2012年07月31日
みなと便り最新号

遠洋漁船情報コミュニティ誌「月刊みなと便り」の最新号が届きました。
いい写真ですね。この表紙!

今回は新潟造船で建造された第八十八清福丸さんの就航記念特集号となっています

新造船は、国が進める漁船漁業構造改革総合対策事業に採択され、実証船としての建造が進められていたもの。すでに5月に出港し操業が開始されています。
いろいろな省エネ設備や、居住環境の改善、そして製品の付加価値向上など、将来の遠洋まぐろ漁業に向けたアイデアが満載された船。浜田社長、専務さんの情熱が盛り込まれている船だと思います。第八十八清福丸さんの航海の安全と大漁をご祈念申し上げます。

それにしても、かなり詳しく取材されてますね。ほんとうにいい特集号に仕上がっていると思います。ご興味のある方は「みなと便り」編集室までお問い合わせください。
( 宮城県気仙沼市和野160-22 TEL 0226-25-3777 )
新造船の就航まことにおめでとうございます


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16:06
2012年07月30日
造船団地計画

気仙沼に新たな造船団地を建設するプロジェクトが進行中です。
3.11で造船業界も船台や設備などな大きな被害を受けた気仙沼。造船会社が立地してある波板地区では土地が狭く拡張性がないので将来像を描きにくいのが現状です。
そこで、気仙沼港の入り口付近にあたる朝日町に大規模な造船団地を建設しようじゃないかという計画が持ち上がっています。造船業者や鉄工・機械、電気・無線などの関連業者があつまって協議会を組織。気仙沼市や県と協力しなが国の協力を求めているそうです。

計画では、シンクロリフト式の上架設備を採用。2018年(H30年)の供用開始を目指す。これにより、これまでよりも大型の漁船や内航船などの修繕も可能となり、東日本一の造船基地を目指していくとしています。
震災によって甚大な被害を受けた気仙沼。人口の流出も止まらない。「海と生きる」をテーマにしている気仙沼にとって造船・修理機能の充実・強化は絶対に必要です。いま計画されている造船団地が気仙沼市の経済回復の起爆剤になることは間違いないと思います。
我々漁業界も全面的に応援しています。かならず実現してほしいと思います

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13:43
2012年07月29日
マスタープラン
先日、漁業構造改革総合対策事業の第10回中央協議会が開催され、遠洋まぐろ延縄漁業プロジェクトのマスタープランと、串木野・三崎の2件のプロジェクトが新たに承認されました。
この計画に沿って、新船建造が進められることになります。日かつ漁協組合長の説明によりますと、今後はこのマスタープランにのせて年間8隻の新船建造を進めていく計画のようですねえ。
どんどん新しい船ができて、業界全体が活性化されていくことは非常に良いことですねえ。将来に向けての明るい光明が見えてきたような気がします。
省エネ運航、漁獲物の付加価値向上、新たな販売形態、操業の効率化、労働環境の改善、安全性の向上、資源への配慮、乗組員の後継者対策など、取り組むべき課題はまだまだ多いですが、使命感をもって頑張っていきたいと思います

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10:06
2012年07月28日
気仙沼に帰港です!

静岡県・清水での水揚げを終えて、勝倉漁業の第88勝栄丸が母港気仙沼に帰港しました。
乗組員のみんさん、長期航海本当にお疲れ様でした m(__)m

気仙沼の商港岸壁には、会社のスタッフや取引先のみなさん、そして乗組員のご家族などたくさんのお出迎え。久しぶりの再会に笑顔があふれます。

接岸した船に乗船、すぐに船内の神棚にお神酒をささげ、今航海の航海の安全と大漁を感謝し参拝。こういう神事はほんと大切なんです。
これで乗組員のみなさんはしばらくの休暇に入ります。
夏祭りやイベントの多い季節。日本の夏を楽しんでゆっくり休んで、次の航海に向けての英気を養っていただきたいと思います。お疲れ様でした~

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12:10
2012年07月27日
船食の試食会

88勝栄丸が清水に在港中の船内、船の食堂を利用してパッケージ船食の試食会が行われました。今回の試食会は清水の業者さんからの提案で開催されたもの
きんぴらゴボウ、ひじき煮物、さばの味噌煮、筑前煮、肉野菜炒めなどなど、日本でおなじみの定番メニューが並びます。どれもこれもいつも食べ慣れた味に仕上がっていると思います。素人が短時間で調理したとは思えない出来具合

遠洋まぐろ漁船のコック長の多くはインドネシア人。なかなか日本の味を再現するのが難しいことから、簡単に調理できるパッケージ船食を開発したそうです。食材ロスの削減にもつながる取り組みかもしれません。
試食を終えた船員は「久しぶりの家庭の味で旨かった~」と満足げな表情でした。
遙か遠洋漁場で味わえる日本の家庭の味。。。イイかもしれませんね

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11:08
2012年07月26日
水揚げ終了です!

