の理解と共に製品価格に転嫁されるようなシステムが望ましく、そうした考え方の理解があってはじめて、こうした認証システムの普及が進んでいくのではないでしょうか

初めて聞いたMSC認証制度のお話し。 とても勉強になったと同時に、自分たちが行っている漁業をあらためて振り返って考える時間でもありました。 参加された皆さん、長時間お疲れさまでした

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09:59
2017年05月20日
123勝栄丸が初縄操業開始

ここ連日爽やかな天候に恵まれている気仙沼です。 先日もお知らせしましたが、近海かつお一本釣り漁船の操業がこれまでのかつお狙いからびんちょう漁へと本格的に移ってきましたね

千葉県勝浦港には毎日たくさん水揚げされていて、各船ともに水揚げ金額をのばしているとの情報。 昨年は不漁年だっただけに、今年のびんちょう漁に各船ともに気合が入っている事でしょう

そして巻き網船はといえば、いま資源悪化が問題となっているクロマグロ狙いに。 100㎏近い大型サイズとはいえ、100トンレベルの漁獲があったりして。 塩釜を中心に水揚げが行われています

一方、インド洋漁場へと出漁した123勝栄丸は、バリ島ベノア港での補給のあと南下。 漁場に到着して先日操業を開始したとの連絡があって。 初縄操業、乗組員の皆さん本当にご苦労様です

豪州西岸フリーマントル沖の漁場は、今の季節は秋から冬に向かう寒さ厳しくなってくる海域。 そこで獲れるメバチマグロやびんちょう、ミナミマグロを狙っての操業となりますね。 すでに先月から操業をおこなっている88勝栄丸や僚船と共に協力して、好漁を目指して頑張ってほしいと思います

この航海にはまた新たに新人船員君も乗船し、ひさびさの地元からの乗船とあって、会社だけではなく関係者も注目しています。 初縄操業で本格的にまぐろ漁師としての仕事が始まったわけなので、自己管理をしっかりして一日も早く戦力となって活躍できるよう頑張ってほしいと思います

123勝栄丸による今航海のマグロ漁が始まりました。 関係者の皆さまには、引き続き本船の運航サポートのほど、どうぞ宜しくお願い致します。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには、今航海もいい成績を残してくれることでしょう。 本船の安全な操業・航海、そして大漁を会社一同お祈りしています

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10:43
2017年05月19日
気仙沼「喫茶マンボ」にて

災害復旧工事が徐々に進んできた気仙沼の内湾地区。 災害公営住宅が完成し入居が開始され、少しづつ人の往来も多くなってきたように思えますね。 あと一年くらいするとだいぶ違うんでしょう

最近では気仙沼の老舗お寿司屋さん「あさひ鮨」さんが再建してめでたくオープン。 そして料亭・割烹の「世界」さんが、仮設での営業から立派な店舗に移っての営業再開。 本当におめでとうございます

先日営業を終えた仮設商店街・紫市場が立派な施設となって完成。 内装工事などはこれからみたいだけれども、近いうちに引渡しされて営業開始になるんでしょう。 だんだんと賑わいが戻ってきました



その内湾地区の南町に他に先んじていち早く自前の店舗で営業開始した「喫茶マンボ」さんに、近くでの仕事のついでに立ち寄ってのランチでした。 お昼には少し早い時間帯でしたが、次々と車でお客さんが来店。 見る見る間に駐車場がうまっていました。 人気店なんですよね

きょうのランチは何にしようかと悩んだ末、昔懐かしい味のマンボのラーメンと炒飯セットに。 店内は昭和の雰囲気っていうのか、カラフルなステンドグラスが独特の雰囲気を醸し出してすごくきれい

久しぶりに食べたマンボのラーメン。 気仙沼では学生時代に食べた懐かしい味って感じで親しまれてきたSoulfoodみたいなものかな。 食後のコーヒーも頂いてごちそうさまでした

せっかく南町に来たんだからと、付近を散策して帰る事にしましょうか。 次々と新しいお店が登場する内湾地区・南町が、これから益々人が集い賑わう地区になっていく事を心から願っています

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08:55
2017年05月18日
第8昭福丸がインド洋へ出航!

先日までの涼しさがどこかに行って、気仙沼も暑いくらいの天候になってきました。 移動の車内など日中はついつい冷房を入れちゃいます。 窓を開けるとまだ土ぼこりが多いですからね

インド洋での操業も盛漁期に向かいつつある中、気仙沼のコの字岸壁から臼福本店所有の第8昭福丸さんがマグロ漁へ出港になるとのことで、出港祝いの品をもって出船送りに行ってきました

本船の船頭さんには、勝栄丸各船がいつもお世話になっていてほんとうに有難うございます。 船に到着してすぐに社長さんや船頭さんにご挨拶。 今航海もどうぞ宜しくお願い致します





出港日和のものすごくいい天気。 暖かくて風もなくって、船首と船尾に掲揚された社旗と大漁旗の鮮やかな色が青い空に映えてとてもきれい。 出港時間に合わせぞくぞくと見送り人が集まってきました

