2020年06月30日
気仙沼でカツオ水揚げが本格化

梅雨まっただ中の東北地方ですが、この週末から週明けは雨も降らずに曇り空から時折太陽が顔を出す天気になりました。 気温も20度台前半とすごく過ごしやすい気温となっている気仙沼です

いま宮城県造船とみらい造船に第1勝栄丸と第7勝栄丸がそれぞれ上架しては、船体や機器類の整備が進められているので、また雨模様になったりして塗装作業に入った両船の作業工程に遅れが出てこなければいいなと思います。 気が付けば明日からは7月、本格的な夏の気候の到来間近なのでしょう

季節が夏に移り変わってくるのに合わせて、近海かつお船の漁獲物もびんちょうを中心としたものからカツオにシフト。 今週初めからまとまった生鮮かつおが魚市場いっぱいに水揚げされています





昨日は三重県の安市丸さんほか15隻もの入船があって、巻網船2隻と合わせて200トンを超すカツオの水揚げ数量となりました! それにしても今年はびんちょうの豊漁が続いて、昨年の10倍ほどのびんちょうが水揚げされたから、各かつお船ともに大きく水揚げ金額をのばしたこの5~6月でしたね

これからの時期は生鮮かつおが水揚げの中心となってくるので、勝倉漁業の問屋部門としても関係船のサポートをしっかりと対応していきたいと思います。 各船ともに安全航海で大漁でありますように

そして魚市場南側の岸壁では巻網船によるイワシが180トンも水揚げされ、延縄漁の餌に使えないかなあって視察しに行ったら、1尾50gほどのほんとちっちゃいイワシでした。 単価も1㎏あたり35円ほどでの入札だった模様。 ちっちゃいイワシでも入梅イワシだから食べれば美味しいんでしょうね

ここまでは千葉県勝浦港が中心のかつお船の水揚げから、ここからは気仙沼がその主戦場になる。 今年のカツオは例年とは違うサイズ組成なので、夏場以降がどうか心配なところではありますが、研究者曰く数量は釣れるとのことなので、その言葉を信じて、良いカツオシーズンになることを期待しましょう

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08:42
2020年06月29日
船頭さんとゆう寿司バイパス店へ

この新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響で、勝栄丸ブログで何度もお伝えしてきたように、遠洋まぐろ延縄漁船の運航にも大きな影響がでてきています。 いまだ終息の目途が立ちませんね

主要海外基地の南アフリカ・ケープタウンでは少しづつ経済活動がおこなわれてきてはいるものの、ほぼロックダウン並みの措置がとられていて、国境封鎖と国際便の運航停止が継続されています。 出漁できずにケープタウン港内で止めおかれているまぐろ船も複数隻ある模様で、ちょっと深刻です

北大西洋の基地港、スペイン・カナリア諸島ラスパルマスでは、今月半ばからインドネシア船員へのビザ発給が開始され、船員の渡航・乗船が可能となった模様で、長期間係船していたまぐろ船が動き出したとの情報。 問題はこれから整備・修理・検査をおこなっていく船が出漁できるか、注視したいです

先週末に出席した東北運輸局東北地方交通審議会の船員部会でも、このコロナ禍での漁船へのこうした影響・現状について報告させて頂きました。 後継幹部船員不足の中、海技士資格講習が軒並み来年に延期となっているのも厳しい。 オンラインでの講習再開への道も探ってかなければなりません

世界の主要な漁業基地が非常に厳しい状況にある中、安全に船員の配乗ができ、漁船の修繕や機器類の整備が平常通りにできるのが唯一日本となっていて、ここ気仙沼は漁船整備の中心的な存在。 勝栄丸各船もすべて5~6月に帰港となりました。 安全に勝栄丸を戻すことができよかったです

帰港したばかりの船頭さんを囲んで、ゆう寿司バイパス店にてお食事会をしましょうっていうことになって、お店をほぼ貸し切りにしてもらっての懇親会。 長期航海から帰港した船頭さんもホッとした表情で、ゆう寿司さんの美味しいお料理を頂きなががら、久しぶりに楽しい時間を過ごさせて頂きました