勝倉漁業の88勝栄丸が清水での冷凍マグロの水揚げを終えて、一路母港気仙沼に向けてさきほど出港しました。乗組員のみなさん、長期航海ご苦労様でした。
まぐろ類を魚艙に満載してきたので、水揚げはまるまる二日がかり。
今年一番の炎天下の中で水揚げを行った関係者のみなさん、ほんとうにお疲れ様でした。

気仙沼への入港は、28日朝の予定です。
気仙沼の業者のみなさんなどにお世話になりながら、次の航海の出港準備を進めていきますので、よろしくお願いしたいと思います。気仙沼に帰ってから打ち合わせしましょう。
とりあえずは無事水揚げが終わって、ホッとしました。
清水の取引先のみなさん、本当にお世話様でしたm(__)m
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16:58
2012年07月25日
水揚げ1日目終了!

88勝栄丸の冷凍まぐろの水揚げ一日目が無事終了しました!
それにしても今日の清水はものすごい暑さ。ペットボトル何本も空にして、関係者みんな汗だくになりながらの水揚げでした


東洋冷蔵では現在新人研修中
力自慢の男性スタッフにまじって、女性新入社員もメバチや黄肌を慣れない手つきでひっぱってました。男性でも大変なのに、ほんと頑張ってますね~。感心します


今日のぶんはいったん終了。あす朝から再開です。
水揚げのペースがなかなか上がらないので、予定よりも時間がかかっています。この様子だと明日もめいっぱい夕方までの水揚げとなりそうです。暑さ対策を万全にしてのぞみましょう!
関係者のみなさん、あすも宜しくお願いしますね

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16:27
2012年07月24日
88勝栄丸が帰港

勝倉漁業の遠洋マグロ延縄漁船、第88勝栄丸が魚艙にマグロを満載して、静岡県清水港に無事入港しました。超満船での帰港です

日本の乗組員のみなさん、そしてインドネシア船員のみなさん、長期航海本当にお疲れ様でした。おかえりなさい! 真っ黒に日焼けした乗組員の顔・顔・顔。みな元気そうで安心しました~

インドネシア船員達は空路帰国するため、入港後すぐに成田空港に移動。みな一様に大きな手荷物を抱えての帰路。マイクロバスに積みきれるか心配になりましたが、何とかなるもんですね。
水揚げは明日から、二日がかりでおこないます。
炎天下での水揚げの開始です。関係者のみなさん宜しくお願いします m(__)m
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15:13
2012年07月23日
船頭トーク

第14回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー
日かつ・促進会ブースで現役の船頭さんのトークショーがおこなわれました。
ブースでは、超低温冷凍で品質管理された冷凍マグロの解凍方法である「氷水解凍」をお知らせし、氷水で解凍したかつお・まぐろをつかった美味しいお料理を提案。
いつも食べているマグロがどのようにして獲られているのか、沖で働く漁師さんの苦労話や仕事の面白さ、そしてマグロにかける想いなどを、来場者にお話ししていただきました。
普段なにげなく食べているマグロ
遠洋まぐろ漁船の船頭さんや乗組員のおかげで供給できているんですね。
ブースでのマグロ料理の試食の味も、格別に美味しく感じられたのではないでしょうか
お客さんとブースが一体になったような、すごくいいトークショーでした

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08:48
2012年07月21日
シーフードショー閉幕