今回初乗船することになった新人船員君を紹介して頂いて。 兵庫県出身だという新人君には、遠洋まぐろ漁船の幹部船員として成長できるよう頑張ってもらいたいですね。 気をつけていってらっしゃい

出港時間が間近にせまり、作業甲板上に乗組員や関係者が集まっての出港式の乾杯。 社長さんからの激励の挨拶、沖での注意事項など。 航海安全と大漁を祈念して高々と杯を掲げました

もうすでに恒例となった気仙沼つばき会の皆さんによる出船送り。 今回の出港では地元テレビ局の取材も入っていて、つばき会の活動などをテレビカメラで撮影しながらの出港でした。 いい映像が撮れたでしょうか。 そのうちテレビで放映されると思うので、放映予定など分かれば教えてほしいですね

第8昭福丸さんの出港おめでとうございます。 本船の安航と大漁をお祈り申し上げます

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09:04
2017年05月17日
123佐賀明神丸が記録的大漁!

5月も半ばとなって、気仙沼のかつおシーズンもすぐそこまで近づいてきたように思いますが、大型連休明けに八戸の惣宝丸さんが今季初水揚げを行ってから10日ほど経ち、その後の入港・水揚げがないままに日にちだけが過ぎ、徐々に期待値だけが大きくなってきている感じです

現在、千葉県勝浦港を中心に水揚げしているカツオ漁船団。 ここにきて巻き網船によるカツオの漁獲がまとまって、昨日などは5隻で160トンの水揚げ量。 それでも小型サイズが多く、3㎏・4kgを超える大きなカツオになると、ものすごい高値になったみたいで、今年のカツオ商戦が全く読めません

これからの時期、巻き網でのカツオ漁が本格化する一方で、一本釣り漁船はびんちょう漁に移行。 その先陣を切った形で、123佐賀明神丸がまとまった漁のびんちょうを水揚げしたとの情報です


数日間かけて漁獲したとはいえ、今回水揚げしたびんちょう97トンは近年にない記録的な数量。 土佐の風雲児とも称される船頭さん率いる123佐賀明神丸の精鋭乗組員の皆さん。 大漁おめでとうございました! 値段にも恵まれて、水揚げ金額を一気に伸ばしたことでしょう

123佐賀明神丸の今回のびんちょうの大量水揚げで、かつお漁からびんちょう漁へと本格的に移っていくんでしょうかね。 そうなると気仙沼港への入港も益々期待できるかな。 準備万端整えて待つことにしましょう。 各船の漁場選定や動向が気になるところですね。 毎日の入港船をチェックです

一本釣り漁船が漁獲するびんちょうは加工向けの商材なので、多少数量がまとまったとしても単価的には安定している魚種。 そのため毎年この時期になると各船ともに狙っているんです

漁場形成のポイントにもよるけれど、気仙沼港への水揚げでいい結果が出ると一気に入港に弾みがつくのも確か。 だんだん盛り上がってきた雰囲気だけではなく、実際の入港も早まればいいなと思いますね。 かつお一本釣り漁船の皆さん、くれぐれも事故や怪我なく、安全操業されますことを祈ります

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08:49
2017年05月16日
北かつまぐろ屋田中前店での夕食

気仙沼でマグロ丼を中心としたお料理を提供している「北かつまぐろ屋」が海の市店オープンから今年で20周年を迎え、それを記念したイベントがおこなわれているって聞いたので、さっそく出かけてきました

今回は夜ご飯を食べに田中前店に。 お店の前の駐車スペースには何台もの車が停まっていたけれど、お店に入ると小上り席が運よく空いていたので、お店のスタッフに案内されて着席です

普段はランチで来ることが多い北かつまぐろ屋さん。 夜の部のお客さんたちはやはりお酒も楽しんでいるみたい。 こちらは運転があるから、生ビールを我慢してマグロ丼を注文しました


一緒に行った子供たちはお気に入りのまぐろ三色丼とメカジキのカマトロステーキを注文。 やっぱ育ち盛りだから、食べる量が私達と格段に違いますね。 お隣席のお客さんもカマトロステーキみたいでした

私は赤身が美味い「まぐろ漬け丼」。 そしてカマトロステーキをちょっとつまみながら、三色丼も味見したりして。 海の市店は昼だけの営業で、ここ田中前店は夜も営業しているから、お酒を飲む目的だけじゃなくこうして食事を楽しむ方にも、田中前店の夜営業がお勧めかもしれません

お店のスタッフが大きな箱を持ってきて、20周年記念のくじ引きをどうぞって。 一人一枚づつ引いて、本鮪のトロが当たればいいなって思ったけれど、結果は残念賞。 でも1枚50円引き券になるからそれはそれでなんか得した気分。 そしてお会計の時にはソフトドリンク無料券(生ビール割引券)も頂いて

20周年のキャンペーン期間が約1ヶ月間なので、またお食事におじゃましたいと思います。 いつも安定した美味しいマグロ丼を手ごろな価格で提供してくれているまぐろ屋さん。 ごちそうさまでした

