2015年06月30日
遠洋まぐろ船の見学会

7月初めにインド洋に向けて出港する勝倉漁業の遠洋まぐろ延縄漁船・第123勝栄丸で、気仙沼市面瀬小学校の5年生を対象とした漁船見学会が行われました。 気仙沼市の基幹産業である漁業・水産業についての理解を深めようと、気仙沼市「海の日」実行委員会や北かつ組合などが企画して開催されたもの

昨年に引き続いての本船を舞台にした見学会には、54人の生徒たちや先生方、市の担当や北かつの職員などが随行。 地元のテレビ局の取材クルーや新聞社の記者さんたちが見守る中、乗組員OB団体の唐桑海友会や123勝栄丸の乗組員の案内で船内探検に出発です



1クラスが3班に分かれて、甲板~操舵室~船員室~機関室~食堂などを順番に見て回ります。 操舵室では船長自ら操船方法や機器類の説明に大忙し。 子供たちも初めて見る大型漁船の内部に興味津々。 目をキラキラさせながら探検していました

なかには操舵スタンドに座ってマイクロ握っては船頭気分を味わっている子も。 気仙沼の子供たちが水産業や漁船漁業の仕事に興味を持って、将来この中から船長や機関長が生まれるといいですね



船内探検の最後は、船内のサロンに用意していたメバチマグロのお刺身を試食です。 試食用の小さなマグロ丼ですけど、マグロは123勝栄丸がインド洋で漁獲したものを使用し、北かつ・まぐろ屋さんが調理したものなので、美味しいはずですよね。 子供たちも大満足だったみたいでよかったです

毎年123勝栄丸でおこなわれている小学生への船内見学会ですが、こういう企画はこれからも継続していきたいと思います。 お手伝いいただいた唐桑海友会のみなさま、そして引率の先生方や市の担当者、見学会を取仕切っていただいた北かつ組合の職員、ほんとうにお疲れさまでした

来年もまた123勝栄丸での見学会とマグロの試食をぜひやりましょうね。 お世話様でした

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13:43
2015年06月29日
鰹船・28勝栄丸が初入港!

ようやく梅雨入りを迎えた気仙沼地方は、ここにきてお天気が不安定な状態が続いています。 梅雨とは思えないような晴天になったかと思えば、嵐のような大雨になったり、今朝なんかは半袖じゃ風邪ひきそうなくらいの気温になって、早朝からの水揚げでも一枚はおりながらの作業です

黒潮にのって北上するカツオやトンボの群れを追って、漁場を徐々に北にあげる近海かつお一本釣り船団。 昨日は日曜開市でしたが、一本釣り船が12隻、巻き網船が5隻、合わせて17隻で700トンものカツオやトンボの水揚げで賑わった気仙沼港でした

週末には低気圧の前線の影響で三陸沖は相当な時化模様だったみたいですが、操業各船にはくれぐれも無事故で怪我なく操業してほしいと思いますね。 安全第一ですから



次々と気仙沼港に入港するカツオ船にあわせ、高知県黒潮町の11佐賀明神丸さんと28勝栄丸さんが今期気仙沼に初入港。 28勝栄丸さんにおいては今回の入港が気仙沼への初登場となりました

これで勝倉漁業が取り扱うカツオ船のほとんどが入港したことになりますね。 さあ、これから本格的なカツオシーズンですから、勝倉漁業のスタッフのみなさんも気合入れて宜しくお願いしますよ

これまで気仙沼に入港しているカツオ船に比べて、船体の大きさがひと回り小さいタイプの11佐賀明神丸と28勝栄丸ですが、効率的な運航を目指して頑張っているという両船なので、これまで通りの順調な操業と安全な航海でありますようにお祈りいたします。 また次の航海も気仙沼でお待ちしてますから

お盆までがひつとの勝負どこ。 各船のみなさんには今シーズンも宜しくお願い致します

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13:32
2015年06月28日
日かつ漁協の総会にて


日本全国の遠洋かつお・まぐろ漁業者で組織する日本かつお・まぐろ漁業協同組合(にっかつ漁協)の通常総会が、本部のある東京・門前仲町で今年もおこなわれました

総会には全国の漁業者をはじめ、たくさんのご来賓や取材陣の方々が出席。 総会では、長年のあいだ常務理事を務められた佐藤氏の後任に、土屋指導部長が就任することが決定されました。 大変な重責かと思いますが、業界の牽引役としてこれからもご指導のほど宜しくお願いしたいと思います。

原油価格が大幅に下がったものの円安の影響で供給価格が下げきらない中、さらなるコスト削減が求められます。 また最大のテーマである幹部船員後継者の確保育成は待ったなしの状態。 そして徐々に規制が強化され操業しずらくなってきた漁場確保問題など課題は山積ですが、新たな執行部を中心にこの業界全体を盛り上げていきたいですね



総会のあとは会場を茅場町に移しての懇親会。 ことしも出ました! マグロ・マグロ・マグロの大皿がドーンと並んでいます。 さすがは鰹・鮪の組合だけあって、超豪華版の圧巻の料理に目を見張るほど

いま新造船を中心に行われているカツオやマグロの新しい製品づくりへの取り組みの数々。 その製品群の一端を、紹介と試食を兼ねての懇親会です。 他にもたくさんの料理が並ぶ会場ですが、出席者が一番先に飛びついたのはもちろんこの美味しそうなマグロのお刺身たち

ミナミマグロにメバチマグロ、黄肌にビンチョウ、そしてカツオまで。 これだけ大量のまぐろのお刺身はめったにお目にかかることができないので、業界関係者の役得でしょうかね。 トロももちろん美味しいですけど、赤身の美味さは最高です。 もちろんすべて超低温凍結の冷凍マグロですよ!