3日間にわたるジャパン・インターナショナル・シーフードショーが閉幕しました。
終了後にスタッフ全員で記念写真です

いやー。すごい人でしたねえ。かつお・まぐろ促進会のブースは
今年は、食べて・見て・感じるをテーマに、カツオとマグロの美味しさと料理の多様性、そして遠洋まぐろ漁業の事を広く知ってほしいと今回の企画を考えました。
最初から終わりまで、ず~っとカツオ・マグ料理の試食試食。
メイン企画のフードニスタ浜田峰子さんの料理教室、そして船頭トークにはたくさんのお客さんが鈴なりに。みなさん食いつくような素晴らしい反応でしたねえ。
ご来場いただいたみなさん。ほんとうに有難うございました。
そして、表に裏にお手伝いいただいたスタッフの皆さん、ほんとお疲れ様でした。大成功の結果でよかったですね。お世話様でしたm(__)m
来年もこの企画をさらにふくらませて、もっともっとカツオ・マグロ、遠洋まぐろ漁業をアピールしていきたいと思います。ありがとうございました

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21:28
2012年07月20日
フードニスタ

東京ビックサイトでおこなわれているジャパン・インターナショナル・シーフードショー。2日目がおわりました。だんだんとスタッフの段取りもよくなってきましたねえ
1日3回おこなっているフードニスタ・浜田峰子さんによる「かつお・まぐろ料理教室」が大人気。新しいお料理に来場者の目が釘付けです。さすが、すごいですね浜田さんのお料理は。。。

これは、マグロの尾の身やスジの多い部分などをつかったパスタ料理。
これまでのマグロのイメージがガラッと変わりました。まぐろと言えば和の食材でしたが、これからはお洒落なレストランでもマグロが提供されそうですね。
さあ、きょうは最終日です。がんばりましょう

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07:06
2012年07月19日
ブースに農水大臣が

きのう、ジャパン・インターナショナル・シーフードショーの1日目
日かつ漁協・促進会のマグロのブース。手探り状態での初日でしたがお陰様でたくさんのお客さんでにぎわいました。そんな中に突然、郡司農林水産大臣が多くのSPを引き連れて来場、私達のブースに直行です


日かつ漁協の石川組合長が農水大臣をご案内。
大臣にもマグロのお寿司の試食をしていただいて高評価をいただきました。お寿司を食べた後の大臣のこの笑顔をみれば美味しさ分かりますよね。大臣も「食べて」「見て」そして何かを感じていただけたのではないでしょうか。

今日は2日目です。きのうの反省点を改善して、さらにお客さんにマグロの美味しさと多様性、遠洋まぐろ漁業をアピールしたいと思います

みなさんもぜひ会場にお越しください。いっぱい試食を用意してお待ちしてま~す!
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
06:52
2012年07月18日
超巨大なマグロのあたま

超巨大なマグロのあたまが鹿児島から届きました。
場所は東京ビックサイト。そう、いまジャパン・インターナショナル・シーフードショーの準備中なんです。いよいよ今日から始まりますね、3日間のお祭りが



昨年に引き続き日かつ漁協・促進会のブースをプロデュース。前回の来場者アンケートでは全ブースの中で第3位と高評価をいただいたので、今回は昨年以上の結果をだしたいですね。
今年のテーマはズバリ「食べて」「見て」「感じる」。
マグロの料理教室そしてマグロの試食でマグロをたくさん味わっていただいて、マグロの美味しさだけでなく遠洋マグロ漁業というものを身近に感じていただけたらなあと思います。
さあ、初日に向けて出発です

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06:39
2012年07月17日
漁業就業支援フェア

先日、仙台の会場で漁業就業支援フェアというイベントが開催されました。
漁業の仕事に興味がある若者を対象にした就職説明面接会です。
勝倉漁業も参加して、ブースを構えました。写真は来場者を前にした遠洋まぐろ漁業の仕事についての勝倉漁業のプレゼンテーション。ちょっと緊張気味かな。
どうやら今回の面接会でも将来有望な若者に巡り合えたようです。こういう地道な取り組みで、将来の幹部船員となる若者を育てていきたいと思います。
船員になるには今がチャンス。漁業の仕事に興味がある方は、いつでも勝倉漁業まで連絡してください。みなさんのチャレンジをお待ちしております

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09:05
2012年07月16日
奇跡の15枚

奇跡的に15枚の大漁旗が戻ってきました

震災前、勝栄丸歴代のたくさんの大漁旗を気仙沼潮見町の倉庫に保管していましたが、昨年の大津波によって倉庫もろとも全て流失。何もかも無くなってしまったなあと、あきらめていました。