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08:41
2017年05月15日
豊洲移転でもめる築地市場にて

豊洲移転問題でもめている築地市場です。 東京出張の時間をさいて、情報交換などのために荷受会社の担当者にアポをとってでかけてきました。 ここ数か月間は毎月のように来てますかね

過去最高値水準の冷凍かつお相場。 資源悪化が心配されるカツオですが、それを裏付けるように遠洋・近海ともにカツオ船団の漁模様がまとまらず、そうなると自然に値段が高くなる。 やっぱり南方海域・産卵域での大型巻き網船による大量漁獲が影響しているんだと思います

目鉢やキハダの幼魚まで大量に混獲しているんだから、これを抑制していかなければ今後の搬入量にも大きく影響していきますね。 昨年から赤身の搬入量も少なくて、じりじりと上げ相場の展開です


一方で、クロマグロやミナミマグロなどの脂物商材に関しては、資源管理が功を奏して各水域の漁獲量を増やす決定もあって、価格的には安めの値動き。 今年の相場展開はどうなっていくんでしょうか

現在の築地市場の値動きや、各浜相場の動向、今後の搬入量や沖の漁模様などなど。 現状のおさらいや今後の見通しなどについて、荷受会社担当者とびっちり打合せすることが出来ました

そして来週におこなわれる予定の気仙沼からの視察団を受け入れる準備。 築地市場を見学しお寿司を食べるプラン。 予約をうけてもらったお寿司屋さんで、打ち合わせをかねてのランチタイムでした

いつもは岩佐寿司に行くことが多いけれど、今回は「すし処おかめ」さん。 大手まぐろ仲卸業者が手掛けるお寿司屋さんです。 お店の方々も気さくですごく感じがいい。 おまかせで握ってもらって、追加で食べたいものを注文して。 あら汁がすごく美味かったからおかわりを頂いて

来週の視察研修ではまたお世話になりますから、どうぞ宜しくお願い致します。 ごちそうさまでした

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10:00
2017年05月14日
「北かつまぐろ屋」20周年 大感謝祭!

気仙沼の宮城県北部鰹鮪漁業組合直営店「北かつまぐろ屋」が、平成9年の海の市店のオープンから今年で20周年となって、それを記念しての大感謝祭が行われているのをご存知でしょうか

5月12日から6月18日までの約一か月ちょっとの期間。 感謝企画丼としてまず、第5八幡丸さんが南インド洋で漁獲したミナミマグロをふんだんに使ったマグロ丼を通常2000円のところ1500円で提供

そしてご来店いただいた方々への大抽選会では、なんと本鮪・南鮪の大トロセット(20,000円相当)が当たったり、その場で使える1000円のお食事券など。 ハズレはなしで最低でも50円割引券が

さらに、週替わり特別限定品として、毎週500円のワンコインメニューが提供されるみたい

5月12~18日は臼福本店・第1昭福丸の本鮪、5月19~25日は勝倉漁業・第123勝栄丸のメバチマグロ、5月26~6月1日はカネシメイチ・亀洋丸のビンチョウマグロ、6月2~8日はメバチマグロのホホ肉ステーキ、6月9~15日は八幡水産・第5八幡丸のミナミマグロの大トロ、そして6月16~18日の村田漁業・第8大功丸の黄肌マグロまで。 ホホ肉ステーキ以外はぜんぶお刺身での提供です

北かつまぐろ屋は気仙沼市内に2店舗。 どちらのお店でも感謝祭イベントが同時開催されています。 とってもお得な企画なので、海の市店、田中前店、お近くのお店にぜひこの機会にお立ち寄りください

私もさっそく、ミナミマグロ丼を食べに行ってこようかな。 大トロが当たったらラッキーですね

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10:17
2017年05月13日
123勝栄丸がバリ島を出港!

気仙沼を出港して13日目のお昼の時間帯に、漁場への経由地バリ島ベノア港に到着した勝倉漁業の123勝栄丸。 当初予定のなかった税関関係のイベントが開催された影響で、岸壁がふさがっていて接岸が数時間遅れたものの、無事到着で乗組員の皆さんもホッとされたことでしょう

インド洋での補給基地、漁場への入り口となるここベノア港では、燃料油の補充や生鮮野菜や現地の香辛料などの食料品、そしてインドネシア船員の乗船など、入港早々に忙しい作業が組まれていました

それでも手続きに精通している現地代理店のスタッフの皆さんのご協力のおかげもあって順調に入港作業が進んで、予定していた在港日数で出漁準備もととのい出港体制となりました

出漁前にベノア港でおこなわれる乗組員と関係者が一堂に会しての食事会。 ローカルフードのレストランで乾杯でした。 これから乗船するインドネシア船員も和気あいあいで、これからの操業よろしくです

会社のスタッフが気をきかせて、日本人船員とインドネシア船員全員に船名入りのポロシャツを支給したんですけど、ユニフォームじゃないけれど一体感があってすごくいいい感じ。 順次、勝栄丸各船に配布していきたいと思います。 やっぱり暑いところなので、ポロシャツにして正解だったかな

