宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年11月30日

台南・林百貨店を訪れて


台南市内の「度小月」さんでの担々麺ランチを堪能したあとは、ちょっとだけ市内を散策する事に。 歴史的な建造物が立ち並ぶ街並みは「台湾の京都」って云われているのがよく理解できますね。 映画の舞台にでも出てきそうな街並みだなあって思いながら、キョロキョロしながらカメラを手に街角のスナップ写真 音符

日本でいう明治や大正時代を彷彿させるような建造物が今でも現役で使われてて、東京駅とそっくりな建物もあって、もっと時間があればゆっくり見てみたいなあと感じるものばかり camera

その中でも、昨年6月に復活したという「林百貨店」に立ち寄る時間がありました。 日本統治時代に開業した林百貨店は、その当時としては珍しい近代的なエレベーターを備えた5階建て。 内部はきれいに改装してあるものの、どこかしら懐かしさの感じる素敵なお店でした。 その当時は最先端の流行の発信地だったんでしょうね。 古い建物を再利用し新しい文化を発信する・・・すごくいいと思います 花丸


当時をしのばせる展示物がいたるところに展示してあります。 蓄音機やソファ、アコーディオンや日用品そして三輪自動車など。 中には販売しているものもあるみたい。 こういう古いものって素敵ですよね 親指

お店の中には林百貨店が厳選した商品の数々。 台湾中から選び抜かれたお土産品、衣類やバック、文房具に美術品など、ところどころにカフェやレストランもあって、たくさんの観光客で賑わっていました クラッカー

そして屋上には当時からある神社が。 1945年の空襲による銃弾のあとがそのまま壁に残っているのが痛々しい。 この空間にいるだけで、その当時にタイムスリップしたような気分になりますね 学校

初めての台南で歴史と文化に触れて、気が付けばそろそろ高雄に戻る時間となりました。 出張先でのこういう貴重な経験もまた自分の財産ですね。 台湾・台南はすごく素敵な街でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 06:39

2015年11月29日

台南で担々麺ランチ


出張先の台湾・高雄からちょっと足をのばして台南へ。 海と漁をつかさどる神様へ心を込めて参拝したあとは、台南名物の担々麺を食べに行こうという事になりました 食事クラッカー

昔は天秤棒を担いで担々麺を売り歩いたそう。 天秤棒の事を「坦坦」っていうから担々麺なんだとか。 気仙沼でこの前美味しい担々麺をまるきさんで頂いたばかりなので、本場の担々麺はどんな感じかなって期待満々で行ったのは・・・台南市内にお店を構える「度小月」さん。 行列のできる有名店なんだとか 音符

ラッキーにも待たずに入店。 二階の席に案内されて、メニューを見ながらなんにしようかなと。 ビーフンも捨てがたいけどやっぱり担々麺は外せないでしょうと、サイドメニューもオーダーして。。。noodle


初めて台湾で食べる担々麺。 日本で食べる担々麺より二回りほど小さな器に、えっ、これが担々麺?っていうイメージとはだいぶ違った麺が。 もともとは屋台料理だったから、この小ぶりな器の担々麺が本場ではstandardなんだとか。 へ~そうなんだ、それにしても日本とはだいぶ違うなあ camera

あっさりとしたスープに喉ごしのいい麺。 肉味噌に味付け玉子のトッピング。 初めて食べたけど、これはこれでアリですね。 独特の香辛料で味付けされた玉子も最高! もちろんスープまで完食です親指

日本で食べる担々麺もいいけれど、こういうあっさり系の担々麺も捨てがたいですね。 やっぱり本場の味は美味かったし、この担々麺に秘められた歴史の奥深さも味わえたような気がします 花丸


そしてサイドメニューで頼んだ鶏肉のお料理も、これまた日本では食べることのできないような味付け。 牡蠣のフライやほうれん草のおひたしなど一通り食べてまだまだお腹いっぱいになってないけど、この後の食べ歩きにとっておこうと思います。 台南の美味しいお店を紹介してくれてありがとうございました icon12

こういうその土地・土地の美味しいグルメに出会うのももう一つの旅の醍醐味。 あと残された時間でどれだけ堪能できるかわからないけど、台湾グルメを満喫していきたいと思います nikuman

台南に訪れることがあれば、「度小月」さんの担々麺おすすめです。 こんどは米粉っていう選択もいいかもね。 やっぱりまた台南に来なくちゃ! まだまだ美味しいお店がいっぱいありそうですから face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:23

2015年11月28日

台南で「漁の神様」に願い事


台湾・高雄での視察を終えてちょっと足をのばして隣町の台南へ。 高雄から車で約1時間ほどの距離でしょうか。 高雄から台湾新幹線でも行けるけど、取引先の方が車でアテンドしてくれました bus

初めて訪れた台南は、かつて台湾の首府として政治や経済の中心地だった街。 「台湾の京都」と呼ばれるだけあって、市内各所に多くの旧跡が残り、古都の佇まいを見せています。 各家々の間口もすごく狭くて、まるで京都の町屋のよう。 古いものを大切に受け継いでいるっていうのがよくわかりますね 花丸

まず訪れたのは、市内の大きな寺院。 台湾における「海と漁の神様」の総本山として有名なところだそうです。 遠洋マグロ漁船を運航する勝倉漁業を代表して、見よう見まねで台湾式の参拝方法に従っての願い事。 勝栄丸各船の航海の安全と大漁などを祈願。 神聖な場所にくると心が休まります タイ


境内の柱には日本でいう絵馬みたいなお札がびっしりと結んでありました。 参拝に訪れた皆さんの願いが書き記された心のこもったもの。 こういうところは台湾も日本も同じなんですね camera

参拝を終え寺院の奥へ進むとそこはオランダ統治時代のお城の跡が。 展望台になっていて、資料館もあって、昔の絵図面をみてみたら、今いるここの周辺は海だったって。 まわりは建物だらけの今からは想像できないような感じがしますね。 後世になって埋め立てられたっていう事なんでしょう。 それにしても暑い、見学はこれくらいにして楽しみな食事にいくとしますか 食事

古都の街並みを時間があればもっとゆっくり散策してみたかったなあと思います。 そう思わせる風情のある街ですね、ここは。 こういうところは車じゃなくって、自分の足で歩いてみるのがいい 音符

それも・・・ カメラを片手に、自分のペースで。 こんどは是非そうしたいです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:19

2015年11月27日

国際観光都市を目指して


約一年ぶりに訪れた台湾・高雄。 ここにくるたびにだんだん近代的にオシャレな街になっているなあって感じますね。 それもそのはず、国際的な観光都市を目指して市内各所で再開発中なんだとか クラッカー

近代的な図書館が街の真ん中に出現したと思えば、ビルの外壁全面が太陽光パネルを張った超エコなビルがあったり、国際漁業展の会場も柱が一切ない大空間を実現してたりして 親指

道路は広いし、緑はいっぱいあるし、ごみは落ちてないし、高雄市全体で外国からのお客さんを呼び込もうという戦略にもうなずけますね。 ホテルも外国語が当然のように通じて快適でした 花丸

ちょっと時間があったから、昔の倉庫を改造したショッピングセンターに立ち寄ってのお買い物タイム。 古い建物のリノベーションで、こんなに素敵な空間ができるんですね。 すごくいいと思います camera


外観・内装ともに黒を基調としたシックな色調。 内部にはスーパーマーケットがあったり、カフェやレストラン、日本式のラーメンや和食のお店もあったりと、たくさんの若い人で賑わっていました icon12

お魚やさんで買った魚介類をレストランにもっていけば好みの料理に調理してくれる、そんなサービスもあるそうです。 時間とお金があったらここで夕食でもいいかって思うくらい。 こういうサービスって日本でもあっていいと思いますね。 そうかと思えばサンマの塩焼きが入っておかず3品選べるお弁当も500円くらいとリーズナブルなお店もあって、高雄に住んでいたらランチはここかな 食事

そして2階に上がるとこれまたオシャレな本屋さんやレコード屋さんが。 中国語の本ばかりだから何が書いてあるのかさっぱりわからないけど、ぶらりと散策するだけでリラックスできる空間です。 買わなくてもベンチに座っての読書OKなんだって。 気仙沼にもこういうお店ができないかなあ icon14

短時間のショッピングだったど、高雄の最新スポットでみんなでリラックスタイムでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:35

2015年11月26日

台湾式乾杯での懇親会


今回の台湾・高雄視察は前回と違ってお忍びでの旅のつもりでしたが。。。 直前までマルタ共和国でおこなわれていた大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)に出席していた台湾代表団に、私たちの訪台情報が伝わっていたみたいで、ICCATから朝に帰国した台湾の漁業者団体理事長から連絡があって懇親会が急きょ開催されることになりました。 どこから伝わったんだろう・・・すごい情報網ですね 食事