ところが、、、
先日、ボランティア団体の方が瓦礫の中から見つけた勝栄丸の大漁旗15枚を届けてくださいました。予想以上にきれいな状態だったので、ほんと驚きです。

聞けば、瓦礫の中から発見した大漁旗を、たくさんの方々にお手伝いいただきながら一枚一枚川で洗濯。きれいな状態に復活させたそうです。大変だったでしょうね
ほんとうに、ありがとうございました。
この奇跡の15枚の大漁旗。
会社の歴史として大切に保管するだけではなく、気仙沼の復興に役立てるよう、いろいろな活動に使っていきたいと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:38
2012年07月15日
ツナボーイ

ジャーン! すごい絵だと思いませんか?
マグロに乗った少年・・・「ツナボーイ」っていうタイトルがついた作品です。
きのうアップした画像と一緒に、勝栄丸OBの船長さんが届けてくれたもの。
みなさんにもお見せしたくてついついブログで紹介してしまいました

インパクトありますよねえ! ツナボーイ
マグロに乗っている少年?成年?知之くん?の顔も、どことなく自慢げで楽しそう。
胸に描かれている勝倉漁業の会社マーク「カクイチ印」。細かなところまで気を使っていただいてありがとうございます。また素敵で楽しい画像をよろしくお願いしますね!
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:23
2012年07月14日
満船帰途

勝倉漁業所有の第88勝栄丸が、昨日の操業をもって全ての魚艙がまぐろ類で満杯となり、南太平洋での操業を終えて一路日本に向けての帰途につきました

本船からのメール連絡によりますと、日本到着が10日後の7月24日の予定。
乗組員のみなさん、ほんとうにお疲れ様でした。
乗船している乗組員のみなさんとの再会がほんと楽しみですねえ。冷凍マグロを満載しての入港なので、その様子は後日勝栄丸ブログで皆さんにもお伝えしていこうと思います。
「満船帰途」って、いい響きですね

この写真は勝栄丸OBの船長さんから頂いたもの
ほんとう上手に加工しますよね~。毎回感心してしまいます。。。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
14:31
2012年07月13日
水経新聞の記事

先日の水産経済新聞に勝倉漁業がとりあげられました。
「あの日、そして今」3.11東日本大震災~不屈の経営者に聞く~連載59
ちょうど一か月前でしたでしょうか、水産経済新聞社の取材があったのは。その時の様子は勝栄丸ブログでお知らせしていましたね。http://shoeimaru.da-te.jp/e496113.html
記者の方にお話しした内容が実際にこのように記事になってみると、ちょっと恥ずかしいですね。でもタイトルの通り不屈の精神で頑張ってきたいと思います。
記事全文はこちらでご覧いただけます。https://www.sugarsync.com/pf/D6802770_656_822335758
上手にまとめていただきまして、ありがとうございました

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
12:36
2012年07月12日
若手経営者の会

きょうは気仙沼の若手経営者の会の研修会
いろいろな業種の経営者があつまって、情報交換する会です。
仕事の内容もいろいろ、事業規模もいろいろ、震災の被害もいろいろ。2日間たくさん話をして、議論して、とても刺激になってほんと勉強になりました。
こういう異業種交流会は地域の力になって行くのだと思います。
次回の研修会はどこで開催されるのかわかりませんが、また参加したいですね。
みなさん、お疲れ様でした。そして、お世話様でした m(__)m
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
18:14
2012年07月11日
復興願う七夕飾り

駅や空港などに七夕飾りが登場してきましたね。
宮城県内は8月にかけてお祭り一色になります。仙台の七夕まつり、そして気仙沼の港まつり。たくさんのお客さんが訪れてくれたらいいなあと思います。
昨年開催できなかった気仙沼の港まつりは、今年は海そして陸を会場に行うそうです。花火・パレード、例年通りとはいかないまでも、久々に盛り上がることでしょう。
復興への願いを込めて飾られた七夕飾りを見ていると、なんか心にグッとくるものがありますね。昨年の大震災の被害を思い出してしまうからでしょうか。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
17:25
2012年07月10日
おだづまっこ

気仙沼・田中前の仮設店舗「福幸小町」
勝倉漁業の田中前事務所からほど近いこの屋台村に入っている「おだづまっこ」さんです。
沿岸部の南町にお店があって被災し、ここに移ってきたお店
「おだづまっこ」とは気仙沼の方言で、とてもふざけちゃっている人ていう意味で、やんちゃな感じをイメージする言葉です。そんな愛嬌のある店名の「おだづまっこ」さんに