二泊三日のベノア港滞在もあっという間に過ぎて、本船の出港の時間を迎えました。 滞在中はさまざまな作業のあいまにちょっとしたリゾート気分も味わえたはず。 張り切って漁場に向けてほしいと思います

現地関係者の皆さんの見送りを受けてベノア港を出港した本船は、南インド洋フリーマントル沖の漁場を目指します。 くれぐれも事故や怪我なく安全な航海で、そして大漁でありますようお祈りいたします

新造船から5年目となる今航海。 関係者の皆さんには引き続きサポートのほど宜しくお願い致します。 次回寄港時には、乗組員や関係者の皆さんと再会するのを楽しみにしてますから

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12:50
2017年05月12日
ランチタイムに餌の打合せ

5月に入って、大西洋操業船の漁場切上げの日程も近づいてきて、すでに次の航海でのマグロ漁に使う餌や資材などの手配がすすめられています。 時間がないのでランチタイムのミーティングでした

日本近海のスルメイカが今年も大不漁となった影響で、海外産のイカに買いが集中。 気仙沼の加工屋さんもイカ原料確保に相当苦労している模様。 こちらものんびりしてはいられませんね

国産のイワシやサバは比較的豊富だけれど、品物や価格を吟味しなくては。 延縄用の餌手配は、食用向けとの闘いという側面もあるから、生産状況や買い付け動向などを広くおさえておかないと

まぐろ船2隻分ともなると、手配しなければならない冷凍餌はかるく100トンを超える数量になるから、前広に情報収集しながら慎重に見極めないと。 取引先業者の皆さんどうぞ宜しくお願いします

朝から頭の中は餌の事でいっぱいで、あまり食欲もなかったけれど、軽めのサンドイッチにしようとハンバーグサンドを注文。 ドリンクは、気仙沼大島特産のゆずをつかった冷たいソーダにしました

久しぶりのハンバーグサンド。 お腹が空いていないと思ったけれど、すごく美味しくてあっというまに完食でした。 そして、ゆずが丸ごと入っているかのような爽やかなソーダドリンクもGOODですね

この分でいけば、乗組員が空路帰国するまでにはすべての餌手配は完了していると思いますね。 勝栄丸船団に少しでもいい餌を安く供給するにはどうすればいいのか。 さまざまな角度からの情報を基に、頭の中でシュミレーションしながら計画を立てて。 美味しいランチを食べながらのいい打合せでした

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14:17
2017年05月11日
123勝栄丸がバリ島に寄港

気仙沼を出港して13日目。 インド洋漁場に向けて沖出し航行中の勝倉漁業の遠洋まぐろ延縄漁船・第123勝栄丸が経由地のバリ島ベノア港に無事到着し、ゆっくり慎重な操船で入港してきました

予定していた着岸時刻に岸壁では税関関係のレセプションがおこなわれていたので昼過ぎまで待たされましたが、昼になってようやく錨地に停泊中の本船に港湾パイロットが乗船し、船長の操船のもとで着岸。 岸壁では現地代理店の関係者の皆さんやインドネシア船員たちが出迎えます

今回初めて乗船した新人君は船酔いなど大丈夫だったかな。 もうそろそろ船の生活リズムにも慣れてきて、先輩船員の皆さんと一緒に汗を流しながら仕事に励んでいたことでしょう。 日本からの沖出し航行作業にあたった乗組員の皆さん、本当にお疲れさまでした。 でもこれからがスタートですけどね

バリ島ベノア港ではこれからの航海向けの食料品や燃料油などが積み込まれ、インドネシア船員が乗船して操業体制を整えます。 暑いなかでの作業になるので、体調管理に気をつけてほしいと思います

これから出漁する南インド洋マントル沖の海域は、日本と真逆の秋から冬にかかての気候。 南下するにしたがって徐々に海況もあれ模様になってくるんだと思います。 漁具の整備や機器類の点検など、操業前に抜かりなきように、関係各部署の責任者の皆さんにはどうぞ宜しくお願い致します。
その前に、せっかくベノア港に入港したんだから、つかの間の休日を楽しむのもいいかもね。 現地で食べるローカル料理や日本食など、出漁前の乗組員全員の結束の為にもこうした時間は大事

治安はいいと言っても滞在中は油断することなく、事故や怪我などのないようにくれぐれも注意してほしいと思います。 バリ島ベノア入港ご苦労様でした。 現地関係者の皆さんも宜しくお願いします

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08:57
2017年05月10日
生鮮かつお 今季初水揚げ!