会場となったレストランには、台湾区鮪魚公会の理事長さんをはじめ、大西洋・太平洋・インド洋の各海域の代表理事の方々や事務局の面々が勢ぞろいでのお出迎え。 ほんとうに恐縮してしまいます クラッカー

理事長さんからの歓迎のあいさつで乾杯! 前菜に続いて、もちろんマグロのお刺身がド~ンと。 それも脂ののった高級ミナミマグロが大皿にいっぱい。 こういうところはやっぱりマグロ漁業国の宴会です 花丸

アワビやカニ、のどぐろの焼き魚、肉料理や野菜料理にスープなどなど。 何品食べたか覚えていないくらいのおもてなし。 やっぱり台湾の中華料理は最高に美味しいですね 親指

ビールはそこそこに、台湾の漁業者が持ち込んだウィスキーが登場。 ロックで一気飲みの台湾式乾杯の連続。 1literボトルが3本、1時間もたたない間に空になってしまいました。 それでももちろん終わりじゃなくて、お酒が紹興酒にかわって食事会は続きます。 1時間ほどでダウン寸前になったメンバーもいて。 顔色を見ればわかりますよね。 台湾式の乾杯はほんと恐るべしです 汗

そして最後には私からの感謝の言葉。 昨年に引き続き、私たちを歓迎して下さって、それもICCATから帰国早々の大変お疲れのところをフルメンバーで迎えて頂いて、本当にありがとうございました タイ

こういう日台漁業者の懇親の機会を来年もまたもちたいですね。 ライバルである遠洋漁業国同士が、こういう機会を通じてこれからよりも良い協力関係をさらに強めて共に発展していくようにと願います icon14

懇親会の終わりには、出席者全員での写真撮影。 理事長さんはじめ同業公会の幹部の皆さま、本当にお世話になりました。 こんどは日本で、それも我々の気仙沼の地でこの続きをやりましょう face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:09

2015年11月25日

台湾国際漁業展を視察して


高雄港での視察のあと、今回の訪台のメイン・台湾国際漁業展の会場に到着しました。 東京ビックサイトのような会場は、展示会初日とあってたくさんの人。 さっそく入場者登録をして会場内に進みます クラッカー

一番大きなブースは、台湾最大手の造船会社の「中信造船」さん。 白髪が印象的な社長さん自ら陣頭指揮を執って、たくさんのスタッフが対応中。 海外巻き網船やサンマ船、タンカーや官庁船などなど、でも遠洋まぐろ船の模型がなかったのは残念ですね。 しばらく建造していないっていう事なんでしょう 船

船舶用の機器類、LED照明、レーダーや魚探、各種通信機器、最新式のGPSブイシステム、そしていろいろな漁具類。 ロープやナイロンテグス、アルミロックに漁網、次から次にブースを見学です camera


取引先の漁具メーカーでは以前からお世話になっている社長さんにご挨拶。 ヨーロッパの漁船で導入されている漁具一式のプレゼンテーションをしていただきました。 今回もお世話になります 親指

そしていま台湾で主流となりつつあるFRPのマグロ漁船。 昨年の訪台時に建造中のFRPマグロ船を見学していたので、模型を見ただけでその全容が理解できます。 やっぱり百聞は一見にしかずですね icon12

日本で毎年おこなわれているSeaJapanよりもちょっとコンパクトな感じかな。 それでも台湾の漁業界の今を目で見て肌で感じて、すごく勉強になったと思います。 漁業展を見に来てやっぱりよかったすね 花丸


そして会場内には、台湾の水産加工機械や水産物の展示や、韓国やインドネシアのシーフードを紹介するブースもありました。 マグロ類を取り扱うブースでは、丸のままの冷凍黄肌マグロの展示も 音符

そしてCOマグロの製品まで。 世界的にはまだまだこのCOマグロが流通しているっていう事なんでしょう。 カジキ類やサメ類、そしてアブラボウなど。 こうしてサクやステーキ状にきっちりと加工し真空パックしてあると、商品感が増してちゃんとした製品になるんですね。 すごく勉強になります。 日本では流通していないような魚種、そして加工形態が、もしかすると世界の水産流通のstandardなんじゃないのかって タイ

こうしてみると、まだまだ日本の水産物流通の可能性は伸びしろが大きなって感じました。 そして台湾の漁船建造の現状や最新の漁具・機器類の情報にふれて、すごく刺激を受けた展示会でした icon14

またこういう機会があればどこにでも出かけて、最新の漁業・水産情報に接してみたいと思います face02

台湾国際漁業展2015のホームページはこちら → http://www.taiwanfishery.com/
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:27

2015年11月24日

高雄港での冷凍サンマ水揚げ


台湾高雄港を視察していると、ちょうどタイミングよく冷凍サンマの水揚げを行っている現場に遭遇したので、船主さんにお願いして見学させていただきました。 お忙しい中ありがとうございました 船

三陸沖で操業する台湾の大型サンマ漁船から冷凍運搬船に洋上転載し高雄港に搬入されたもの。 パレットに積みつけられた冷凍サンマが運搬船の漁艙から次々と陸揚げされていきます camera

今回水揚げしているサンマは約3か月分で150トンほどの量だとか。 一か月あたり50トンほどの漁獲しかなかったそうで、昨年に比べて相当少ない量で、今年のサンマ漁はもうからないと嘆いておられました 汗


屈強な作業員たちが上半身裸で水揚げ作業を行います。 洋上でサイズごとに選別されきれいに並べて船内凍結。 日本の冷凍さんま製品とは考え方がちょっと違います。 台湾のサンマ船は乗組員が70名も乗船しているので、サイズ選別は手作業で行うみたいですね。 それにしてもこれだけの量を洋上でそれも手作業で選別するんじゃ乗組員もすごく大変でしょうね ちからこぶ

台湾漁船が操業する北海道から三陸沖の公海漁場でも、今年は大型のサンマが少なかった模様。 特大サイズは約1割だとか。 見たところほとんどが130gくらいの平均じゃないかと思います。 これは日本近海と同じ組成ですかね。 気仙沼で毎日のように水揚げされているサイズ組成と同じような感じかな ブック

冷凍運搬船から陸揚げされた冷凍サンマは、サイズごとにパレットに積み上げられ、フォークリフトでそのまま保冷車へ。 これからロシアや中国などへ輸出するんだと話しておられました。 サンマはもうすでに国際的に流通する魚種になったんですね。 中国なども実績作りのために三陸沖公海漁場での操業を拡大させていると聞きますから、これからの国際的な資源管理が大変そう pc1

この会社では2隻の大型サンマ漁船を主有していて、このあとは南米アルゼンチン沖での松イカ漁に向かうそうなので、次はイカをたくさん獲ってマグロ漁の餌としての供給を期待しています icon14

偶然にも見学できた台湾漁船からのサンマ水揚げ。 昨年に引き続きほんとラッキーでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:43

2015年11月23日

高雄の漁業会社へアポなし訪問


台湾・高雄の旅の初日。 国際漁業展開場までの時間を利用して高雄港の視察となりました。 港の奥に車を進めると、冷蔵庫が立ち並ぶ一角にとある水産会社の社屋が icon12

台湾の漁業者団体・同業公会の前理事長さんの会社だと聞いて、思い切ってアポなしで訪問する事に! 幸いにも社長さんご夫婦がおられて、私たちの突然の訪問にも快く迎えていただきました 花丸

大きな社長室に通されると、奥さん自ら台湾式のお茶のお点前。 何杯も続けていただくのが台湾式。 香りのよい「茶」を頂きながらの和気あいあいな情報交換の時間。 あ~美味し cup


超低温の遠洋マグロ船だけではく、とんぼ船、FRPマグロ船、海外巻き網船、そしてイカ・サンマ船と、たくさんの漁船を経営しておられます。 でもやはり乗組員不足の問題は台湾も一緒みたいですね 船

一時はブームとなったFRPマグロ船の建造も、燃油価格の下落と共に下火になってきた模様。 小さな船での操業はどうしても効率が悪くなるのと、決定的なのはスピードが出ないっていう事らしいです。 海外巻き網船はVDSによって入漁料が高騰、来年は140ドル水準が予想されているとも ドル袋

ん~、聞いているだけで大変そうですね。 経営の視野と弾力性そしてコスト追及で先を行く台湾の漁業者から直接こういうお話を聞けるとすごく勉強になります。 これだけ大きな規模の漁業会社になると、漁業っていうよりも物流企業に近いような感じがしますね。 お話し頂いてありがとうございました camera