5月以降、気仙沼からは新たな航海へと船出するまぐろ船が続き、いま帰港中の勝栄丸各船ももう少しすると出漁への準備が始まってきます。 会社スタッフや取引先業者の皆さんにご協力いただいて、予定通りに事が進むように取り組んでいきたいと思います。 ゆう寿司バイパス店さんごちそうさまでした

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09:54
2020年06月28日
第23佐賀明神丸が気仙沼に今季初水揚げ!

梅雨入りして毎日どんよりと曇った天候が続く気仙沼です。 いま気仙沼に帰港中の勝栄丸2隻がドック入りしての船体整備などをおこなっているので、できるだけ雨が降らずにいてもらいたいもの

先日までは近海かつお船によるびんちょうが豊漁となって、お伝えしたようにすでに10,000トンが水揚げされ、金額も30億円を超えたとの報道もあるから、5月に続きこの6月の水揚げ実績にも大いに期待が持てるのではないかと思います。 昨年の不振を挽回するような実績で推移するといいですね

ここ一週間ほどは、びんちょうの数量が少なくなってその代わりにカツオの割合が増えてきました。 ようやく本格的なカツオシーズンの到来といった感じ。 脂のりも見えてすごく美味しいカツオです





これまでの千葉県勝浦港を中心としたかつお船の水揚げ拠点から、カツオの北上にともなってここ気仙沼がこれからの主戦場となる。 続々と入港する各船に続いて、高知県の第23佐賀明神丸さんが今季初入港で新口のかつおを水揚げして頂きました。 船頭さんや乗組員の皆さんもみな元気そうです

いま水揚げされているカツオの組成は例年とは大きく違って「特大」「特大2」「大」などの3~6㎏ものが中心。 そして1㎏ほどの「少々」サイズも結構入っていて、この時期に例年水揚げされる2~2.5㎏の「中小」や2.5~3㎏の「中」サイズが少ない。 これから釣れだすでしょうからまあ大丈夫でしょう

23佐賀明神丸の船頭さんも、ここからは気仙沼がメインの水揚げ基地になるとおっしゃっていて、カツオの魚群もだいぶ北上してきたとのことなので、これからの生鮮かつおの水揚げにも期待したいです

気仙沼に今季初水揚げをおこなった23佐賀明神丸さんは、水揚げと船員の仕込みのあと広田湾の餌場に向けてすぐに出港となりました。 第23佐賀明神丸さんの航海安全と大漁をお祈りいたします

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09:56
2020年06月27日
第7勝栄丸がみらい造船に上架

梅雨寒のどんよりと曇った天候の気仙沼港です。 先日までの真夏を思わせる天気から、この時期らしいじめじめとした空気になってきて、体調面もなんかすぐれない。 しっかりと睡眠をとらないと

先日まで一本釣り漁船によるびんちょうの豊漁が続いてたおかげで、気仙沼漁協の集計によると昨年の10倍の1万トンを超す水揚げ数量となっていて、金額も30億円を突破したという嬉しい情報

先週くらいから、そのびんちょうが少なくなってきたかわりにカツオの割合が多くなってきました。 ここまでの勢いはなく各船ともに魚群探索に苦労している様子がうかがえます。 頑張ってほしいです

第1勝栄丸が宮城県造船に上架しての船体整備を開始して約2週間がたちました。 来週末くらいには下架できるんじゃないかなっていう施工業者のお話し。 ここまでは天候を見ながらの工事だったので、これからなるべく雨が降らずに、船体塗装などが順調にすすんでいくことを大いに期待しています

そして先週末に気仙沼に帰港した第7勝栄丸が、みらい造船への上架日を迎え、会社スタッフと共に立ち会ってきました。 朝8時、コの字岸壁を離岸した本船は、自走でみらい造船へと進んでいって、作業艇などのサポートをうけながらシップリフトに一発で搭載となりました。 風もない上架日和でした