きょうは朝から雨模様の天気ながらも、昨日夕方に急きょ決定となった生鮮カツオの今季初水揚げで気仙沼港は早朝から関係者の熱気に包まれました。 久しぶりに早起きして魚市場に向かいます

北緯36度東経144度の海域で昨日漁獲された「新口」のかつお。 青森県八戸市の漁業会社が所有する巻き網運搬船「26惣宝丸」さんが、かつお約9トンと黄肌マグロなど約2トンを持っての入港です

早朝の午前3時には魚市場の岸壁に到着し水揚げ開始を待つ本船。 6時の水揚げ開始時間には、テレビ局や新聞社などの取材陣が大きなカメラをかまえての取材開始。 今日の昼や夜のニュース番組、そして明日の朝刊などで、生鮮かつお今季初水揚げのニュースが流れることでしょう





今回は数量が少なめだったこともあって、水揚げ自体は約30分ほどで終了。 昨年度に生鮮かつお水揚げ20年連続日本一を達成した気仙沼は、きょう21年連続日本一に向けてスタートを切りました

気仙沼での生鮮カツオ初水揚げを記念して、気仙沼市による御礼の挨拶と記念品の贈呈式。 気仙沼市長みずから現場に足を運んでの祝典でした。 毎年恒例ながら、こうした儀式は重要ですね

今季初水揚げされたカツオは、2~2.3㎏中心の「中小サイズ」が主体。 中には2.5㎏、3㎏を超える中、大サイズもまじっていて、この時期にしてはまずまずかと思いますね。 特に大きなサイズに関しては脂のりも確認できて、1㎏あたり2000~2500円というご祝儀相場に

昨年秋以降ひさしぶりの生鮮カツオの水揚げなので、販売用のカツオの見本をみていたら思わず食べたくなってしいました。 赤身がすごく鮮やかな、素晴らしい初ガツオでした。 今年の初水揚げも巻き網漁船によるものでしたが、一本釣り漁船ももうじき気仙沼港に舳先を向けてくれることでしょう

昨年よりも約20日ほどはやい生鮮カツオの初水揚げです。 各船の大漁と安航をお祈り致します

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09:56
2017年05月09日
石破茂先生を気仙沼にお迎えして

大型連休も終わって、日常業務が再開した勝倉漁業です。 いまバリ島ベノア港に向け航行中の123勝栄丸が補給のため入港する段取りや、大西洋操業船の操業終了を間近にし気を引き締めて仕事に臨みます。 社員のみんなも連休でしっかりと休養して、鋭気を養った事でしょう

連休気分も抜けきれぬタイミングで、「日本と気仙沼の水産を考える会」という会合が気仙沼で開催され、自民党の石破茂水産基本政策委員長をお迎えして、講演会と懇談会が行われ出席してきました

気仙沼の水産関係各団体のトップから、それぞれの業界が抱えている課題や問題点などについてのヒアリング。 漁船漁業関係、沿岸漁業関係、流通関係、水産加工、そして自治体関係など

漁船漁業関係からは、気仙沼遠洋組合の斎藤組合長が代表してのプレゼンテーションでした。 大きな問題として3点の課題を示し、まず最大の課題としては、船舶職員の確保対策についての議論

いま省庁横断的に検討がなされている海技資格要件の緩和の問題について水産庁長官から説明がありましたが、これをきっかけとしてさらに上級免状についても同様の方針でぜひ進めていただきたいですね。 さらには船員の税負担軽減措置への要望。 諸外国の税制がどうなっているか外務省と連携して調べてみたいとのお言葉を頂きました。 行政サービス受益の点からも検討して頂きたいと思います

そして老朽漁船の更新・新船建造について。 もうかる漁業やがんばる漁業、リース事業などでの新船建造が行われてはいるけれど、更新のスピードが遅く、もっと大規模に建造を進めていく必要があることを伝えました。 いま沿岸漁業主体のリース事業を遠洋漁業でも使えるようにしてほしいですね

もう一つの大きな課題としてはカツオやマグロの資源問題について。 いま国際的な注目と批判を浴びている日本近海などで漁獲されている太平洋クロマグロについて、先日おこなわれたWCPFC北小委員会で管理強化を来年に先延ばしする決定が行われたようですが、日本主導での大鉈を振るう決定が期待されてていただけに残念でなりません。 資源的に良好といわれている南方水域でのカツオ漁の規制強化を主張している日本なので、国際的に孤立しないよう、今後も引き続き日本が主導権をもって国際交渉して行けるように、この太平洋クロマグロの問題もしっかりと対応してほしいと思います

そんなこんなを話し合った長時間にわたる会合。 お忙しいなか気仙沼までお越しいただいた石破先生をはじめとする関係者の皆さま、ほんとうに有難うございました。 今回の議論が、議論で終わることなく一歩でも二歩でも前に進んでいきますように、これからもご指導・ご協力のほど宜しくお願い致します

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08:55
2017年05月08日
漁獲上限突破のクロマグロに追加枠配分

先日東京で太平洋クロマグロに関するステークホルダーが集まる国際会議が開催され、資源悪化が問題視されている未成熟の太平洋クロマグロの管理などについての話し合いがおこなわれました

まだこちらには詳しい情報は伝わってきていませんが、参加した関係者などからの情報では、結局何も決まらずに議論は来年に持ち越しになったという。 危機的な状況なのにこれでいいのでしょうかね