そして気が付けばお昼時となって、レストランにどうぞと案内されたのは、社屋に隣接したマグロ料理屋さん。 お昼時とあってか、たくさんのお客さんがマグロを食べに来店していました ハッピ

自社船の漁獲物を工場で加工して自社のレストランで供給しているんだとか。 高雄市内中心に展開しているお店の数はなんと18店舗もあるそうです。 すごいですねえ。 マグロのお寿司を中心に、丼物や焼き物など、価格は日本と同じくらいの感じかな。 セルフスタイルの気軽に食べれる感じのお店でした 食事

そして面白いのが、マグロの卵や内臓、ヨシキリザメの燻製。 社長の奥さんの妹さんが製造を担当しているそうで、こういうのは初めて食べたけどすごく美味しくて一緒に行った皆さんも絶賛でした 親指

突然のアポなし訪問に快く迎えて頂き、その上に美味しいマグロ料理まで振る舞っていただいて、本当に有難うございました。 漁業活動以外のこういう事業展開もすごく参考になりました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:41

2015年11月22日

台湾・高雄への視察の旅


インドネシアへの出張から清水での水揚げ、そして韓国でのCCSBT会議出席の次は金沢での若手経営者の会と、怒涛の出張ピークとなったここ一ヶ月あまり。 席を温める時間もなかったような気がします タイ

その締めとなるのは昨年の10月いらいの約1年ぶりのとなる台湾出張です。 昨年の台湾訪問では、台湾漁業者団体からの震災見舞いに対する御礼という云わば公式なミッションでした。 気仙沼市長や北かつ組合長からの親書を携えて、大漁旗や気仙沼のお土産をもっての訪台でしたね 船

昨年の訪台の様子はこちらをご覧ください ↓
 ✓ 謝謝 台湾区鮪魚公会 http://shoeimaru.da-te.jp/e836401.html
 ✓ 高雄港の夜景と・・・ http://shoeimaru.da-te.jp/e836994.html
 ✓ FRP超低温まぐろ船を見て http://shoeimaru.da-te.jp/e837252.html
 ✓ 台湾視察の〆に http://shoeimaru.da-te.jp/e837431.html
 ✓ 台湾・九份を訪れて http://shoeimaru.da-te.jp/e837997.html

あれからもう一年が経つんですね、早いものです タイ

また今年も台湾を訪れる事になりましたが、今回の訪台の目的はなんといっても国際漁業展の視察です。 いまや世界最大規模の漁業国となった感のある台湾で開催される漁業展。 台湾ではどんな最先端漁業技術が開発されているのか、興味津々で仲間の漁業者たちが成田空港に集まってきました 音符

高雄までは中華航空で約4時間ほどのフライトでしょうか。 フランス・パリでの同時多発テロやエジプトでのロシア機事故など、世界中の治安が不安定なのでちょっと心配でしたが、予定通り高雄に到着です 飛行機

これから高雄での視察を楽しみに市内へ向かう私たち。 宿泊先は昨年と一緒の「国賓大飯店」!花丸

今回の訪台ではどんな出会いが待っているのか。。。 昨年もお世話になった高雄の漁業者の皆さんは元気でしょうか。 滞在中、台湾漁業界の今を少しでも探りながら勉強できればいいなと思います camera

さあ、勝栄丸ブログでの台湾高雄の旅のスタートです。 このブログを読んで、皆さんにも共に台湾旅行した気分になって頂けたら嬉しいですね。 台湾の美味しい食などもレポートしていきますから face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:40

2015年11月21日

アンカーでマグロ資源管理講演会


気仙沼のアンカーコーヒー・マザーポート店を会場にして、東京海洋大学の勝川先生をお招きしての講演会が開催されました。 演題はなんとずばり「世界のマグロ資源管理の現状」です 船

10日くらい前にアンカーコーヒーでの開催案内があって、予定表を見るとちょうど気仙沼にいる日程だったのですぐに出席の申込み。 こういうイベント告知が簡単にできるのもFacebookの良さなんでしょうね tel01

当日は18時からの開催とあって外はもう真っ暗。 仕事を終えた参加者がアンカーコーヒーに続々と集まってきます。 開始時間には20名を超える聴衆となり、私もコーヒー片手に席に着きます cup


太平洋と大西洋のクロマグロ、そして南太平洋でのミナミマグロの資源管理状況について、初心者にもわかりやすく簡単な言葉で専門的な内容を説明していく勝川先生。 マグロの専門家である私にとっては再確認の時間かな。 クロマグロの乱獲が続く日本近海ではようやく漁獲規制が導入されつつあるけれど、まだまだこれから。 もっともっと厳しい措置を導入しなければならないんでしょうね ブック

しっかりと管理していけば劇的にその資源量が回復するといわれるクロマグロなので、養殖・蓄養そして沿岸沖合漁業間の調整をちゃんと行って、場合によってはもっと法的な縛りをつけて、将来的にも資源を有効利用できるように管理しなければならないと、先生のお話しを伺いながら改めて感じました 親指


肉牛のなどの飼育には穀物や草を餌としてるけれど、マグロの養殖には天然のお魚(小魚)を与えるので、勝川先生曰く「マグロを養殖するっていう事は、牧場で狼などの肉食動物を飼育するようなもの・・・なので、マグロの養殖はエコなものにはなりえないんだ!」と強調されておりました。 その通りだと思います マイク

そしてさらには、養殖まぐろが天然まぐろを補完する事はあっても、すべてが養殖マグロになってはダメなんだとも。 やはり天然まぐろの美味しさや安心・安全、そして資源の大切さと有効利用をもっともっとアピールしていかなければなりませんね。 すごく勉強になった講演会でした 花丸

今回初めてアンカーコーヒーでの講演会に参加できて、勝川先生ともお話しできて、すごく有意義な時間でした。 またこういう機会があればぜひ参加したいと思います。 次は懇親会にも参加したいです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:45

2015年11月20日

五郎丸選手だけじゃない


仕事の関係で気仙沼市役所ワンテン庁舎を訪れたところ、2階ロビーに何やら展示物があって人垣ができていたので、引き寄せられるようにいってみると、なんとラグビー日本代表のジャージが展示してあるじゃないですか。 紅白横縞のデザインに胸には桜のマーク。 すごくカッコいいですね sakura

皆さんご承知ないかもしれませんが、ラグビー日本代表メンバーの中になんと気仙沼出身の選手がいるんです。 そう、畠山健介選手! 実は気仙沼鹿折ラグビースクールの卒業生なんです 音符

仙台育英高校では花園へ出場、そして早稲田大学ではプロップとして活躍。 その後、2011年のワールドカップで日本代表入りし、今回の2015年の大会でも続けて日本代表メンバー入りした選手です マイク

ラグビー日本代表全員のサイン入りのジャージってすごくいい。 欲しくなっちゃいます 親指 


いまテレビで話題となっている五郎丸選手。 キック時のルーティンが独特で、子供から大人まで真似したりして。 毎日のように五郎丸選手の話題で持ちきりですね。 所属のヤマハの試合は超満員だとか icon14

だけど、ラグビーは五郎丸選手だけじゃない。 気仙沼市民にとっては五郎丸選手と並ぶいやそれ以上にリスペクトしているのが畠山健介選手なんです。 ワールドカップ開催時には市内各所にパブリックビューイングが設置されて、畠山選手をはじめとする日本代表団の勝利を応援し盛り上がったみたいですね ハッピ

次回ラグビーワールドカップが2019年に日本で開催されますが、ラグビーブームが一過性のものじゃなくさらに盛り上がって、野球やサッカーに並ぶようなスポーツになっていってほしいと思います 野球ボール

この日本代表ジャージを見たいっていう方は、市役所ワンテン庁舎までどうぞ。 いつまで展示してあるのかはわかりませんけど、早めに行ってみたほうがいいと思いますよ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:24

2015年11月19日

新倉庫の建築工事順調に


東日本大震災の大津波で被災し、市内3カ所にあった勝倉漁業の漁具倉庫がすべて流失したままになっていましたが、このほど潮見町の社有地に新しい漁具倉庫の建築を開始。 先日の勝栄丸ブログでも工事開始の記事をお伝えしていました。 http://shoeimaru.da-te.jp/e954552.html

出張からもどって早々に、隣地の方々との打ち合わせのために久しぶりに現場に出向くと、もうすでに建物が組みあがっていて、漁具倉庫の外観が確認できるところまで工事が進んでいました 花丸