シップリフトによって少しずつ海面からせりあがってくる本船の、船底や外板そしてプロペラやラダーなどの状態を乗組員と一緒に確認。 長期航海でのマグロとの格闘の跡がありありと残っていますね

これからみらい造船での船体整備等をおこなっていく本船。 みらい造船の担当者や作業員の方々そして塗装業者の皆さんなど、いつも通りのしっかりとした工事・修繕をお願いします。 下から見上げる遠洋まぐろ漁船はほんとうに迫力がありますね。 いま宮城県造船とみらい造船の二か所でドック中です

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08:02
2020年06月26日
選択肢増えた船員向けお弁当

大西洋やインド洋などの各海域から、それぞれの操業予定を終えたタイミングで日本に向けての帰航となった勝栄丸各船は、順調な航行を経て清水港での水揚げを終えたのち気仙沼に帰港

中部大西洋からは約1か月半、ケープ沖のミナミマグロ漁場からは約1か月の帰途航と、船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには本当にご苦労様でした。 清水や気仙沼で各船を出迎えてホッとしました

いま現在も、遠洋まぐろ漁船の漁業基地のひとつ南アフリカ・ケープタウンやペルー・カヤオなどでは国際便の運航が停止されていることもあって、船員や技師の渡航ができない状況が続いているので、新たな航海計画ではこうした状況に伴うリスクも最大限おりこんだものにしていかなければなりません

各海域から帰港した勝栄丸各船の幹部船員と、宮城県造船やみらい造船でのドック作業の合い間の打合せで、さまざまな問題について検討をおこなっています。 それでもここ気仙沼でのドック・休暇では、ほぼ平常通りの動きができているので、気仙沼に船を戻して正解だったのではないかと思います

そして岸壁での作業中に会社スタッフや乗組員が食べるお弁当にも、以前と比べるとだいぶ選択肢が増えてきて、ここイシカワライブキッチンのテイクアウトも取り寄せてみんなで頂いたっていうから、乗組員の皆さんにも気に入ってもらえたことでしょう。 このナポリタンのハンバーグのせ、すごく美味いです

これから勝栄丸各船の新たな航海に向けての様々な作業が出てくる中で、この新型コロナの影響で営業的にたいへんな思いをしながらも頑張っている各店舗をいろんな形で応援したいです。 作業中にいただくお弁当などの手配にも、じゅうぶんに気を配って偏りないようにしたいもの、よろしくお願いします

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09:05
2020年06月25日
第一勝栄丸がサンドブラスト施工中

これまでは海外基地でドックし船体や機器類の整備などをおこなうことが多かったけれど、新型コロナの世界的な感染拡大によって遠洋まぐろはえ縄漁船のメンテナンスにも支障が出てきています

勝栄丸各船はこれまで1年に1回のドック入りで船体を塗装したりエンジンや冷凍機などのメンテナンスをおこなってきましたが、いまのコロナ禍では海外でのドックは実質的に難しく、その選択はかなりのリスクを抱えることになる。 船をおいて帰ってきたはいいが、出漁できないことにもつながる危険性も

そこで勝倉漁業としては、乗組員全員を安全に日本やインドネシアに帰すとに加えて、次の新たな展開に備えて十分な対策が打てる日本・気仙沼へと勝栄丸各船を戻すこととし、全船が帰港しました

先日は第127勝栄丸が「みらい造船」にて新船初航海後の船体整備を終え、いまは第1勝栄丸が宮城県造船に上架しての工事中。 船体の周囲には粉塵拡散防止のネットが張り巡らされています

建造から15年以上がたつ第1勝栄丸はこのタイミングでサンドブラストを施工。 何度も塗り重ねてきた塗料、とくに喫水下の塗膜が厚くなっているので、推進効率を向上させる意味もあって今回はサンドブラストをおこなうことにしました。 天候が回復してようやく本格的に工事がすすんできた感じがします