マグロとカツオで埋め尽くされた会場でいろんな方と盛り上がった懇親会。 みなさんお疲れさまでした

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07:19
2015年06月27日
勝栄丸の安全衛生講習会

7月初めの出港に向けて準備を進めている123勝栄丸の乗組員への、洋上における安全対策と船上衛生の講習会が行われました。 会場となった勝倉漁業の会議室に乗組員と講師の先生そして会社スタッフが集合して講習会のスタートです

まずは気仙沼海上保安署による洋上における安全対策の講義。 衝突事故の70%以上が見張り不十分からくるものだそうで、航海計器がこれほど進化している今の漁船においても、やっぱり人間の目視っていうのが一番重要なんだという事がよくわかりました

救命胴衣やヘルメットの装着はもちろんのこと、火災防止や緊急時の連絡体制などなど、当たり前の事でもしっかりと再確認することが大事なんだと思いますね。 今航海も安全第一ですから、乗組員のみなさん宜しくお願いしますね



そして気仙沼消防本部による船上衛生講習の時間。 資料で説明するよりも実際に体験してもらったほうがいいっていうことで、研修に使用する人形や機材を持ち込んでの講習になりました

突然の事故や怪我の際の対処の方法を順序立てて教えていきます。 呼吸の確認、人工呼吸・心臓マッサージの手順、そしてAEDの使用方法など。 署員の迫力ある実演に乗組員のみなさんも真剣な表情

署員からの説明・実演に続いて、123勝栄丸乗組員が2人一組になってすべての手順を再現。 私も乗組員と一緒にやってみたけれど、見るのとやるのでは大きく違って、かなり体力を必要とするんですね

今回123勝栄丸の乗組員を対象にして行ったこれらの講習ですが、これからは勝栄丸各船でも順次行っていきたいと思いますね。 乗組員のみなさん、講習お疲れさまでした。 そして講師をこころよく引き受けていただいた気仙沼海上保安署と消防本部のみなさん、ほんとうにお世話様でした

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08:38
2015年06月26日
今期初入港の安市丸さん

ここにきて本格的なカツオ船シーズンとなって、連日たくさんの入港船で賑わうようになってきた気仙沼港に、また一隻の近海かつお一本釣り漁船が今シーズン初入港! 三重県の船籍で毎年全国でも上位の水揚げを記録している安市丸さんの今期初水揚げでした

あさ8時、気仙沼港の入り口から徐々に大きくなる船影を確認。 船長さんの操船によって魚市場の岸壁にスムーズに着岸する本船です。 毎年お世話になっている船頭さんはじめ顔なじみの船員のみなさんとの久しぶりの再会。 みなさんお元気そうで何よりです

乗組員のみなさんとの挨拶もそこそこに、すぐにスタンバイOKの合図で水揚げが開始されました


今期初入港での漁獲物は、各船と同じくトンボが主体。 船によっては4kg以下の小型のトンボが多い場合もあるなかで、安市丸さんの漁獲物は大型のトンボが中心なので価格的にも期待できますね

乗組員のみなさんも毎年変わらず、すごくアットホームで和やかな雰囲気の安市丸さん。 今年もこれまで順調に水揚げ金額を伸ばしているそうなので、気仙沼港が基地となるこれからのかつおシーズンも、安全な航海で大漁でありますようにお祈りいたします

それでも船頭さんがおっしゃっていた、「三陸沖のトンボの漁獲がここにきてちょっと不安定で、一時期ほどの漁獲の勢いがなくなって、トンボの餌食いが鈍っているんだよなあ」とのコメントがちょっと気がかりですが、少しでも長くトンボ漁が続いてくれるといいなと思います

安市丸さんの大漁での今期初入港。 安市丸のみなさん、今年もよろしくお願いします

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08:19
2015年06月25日
アンカーで中華ランチ

東京からのお客様を一ノ関駅までお迎えに行った帰り道。 ちょうどお昼時になったので、何を食べたいですかと尋ねたところ、「アンカーコーヒー・マザーポート店」のランチがいいなっていうリクエスト。 今年4月10日にオープンしたばかりのマザーポート店ですが、もうすでに相当有名なんですねえ

偶然にも今日の気分はアンカーかなって私も思ってたので、意気投合してお店に直行です。 ランチ時間とあって、駐車場はすでにほぼ満車状態。 広い店内もほとんどのテーブルがお客さんでうまっていていたけれど、専務さんのご配慮でらせん階段上の二階席に案内していただきました

お店に行く前から、きょうは中華ランチにしようって決めてたので、席に着くなりメニューも見ずにそく注文です。 一緒に行ったお客さんも私につられて一緒のメニューにしちゃいました


山椒がピリッと効いた辛口の麻婆豆腐、常務さんが台湾から仕入れてきたという「台湾産きくらげ」と卵の炒め物、アンカー特製ソースで食べる棒棒鶏。 雑穀米に野菜スープ。 締めにはアイスコーヒーまでついたボリューム満点のランチ

一つ一つ丁寧に考えて作っているんでしょうね。 なんかすごく健康的な定食っていう感じがして、遠方からのお客様も大満足の週替わり中華ランチでした。 まだ食べてないよっていう方はお早めにどうぞ

毎回ここにきて思うんですが、こういうオシャレでゆったりと過ごせるカフェっていうのは、この街にとってすごく大切な存在だとしみじみ思いますねえ。 これだけ繁盛しているのも分かるような気がします

港町気仙沼のアンカーコーヒー・マザーポート店での中華ランチを食べた後は、重要なお仕事が待っています。 ゆったりした気分から気持ちを切り替えて仕事に向かいたいと思います

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09:11
2015年06月24日
83佐賀明神丸が今季初入港!

黒潮にのって北上するカツオの群れを追って漁をする近海カツオ船が、春先からの千葉県・勝浦港中心の水揚げから徐々に気仙沼へ入港する船が多くなってきました

漁場もすでにこの三陸沖形成され、数時間走りのところでトンボやカツオの一本釣り漁が行われるなど、各船慌ただしく入出港を繰り返すなかで、きょう高知県の第83佐賀明神丸さんが気仙沼に今期初入港し、水揚げをおこなっていただきました

あさ7時前、気仙沼魚市場南側岸壁に到着した本船。 魚艙にトンボを満載しての大漁航海での入港です。 今年もこれまで順調に水揚げ金額をのばしている本船。 船頭さんはじめ乗組員のみなさんも変わりなく元気そうな様子に自然と笑顔がこぼれます


ふと見ると、本船の船上にはテレビカメラを構えた取材クルーが乗船して、入港時の様子をカメラにおさめていました。 そういえば、先日も佐賀明神丸船団を中心とした近海カツオ船のテレビ番組が放映されてましたね。 皆さんの中にもその番組を見たよっていう人もいるんじゃないかと思います

毎年熾烈な水揚げ競争を続ける各船の中で、昨年もナンバーワンの水揚げを記録し、今年もこれまで順調な操業で一つの節目の大台を超えるところまできている本船なので、これからの頑張りをさらに期待してしまいますね。 今年も宜しくお願い致します

初入港の差入れにと、お酒を飲まない船頭さんに気仙沼の老舗店「紅梅」の揚げアンパンのプレゼント。 沖出し航行中のコーヒーブレイクにでも乗組員のみなさんで食べていただけたらと思います