3カ所の漁具倉庫を合築したとはいえ比較的コンパクトながらも、漁具倉庫ですからシンプルで十分だなあって。 これから中の仕切り壁や防熱、照明器具やシャッターなどが取り付けられていきます 音符


震災以降、市内にはドライ倉庫が不足していて、とうぜん漁具や資材などを保管しておく場所もなくて、取引先の業者の方々には本当にご迷惑をおかけしました。 申し訳ございません m(__)m

12月には完成する漁具倉庫をこれからどんどん利用していきたいですね。 日に日に完成に向けて工事が進められていくこの物件が、工期通りに無事に完成する事を願います icon14

そして通りを挟んで向かい側を見渡せば、水産会社の大森さんの新社屋工場が完成の雰囲気だったのでちょっと顔をだしたら、ちょうど社長さんご夫婦がおられて、新工場の内部を案内していただきました クラッカー

1階が加工場と冷蔵庫、そして二階が事務室と応接、社員食堂など。 いたるところにこだわり感のあるすごく素敵な社屋でした。 大森さんの新社屋・工場の竣工、ほんとうにおめでとうございます。 これからご近所としてもどうぞ末永いお付き合いのほど宜しくお願いしたいと思います タイ

震災で一番被害の大きかったこのエリアが、このようにだんだんと復旧・復興に向かって動き始めてきました。 また気が付けば、新しい物件が立ち上がって、周りの景色もどんどん変わっていくんでしょうね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:26

2015年11月18日

金沢での移動例会を終えて


毎年恒例の若手経営者の会での移動例会。 今年は北陸・金沢でした。 はじめて滞在した加賀百万石の城下町・金沢でのいろんなシーンを、この勝栄丸ブログで数回にわたりお知らせしてきました pc1

今回の旅のあいだには、素晴らしい歴史と文化に触れながら会員同士がたくさん話し合う機会を得て、本当に充実した移動例会になったのではないかなあと思います。 お世話様でした 花丸

先輩からの「金沢に行くんだったら、ぜったい冬だよ冬!」っていうアドバイスで、例年なら5月から7月におこなっているものをこの時期にずらして正解でしたね。 解禁になったタラバガニ、高級魚のどぐろ、北陸・金沢の海の幸を満喫できましたから。 もっと寒くなってからのほうが本当はもっといいのかな 音符

でも兼六園の紅葉にも間に合ったし、金沢城やその城下町の風情、特に東茶屋街の素晴らしさって言ったら、金沢の歴史の奥深さを感じて、こういう町に住んでみたいなあと思わせるものがありましたね 親指

加賀百万石の城下町・金沢での滞在中、手にはカメラをもって感じるままに風景を切りとっては、ほんと絵になる街だなあと。 時間があったらこの何倍もの写真を撮っていたんじゃないかと思います。 こんどこの街を訪れるときには、自分のペースでゆっくり撮影旅行をしたいです camera

金沢を訪れてつくづく感じたのは、こういう本物の歴史が世界中から人を惹きつけるんだなあっていう事。 京都をはじめ日本中の観光地を見てもどこもそうだと思います。 古いものをしっかりと守って、そこに新しいエッセンスを加えて、古いなかにも新しい何かを提供する。 それも街じゅうで同じ方向を向いていなければなりません。 そういう金沢の人々の高い意識を感じることができました タイ

古いものがほとんどなくなってしまった気仙沼のまちづくりを考えるうえで、今回の金沢視察はすごく勉強になった気がします。 この経験は絶対にこれからの人生にプラスになっていく事でしょう 船

来年の移動例会はどこの街を訪れようかな・・・ なんて考えながらこの記事を書いています。 そしてその街々で、自分の感じたままに風景を写真に切り取っては、少しだけでも皆さんにまたお伝えしたいと思います。 ブログを読んで、なんて長い旅なんだと思った方もいるかもしれませんが、実際には約28時間と短い金沢滞在でした。 伝えたい事がありすぎて、ついつい連載記事になってしまいましたが、皆さん飽きずに楽しんでいただけたでしょうか。  これが最後の記事、旅の締め括りです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:36

2015年11月17日

北陸の秋の味覚を堪能!


若手経営者の会で訪れた金沢で、北陸の海の幸をお勉強とばかりにちょっと足をのばして、能登食祭市場へ。 金沢市内から小一時間、七尾市にある観光物産館で、気仙沼の海の市と似たような施設です 音符

能登食祭市場のホームページはこちら → http://www.shokusai.co.jp/

やはり北陸の海の幸と言ったら今の季節はどこに行っても「カニ・カニ・カニ」ですねえ。 解禁となったズワイガニがどこのお店にもド~ンと並べられていました。 それにしてもデカい !

お値段も結構なもの。 これだけのカニがどのお店にも並んでいるのだから、石川県でのカニの消費・販売量は相当なものなんでしょうね。 産地によって呼び名の違うズワイガニ、松葉がにや越前がに加能がに、どれもズワイガニの雄の事。 メスは「香箱蟹」っていうふうに呼ばれているんだとか ブック


そしてもう一つはそう! 「のどぐろ」ですよね。 いまでは全国的に有名となったお魚で、口の中の喉の部分が黒いから「のどぐろ」っていう赤ムツの事。 すごく脂がのっていて美味しいお魚ですよね 花丸

のどぐろブームなんでしょうね。 一匹まるまるだけじゃなく、開きの一夜干しなんかも各店で売られていて、のどぐろを使った加工品などの商品も多数ありました。 でもどれも結構高いです 金貨

気仙沼でいうなら吉次みたいなものでしょうか。 お寿司やお刺身では食べたことがあるけれど、丸のまんまののどぐろを見たのは実はこれが初めてだったので、思わずカメラを向けてしまいました camera


皆さんお買い物に一生懸命。 なかにはズワイガニにかぶりつきそうな人なんかもいて(笑)。 短時間の滞在でしたが、とても楽しく勉強になった能登食祭市場でした。 気仙沼の観光にも参考になりそうです icon14

そして金沢市内に戻って、こんどは金沢市民の台所・近江町市場の視察。 もっとこじんまりしてるのかと思ったら、その規模は予想以上に大きくて、水産物を中心にたくさんのお店が軒を連ねていました ハッピ

近江町市場のホームページはこちら → http://ohmicho-ichiba.com/

見ているだけでお腹いっぱいになりそう。 でもカニの試食や散策のあとはまたまたお寿司屋さんでの食べ納め。 参加した皆さん一様に北陸金沢の秋の味覚を存分に楽しめた移動例会で、この時期に開催したかいがありました。 あっ、寒ブリを忘れてたぁ~! でも今はまだ時期じゃないので、寒ブリを食べにまた金沢に来なくちゃいけませんかねえ。 マグロもいいけど、北陸の海の幸もすごく美味しかったです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:26

2015年11月16日

金沢の歴史と文化にふれて


若手経営者の会で訪れた北陸金沢。 加賀百万石の城下町を彩るものといえば金箔でしょうか。 街角のいろんなオブジェや飾りつけなどにも金箔が使われていて、「金」これこそが金沢の色だっていう印象 キラキラ

そして、金沢城下にひろがる有名な東茶屋街の散策。 江戸時代の風情を残した町並、家々の軒下には格子の壁。 とっても景観に配慮してあってなんか落ち着く素晴らしい街なんですよね 花丸

その町屋を改装した店々には、おしゃれなカフェがあったり化粧品のお店があったり、金箔を使った工芸品や器のお店など。 ついつい時間を忘れて観光客気分いっぱいの時間です camera


金箔細工体験のお店があったからみんなでチャレンジする事に。 初めて金箔の実物を見て、よくこんなにも金を薄くできるものだと、職人芸と金沢の歴史に唸るばかり。 初めての金箔細工は意外と簡単で誰でもできるものなので、皆さんも一度ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか 音符

出来上がった金箔加工を施したお箸は、お土産に持ち帰りたいと思います。 みなさんそれぞれに東茶屋街でのゆっくりとした時間を満喫したみたい。 普段なかなかこういう時間はとれないですからね 若葉

そして東茶屋街を散策していると、着物姿の女性の多さが目につきます。 聞けば着物をレンタル・着付けしてもらって、金沢の街を散策するのが流行っているのだとか。 こういう趣向もいいですね もみじ


そして東茶屋街の締めくくりは、お茶屋さんの体験会。 三味線や踊り太鼓などの洗練された芸を堪能しながら会員同士の懇親を深めます。 こういう町屋やお茶屋さんの建物はかなり年期が入っているのだけれど、古く感じないのがすばらしい。 建物の維持にも相当お金を使っているのでしょうね beer