古い塗膜をすべて取り去って、下地の防錆塗装からおこなうので、塗装工事にかかる日数も通常よりは多く見ておかなければならず、まだ下架の日程がでてこない。 サンドブラストをおこなうことは稀なので施工状況が気になりますがいまは確認することができません。 業者の皆さん宜しくお願いします

先週末に帰港した第7勝栄丸の「みらい造船」への上架も今週予定されているので、みらい造船と宮城県造船と行き来しながらのお仕事になりそうですね。 現場でいろいろと確認していきたいと思います

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08:41
2020年06月24日
久しぶりに南町・福建楼さんへ

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が終息する見込みがたたない中で、遠洋まぐろ延縄漁船の主要な海外基地での活動はかなりの影響を受けています。 ほんとうに困った状況になりました

日本においては新規感染者の確認数が二桁台で推移しているけれど、いま冬を迎えようとしている南半球を中心にその勢いは止まらず、北半球の国々に比べて医療体制も脆弱ということも相まって、なかなか感染拡大がおさまってこない。 ほんと、世界でいちばん安全なのは日本っていう感じがします

ミナミマグロ操業をおこなう漁船の基地、南アフリカ・ケープタウンは社会活動は徐々に解禁されているものの、いまだに国際便の運航は止まったままで、船員の渡航や帰国がままならない。 インドネシア・バリ島でも現地船員は乗下船できるものの日本人船員は乗船も下船もできない状況が続いています



南米ペルーでは、数隻の日本漁船が係船中ですが、国際的な人の動きが解禁されるのは10月になるのではとの閣僚の発言もあって、超長期間の係船を余儀なくされそう。 そんな中での勝栄丸の運航としては、操業終了した船から全船を日本に戻すことを決め、5月から立て続けに帰港が相次ぎました

最後に帰ってきた第7勝栄丸を気仙沼港で出迎えてほっと一安心。 取引先の社長らと南町の福建楼に久しぶりにランチにいってきました。 福建楼でご飯を食べるのはほんと何ヶ月ぶりでしょうか

私は回鍋肉を注文。 ご飯に目玉焼きがのって、から揚げ付きのボリューム満点プレート。 スープにサラダに点心にと、ご飯のおかわりもできるっていうけど、品数が多すぎて食べきれないほど

店内は対面席がなくなっていて、横に並んで座るような座席の配置になっていて、新型コロナの感染防止対策もとられていました。 気仙沼市内の飲食店も徐々に通常営業に戻りつつありますが、まだまだ売り上げの回復には至っていないとの報道もあり、みんなで地元の飲食店を応援していきたいですね

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11:15
2020年06月23日
第11佐賀明神丸の生鮮かつお水揚げ

5月から続いた大西洋やインド洋などの各海域からの勝栄丸各船の帰港も、先日帰ってきた第7勝栄丸の入港でひと段落となりました。 新型コロナウィルスの世界的な感染拡大での大幅な計画変更

これまでは海外基地を利用しての船体や機器類の整備などをおこなってきましたが、主要な基地港が軒並みロックダウンし、船員や技師などの派遣も難しい状況になっていて苦渋の決断でした

各海域で操業をおこなう乗組員を日本やインドネシアに安全に帰国させることは漁業会社としての一番大事なことなので、次々に帰港する勝栄丸各船の乗組員を出迎えることができてホッとしました





水揚げ基地である静岡県清水港での一連のお仕事を終えて、今週からは気仙沼でのさまざまな仕事が待っている。 気仙沼魚市場でのカツオ一本釣り漁船の入港・水揚げ対応も本格化してきました

昨日には高知県の第11佐賀明神丸と三重県の安市丸の二隻が入港しては、早朝からカツオやびんちょうなどの水揚げ作業。 先日までのびんちょうの豊漁から、徐々にカツオの割合が多くなってきました