第83佐賀明神丸さんの大漁での気仙沼初入港。 今年いっぱい続く近海カツオ漁が、安全な航海でそして大漁でありますように。 次の航海も大漁での入港をスタッフ一同お待ちしています

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17:25
2015年06月23日
船内LANのシステム変更

インド洋での長期航海を終えて先月気仙沼に帰港した勝倉漁業の第123勝栄丸が、そろそろ新たな航海に向けての準備作業をおこなうタイミングとなってきてきました

一昨年竣工した本船には、洋上で家族や友人との日々の情報交換などにインマルサット衛星通信を利用したE-Mailを乗組員が気軽に使えるようにと、船内のLANシステムが完備されています

きょうはその船内LANの大幅なシステム変更の日。 どのようにしたのかはちょっと秘密ですが、これまで2年間使用しての経験をふまえて、より安全により快適に使用できるシステムにと、本船の無線区画に機材を持ち込んで専門家が作業にあたります

作業しているパソコンの画面をちょっと覗いても、見たこともないような表示画面なので、何が何やら素人の私にはわかりませんが、ネットワーク設定をしているんだろうなっていう事だけはわかりますね

これまでの船内LANと全く違う考え方のシステムなので、実際の航海でなんのトラブルもなくスムーズにいけばいいですね。 こういうジャンルは勝栄丸専属の専門家にお任せるしかないので、今回のシステム変更が万全の体制となるように宜しくですよ

これから来月の出港までいろいろな予定が組まれている第123勝栄丸。 乗組員のみなさんそして関係業者のみなさんには、予定通りの作業となりますようにご協力の程よろしくお願い致します

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08:01
2015年06月22日
今年も日曜開市始まる

今年も近海カツオ漁の盛漁期にあわせての、気仙沼魚市場の日曜開市がはじまりました。 今週からお盆の頃までは変則的な休日設定となりますね。 一年で一番忙しいシーズンの始まりです

三陸沖で操業する近海カツオ船団は徐々に気仙沼に水揚げ基地を移し、一本釣り漁船はとんぼ主体、近海巻き網漁船はかつお主体の操業。 日曜開市初日のきのうはとんぼを満載したたくさんのかつお船でにぎわいを見せていました

勝倉漁業のスタッフたちも、前日に入港した183佐賀明神丸さんの水揚げ対応で早朝から大忙し。 ほぼ満船に近い大漁での航海に乗組員のみなさんも水揚げにも気合が入っているのがわかりますね


ここしばらく好漁が続いている三陸沖でのトンボ操業ですが、当初は10㎏前後のサイズが多かったとんぼが、ここにきてひと回り小さめのとんぼが主体になってきた感じなので、この先この漁が続くのかどうかは沖で操業各船しだいでしょうね。 これからのとんぼそしてカツオの大漁に期待する気仙沼港です

満船近い積荷の183佐賀明神丸さんの水揚げも、船頭さん自ら合羽を着て乗組員総出の水揚げで、約2時間半ほどで終了。 1時間当たり30トンもとんぼを手渡しで水揚げするんですから、ものすごいスピードだと思います。 乗組員のみなさんのパワーに脱帽です

水揚げが終わるやいなや、餌場に向けて気仙沼港をあとにした183佐賀明神丸さん。 航海の安全と大漁を、そして乗組員のみなさんのご健勝をお祈りいたします

次の航海もまた満船・大漁でありますように、気仙沼港でスタッフ一同お待ちしてます

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15:25
2015年06月21日
週末に気仙沼から北へ

気仙沼魚市場での早朝からの水揚げに立ち会ったあと、こんどは別な仕事がはいっていたので車に荷物を積み込むと車を北に走らせること約2時間。 休憩をとりながら目的地に到着です

道中に行きかう車の多くが震災復旧にかかわるトラックなど。 三陸沿岸のいたるところで土地のかさ上げ工事が行われ、三陸道の整備も並行して進められているんですから、当たり前なんですかね

トンネルをいくつもいくつも通り過ぎて・・・ 道路もスムーズに流れてて予定通りのドライブでした



重要なお仕事のあと、同行した会社のスタッフと一緒にせっかく来たんだからと短時間だけの観光客に変身。 ランチと勉強を兼ねておさかなセンターを視察となりました

やっぱり今の時期の三陸沿岸は「ウニ」が旬なんですね。 殻つきのものや瓶入りのウニ、そして塩ウニや蒸しウニなど。 食堂のメニューをのぞいてみても、今の時期はウニが一番の売りみたいだけど、値段もけっこうするんですね

もう少し足を延ばしてもっと北にとも思たんですが、気仙沼に戻らないといけない時間になっちゃって、後ろ髪を引かれる気持ちで帰途につきました。 今度はもう少しゆっくりと、本当の観光客として来たいですね。 それにしても、車窓からのリアス式の三陸海岸の景色はいつ見ても素晴らしい眺めでした

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08:44
2015年06月20日
かつお漁船のブリッジにて

気仙沼港で毎日のように水揚げが行われるようになった近海カツオ一本釣り船団。 いまはほとんどがトンボ漁場に集中して、大半がトンボでカツオまじりの様子となっていますね

それでも魚艙いっぱいに釣り込んでは、満船に近い状態で入港してくる各船なので、自然と水揚げ金額も上がっていくので今が勝負と皆さん気合が入っていることでしょう

週末のきのうも先週に引き続いて123佐賀明神丸さんが大漁での入港、そして水揚げをおこなっていただきました。 船頭さんはじめ乗組員のみなさんには操業ほんとうにご苦労様です

早朝から開始された水揚げと並行して、水揚げ現場を見渡せる本船のブリッジにて船頭さんといろいろな情報交換。 こういう一言一言がすごく勉強になったり参考になるんです

漁獲状況を記したノートを見せてもらっては、リアルタイムの漁獲情報を垣間見て明日以降の入港船を予想したり、とんぼが徐々に小さなサイズが多くなってきたのが気がかりだあと考えたりと。 そうこうしているうちに朝7時の入札開始時間となりました

船頭さんのお話しでも、餌の確保が問題なんだとの事。 三陸沖の水温がもう一段上がって、カツオの餌となる活きイワシが定置網にどんどん入る・・・そんな状況に早くなればいいなと思いますね

今週から日曜開市となる気仙沼魚市場。 本格的なシーズンインに自然と気合が入ります

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08:16
2015年06月19日
燃油消費27.37%減!