気仙沼にも昔は料亭がたくさんあって、毎晩のように宴会が催されていたものでした。 今振り返って考えれば、それが港町・気仙沼のもう一つの顔だったのかもしれません。 こういう歴史的な建造物や伝統芸能などはいったんなくなってしまうと復元・再建するのは難しいっていうのは、今はすごく感じますね 汗

しっとりとした街並み、そして輝く金箔の鮮やかさ。 金沢の町全体が一つの方向を向いて協力し合っているような印象を受けました。 美味しい魚介類だけではなく、こういう歴史と文化が金沢を奥深いものにしてくれているんだと思いますね。 金沢って初めて訪れたけど、すごく素敵な街で、移動例会の地をここにしてよかったなあと。 皆さんお疲れさまでした タイ

機会があればまたこの街を訪れて、また違う金沢の風景を切り取ってみたいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:53

2015年11月15日

兼六園で心の洗濯


加賀百万石の城下町・金沢。 若手経営者の会の例会で訪れたこの街を散策です。 金沢といえばまず兼六園でしょうね。 水戸偕楽園、岡山後楽園とならぶ日本三名園の一つの兼六園。 江戸時代の代表的な大名庭園として加賀歴代藩主により長い歳月をかけて形づくられてきた日本屈指の庭園です 花丸

前田利家公がつくった庭園だと勘違いしていましたが、実は5代藩主そして13代藩主の手によって徐々に現在の形になっていったそうです。 広大な敷地にちりばめられた池や築山、茶室、そして多種多様な木々。 回遊型の庭園ってすごく優雅でまるで自分が当時にタイムスリップしたような錯覚を覚えます 音符

もうだいぶ紅葉が進んでもうピークは過ぎたころなんでしょうかね。 でもまだまっ赤に紅葉している木々やちょっと色あせた落葉も風情があってすごくいい。 こういう日本の宝はまさに金沢の宝、いや日本の宝ですね。 外国からの観光客もたくさん来られていました もみじ

もう一つの兼六園の見どころ。 地味な見方かもしれませんが兼六園は「コケ」も有名。 園内にはたくさんの種類のコケがあって、園内全体を落ち着いた風情にしてくれていて、こういうのも歴史のなせる技なんでしょうねえ。 兼六園を訪れた際には池や木々の美しさだけではなく、ちょっと目線を下にして、足元の美しさっていうのも忘れずに。 緑と紅葉のコントラストがすごくキレイですから camera

兼六園のあとは金沢城公園、そして二十一世紀美術館へと。 普段の忙しい日常から少しはなれて心の洗濯ですかね。 こうした余裕からもいいアイデアが生まれるもの。 心を無にして楽しみたいと思います タイ

地方都市にとって、ここ金沢のような歴史っていうのはすごく重要な観光資源。 気仙沼の歴史ももう一度見直して、現代版にリニューアルしてみせるのも重要な事。 これからの復興への鍵なのかもしれません。 金沢での視察をしながら故郷気仙沼に思いをはせる。 移動例会に参加された皆さんも同じような感じ方だったのではないでしょうか。 金沢の兼六園はほんと素晴らしい庭園でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 19:13

2015年11月14日

加賀百万石の城下町で


出張先の清水から移動して北陸新幹線で金沢へ。 取引先銀行の若手経営者の会が毎年おこなっている移動例会が今年は金沢を舞台に開催され、会員の皆さんがそれぞれの出張先などから現地で集合 train_a03

加賀百万石の城下町。 北陸新幹線が開通していらい観光客が3~4割も増えたそうで、行きの北陸新幹線も平日ながら満席状態。 新幹線の効果なのでしょうね。 駅舎内もすごい人・人・人です クラッカー

初めての北陸・金沢の街。 これから始まる移動例会がどんな視察になるのかすごく期待しながら金沢駅に降り立ちました。 「世界で最も美しい駅」の一つにも選ばれただけに素晴らしい施設ですね 音符


気仙沼を早朝に出発した組そして出張先からの組と、皆さん思い思いのいでたちで金沢に集合。 さっそく金沢での最初の食事、事務局が調べに調べたお寿司屋さんに案内していただきました 食事

日航ホテル金沢にお店を構える弁慶さん → https://hnkanazawa.jp/restaurant/benkay.html

しっとりと落ち着いた店内はまさに高級店っていう風格のお店。 北陸・金沢での例会を祝してまずは乾杯です。 初めての北陸のお寿司は普段私たちが食べているお寿司とは違って、すべてに手が込んでいるなあと感じるものばかり。 本鮪にのどぐろ、サバに甘エビなどの北陸の新鮮な海の幸。 お寿司には予め醤油や塩で味がついているから、何もつけずに食べてもすごく美味しいんです。 同じお寿司でも所かわればこうも違うんですね。 これも加賀百万石の歴史の味っていうことなんでしょうか 親指

そして事務局が特別に手配していてくれた「のどぐろの蒸し寿司」。 丁寧な調理をされたこのお寿司は、すごく柔らかくて脂の甘さが絶妙で、超高級リゾットを食べているような印象を受けます。 弁慶さんの代表的なお料理なんだそうです。 いままで食べた事のない美味しさ。 はっきり言ってこの「のどぐろの蒸し寿司」は最高の料理だと思いますねえ。 皆さんにも機会があればぜひ食べていただきたいです camera

金沢の代表的なお寿司を存分に味わったあとは金沢市内の視察に向かいます。 北陸を代表する観光地・金沢の街をしっかりとこの目で見て、写真に収めていこうと思います。 ご馳走さまでした‼ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:52

2015年11月13日

清水港での懇親の場に参加して


遠洋マグロ漁船の国内最大の水揚げ基地・静岡県清水港。 世界中からあらゆる種類の冷凍マグロがこの港に集まってくるんです。 もちろんそのバックグラウンドとして、港を埋め尽くす超低温冷蔵庫群の存在は欠かせませんよね 船

勝倉漁業が運航している遠洋マグロ漁船・勝栄丸船団もこの清水港を水揚げ拠点として活動しており、本船や冷凍運搬船そしてコンテナなどでのマグロ類の水揚げのため、毎月のようにこの港町を訪れます train_a01

メインの取引先である東洋冷蔵株式会社。 この会社は三菱商事のマグロ事業を一手に引き受ける水産会社で、かつお・まぐろ業界の最大手のマグロ商社。 東京の本社、清水港の冷蔵庫と加工場を中心に全国に販売網を広げているんです 花丸

その東洋冷蔵と遠洋まぐろ船の会社との年に数度の懇親の場。 ゴルフあり懇親会あり、そしてこれからのマグロ類流通の見通しなどについての情報交換など。 全国から駆けつけた皆さんと一日を過ごすこのイベントは、とても勉強になるとともに毎回すごく刺激を受けて、とても楽しみにしておりました 音符

漁業活動っていうのはなかなか単独では難しいもの。 沖合での各船との協力だけではなくて、世界中の取引先との日々のコミュニケーションがすごく重要なんです。 年に数度のこういう貴重な機会に参加できる幸せを、しっかりと認識しながら、これからもマグロ事業をおこなって参りたいと思います タイ

すごく盛り上がった懇親の場も中締めとなって、私は次の出張の地に一人向かおうと思います。 夜遅くなったJR清水駅は昼間とは違ってすごく静か。 移動の時間をゆっくりと読書でもして過ごそうかな ブック

東洋冷蔵の幹部の方々そして全国の漁業会社のみなさん、ほんとうにお世話様でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:51

2015年11月12日

祝!第百十一日光丸竣工


皆さんはカツオ一本釣りって聞くとどんな漁船をイメージしますか。 たまにテレビで放映される釣り竿一本でカツオをばんばん釣り上げる豪快な漁。 これが漁業のイメージだっていう方も多いはず。 カツオ一本釣りは日本近海から沖合そして南方漁場まで幅広い海域で行われている日本の伝統的な漁法です 音符

その漁船の大きさも千差万別で、日本近海を主に操業する19トンクラス、そして三陸沖までカツオを追う100トン以上のクラス。 これは冷凍装置を備えていない生鮮カツオを生産する船ですね。 一部にはアルミ製船もありますが、このほとんどがFRP製の漁船です 船

一方、三陸沖から南の海域まで近海よりも遠い海域で操業し、超低温凍結の冷凍ガツオを生産しているのが遠洋かつお一本釣り漁船。 日本には現在約30隻ほどがあってすべて鋼製となっています 親指