きのう、北かつ組合での打ち合わせの合間に、お昼ご飯を食べに行ってきました。
写真のピリ辛坦坦つけめん。はじめて食べました。
会社から数分のところに、こんなに美味しいつけ麺があったとは・・・
ちょっとはまりそうな勢いです。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:36
2012年07月09日
岸壁がいっぱいに

気仙沼港町の通称・出港岸壁
近海マグロ船の今シーズンの操業が終了して入港が続いているので、岸壁がほぼいっぱいになってきました。岸壁が混雑するのは予想していましたが、これからさらに入港船が増えてくるので、どうすればいいんでしょかねえ。
これから本格的な入港シーズンを迎える近海かつお船、続々と帰港が予定されている遠洋まぐろ船、そして夏場に休暇をとる官庁船、出港準備をするサンマ船など
気仙沼港の岸壁のキャパシティーを完全にオーバーする勢いです。
岸壁確保が早い者勝ちでは、作業予定が全くたてられませんね。どうすればいいんでしょうか。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
16:27
2012年07月08日
日曜日の水揚げ

気仙沼魚市場は6月から7月にかけて変則的な休日体制をとっていて日曜日が開市となっています。日曜日の今日はは8隻の近海かつお一本釣り漁船と1隻の巻き網船が入港しました。
先日の台風避難での入港を除けば、今シーズン最も多いかつお船の入港です。びんちょう中心の漁から徐々にかつお漁へとシフトしてきたみたいです。
黒潮にのって、かつおの群れもだんだんと北上して、水揚げ港も気仙沼中心になってきそう。

気仙沼に水揚げするかつお船は、高知県、三重県、宮崎県の船がほとんど。
50隻ほどの船団で魚群を追っています。
やっぱり気仙沼はさかなの街ですね。かつお船の水揚げがだんだん増えてきて、街の雰囲気も徐々に盛り上がってきました

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:28
2012年07月07日
住宅地にマグロが

気仙沼の住宅地のまんなかにマグロを発見!
体長約2mくらいのまんまるとした型のいいマグロです。
お寿司屋さんの看板として設置されているもの。
かなり精巧な作りなので、制作するのに結構お金がかかったんじゃないでしょうかねえ。

震災前まで、港町の岸壁に設置してあった「世界一のまぐろの貯金箱」
日頃見慣れていたこのオブジェが中身と一緒に3.11の大津波で流されてしまいました。
これからの町の事業として、至る所にまぐろ・かつお・さんまなどの看板やオブジェを設置して、さかなの街ということをアピールしていくことも重要な事だと思います。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:19
2012年07月06日
直立浮上式防潮堤断念か

気仙沼湾の奥側ちょうどこのあたり、手前の神明崎と対岸のプラザ下のあいだに設置することで計画されていた直立浮上式防潮堤。どうも断念せざるを得ない状況のようだ。
先日の県議会で村井知事が浮上式の防潮堤に否定的な答弁をしたことが報道されたが、昨日関係者との懇談の中で、採用しない方針を伝えた模様。
いますすめられている内湾地区の復興会議。
有事の際、海中からせり出す防潮機能を持たせることによって、内湾地区のレイアウトに自由度を持たせることができるのではと考えていたようだが、根本から考え直さなければいけなくなってきた。
陸上への防潮堤、もしくは防潮機能。
大幅な嵩上げなども検討しなければならず、街の形がガラッと変わる可能性も出てきた。
10月までには結論・・・んn~かなり紛糾しそうな予感です。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
15:04
2012年07月05日
岸壁工事概要発表

昨年の震災で壊れたままになっている気仙沼港の岸壁
先日おこなわれた漁港利用協議会において、岸壁の災害復旧工事の概要が発表になりました。現状でも手狭な岸壁が、復旧工事によってさらに狭くなってしまい、今後の入港船の受け入れに問題となりそうです。

魚市場北側岸壁~港町・出港岸壁~内湾~コの字岸壁・・全体を11の区画に分けて工事を進めていく計画です。中・大型船の係船・仕込み等で使用する出港岸壁とコの字岸壁もそれぞれ6月・8月から工事が始まるので、かなり厳しい状況になりそうですね。
これからのカツオ船の漁期、夏場からのサンマ漁、そして近海船、遠洋マグロ船の帰港、造船所で続々と建造されている新造船の艤装、そして台風シーズン。
これからのシーズンは例年たくさんの船で混み合う気仙沼港ですが、工事開始によって狭い岸壁がさらに狭くなり、入港船の受け入れに大混乱が生じる可能性が出てきました