4月27日の水産庁のプレスリリースでは、国際合意に基づく太平洋クロマグロの小型魚の漁獲枠4,007トンを超過したと発表。 それによれば、「我が国はこれまで国際合意に基づき、30㎏未満の小型魚の漁獲量を年間で4,007トン以内に制限するなどの漁獲管理に取り組んできましたが、今漁期の漁獲量は平成29年4月27日の速報値(概数)で4,008トンとなり、漁獲枠を超える状況となりました。このため、今漁期が終了する本年6月までは、漁獲抑制の取組を徹底しつつ、混獲等の超過分は、国際ルール(超過分は翌年からの差し引き)にのっとって対応し、引き続き、太平洋クロマグロの資源管理に努めます」とのコメントを発表していました

ところが、それから僅か数日後になんとなんと、漁獲枠の未消化地域にクロマグロ漁獲枠を追加配分したというニュースが、日本経済新聞社の記事となって。 すでに漁獲枠上限を超過している未成熟の太平洋クロマグロ、それも、資源悪化が国際的な大問題になっている魚種。 こうした管理手法ではたしていいのかどうか。 早急に大ナタを振るわなければならないと思うのですが。。。

以下。日本経済新聞の記事全文を掲載します。 みなさんこの問題をどう考えますでしょうか

【水産庁は1日、4月27日時点で日本に割り当てられた漁獲上限(枠)を突破した太平洋クロマグロ小型魚(30キログラム未満)について、長崎県など枠を消化した一部の県に漁獲枠を追加配分していたことを明らかにした。日本海北部など既存の枠を未消化の地域でも当初配分した枠の上限まで漁獲を認めるという。 追加配分したのは6月までの今期分。追加配分は7月から始まる来期分から差し引くことが条件になる。水産庁は追加配分の総量やその配分量の根拠について「公表することは考えていない」(久保寺聡之資源管理推進室長)としている。国際約束した上限突破を承知で漁獲枠を追加公認する水産庁の漁獲管理には内外から厳しい批判が出そうだ。 長崎県によると、水産庁から取得した追加枠は56トン。全国最大の当初枠(632トン)の9%にあたる。県は対馬、壱岐の両地区が未消化の枠に相当する量として対馬に14トン、壱岐に8トンを再配分した。残りは保留している。 長崎県は3月6日に県内に操業自粛を通知したが、地区別にみると対馬や壱岐は枠が未消化だった。一律に操業を中止すれば不公平になると判断し水産庁と折衝した。 釣りも定置網もブリなどをとろうとしてクロマグロをとってしまう混獲は避けられない。混獲による漁獲増の圧力に加え、水産庁が認めた追加枠などは、クロマグロを目的とする操業(専獲)を可能にするもので、上限破りを公認するのに等しいといえる。 各地の沿岸漁業者は昨年末から地域間の枠融通やまき網漁業の枠を振り向けるよう提案していたが、水産庁の対応が遅れるうちに全体の枠を突破したため、枠を追加するしか方法がなくなった。 枠を超過した場合、翌年から差し引くことは中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)でも認められてはいるものの、上限突破後も操業を認めるのは異例の対応だ。】
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08:43
2017年05月07日
ゴールデンウィークも最終日に

早いもので、ゴールデンウィークも最終日となりました。 昨日から新幹線や高速道路などはUターンラッシュになっているようで、イライラする渋滞に巻き込まれている方も多いのではないでしょうか

きのうはちょっと雨模様だった気仙沼ですが、その雨も短時間で上がって夕方にはいい天気に。 今日は朝からとても暖かく、まさに行楽日和といったところですね。 最終日をゆっくり過ごしたいと思います

連休前半は、高熱を出して体調を崩した私だけれども、3日間ほどで体調も戻ってもう万全。 この連休は体力の回復にもちょうどいい休暇だった感じがしますね。 仕事に影響なくてタイミングがよかったです

埼玉と仙台から弟家族が気仙沼に帰省して、お昼時になって何か食べに行こうという事になって、勝栄丸ブログで見ている「まるき」さんに、言ってみたいとのリクエスト。 なんと初まるきだったんですって



連休中は特に行列ができているんじゃないかと予想し、開店時間前にお店にGO。 お店の裏の駐車場に車を滑り込ませて。 すでに数名のお客さんが陣取っていたんで、はやく来て正解でした

こちらはぜんぶで7名の団体客。 ラッキーにもぎりぎり一回転目に全員案内されて、それぞれに好きなものを注文。 期間限定の春牡蠣の白湯そば、私お気に入りの港町の煮干しそば、黒醤油ラーメンに中華そば、人気のつけ麺等々。 子供たちもまるきさんのラーメンに大喜びでした

ふと後ろを見ると入り口から外側まですでに行列ができていて。 朝めしを抜いて早い時間帯にお店に来て大正解でした。 帰省した弟家族たちも大満足だったことでしょう。 いつもいつもごちそうさまです