このたび、静岡県御前崎の日光水産さんが三保造船に発注して建造を進めてきた遠洋かつお一本釣り漁船・第百十一日光丸さんが竣工の運びとなって、明日11月13日の引き渡しの前に見学させて頂く事ができました。 すごく貴重な機会にワクワクしながら三保造船に向かいます クラッカー

前日から雨模様でしたが、三保造船に到着する頃にはすっかり雨も上がって、比較的暖かい気温となりました。 完成直前ということもあって、現場の作業員の皆さんは各部の最終確認に忙しそう タイ

日光水産の薮田社長さんには、本当にお忙しいなか新船の隅々までご案内していただきました。 急な申し出に快く時間を割いていただいて本当にありがとうございました。 また三保造船の皆様とも貴重なお話がたくさんできて、毎回毎回すごく勉強になりますね。 ほんとうにお世話様でした m(__)m


新造船の第百十一日光丸さんは国内最大の599トン型のカツオ船です。 これまでは400トンから499トンが主流だった遠洋かつお漁船ですが、この度の新造船はこれまでの常識を覆す超ビックサイズ。 実際に船上で体感する大きさは、これが一本釣り漁船かって度肝を抜かれる感じがします。 冷凍カツオの積載数量を大幅に増やすことによって、操業効率と省エネを図っていく計画だと説明していただきました。 全てをお伝えできないのが残念ですが、最新鋭の機器類が所狭しと並ぶ船内は圧巻です camera

海外巻網漁船やサンマ船などは超大型漁船が主流となった世界の漁業界。 遠洋かつお一本釣り漁業でもこれまでの常識を覆すこの新造船が日本のカツオ漁業を大きく飛躍させる第一歩になると思いますね。 第百十一日光丸さんの竣工、本当におめでとうございます。 心よりお祝いを申し上げます 花丸

この新造船の建造に際しては、日光水産薮田社長の並々ならぬ苦労と決断があったものと推察いたします。 遠洋かつお漁業界の将来の為にも、ぜひとも今回の新造船での運航を成功に導いていただいて、新しいカツオ一本釣り漁業の未来をつくりあげて頂きたいです icon12

三保造船で見学させていただいた第百十一日光丸さんは、期待通りいやそれ以上の素晴らしい新造船でした。 日光水産の今後益々のご隆盛と日光丸各船の航海安全と大漁をご祈念申し上げます face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:04

2015年11月11日

第24回 ICCAT 開幕!


大西洋のマグロ類の管理などについて話し合う第24回ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)が開幕しました。 今回の開催地は地中海に浮かぶ島国・マルタのセントジュリアンズ クラッカー

大西洋のマグロ漁業にかかわる日本をはじめ米国・カナダ・ブラジル・中国・EUなど、50の国や地域などが参加する国際会議です。 日本からは水産庁・外務省・経産省・国際水研、そして業界団体や漁業者の代表が出席。 11月10日から一週間にわたっての熱い議論が繰り広げられます タイ

大西洋漁場の最大の関心事であるクロマグロの漁獲枠改定は今年はないけれど、来年以降のメバチマグロの漁獲枠やその配分について、何らかの決定がなされる模様。 大西洋は日本の遠洋マグロ漁船が数多く操業する重要な漁場で、メバチマグロも主となる漁獲対象魚種だけに、今回のICCATの結果が気になりますね 船


クロマグロやメバチマグロだけではなく、最近ではカジキ類やビンチョウ、サメや海鳥まで議題として取り上げられることが多くなってきました。 特にサメについてはかなり規制が強まっていて、私たちの漁業活動にも大きな障害となりつつあります icon08

そして海鳥の問題。。。 環境保護団体のメインターゲットとなっていますね。 海鳥除けの諸対策を講じているものの、環境保護を重要視する国からはだんだんと要求がエスカレートしてきています。 なにか新しい画期的な技術を導入しながら、この問題に臨んでいかなければならないと感じています 汗

マルタで開幕したICCAT。 来月には中西部太平洋の漁業管理機関(WCPFC)の会合がインドネシア・バリ島で開催されます。 先月の韓国・麗水でのCCSBTから3か月連続の国際会議のシーズン真っただ中。 政府代表を中心に業界団体や漁業者が一つになって、日本の主張が少しでも結果に反映されるよう頑張ってほしいですね icon14

ICCATでの成果を期待しながら日本から見守ろうと思います。 マルタ。。。行ってみたい国ですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:47

2015年11月10日

限定!まぐろづくし丼


気仙沼の田中前の仮事務所から弁天町の社屋に移転して7ヶ月が経ちました。 新しい事務所での仕事にも慣れてきて、落ち着いて日々の業務をこなす毎日。 やっぱり海の近くはいいですねえ タイ

魚市場もすぐ近くですし、漁船が入出港する動きや水揚げの情報なども毎日の仕事中で感じることができて。 津波のリスクはあるにせよ、漁業会社は海の近くじゃないとねえ。 早期に事務所を復旧することが出来たのも、これも皆さんのお蔭だなあって改めて感じています 花丸

田中前の仮事務所の時には、お客さんをお連れしての昼ご飯は「北かつ・まぐろ屋田中前店」を利用したものでした。 ですが今は海の市がすごく近いので、自然と「北かつ・まぐろ屋海の市店」を利用することが多くなりましたね。 先日も大勢でマグロ丼ランチに行ってきました 食事


まずは、北かつ・まぐろ屋の限定メニュー「まぐろづくし丼」。 本鮪や南鮪、メバチの中トロやビンチョウ、そしてまぐろ屋特製の粗挽きネギトロなどが盛り付けられた豪華なマグロ丼です camera

めったに食べることのできない本鮪や南鮪をはじめいろんな種類のマグロを一気に食べ比べできるこのマグロ丼は北かつ・まぐろ屋の人気商品なんだそうです。 それぞれのマグロが特徴ある美味しさなので、みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか 親指

そして今では定番になりつつある「バクダン丼」。 さっとヅケにしたメバチマグロに気仙沼の海の幸がキラキラ光る海鮮丼です。 山芋の核にもトッピングしてあって女性にも大人気のメニュー。 気仙沼産のイクラの醤油漬けがすごく美味しい一品でした。 そしてもちろん私の大好きな「まぐろ漬け丼」は安定した美味しさですね。 マグロの赤身の美味しさがストレートに味わえて、マグロ通の方にもお勧めです icon14

期間限定メニューやキャンペーンなど、北かつ・まぐろ屋のホームページでお知らせしてますので、お店に行く前にはチェックしておくのもいいかと思います。 美味しいマグロ丼、ごちそうさまでした face02

北かつ・まぐろ屋のホームページはこちら → http://www.maguroya-honten.com/index.html
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:59

2015年11月09日

焼津水産振興会の皆さんと


全国屈指の水揚げを誇る静岡県・焼津港。 世界中から冷凍のカツオやマグロがこの港に集まってきて、水産加工業を中心として栄えている港町です。 気仙沼の遠洋カツオ船・まぐろ船でも焼津漁協を通じての販売をおこなっている会社も多く、いつも各社・各船が大変お世話になっています 花丸

先日、その焼津の水産振興会のみなさんをお迎えしての意見交換会が行われました。 焼津市長さんをはじめ各漁協の組合長さん、そして焼津漁協の幹部の皆さん、焼津市の水産課の職員の方々、そして静岡銀行の焼津支店長さんまで。 そうそうたるメンバーで気仙沼にお越しになりました タイ

気仙沼の漁業者との意見交換会。 いま私たちが抱えている国際的な問題、漁場確保やミナミマグロの事。 かつお・まぐろ類の販売促進についてもざっくばらんな議論がおこなわれました camera

かつお・まぐろ漁業を取り巻く国際的な問題については、気仙沼や焼津単体ではなかなか解決できない事。 全国の関係市町村や団体が協力して、意思疎通を図りながら対処しなければなりません 船

そうしても簡単には解決できない事ばかりですが、こういう貴重な機会を重ねながら少しでもいい方向に動くよう、国へも働きかけをおこなう必要があるんだと思いますね。 皆さん宜しくお願いします m(__)m

焼津水産振興会の皆さんとの真面目な意見交換会のあとは、会場を北かつ・まぐろ屋に移しての懇親会となりました。 お酒を酌み交わしながらマグロ料理に舌鼓。 気仙沼の味はお気に召していただけましたでしょうか。 また機会があれば、こういう意見交換をぜひおこないたいですね beer

震災からの復旧・復興がまだまだ先の気仙沼を視察され、どのように感じられたのか。 次は焼津でお目にかかりたいです。 気仙沼までお越しいただいて、本当にありがとうございました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:07