なにか対応策を考えないと・・・
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:49
2012年07月04日
造船ラッシュ

来月気仙沼に帰港する予定の88勝栄丸
そのドック工事の打ち合わせに、木戸浦造船さんに行ってきました。
いま木戸浦造船さんでは、震災で被災した漁船の復旧工事で超多忙の様子。新船建造ラッシュとなっています。199t型のサンマ船を3隻続けて建造中でした。

ブロックごとに進められている各工程の作業。これからこの船台に搭載され、徐々に漁船の形になっていきます。活気があっていいですねえ。新造船の建造は。

いつのまにか導入されていたNC旋盤。
これまでの技術力にプラスしての、強力な武器になると思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
15:23
2012年07月03日
冷たい中華そば

勝倉漁業の田中前事務所近くにあるいつものお店「麺屋まるき」さんに、勝栄丸の元船頭さんの方と一緒にお昼ご飯を食べに行ってきました。
気仙沼も気温が上がり蒸し暑くなってきたなかで、麺屋まるきさんに新メニューが登場してました。冷たい中華そば(750円)です。
冷やし中華ではない、冷たい中華そば。かつおだしの風味が効いていて、黒酢の隠し味が何とも言えない爽やかさを醸し出しています。冷やし中華よりいいですね。
はじめて食べた冷たい中華そば。夏の定番メニューにしてもいいと思います

気仙沼のグルメ情報でした。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
13:01
2012年07月02日
旨い冷凍かつお

三陸沖のかつお漁のシーズンに入っていますが、気仙沼港へのかつおの水揚げがなかなか本格化してきませんねえ。依然としてびんちょう中心の水揚げです。
巻き網船が漁獲したかつおは少しづつ水揚げされるようになってきましたが、1.8㎏~2㎏ほどの小型のかつおが中心で、いいもの・それほどでもないもの、いろいろです。かつおの水揚げが少ないので値段だけはちょっと高め。
写真のかつおはスーパーマーケットで売っていた冷凍のかつおです。色よし、脂のりよし、久々に素晴らしいカツオを食べました。三陸沖のトロがつおでしょうか。
遠洋かつお一本釣り漁船で漁獲され、そく船上で超低温で急速凍結される冷凍かつお。一年中を通して旬の美味しさを味わうことができる商品です。
近海の生のかつおもいいですが、冷凍のかつおもなかなかイケますよ。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
12:12
2012年07月01日
魚町復興会議

気仙沼の内湾地区、魚町二区の復興委員会がおこなわれました。
今回で22回目の開催となるこの会議。壊滅的な被害を受けたこの地区を、復興に向けてどのような街にしていくのか、住民の合意形成を図る目的で開催されています。
震災後、多くの住民がこの地区から居を別にしましたが、それでも魚町二区では10世帯、1~3区全体では39軒の方々が生活しておられるそうです。
来年の3月10日、建築制限解除のタイムリミットに向けて会議のスピードを加速させることが確認され、コーディネーターとして3名の方を選出し市に推薦することが決まりました。
TP+6.2mに設定される防潮堤の形状・位置が大きな問題です。
気仙沼市の内湾デザインコンペで1位となった直立浮上式防潮堤ですが、先日の県議会の答弁で村井県知事は、浮上式の防潮堤に否定的な発言を繰り返したことから、まず行政として浮上式の採用が可能なのか確認しなければなりません。
市担当者の説明では、当面、浮上式・陸上固定式、両がまえで検討していきたいとの考えが示されましたが、ちょっと動きが遅いのではないでしょうかねえ・・・
防潮堤、道路、嵩上げ、街のデザイン、避難路の確保などなど、何も決まっていません。一から十まで住民で考えて決めるというのは、時間的にも技術的にも難しいのではと感じました。
津波防御の形によって、道路や嵩上げそして街の形が変わってくるという市側の説明。魚町そして内湾地区全体の住民合意をしていくうえで、まず市としてどのように考えているのか、たたき台となるプランの提示が必要だと思います。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:23