びんちょうの群れはまだあるものの、餌への食いつきが悪くなかなかまとまった漁獲に繋がらないと船頭さん。 それでもカツオが釣れはじめたので、カツオの漁獲もびんちょう同様に好調であることを期待するばかり。 この時期にしては脂乗りのよいカツオは、大や特大の3~4㎏ものが中心になっています

そう言えばしばらくカツオを食べていなかったなあと思いながら、魚市場での美味しそうなサンプルをチェック。 佐賀明神丸の船頭さんとの写真も撮ってもらって、カツオシーズンの到来を感じた朝でした

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16:43
2020年06月22日
123勝栄丸のメバチマグロ選別

5月中旬からここまで、順調な漁に恵まれて水揚げの続いていた近海かつお船によるびんちょう漁。 各船ともにほぼ満船状態となっての入港が続き、気仙沼魚市場も連日の対応に追われました

例年ですとそろそろ、びんちょうからカツオへと漁獲対象がかわってくる時期。 先週あたりから各船ともにびんちょうと合わせカツオの漁獲も見えてきたようなので、引き続きの豊漁を期待したいですね

そのびんちょうを加工商材向けに冷凍して出荷する気仙沼漁協の冷蔵庫に出向いて、いま気仙沼漁協の超低温冷蔵庫に入庫・保管中の123勝栄丸が漁獲し母港水揚げしたメバチマグロの検品作業をおこないました。 冷蔵庫の前に特設ステージを作っての作業、漁協職員の皆さんお世話さまです

その横では、冷凍パンに入れて凍らせたびんちょうの脱パン作業をおこなっていて、びんちょうの脱パンってこうやるんだって勉強になる。 毎日何百トンも水揚げされてきたので、漁協の冷蔵庫も連日朝から夕方までその冷凍作業に大忙しだったみたい。 製氷・冷凍部門の収支も期待できますね

123勝栄丸のメバチマグロを入れたボックスをフォークリフトで運んではすべてのマグロを検品。 品質を見極めて、脂ものには識別テープをつけて、清水港での水揚げと同じようにマグロをチェック

1時間に10トンほどのペースでしか作業が進まなかったので、予定した数量をすべて検品し終えるのに夕方遅くまでかかってしましましたが、なんとかかんとか無事終了。 清水港から出張の取引先の担当者、北かつ組合や勝倉漁業のスタッフも本当にお疲れさまでした。 汗だくになりながら頑張りました

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07:09
2020年06月21日
第7勝栄丸が母港気仙沼に帰港!

5月から続いた各水域からの勝栄丸各船の帰港も、この第7勝栄丸の入港でひと段落。 ケープ沖での操業を終え清水で水揚げをおこなった第7勝栄丸の気仙沼到着を関係者とともに出迎えました

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によって、遠洋マグロはえ縄漁船の主要な海外基地が軒並みロックダウンする中にあって、予定の操業が終了するタイミングとなっていた勝栄丸各船。 乗組員の安全を第一に考え、そして次の展開が確実におこなえるドック地として日本に戻す決断をして

大西洋からは約50日もの航行を経て第127勝栄丸と第1勝栄丸が帰港。 南太平洋からは123勝栄丸が気仙沼での母港水揚げをおこないましたよね。 そして南ア・ケープ沖漁場からは本船と、一か月ほどの間に所有船の全船が気仙沼に帰ってくるのは勝倉漁業の歴史はじまって以来かもしれません

マグロ漁場で操業する漁船の船内は、この新型コロナとは無関係のいわば「無菌状態」ですが、乗組員はご家族のことなどすごく心配されたのではないかと思います。 到着しホッとしたことでしょう

清水港にてミナミマグロなどの漁獲物を水揚げした第7勝栄丸は気仙沼魚市場に着岸。 気仙沼揚げとなった漁獲物や、操業で使い切れなかった残餌や冷凍食品などの陸揚げをおこなました

漁艙や凍結室内の冷凍品をすべて陸揚げしたあとにはコの字岸壁へと本船をシフト。 船頭さんや乗組員の皆さんのご家族も出迎えに来ていてすごくほのぼのした光景が見られました。 長期航海となり乗組員の皆さんほんとうにご苦労様でした。 元気な様子で安心しました、おかえりなさい!