昨年、静岡県の三保造船所で建造され新造船での一航海目を終えた気仙沼の遠洋マグロはえ縄漁船・第8大功丸さん。 業界関係者みんなが注目した大幅な省エネを目指す最新鋭船の結果がこのほど発表になって、その省エネ効果の高さに驚きの声が上がっています

PWM軸発電システムを採用した本船では、通常補機関の運転によって発電するところをメインエンジンのみで発電するシステムのため、補機関の運転時間はほとんどなく、それによって大幅な省エネが図られたとの報道です

遠洋まぐろ船では考えられない1日当たり2.277klの燃油使用量となって、その省エネ効果は従来船に比べて27.37%減。 これを金額に換算すると、年間2100万円もの大幅なコスト削減になるとのこと。 補機関の整備費用なども合わせ考えるとものすごい数字になるんじゃないかと思いますね


昨年の新船建造時には大漁旗をはためかせて気仙沼に入港してきた本船を訪問。 最新鋭マグロ船の内部、PWM発電システムも見学させていただいたのを思い出しますね。 それからもう1年たちました

最近建造された遠洋まぐろ船は各船ともに省エネに取り組んでいて、10~15%くらいの燃油消費量を削減させてはいますが、第8大功丸さんのこの27.37%減っていうのは、驚きの数字としか言いようがありません

システムを開発し推し進めたメーカー各社では、この成功例をもとにさらに省エネのメニューを検討しているとの情報なので、日本企業の技術力でこれからの遠洋まぐろ船を後押ししていただけたらと思います

この例に見習って、勝栄丸各船も更なる省エネを推し進めていかなければいけませんね

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14:45
2015年06月18日
今が旬!気仙沼のホヤ

三陸地方の夏の味覚「ホヤ」。 気仙沼市の観光キャラクター「ホヤぼーや」にも用いられている気仙沼の特産品で、まさにいまがホヤの旬の時期。 先日出荷が解禁になったとのことで勝栄丸乗組員のOBの方からお裾分けをたくさん頂きました。 ありがとうございます

すごく大きく成長した気仙沼唐桑産のホヤ。 大好きな海の潮の香りが広がります。 一個ずつ丁寧にさばいて剥いていくと、すごく肉厚で、身がプリップリしてて、食べる前にその美味しさがわかりますね。 皆さんにこの感触をお伝えできないのがすごく残念

私は、酢が多めの酢醤油で食べるのが好きなんですが、中には醤油だけまたはワサビ醤油でっていう方もいますよね。 素材がいいからどんな食べ方をしても美味いのは間違いなし

そして先日教えていただいたのが、「ホヤの塩ゆで」。 沸騰したお湯に塩を適当に放り込み、一口大に切ったホヤを投入。 アクがでて、ホヤに火が通ればそれでおしまい。 粗熱をとって、冷蔵庫で冷やして、ビールのおつまみに・・ 半信半疑で試しにやってみたらこれがまた最高でした。 ホヤがちょっと苦手なんだという方にもおすすめの食べ方だと思います

ホヤの旬ってほんとうに短いと聞くので、いちばんいい時期の旬の美味しい気仙沼のホヤを勝倉漁業の社員みんなで味わいたいと思います。 ごちそうさまでした、またお願いしますね

気仙沼で水揚げ本格化してきた生鮮かつおや・とんぼ、そして三陸沿岸で養殖されている特産の旬のホヤ。 ほんとうにこの地方っていうのは、海の幸に恵まれているんだなあって実感したひと時でした

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11:18
2015年06月17日
第23佐賀明神丸が初入港!

愛媛プラスチック造船で昨年より建造が進められ、今年一月に進水・竣工祝賀会が開催された高知県黒潮町の明神水産が所有する近海カツオ一本釣り漁船・第23佐賀明神丸(51トン)が、新船建造から初めて気仙沼に入港し水揚げとなりました

朝6時過ぎに気仙沼港に姿を現した本船。 岸壁には初入港を出迎えるためたくさんの関係者がスタンバイ。 みなさん早朝から本当にご苦労様です

社長さん自ら指揮を執る23佐賀明神丸さんは、これからの近海カツオ漁船の方向性を左右する重要な任務を与えられている船であり、まさに「もうかる」カツオ漁業を実践する船なので、これからのシーズンを気仙沼を基地にして頑張ってほしいと思います



通常の近海カツオ船が100トン以上の大きさなのに対し、本船は51トンとひと回り小さい船なので、震災復旧によってかさ上げされた魚市場の岸壁が高すぎて水揚するのがすごく大変そう

それでも乗組員のみなさんが協力して、工夫しながら順調に水揚げをおこなっていただきました。 新船での初入港の水揚げとあって、船の周りにはギャラリーがたくさん取り囲んでいました


さすがは明神丸船団の大船頭の船だけあって水揚げが終わって即「あげ出し」の準備。 カツオを冷やすための海水との混合水を造るために使用する真水の積込を終えると、餌場に向けて出港となりました

船頭さんはじめ乗組員のみなさんも変わりなく元気そうな様子に、やはり毎年コンスタントに大きな漁をする船の乗組員はこうじゃなくちゃって、改めて感じましたね。 今年の気仙沼のかつおシーズンも始まって、勝倉漁業の関係船も続々と入港してきて、ようやく本格的なシーズンインとなってきた感じがします

第23佐賀明神丸の航海の安全と大漁、そしてみなさんのご健勝をお祈りいたします

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10:13
2015年06月16日
183佐賀明神丸が今期初入港!