勝栄丸ブログで「春牡蠣の白湯そば」を見て、どうしても食べたくて前日もお店に来たけれど、行列ができていて断念した弟たち。 予想以上の美味しさに、これじゃあ人気店になるのもわかるよなあだって。 私がお勧めする理由が分かったみたい。 初まるきさんを相当気に入ってくれたみたいでよかったです

この連休中も帰省客などたくさんのお客さんで賑わったであろう「まるき」さん。 休日なく美味しいラーメンを提供し続けてくれているお店の方に感謝。 おじさんとおばさんも体に気をつけて頑張って下さい

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14:21
2017年05月06日
フカヒレ調査に横浜中華街へ

このゴールデンウィークを利用して、横浜中華街に出かけるチャンスがあって、気仙沼の特産品フカヒレの調査もかねて視察に出かけてきました。 ほんとうに久しぶりの横浜中華街でした

東京から京浜東北線で横浜まで。 石川町で下車すると、すでにものすごい観光客の数。 チャイナタウンの雰囲気がそこかしこにあって、大きな中華街のド派手な門が出迎えてくれます

横浜の人気観光スポットだけあって、まっすぐ歩けないほどの人混み。 これだけたくさんの中華料理店が軒を連ね、それでも共存共栄しているんだから、すごいとしか言いようがありませんね







今回、中華街を訪れた目的の一つは、気仙沼産のフカヒレを食べる事。 普段のまぐろ漁業経営の中で、フカヒレの原料となるサメのヒレを販売することはあっても食べることはほぼなく、本格的な中華料理屋さんで頂くチャンスは貴重。 取引先のサメヒレ屋さんに紹介してもらったお店に直行です

さすがは横浜中華街。 超高級中華レストランから庶民的なお店まで。 中にはフカヒレ料理専門っていう看板を出しているところまで。 何も情報ないとどこに入ったらいいのか迷っちゃいますよね

念願のすごく美味しい気仙沼産フカヒレ料理や、小籠包や麺類、デザートのかき氷まで。 食べるのに夢中で、フカヒレ姿煮の写真を撮り忘れたので、皆さんには想像だけで味わって頂くしかないかな

帰りにお土産物を物色していると、気仙沼の石渡商店さんが製造している唐桑産の牡蠣を使った「完熟牡蠣のドレッシング」」と、「気仙沼旨味帆立とコラーゲンのXO醤」を発見! ここでも売っているんだあ

天候に恵まれた横浜中華街への視察。 気仙沼産のフカヒレも美味しかったし、街の雰囲気も最高だし、近いうちにまた来てみたいなあと思う街でした。 実際に行って食べるのってやっぱ一番ですね

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10:32
2017年05月05日
GWは北かつまぐろ屋へ

5月の大型連休に入って、皆さんはどんな休日をお過ごしでしょうか。 今年のGWは全国的にも天候に恵まれているようで、どこの行楽地にも観光客が繰り出して、たくさんの人で賑わっている事でしょう

気仙沼も連休に入って県外ナンバーの車も増えて、帰省客なのか観光目的なのか、いずれにせよ気仙沼にたくさんの人が来ていただけるっていうのはすごくありがたい事ですよね

そんな皆さんにお知らせです。 この連休に合わせるように、市内2店舗の北かつまぐろ屋では特別メニューのマグロ丼を提供中なんです。 旬のミナミマグロをふんだんに味わえる「第5八幡丸のミナミマグロ丼」が4月29日より提供開始となって、すでに人気のメニュとなっている模様

さらには、ウニ・いくら・まぐろ各種を一気に味わえるその名も「超!よくばり丼」も提供開始となって。 そして超高級食材だけを盛り付けた「海宝丼」2800円も、今年もラインナップに加わったみたいです

田中前店では、不動の人気を誇る「メカジキのカマトロステーキ定食」や新メニューの「まぐろカツサンド」など。 生ものがちょっと苦手だっていう方にもおすすめです。 海の市店と田中前店、それぞれに特色のあるメニュー構成で、皆さんをお待ちしていますので、お誘いあわせの上ぜひご来店ください

勝倉漁業の123勝栄丸が3月に母港水揚げしたメバチマグロもそろそろ北かつまぐろ屋のまぐろ丼として登場してくるはずなので、またそれも楽しみにしながら美味しいマグロ料理を味わいたいと思います

天候に恵まれて、気分もお財布も開放的になるこのGW。 皆さん楽しんで下さいね

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12:25
2017年05月04日
6年ぶりに復活!「氷の水族館」

GWでたくさんの観光客で賑わいを見せる気仙沼の海の市で、魚を氷の水槽に入れて展示する「氷の水族館」がオープンしました! 東日本大震災で被災して以来6年ぶりとなる観光スポットの復活です

氷の水族館のテーマはずばり「三陸の海」。 以前はなかったイルミネーションとプロジェクションマッピングを導入して、光と映像の演出でさらに幻想的な世界を演出。 見ごたえ満点の施設になった模様