今週半ばには「みらい造船」へのドック入りを予定している本船です。 あとしばらくの間は休暇となりますので、航海の疲れを癒していただければと思います。 無事に気仙沼に到着しホッとしましたね

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09:28
2020年06月20日
清水港の蕎麦「萩田」で一息ついて

インド洋そして南大西洋でのマグロ漁をおこなってきた第7勝栄丸を清水港で出迎えての水揚げもなんとか順調に終了。 朝6時半から開始という、イレギュラーな段取りとなったけど、これも大雨予報を警戒しての前倒しの水揚げ。 約10時間ほどでぜんぶ水揚げ終了し、雨の影響もなく正解でしたね

週の初めまでは真夏日を思わせるような気温だったここ清水港ですが、曇り空からの雨模様とちょっと湿度は高くなったものの、水揚げを行うには最高の日和。 清水港関係者の皆さんお世話様でした

そして水揚げを終えた本船はすぐに気仙沼港に向けて出港。 本日20日(土)の朝8時半に気仙沼魚市場の岸壁に着岸する予定なので、乗組員のご家族の皆さんや関係業者の方々には、出迎えや入港作業などどうぞ宜しくお願い致します。 これで勝栄丸の一連の日本への帰港はひと段落です



気仙沼港へと向かう本船を清水港で見送った後で、水揚げ後の値段交渉となっていたケープ沖のミナミマグロの値決め。 水揚げでの一本ごとの選別結果や現在の市況などをもとに値段を決めていくのですが、この交渉がまた難航して長時間に及び、最終的にはお互いの政治判断をもっての決着でした

いろいろと大変だった今回の清水出張。 そのお仕事の合間の餌料検品のついでに、港から10分ほどのお蕎麦屋さん「萩田」に行ってのランチタイム。 このところ萩田のお蕎麦を食べていなかったので、取引先担当者と一緒に冷たい蕎麦でも食べましょうっていうことになって、冷やしおろし天をチョイス

萩田さんの天ぷらはすごく香りのいい揚げ油を使っていて、香ばしくって最高に美味いです。 一緒に行った担当者もすごく気に入ってくれたみたいでよかったです。 美味しいお蕎麦で一息つけました

第7勝栄丸の水揚げを無事に終えて、難航したミナミマグロの揚げ後値決めも終了。 一足先に気仙沼に向かった本船のあとを追って、高速道路で移動したいと思います。 今回もけっこう頑張りました

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07:46
2020年06月19日
第7勝栄丸が清水港でマグロ水揚げ!

当初の予定では、大西洋でのマグロ漁を終えた段階で南アフリカ・ケープタウン港に係船して空路帰国する予定だった第7勝栄丸。 この新型コロナの影響で大きな計画変更を余儀なくされました

ケープタウンがロックダウンし、港内での燃料補給や転載作業、食料や燃料油などの補給活動はできるものの、係船期間中の船の修繕・ドックなどがほとんどできないような状況になっていて、さらには乗組員の下船・帰国や渡航・乗船がまったくできないところとなっているので、すごく悩んでの決断でした

本船の船頭さんや乗組員の皆さんにご相談をして、外地係船予定から大きな計画変更が決まり、漁獲物が満載となったタイミングで日本へと帰航するという今となっては最善の決断だったなあと思います





インドネシアのバリ島・ベノア港の港外にて、インドネシア船員を無事に下船させ、本船は十分な航行期間を経て水揚げ基地の清水港へと到着。 最近では、清水や焼津の超低温冷蔵庫が庫腹タイトな状況が続いているから、水揚げ待ちのケースがありましたが、入港直後に水揚げが可能となって

梅雨前線なのか低気圧かわからないけれども大雨予想もでていたので、当初は二日間での水揚げを予定していましたが、普段は朝8時からの水揚げ開始を6時半から開始としての対応。 気仙沼ではカツオの水揚げを5時からおこなっているから、朝早く開始する分には私たちにとってはウェルカムです