もうすでに三陸沖では近海カツオ船の操業が本格的なシーズンインを迎え、徐々に北に移ってきた漁場に合わせるかのように、たくさんのかつお船がすでに操業中

気仙沼港に入港する船もだんだん増えてきて、高知県の183佐賀明神丸さんが今季初入港での水揚げが行われました。 早朝5時前に港内に姿を見せた本船がだんだんと岸壁に近づいてきます

船頭さんをはじめ乗組員のみなさんには2月からの前半戦の航海、本当にお疲れさまです


本船の漁艙には、この沖で釣りに釣ったトンボが満載! 型の良いちょうどいいサイズのとんぼが次から次とベルトコンベアーに水揚げされ、あまりにも水揚げのスピードが速いので選別作業が間に合わず、水揚げ速度を調整してもらったほど

乗組員のみなさんの体力とパワーにはほんとうに感心するばかりですね。 今年の前半戦は至極順調な操業の様子なので、これからも事故なく怪我なく大漁の航海を重ねられることをお祈りいたします


ひさびさに気仙沼に入港した乗組員のみなさんと、数か月ぶりの再開に話も尽きません。 幹部船員もみな変わりなく元気で、常に上を目指して皆で同じ目標をめざしている本船の方々には、話をしているだけで元気をもらえるような気がしますね

これから三陸沖が主漁場となって、気仙沼港がメインの水揚げ港となってくる近海カツオ漁。 あとは餌の確保しだいかな。 ことしはみんなにとって良いシーズンになりそうな予感がします

第183佐賀明神丸さんの今期初水揚げで賑わった気仙沼港の朝でした

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12:03
2015年06月15日
インドネシアからのお客様

勝倉漁業の勝栄丸船団がインド洋での補給基地としているのがインドネシアのバリ島・ベノア港。 そのベノア港の船舶代理店のご一行様が来日し、はるばる気仙沼まで来てくださいました

いつもはベノア港でお会いする面々との久しぶりの再会とあって、昼食をともにしながらの歓談の席。 そして勝倉漁業に会場を移してのミーティングとなりました

初めて日本にきたという代理店の責任者。 日本のきれいさ、そしいて食事の美味しさなどに感動したとのことで、1日1㎏くらい体重が増えてしまうかもと笑いながら話していました


東京から焼津そして気仙沼から女川へ。 東京で少しゆっくりしたあとは空路鹿児島入りと移動距離も長くたいへんな出張でしょうけど、各地の風土の違いや美味しい郷土料理など、初めての日本の滞在を存分に楽しんでいただきたいですね

また近いうちに勝栄丸各船が沖出しや操業途中でベノア港に立ち寄りますので、現地でのアテンドなど宜しくお願いしたいと思います。 これからもお世話になりますね

遠洋マグロ漁船の重要な補給港・バリ島ベノア港からのお客さまを迎え、これからのいろいろな課題などについてゆっくりとお話しすることができて、すごく貴重な時間でした。 お疲れさまでした

気仙沼恒例の「出船送り」も体験してもらったし。。。 初の日本そして初めての気仙沼はどんな印象だったのか、こんどインドネシアに出張の際にはぜひ聞いてみたいと思います

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17:55
2015年06月14日
今期初のとんぼ水揚げ

黒潮にのって北上するかつおの群れを追って徐々に漁場を北にあげる近海カツオ船団。 千葉県勝浦港への水揚げから徐々に気仙沼への入港が増えてきて、本格的なシーズンインまでもう少しですね

三陸沖の北緯38度線。 一本釣り船団はいまとんぼ(びんちょう)を追っての操業真っ最中。 気仙沼港まで12時間の航行と、ほんと近いところに漁場が形成されているようす

週末の土曜日、そのとんぼを漁艙いっぱいに釣り上げた123佐賀明神丸さんが前回からほぼ10日ぶりに気仙沼に水揚げしていただきました。 深夜1時に魚市場に接岸、早朝5時から水揚げが開始されると、カツオそして大量のとんぼがベルトコンベアーを埋め尽くし、選別にあたる作業員も大忙しでの水揚げ作業。 みなさん本当にご苦労様です

今年はとんぼの値段がすごくよくて、水揚げ金額もグングン伸びていく様子の各船なので、これからの重要1日1日を油断なく怪我や事故なく頑張ってほしいと思いますね。 ほんと期待しています

これから本格的な生鮮カツオのシーズンインを迎えようとしている気仙沼魚市場。 生鮮かつお水揚げ日本一の連続記録を今年も続けることができるよう気仙沼港あげてサポートしていきたいと思います

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11:17
2015年06月13日
祈!大漁 いざ西経漁場へ

もうすぐ梅雨入りかと思われる天候が続いている気仙沼。 それでも大安吉日のきのうは2隻の遠洋マグロ漁船の出港日とあって、お天気も味方してくれたかのよう

気仙沼の第68海形丸さんと岩手県釜石の第83欣栄丸さんが、時を同じくしての出港となりました。 両船ともに太平洋の西経漁場に向けての出港、ほんとうにおめでとうございます

プラザ下の岸壁に二隻並んで大漁旗を掲げて出港準備をする両船の勇姿は、気仙沼港を華やかにしてくれますね。 出港見送りに岸壁に到着すると、すでにたくさんの車で一杯の状態でした


両船の船主さんや会社のスタッフさん、そして船頭さんや業者のみなさんにご挨拶を済ませ、すでに恒例となった「つばき会」が用意する大漁旗の小旗を手に、本船が岸壁を離れるのを見守ります

五色の紙テープをひきながら静かに出港する本船を、船影が見えなくなるまで手を振りながら見送る姿に、今航海にかける大きな期待が込められているように感じて。。。すごく気持ちが理解できますね

気仙沼港でも二隻並んで同時に出港する風景っていうのはなかなか遭遇できるものじゃありません。 これから西経漁場に向ける両船には、安全な航海で大漁を目指して頑張ってほしいと思います

第68海形丸さん、そして第83欣栄丸さんの出港、本当におめでとうございました

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11:21
2015年06月12日
東洋冷蔵の社長交代

遠洋まぐろ漁船の日本におけ揚げ基地と言ったら静岡県清水港ですよね。 冷凍マグロを保管する超低温冷蔵庫が立ち並ぶこの港に本拠を置く水産会社はたくさんあります

その中でも勝倉漁業・勝栄丸船団の取引先である東洋冷蔵株式会社は日本最大のまぐろ商社。 いつもいつも勝栄丸のまぐろを買い付けていただきまして本当にありがとうございます

その東洋冷蔵さんとまぐろ船主との年に数度のゴルフコンペが開催されました。 震災以降ほとんどクラブを握っていなかったので、ゴルフになるかどうか不安でしたが、東洋冷蔵の幹部の方々との和気あいあいの懇親の機会に、すごく気分のいい一日となりました

今回は、これまで7年間社長を務められた壺井さんから若手の川上社長へのバトンタッチのお披露目を兼ねたもの。 新社長さんには、これからもまぐろ業界の中心企業として日本のマグロ漁船団とともに業界全体をけん引していただきたいと思います。 これからの活躍に私たちみんなが注目していますから。 宜しくお願いします m(__)m
私がこのマグロ業界に入ってもう20年以上が過ぎました。 東洋冷蔵さんの当時の値決め交渉担当者が今回社長を退任された壺井さんでした。 何もわからない私にまぐろのイロハから教えていただいた壺井さんには本当に感謝しております。 これからもマグロ業界のご意見番として、私たちまぐろ漁業者へのサポートのほど宜しくお願いしたいと思います