2015年11月08日

アンカーコーヒーでの打合せ


だんだんと寒くなって、今日なんかは朝から雨模様で、重い天候となった気仙沼です。 明日まではこんな天気が続くみたい。 こう寒くなってくると、もう少し暖かいほうがいいかなって思いますね 雨

今週も一週間忙しい毎日でした。 いろんな会議があったり、外での作業が行われたり、これからの計画について相談したりと、あっという間に日曜日が来たっていう感じがします 音符

そんな中にもゆっくりとランチしながら打ち合わせしたいなあって思ったときは、気仙沼のアンカーコーヒー・マザーポート店がお勧めです。 週末のランチに行ってきました 花丸


週替わりのランチやカレー、サンドイッチやハンバーグなどのメニューの中で、今回はカレーのランチをチョイス。 野菜たっぷりのお店手づくりのカレーに雑穀米。 色も鮮やかで食欲をそそる香りです 親指

ランチを食べながら延縄漁に使用する餌などの打ち合わせ。 そう、アンカーコーヒーを運営するオノデラコーポレーションさんには水産事業部もあって、海外で生産される冷凍餌の供給事業もおこなっているんです。 これってマグロ業界以外の方にはあまり知られていない事なんじゃないかなあって思います。 いつもいつも大変お世話になってます 船 


カレーを食べていると、お味見してくださいとばかりに、思いがけない小鉢のサービスがテーブルに並びました。 鶏のから揚げ甘酢餡、カボチャの煮物、そしてホタテのシチューにデザートまで !

これって週替わりランチそのものじゃありませんか。 お言葉に甘えてお味見を・・・どれもこれも優しい味付けですごく美味しいですね。 注文したカレーライスとともにサービスの小鉢を満喫し、さすがにおなか一杯になりました。 ごちそうさまでした camera

打ち合わせを兼ねてまた近いうちにお邪魔したいと思います。 帰り際にはお土産に目に付いたドーナツとカップオンコーヒーを思わず大人買いしちゃいました。 今日の勝栄丸ブログは、いつ来てもたくさんのお客さんでにぎわっているアンカーコーヒー・マザーポート店さんでのボリューム満点のランチでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 15:50

2015年11月07日

サンマの群れが南下して


11月になって気仙沼へのサンマ水揚げも本格化してきました。 今年は出だしの8月から漁模様が不安定で、大型のサンマが少なくて中型サイズが主体。 各船ともに漁獲では苦戦している模様 船

ですが、価格が比較的しっかりと推移しているので、水揚げ高としては例年並みに行っているのじゃないかなあと推察しています。 あと1ヶ月ほどの漁期で、目標額に達するように期待したいですね 金貨

サンマの漁場的には、北海道沖から常磐沖まで広範囲になってきた模様。 徐々に南下するサンマの群れを追って、サンマ漁船も広い範囲での操業となっているとの事。 宮城県内では気仙沼や女川、岩手県では大船渡や宮古そして釜石、依然として北海道の花咲港や釧路・厚岸への入港も多いものの、最南端では千葉県の銚子港まで入港船が見られるようになってきました 花丸


気仙沼港では大型のサンマ漁船と共に、最近では小型のサンマ漁船も数多く入港するようになってきました。 小型船一隻当たりの漁獲量は大型船の数分の一ですが、隻数が多いのでまとまると結構な数量になるんです。 気仙沼港の岸壁を埋め尽くすサンマ船が港全体を活気づかせています icon14

震災前はサンマ漁船の魚艙から直接トラックに積み込んでおこなわれた水揚げが、震災後は1トンほどの数量が入るブルータンクにかわりました。 それを入れ替えするフォークリフトが慌ただしく走り回り、タンク一本ごとのチェックをおこなう魚市場職員が張り付いての水揚げ作業です camera

1時間に約20~30トンほどの水揚げペース。 早い時には朝5時から水揚げが行われるので、港内での滞在時間を少しでも短くし、早く漁場に向けて出港したいサンマ漁船にとっては、いまの気仙沼の水揚げシステムは結構満足いくものなのかもしれません。 あとはまだ復旧されていない岸壁の工事は一日も早く終わること、そして港全体の係船場所や建屋の復旧が待たれますね タイ

小型サンマ船の入港も多くなって益々活気づいてきた気仙沼港でのサンマ水揚げ。 これから天候が悪く時化が続くこの海域なので、操業各船にはくれぐれも安全第一に、大漁での入港をお待ちしています face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:32

2015年11月06日

勝栄丸向けの託送品積込み


インド洋そして大西洋で操業する勝栄丸船団。 その運航に必要な資材や食料などの積込みが気仙沼で行われました。 荷物をストックしておく倉庫を今建築中なので、取引先の倉庫をお借りしての作業 花丸

ここ気仙沼からトラックで清水港まで国内輸送。 そして清水港で漁場に向かう冷凍運搬船に積み込まれます。 漁具・資材、日本からの食料品、そして船員のご家族から届けられた私物など。 3隻分の荷物なので、大型トラック一台分満載の量。 パレットに仕分けされ保管していた荷物をフォークリフトを使って積込んでいきます。 みなさん手慣れた作業なので仕事も早いですね 親指

荷物にはそれぞれ船名や個人の名前、そして船ごとの識別テープが装着してあって、容易に見分けがつくようになっているんです。 リストと照らし合わせながら積み残しがないようにチェックです タイ

気仙沼から清水港経由にて漁場までの輸送。 インド洋ジャワ沖操業船は11月そして中部大西洋での操業船には12月末~1月頃の受渡しになるんじゃないかと思います。 清水港からは延縄漁で使用する冷凍餌も積込まれる予定なので、関係業者の皆さんには宜しくお願いしたいと思います 船

家族からそして日本からの便りが詰まったこの託送品の数々。 遠洋航海で活躍する乗組員のみなさんの元気のもとですね。 託送品が届くのを楽しみに待っていていることでしょう 音符

来月には勝倉漁業の倉庫も完成予定なので、こういった作業もこれからは新しい環境でできるはず。 一年が経つのはあっという間ですが、あと残り2か月間、しっかりと考えて仕事を進めていきたいです icon14

寒いなか託送品の積込みにあたった会社のスタッフ、そして取引先関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。 風邪をひかないように、体調管理には十分注意してほしいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:43

2015年11月05日

第1勝栄丸がLasPalmasに補給入港


大西洋漁場で操業する勝倉漁業の第1勝栄丸が、アイルランド沖でのクロマグロ操業を終えてスペイン・カナリア諸島のラスパルマス港に到着。 北大西洋で操業する本船にとっての最も重要な漁場での操業を無事に終えての入港です。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さんご苦労様でした 花丸

スペイン・ラスパルマス港は北大西洋で操業する遠洋マグロ漁船の重要な補給基地。 北アフリカ西岸沖にあって、年中温暖な気候からヨーロッパのハワイとも称されるところ。 乗組員のみなさんも、時化海での操業を終えての入港なので、ホッと一息つかれたことでしょう 音符

今年のアイルランド沖での操業では、例年に比べて荒天での操業が多く、時には操業を休まなければならないほどの海況になったりして、乗組員の皆さんには大変な操業だったと思います 親指

それでも、無事にそのシーズンを乗り切った皆さんには、本当にお疲れさまでした m(__)m


ラスパルマス港に入港するとすぐに、次の操業に向けての補給作業が待っています。 あらかじめ手配していた燃料油や食料、そして延縄漁で使用する冷凍餌の積込みなど。 現地代理店や取引先の方々のご協力によってスムーズな作業。 現地関係者の皆さまにはお世話さまでした 船

今回初乗船となった福岡県出身の新人君から会社スタッフへの寄港地LasPalmasからの国際電話では、「北大西洋の荒海での操業は想像を絶する世界でした。遠洋マグロ漁船の仕事はすごく厳しいけれど、毎日の仕事はとても楽しくて、船内での食事もすごく美味しいし乗組員の皆さんからもすごくよくして頂いているので、これからの中部大西洋での操業も頑張ります」との元気な声が tel01

新人君からの電話を受けた会社のスタッフもすごくうれしそうに私に報告してきました。 いままで船に乗った事もない素人漁師の若者が、数か月の乗船でもう一人前のまぐろ漁師として着実に育ってきているのには、すごく頼もしい感じがして、これからの更なる成長が楽しみになってきました icon14

第1勝栄丸のラスパルマス港への補給入港もあっという間におわって、再び大西洋漁場に向け昨日出港したとの連絡がありました。 本船の航海の安全と大漁、そして乗組員皆さまの健康でのご活躍をお祈りいたします。 乗組員のみなさん、がんばって下さい! いってらっしゃ~い face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:04

2015年11月04日

ベトナムへ中古船引渡し完了


平成2年に建造以来、約25年間にわたり世界中の海域でマグロ漁をおこなってきた28勝栄丸が、その船名をCSB-6002と改め、ベトナムに向け出港したことを勝栄丸ブログでお伝えしてましたね pc1

気仙沼からの出港時の記事はこちら → http://shoeimaru.da-te.jp/e952928.html

一緒に気仙沼を出港したもう一隻のまぐろ船・CSB-6003(28昭福丸)とともに並走し、予定通りの日程でベトナム・ダナン港に到着。 先日無事にベトナム政府への引き渡しが完了したとの情報。 それが11月3日付のYahooニュースのトップで報じられていたのにはびっくりです !