三陸の海に回遊する豊富なお魚たち。 カツオやスズキ、真蛸など、約40種類・600匹を光と特殊映像で彩っています。 市内の製氷会社が運営するこの氷の水族館。 以前にもまして魅力的なものになったんじゃないかなあと思いますね。 この連休中にでも家族と共に出かけてみようと思います

入り口で手渡される防寒着を着用して、氷点下20度の世界に一歩足を踏みれるとそこはまさに氷の世界。 海の中を泳いでいるようなお魚たちが出迎えてくれます。 お魚を氷の中に閉じ込める技術っていうのもすごい。 規模は小さいけれど、日本で唯一のここしかない水族館と自慢できるはず

震災で長期間休業となっていて、今回新たなフロアーに移転しての全く新しい氷の水族館を誕生させた運営会社や関係者のご苦労は相当なものだったんじゃないでしょうか。 ぜひ気仙沼の目玉の施設になってほしいと思いますね。 氷の水族館、復活での営業再開ほんとうにおめでとうございました

氷の水族館の入館時間は午前9時から午後5時まで。 入館料は大人500円、小学生が300円。 GWにご家族ずれでぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。 きっと違った世界が見れるはずですから

氷の水族館(岡本製氷)のホームページはこちら

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08:46
2017年05月03日
南三陸みなさん館でマグロ丼まつり

先日、安倍総理と吉野復興大臣も視察に訪れた気仙沼のとなりまち南三陸町。 勝栄丸ブログでもこのまえの記事で新しくオープンした「南三陸さんさん商店街」のレポートをさせて頂きましたよね

さんさん商店街のある志津川と気仙沼のあいだにある歌津地区に南三陸直売所「みなさん館」っていうこじんまりとした直売所兼食堂があって、先日も志津川の帰り道に立ち寄って見物してきました

南三陸みなさん館で、このGW期間中の4月29日から5月7日の昼の時間帯(11時~14時)に「マグロ丼まつり」という催しが行われる情報を聞いたので、勝栄丸ブログを通じてお知らせしたいと思います

マグロ船直仕入! とうたったこの企画。 なんとなんと、123勝栄丸がインド洋で漁獲してきたメバチマグロを提供するんですよね。 まぐろ丼やネギトロユッケ丼、ネギトロ丼に海鮮丼などで

気仙沼港で母港水揚げしたメバチマグロ、それも大型のものだけを厳選し協力工場で加工して。 まぐろ本来の赤身の美味しさが存分に味わえるはずなので、お近くの皆さんはぜひ出かけてみて下さい

5月3日と4日には、旬のホタテ焼きの販売やこれから旬を迎えるホヤのつかみ取りなどのイベントも企画されているとの事。 123勝栄丸のマグロ丼を味わって、南三陸の海の幸を堪能する休日もいいかも

うちのスタッフも勝栄丸のマグロ丼を食べに「みなさん館」まででかける予定だそうで、こうした地道な販売への取り組みで勝栄丸のマグロファンがこれからもっと増えてくれることを期待しています

南三陸みなさん館のホームページはこちら

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09:00
2017年05月02日
春牡蠣の白湯そば

88勝栄丸そして123勝栄丸が気仙沼を出港しインド洋の漁場に向け、ゴールデンウィークを前にしてホッとひと段落したところです。 勝倉漁業はあす5月3日から7日までの休暇を予定しています

取引先からのFAXが届いて、なんと4月29日から5月7日まで9連休っていう会社もあるけど、うちの会社はいたって常識的な連休設定じゃないかなあ。 たまにはゆっくり頭を休めるのもいいでしょう

仕事がひと段落したお昼時、久しぶりに「まるき」のラーメンが食べたくなって車を走らせました。 とくに最近は港での作業が忙しかったから、田中前のまるきさんまででかける時間がとれなくて

駐車場に滑り込んで。 ちょっと遅い時間帯にもかかわらず、まるきさんの外まで行列ができていて。 もう気分はまるきのラーメンだったので、少し待ってもしょうがないと列に並びます

15分ほど待ったでしょうか。 まるきのおばさんに案内されて席について。 期間限定の「春牡蠣の白湯そば」がSNSなんかでみんな食べてるのを見てたから、私も迷わずに注文です。 唐桑産の牡蠣を使用したラーメンって、どんな味なんだろうってすごく興味津々。 牡蠣が2個どーんとのったラーメンでした

まずはスープから。 濃厚な白湯スープに牡蠣の旨味が出てて、一口で気に入りました。 濃厚スープが絡む自家製麺。 トッピングの菜の花が春を感じさせてくれます。 玉ねぎのみじん切りがあっさりさせてくれて。 いつもはスープを全部飲まないけれど、今日は最後の一滴まで完食でした

いやあ、美味かったねえ。 最近食べたラーメンの中では確実に上位にくる一品。 帰りのお勘定の時、まるきのおばさんに思わず「最高に美味しかった」って伝えてニッコリ。 いつも美味しいラーメンを追及しているまるきさんの自信作「春牡蠣の白湯そば」の2017年バージョン。 皆さんもぜひお試しください

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13:55