東洋冷蔵さんも新社長体制となって、これからの一挙手一投足が益々注目されますね。 今回ご参加のみなさん、本当にお疲れさまでした! すごく楽しい懇親会でついつい時間を忘れてしまいました

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09:33
2015年06月11日
祝!第38千代丸進水

気仙沼の山代水産がこのほどサンマ棒受け網漁船「第38千代丸」を新造し、先日進水式が開催されました。 吉田造船鉄工所で建造された本船は、総トン数199トンの大型サンマ漁船です

ちょうど、勝倉漁業の社屋から見える魚市場南側岸壁に新造船の接岸作業をおこなっていたので訪船し見学させていただきました。 山代水産の会長さん社長さんにはいつも大変お世話になっております

船名旗や社旗そして大漁旗がたくさん飾り付けられた本船の特徴や最新鋭機器の搭載状況、そしてこれからのサンマ漁について社長さん自らお忙しいなか説明していただきました

船頭さんや乗組員のみなさんも、この最新鋭の新造船でのサンマ漁に向け気合が入っている様子がうかがえますね。 これから網の準備や艤装など、8月の操業開始に向け大忙しの38千代丸さんです

山代水産では2006年に発生した第7千代丸さんの事故のあと、女川町に慰霊碑を建立して供養を続けてきたそうです。 この新造船・第38千代丸さんが、大漁はもちろんのこと、なにより安全な航海を重ねられますように、心よりお祈りいたします

進水式におこなわれたお祝いの餅まきには出席できませんでしたが、こうして出来上がった新造船を内部まで見せていただき有難うございました。 第38千代丸さんが漁獲する美味しいサンマが気仙沼に水揚げされるのが今から楽しみですね

サンマ棒受け網漁船・第38千代丸さんの進水披露、本当におめでとうございました

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10:00
2015年06月10日
梅雨入りの東京にて

日本列島の南の方から徐々に梅雨入りとなって、関東地方まできた梅雨前線。 その影響でしょうか、気仙沼も昨日は朝から土砂降りの雨でした。 ジメッとしてて、梅雨の時期はなにか気分がすぐれませんね

でも仕事は待ってはくれないから今週予定の会合に出席するため東京駅に降り立ちました。 平日にも関わらず構内はすごい数の人。 サラリーマンや観光客、外国からの旅行客もかなりいて、やはり円安の効果ですかねえ。 気が付けばだんだん円安が進行して、どこで止まるのか・・・要素がないのが困ります。 それにしてもいい加減この辺で止まらないと130円越えなんてこともついつい考えてしまいます

海外で活動する遠洋マグロ漁船にとって、燃油や餌、入港経費や資材など、ドル建てで調達することの多い業界なので、円安に振れるとコスト増になっていくんです。 ドル建ての原油相場がピーク時の半値になったものの、為替の影響で燃油価格が下げきらない。 餌やその他のコストもしかり。 輸出産業にとってはこの円安効果でかなり利益が出ているようですけど、ある程度のところで下げ止まってほしいなと真剣に思います

それでも、日本のマグロ漁船団のライバルたち、台湾や韓国・中国などのまぐろ船の漁獲物は日本に輸出される際、すべて円建ての取引なので、彼らにとっては円安に振れれば振れるほど手取りが少なくなる。 外国勢にとっても今がそしてこれからが勝負時なんだと思いますね

梅雨入りした関東地方の中心地・東京駅に降り立って、カフェで午後の仕事予定時間を調整しながらも、なんとなくインターネットの為替情報をチェックして、ふと思ったことを書きたくなりました

さあ、次の仕事に向かうとしますか。 気を引き締めて頑張りましょう

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06:53
2015年06月09日
かつお水揚げ本格化まだ

今年のカツオシーズンが始まって1番船の水揚からもうすぐ一か月が経とうとしていますが、カツオの群れがなかなか北上してこなくて、巻き網船やかつお一本釣り漁船がぽつぽつと入港してはいますが、まとまった量のかつおの水揚げがまだの気仙沼港です

そうこうしているうちに、八丈島付近でとんぼの漁獲が本格化して、各船まとまった量の漁獲があるとかで、入港先も千葉県勝浦港が中心となっている模様。 水揚げ金額がのびるトンボだけに、各船とも今が勝負と頑張ってほしいですね。 そして気仙沼にもトンボが水揚げされますように

先日も餌場の社長さんと話しをしましたが、この付近はまだ水温が低いためでしょうか、餌の回遊がそれほどでもなく、放流した鮭の稚魚が定置網に入ってしまうとかで、カツオ船が使う餌事情も本格化するのはまだもうちょっと先なのかな、 いろんな要素がかみ合わないとね

でもことしのかつおは美味しいですね。 先日も気仙沼の人気店・宮登さんで朝水揚げされたばかりの新鮮なかつおのお刺身を頂きましたが、少し脂ののった初ガツオは最高でした。 美味い美味いを連発し、あっという間に完食。 自分でさばくカツオとは一味も二味も違って感じます

地元で水揚げされた新鮮でおいしい魚介類を手軽に食べられるのも気仙沼に住んでいる特権でしょうか。 これから気仙沼港はかつおの本格的なシーズンとなりますので、みなさんもこのおいしさを味わいにぜひ気仙沼にお越しください

かつお一本釣り漁船の本格的な水揚げが待たれる気仙沼港からのレポートでした

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09:13
2015年06月08日
気仙沼ホルモン焼そば

気仙沼港での仕事がひと段落したお昼時、どこかでランチしていこうという事になって、内湾地区の復興屋台村「気仙沼横丁」に立ち寄りました。 ちょうどお昼時とあって、観光客の集団が屋台村に向かいかけていたので、急いでお店を選ぶことに

大勢の観光客にまじってこちらは長靴姿でうろちょろですが、気仙沼だもの長靴OKですよね。 全く違和感なしって感じるのは私だけの感覚じゃないはず。 ここは港町気仙沼ですから

どこにしようかなとお店を選んでいたら、会社スタッフの知り合いの店員に発見されて、引き込まれるように店内へ。 そこは七輪屋っていうはじめてはいるお店でした



何があるのかなあってメニューを見渡すと、気仙沼ホルモン焼きそばっていう気仙沼のB級グルメの代表格のメニューがあるじゃありませんか。 それもワンコインの500円だって