いま中国が実効支配をすすめようとしている問題の多いこの海域を通過するので、到着するまでみんなで心配してましたが、現地からの電話連絡と今回報道されたインターネット・ニュースの双方でこのプロジェクトの完了を確認できて、ようやくホッとしているところです 船


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151103-00000035-jij-asia

Yahoo記事を引用すると、
【ハノイ時事】日本政府は3日、中古船2隻をベトナム沿岸警備隊に引き渡した。ベトナム側は、領有権を争う南シナ海で同国漁船が中国の船舶に操業を妨害されていることを踏まえ、海上監視や警備の強化に役立てる方針。日本政府は昨年、南シナ海の緊張が高まったのを背景に、ベトナムへの中古船6隻の無償供与を決めた。今年2月以降、沿岸警備隊と漁業監視局に各1隻を引き渡しており、残り2隻も年内の供与を予定する。安倍晋三首相は9月に来日したグエン・フー・チョン共産党書記長に対し、中古船を追加提供する意向を伝えている。

水産庁で監視船としてチャーターしていた2隻、そして4隻の遠洋マグロ漁船。 合計6隻の中古船をベトナムに無償供与する今回のプロジェクト。 聞けば、さらにもう数隻の協力を予定しているのだとか タイ

漁船としての寿命は終わった船でも、こういう使い道ならまだまだ現役で活躍できるはず。 残る2隻の引き渡しも年内に予定されているとの事なので、予定通り無事に完了する事を願います 親指

それにしても、今回のプロジェクトがYahooニュースにまでなっていたのには驚きですね face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:15

2015年11月03日

勝倉漁業の新倉庫建築開始


東日本大震災によって大きな被害を受けた気仙沼港。 その潮見町エリアにあった勝倉漁業の漁具倉庫が大津波によって跡形もなく流失し、現在もまだ復旧していない状態が続いていました 汗

気仙沼魚市場の後背地のこのエリアの土地のかさ上げや道路やインフラの復旧が進み、いたるところで新しい水産加工場や企業の建物・倉庫などが建築ラッシュとなってきたこのタイミングで、勝倉漁業の漁具倉庫の新築工事が開始され、その現場の視察に行ってきました camera

周囲はこの前までの景色とは一変しいろんな建物が立ち並んできた感じがします。 まだ建築途中の物件や手つかずの土地もありますが、漁業・水産業をおこなう中心的な場所としてすごくいい立地だなあと改めて感じますね。 魚市場からも至近距離。 この会社はここに来たんだ、あそこの工場はこれかって、新しい街を見ているような新鮮な気分です 音符


いま進められているのは倉庫の基礎部分。 来週いっぱいで一区切りとなり、来月の中旬には倉庫の建てかたの開始だとか。 横浜のマンションでの偽装や手抜き工事問題が報道された直後だけに、現場担当者もこれまで以上に気を使っての管理監督をおこなっているみたいでした。 小さな物件ですけど、しっかりとした工事をお願い致します タイ

完成は年内の12月20日頃を見込んでいます。 年明けになるとインド洋で操業する勝栄丸の帰港が予定されているので、遅くともそれまでにはしっかりと準備しておかなければいけませんからね 船

まだ基礎部分だけなので大きさや空間の実感が湧いてきませんが、来月中旬以降になれば建物が実際に建ち始めて目に見えて感じることができるかと思います。 これはこれで楽しみな事業ですね 音符

これから天候も不順となってくるこの季節。 現場で作業にあたる皆さんには、無事故で災害なく、計画通りの物件に仕上げていただきたいと思います。 あと2か月弱の工期、宜しくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:49

2015年11月02日

183佐賀明神丸が今年の最終航海へ


先週、すべてのカツオ船が気仙沼港をきりあげて、高知や三重・宮崎などの母港に向けて帰航し、気仙沼での戻りガツオの水揚げが終了。 ですが・・・まだ南方漁場でカツオ漁を続けている船が数隻あって、なんと先週末、餌や燃料の補給などのために183佐賀明神丸さんが気仙沼に戻ってきました !

16トンほどのカツオは千葉県の勝浦港で水揚げしてきたので、今回は補給目的だけでの気仙沼入港。 でも今年はもうお会いできないのかなと思っていた船頭さんをはじめ乗組員の皆さんとの思いがけない再会にとてもうれしい気持ちで入港の出迎えです 音符

気仙沼に入港するやいなや、乗組員のみなさんはプライベートの時間とばかりに、それぞれにオシャレしてのお出かけ。 今年最後とは思いたくないけれど、たぶん今年最後の入港なんでしょうね 船

現在、全国の近海カツオ一本釣り漁船の水揚げ高ランキング2位に肉迫している183佐賀明神丸さんなので、なんとかさらに水揚げをのばして、佐賀明神丸1位2位独占!を決定づけて頂きたいと思います クラッカー

気仙沼港での一日だけの休暇ををゆっくり楽しんだ乗組員の皆さんは、また再び南の漁場に向け出港です。 出港時間の夜10時、あたりはすでに真っ暗な中、本船のライトが気仙沼湾を照らして幻想的な出港風景。 思わずカメラを取り出しての写真撮影。 ファインダー越しに「いってらっしゃ~い」 camera

今シーズン最後と思われるこの航海の健闘をお祈りします。 そして夜間の航行には十分な監視体制でくれぐれも安全な航海でありますように。 また来年、お会いできるのを楽しみに待ってますから タイ

これで今年のかつお船の仕事はほぼ終了となりました。 気仙沼魚市場の役職員のみなさん、仲買業者や関連業者のみなさん、今年も各船が本当にお世話になりました。 また来年も宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:23

2015年11月01日

絶品!まるきの担々麺


このところ出張が多くてなかなか落ち着いて気仙沼で仕事をする時間がなかったけれど、ようやくそれもひと段落して弁天町の事務所でのオフィスワークをこなす毎日です pc1

しばらく気仙沼を離れている間に、カツオ船が切上げになったり気温が急激に下がってきたりと、秋を通り越して冬に向かっているような気がします。 そりゃそう、もうすぐ11月ですもんね icon04

事務所でのオフィスワークのあいまに、今年の春まで勝倉漁業の仮事務所を置いていた田中前にお店を構える「まるき」さんに、久しぶりにお邪魔してのランチです。 なにか新しいメニューはないかなと見渡せば、担々麺が登場していたのでさっそく注文する事に camera

見た目からしてすごく美味しそう! 食欲をそそる色と香り。 数種類の野菜、フルーツの旨味たっぷりのペーストを加えた濃厚ながら爽やかなスープは、朝鮮唐辛子、花山椒などのスパイスの効いた自家製ラー油で仕上げたそうです。 全粒粉入りの自家製中太麺との相性も抜群の一杯ですね 花丸

そして大分県産の「海藻ゆず」の隠し味が絶妙。 濃厚な担々麺のゴマスープをすごくさわやかな一杯にかえてくれてますね。 海藻ゆずって、海藻を肥料にしたミネラル豊富な特別なゆずなんだって noodle

辛さ控えめにマイルドな仕上げになっているから、辛い方が好きっていう方は「辛味増しで」って云うと辛くしてくれるみたいですよ。 今までに食べた担々麺では間違いなく3本の指に入ると思いますね、これは。 限定メニューなので、必ず食べたいっていう方は時間はやめの入店をお勧めします 時計

先日開催された「大つけ麺博」と「東京ラーメンショー」にお手伝いを兼ねて勉強に行ってきたという「まるき」さん。 いろんなお店の優れたところも参考に、これからも気仙沼人をうならせるラーメンを期待しています。 衝撃的なさわやかさの濃厚担々麺、すごく美味しくいただきました。 ごちそうさまでした icon14

「まるき」さんの限定メニュー担々麺。 ゆずの香りがアクセントになったこのさわやかでホットな一杯を、皆さんにもぜひ味わってほしいですね。 そして、ぜひこれは定番メニューしてほしいです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:58