私はもちろん迷わず気仙沼ホルモン焼きそばを注文! でてきたのはまさしく気仙沼ホルモンがド~ンとトッピングされた焼きそばでした。 それも正統派の証のキャベツ付き

一口食べるとそれはまさに気仙沼ホルモンの味。 ん~、昼からビールが欲しくなる一品ですね。 こういう焼きそばって初めて食べたけど、私の好みにぴったりの大好きな味でした

思いがけず初体験した気仙沼ホルモン焼きそばだけど、これは結構おススメかもしれません。 みなさんも気仙沼横丁の七輪屋さんで味わってみてはいかがでしょうか。 もちろんビール付きでね

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11:19
2015年06月07日
三陸新報に新人船員記事掲載

新船建造から3年目の航海に向けて着々と準備を進めている勝倉漁業の第123勝栄丸に、新たに乗船することになった新人船員の講習会が漁労長OBを講師に迎えておこなわれています

その講習会の様子は先日の勝栄丸ブログでも皆さんにお知らせしましたね。 気仙沼の地元紙・三陸新報の記者さんも取材に来ていただいて、どんな記事になるのかなあと楽しみにしていたところ、さっそく三陸新報に大々的に取り上げていただきました。 (勝栄丸ブログの記事はこちら

三陸新報さんの記事は、【7月に遠洋船で出漁。全国から若者乗組員。ブログPR以降62人目】という見出し。 気仙沼の船主協会を中心にしてこれまで地道におこなってきた乗組員の後継者育成が、気が付いてみると震災以降の乗船者が相当な数に達していているという内容。 さすがは記者さんの文章だけに、私が書く記事とは違ってまとまりがあってすごくいい記事になっていると思いますね


記事の中では、気仙沼でおこなわれてきたこれまでの乗組員の後継者育成の実績や、遠洋船としては震災以降62人目となる123勝栄丸に乗船する若者のプロフィールなどを紹介

遠洋まぐろ船の元漁労長が講師となっておこなわれている研修の内容、採用にいたる経緯、乗船するにあたっての本人の意気込みなど。。。 記事に掲載していただいた三陸新報さんには、本当にありがとうございます。 出港まであと一か月ほどなので、また折を見て取材していただけたら幸いです

123勝栄丸に新たに乗船することになった新人船員をはじめ、気仙沼の遠洋まぐろ船にはすでにたくさんの若い船員たちが乗船し、まぐろ漁師としてのスタートを切りました。 これから経験を積んで幹部船員として1日も早く活躍できるように頑張ってほしいと思います

そして若い船員たちに対し、関係者の皆様からのあたたかいサポートを宜しくお願いします

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11:17
2015年06月06日
漁業就業支援フェア2015

漁師の仕事を目指すあなた、「漁業就業支援フェア」っていうイベントが全国でおこなわれていのを知っていますか? 東京・大阪・福岡・仙台などを会場に今年も漁業就業支援フェア2015が開催されます

6月27日(土)には大阪、そして7月11日(土)には仙台の会場でおこなわれるんですが、そのイベントのポスターになんと勝倉漁業・123勝栄丸の新船披露の写真が採用されました

若い船員さんは静岡県御前崎の日光丸さん、そのバックには一昨年竣工した勝倉漁業の第123勝栄丸の大漁旗がたなびいて、このコラボレーションがなんともいい出来に仕上がっていると思います

この写真を見て、あっ!123勝栄だって気づいた人は相当な勝栄丸ブログ通。 グレーのデッキ色は123勝栄丸で採用して以降、各船が使い始めた新色だけに、ポスターを改めて見直してみると「あ~なるほどね」って気づくはず。 届いたポスターを事務所内の目立つところにも飾らせていただいてます

日光丸さんの若手船員の生き生きとした笑顔がすごくいいですねえ。 就業者フェアなどで将来有望な若者たちをどんどん採用して、日本の遠洋漁業界を盛り上げていこうじゃありませんか

今年の漁業就業支援フェアにはもちろん気仙沼の船主協会や勝倉漁業も参加予定なので、会場で見かけたらどんどん声をかけていただけたらと思います。 遠洋マグロ漁船の乗組員を目指すみなさん、気仙沼そして勝倉漁業のブースでお待ちしてます

【漁師.jp】全国漁業就業者確保育成センターのホームページはこちら

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15:20
2015年06月05日
気仙沼産フカヒレあんかけ炒飯

気仙沼と言ったら日本一いや世界一のサメの水揚げ量をほこる港。 サメの身は練り製品の原料に、そしてもちろんサメヒレは高級中華料理、そして最近ではサメの軟骨を医薬品や健康食品などに利用され始めていますね

遠洋マグロ漁船でも気仙沼港にサメヒレを水揚げする船も多く、気仙沼のサメヒレって言えば世界的なブランドになっているのも確か。 そんな気仙沼産のサメヒレを使った豪華なあんかけ炒飯がローソンで発売開始されたのを知ってますか

お昼ご飯を調達しにローソンに立ち寄ると、この新商品がたくさん並んでたので、ちょっと高いなあと思ったけど、フカヒレだからなあって自分に言い聞かせて覚悟を決めてレジに直行です


二段になっているお弁当の下は炒飯で上があんかけの具。 フカヒレあんかけを炒飯にかけて食べるんですが、これが結構美味いんです! コンビニの味じゃない感じ

炒飯だけじゃ栄養バランスが悪いかなあとちょっとお高めのサラダもつけたら1000円近くもいっちゃったけど、このグレードなら大満足ですねえ。 気仙沼産のフカヒレも結構入っているし

フカヒレあんかけ炒飯を食べながら、このフカヒレって勝栄丸が獲ってきたものかもしれないなあなんて考えたりして。 そう思うとなおさら美味しく感じてきたり。 結構おススメですよ

みなさんもお近くのローソンで「フカヒレあんかけ炒飯」を見かけたら、ちゅうちょなく迷わずお手に取って、試してみてはいかがでしょうか。 気仙沼の美味しいフカヒレが味わえると思います

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07:55
2015年06月04日
今期初入港の123佐賀明神丸

巻き網船の入港から始まった今年の気仙沼のかつおシーズン。 先週くらいから一本釣り漁船が少しづつ入港し始めた気仙沼魚市場なので、そろそろうちの関係船も入港するんじゃないかあと思っていたところに、佐賀明神丸の船頭さんから一本の電話が入って

「今釣ってる最中でそこそこの数量になったから明日気仙沼に入るから」との嬉しいお話しが。 聞けば漁場は気仙沼沖約10時間ほどの場所。 これまでの漁場は1昼夜以上も沖だったのでだいぶ近場の漁場です。 もちろんすべて「新物」と呼ばれる前日漁獲のそれも夕方に釣ったかつおなので鮮度抜群。 それもなんと数時間で40トンも釣ったとか

朝5時の入港に合わせて、勝倉漁業のスタッフそして魚市場職員勢ぞろいでスタンバイです



数か月ぶりにお会いする船頭さんや乗組員のみなさんも元気そのもの。 今年は出だしからカツオの漁が比較的好調なので、これからの水揚げ金額にも期待できる感じだと思います

一昼夜沖合の昨日まで水揚げされていたかつおよりもひと回り大きなサイズ構成。 オキアミを食っているナブラみたいなので、身の色もすごく期待できますよね。 数量金額ともに大台越えの大漁での今季初入港の123佐賀明神丸さんでした

本船の水揚げ中、餌場の業者さんも挨拶にきてましたが、まだ水温が低いうえ風が強いので餌が少なめなんだと話していました。 これからどんどん活き餌が供給されて、気仙沼へのかつお一本釣り漁船の入港が本格化してほしいと思います

第123佐賀明神丸さんの大漁での今季初入港、ほんとうにおめでとうございました。 今年も宜しくお願いします。 操業各船が安全航海で大漁でありますように。。。 さあ、今年のかつおの幕開けです

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10:00
2015年06月03日
三陸新報の新人船員取材

気仙沼の船主協会を中心に遠洋漁船の幹部船員育成プロジェクトが急ピッチで進行中。 震災以降の乗船者が100名に手が届くところまできたそうで、コツコツ実績を積み上げてきた成果だと思いますね

勝倉漁業でも各船が毎航海のように新人船員を採用するようになって、その中には海技士資格を取得して幹部船員に昇格する若者もボチボチでてきて、すごく楽しみな事だと思います

そんな勝倉漁業にまた新たな新人乗組員が生まれようとしています。 笑顔が印象的な福岡県出身の18歳。 筋トレが趣味なだけに、体つきはもう現役乗組員のよう。 その若者を取材したいと地元の三陸新報の記者さんが取材に来ていました。 いつもお世話様です。 こちらも笑顔がステキな記者さんです


今年4月に移転した勝倉漁業新事務所の2階は会議・研修スペースになっていて、そこを会場にした新人講習会です。 まぐろ船の現役を引退した船頭OBに講師をお願いし、カリキュラムにそってのほぼ1週間の講習では、船員としての心構え、実際の操業や航海の流れ、漁具づくりやロープワーク・ブラン繰りなどをみっちりと教え込まれます。 でもここではまだ基礎の基礎が中心で、実際には沖での勉強ですね

そして国土交通省の気仙沼海事事務所からも運航労務管理官お二人にお越しいただいての安全講習をおこなっていただきました。 お忙しいなか勝倉漁業の新人講習に時間を割いていただいて本当にありがとうございました m(__)m
初めて遠洋漁船に乗船する若者にとってすべてが未知の世界。 そんな環境に飛び込んでいくための準備が着々と進行中です。 実際の船出は来月になってからですが、徐々に緊張感が増してくることでしょう。 期待をいっぱい受けながら、一日も早く一人前の船員となるように頑張ってほしいですね

三陸新報さん、いい記事お願いしますよ!

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13:10
2015年06月02日
木戸浦造船から下架に

母港・気仙沼に帰港して木戸浦造船に上架して船体の整備などをおこなっていた勝倉漁業の第123勝栄丸が、予定通りの日程で工事を終えてドックからの下架となりました

下架直前には、船底まわりの最終チェック。 雲一つない晴天ながら少し風が強いこともあって、船の移動には細心の注意を払いながら造船所と塗装業者の作業艇が連携をとっての曳航です

アンカーを両舷設置して、慎重に岸壁に近づいてくる本船。 みなさんご苦労様です


気仙沼港は近海カツオ漁などがまだ盛漁期前という事もあって、岸壁事情に少しは余裕があるとはいうものの、遠洋まぐろ船の出港準備には岸壁を融通しあっていかなければならない状況ですね

勝倉漁業のスタッフだけではなく、取引先のみなさんにもお手伝いしてもらって、今回も無事に下架作業を終了することができました。 乗組員のみなさんもお疲れさまでした m(__)m
上架での工事が終わったといっても、まだ残す工事もたくさんあるので、関係業者のみなさんには宜しくお願いしたいと思います。 試運転まではこの場所での係船、会社から近い場所なので何かと便利です

木戸浦造船からの下架終了で、ホッと一息ついた午後でした

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10:07
2015年06月01日
コンフォートヴィラ本郷

気仙沼市本郷の勝倉漁業駐車場跡地で今年2月初めに着工し建築をすすめてきた集合住宅がこのほど完成し、予定通り5月末に施工業者からの引き渡しとなりました。 中谷地公園前の閑静な住宅地の一角に建てられたこの新しい建物は、勝倉漁業の社員によるネーミングアンケートによって「コンフォートヴィラ本郷」と名付けることにしました

引渡し前の施工業者日本住宅さんとの施主検査では、10世帯すべてを隅々までチェックしていきます。 仕様通りに仕上がっているか、設備の動作は良好か、不具合はないかなど。 外構工事も予定通りすべて出来上がっていて、一仕事を終えた現場監督さんも満足げな表情です。 やはり新築はいいですね、すべてが新しいですから


この新しいコンフォートヴィラ本郷は、完成直後の6月から入居が開始されていきますが、入居されるみなさまには少しでも快適に住んでいただけるように、物件の管理をしっかりしてきたいと思います

コンフォートヴィラ本郷のプロジェクトにあたりましては、施工業者や金融機関、そしてたくさんの関係者の皆さんのご支援・ご協力があってここまでこぎつけることができました。 ほんとうにありがとうございました。 これからも長いお付き合いになりますので、宜しくお願いしたいと思います m(__)m
そしてコンフォートヴィラ本郷に入居される皆様には、今後末永いご愛顧をお願い致します。 本郷二区の皆様におかれましても、これから何かとお世話になると思いますがどうぞ宜しくお願いします

コンフォートヴィラ本郷に関してのお問い合わせはこちらまで

〇 勝倉漁業株式会社 電話0226-23-8530 (ホームページ:http://www.katsukura.co.jp/)
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08:15