翌日の雨予報がちょっと早まったのか、午後からはちょっと雨模様になったけれど、30℃越えの炎天下での水揚げに比べれば天国のような天気。 約10時間にもわたる冷凍マグロの水揚げ、清水港の関係者そして乗組員の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。 大雨にあたらずよかったです

漁獲物の水揚げを終えた本船は、母港気仙沼に向けて清水を出港。 気仙沼港への到着はあす6月20日(土)の朝8時半。 気仙沼魚市場の岸壁に着岸予定なので、皆さん宜しくお願い致します

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07:16
2020年06月18日
第7勝栄丸が静岡県清水港に到着!

遠洋まぐろ延縄漁船の国内有数の水揚げ基地・静岡県清水港は30℃以上の夏日になりました。 もっと気温が高いんじゃないかなあって感じるほどに陽射しが強く、一瞬で真っ黒に日焼けしそうです

新型コロナウィルスの影響で、まぐろ船の関係する海外基地が軒並みロックダウンするなか、その運航や保守管理などにも大きな影響が出てきていて、既報でお伝えしたような深刻な状況にあります

そのなかで勝倉漁業として決断したのは、それぞれの海域での操業が終わりしだい日本に勝栄丸各船を戻すこと。 これが次の展開・戦略を立てる上でいちばんの最善策と判断した結果なんです

大西洋の漁場から第127勝栄丸が一番船で帰港して、それに続いて第一勝栄丸が先日清水に入港しては大西洋クロマグロなどの水揚げをおこないました。 そして第123勝栄丸も気仙沼に帰港しての母港水揚げをおこないましたよね。 勝栄丸ブログをご覧くださっている皆さんはすでにご覧のはず

そしてその3隻のまぐろ船に続いて、この混乱下のいちばん最後に日本に帰港となったのは南ア・ケープ沖でのミナミマグロ漁を終えた第7勝栄丸です。 漁場から約30日間の帰途航ご苦労様でした

入港予定前日の夜にはすでに駿河湾・三保沖にアンカー泊した本船。 船舶位置AIS情報を提供するスマホアプリFindShipで本船の現在位置を確認しつつ、朝8時半の入港・着岸を出迎える関係者

昨年春に気仙沼を出港して以来、インド洋や大西洋でのマグロ漁をおこなってきた本船の清水への帰港を、清水港の関係者や会社スタッフと共に出迎えました。 乗組員の皆さんはかわりなく元気な様子に一安心。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さん、長期航海となりましたが、本当にお疲れさまでした

今航海から乗船した新人船員も、逞しい一人前の船員となっての帰港。 天気予報をチェックして水揚げの予定を調整し、当初の計画よりも前倒しで終了させることになったので、気仙沼への帰港は一日早まって20日(土)になる模様。 品質のいいマグロがたくさん水揚げされることを大いに期待しています

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06:00
2020年06月17日
マグロの値決め前に末廣のちらし

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受けて、各海域で活動する遠洋まぐろ漁船にも大きな影響がでてきていて、海外の基地港では出港できずに長期間の係船を余儀なくされる船もでています

日本では東京での毎日の感染者確認数がどうだとか、夜の街に関係する人たちの集団でのPCR検査でまとまった感染者が見つかっているだとか、その報道を見ながらも東京都内では多くの人が街に繰り出す様子もみられ、第2波・第3波への懸念も大きくなりつつも経済活動再開へと舵を切った昨今

遠洋まぐろ漁船の主要な海外基地、南アフリカ・ケープタウンでは、いまだにロックダウンが継続中で国際線の運航が停止となったままの状況が続いているので、アフリカや南米など南半球を基地に活動する船にとっては、これから冬に向かっていくだけに長期化の懸念があって、悩みは尽きませんね

南アフリカ・ケープタウンがそんな状況だからと運航計画の変更をお願いしミナミマグロ漁からの帰航となった第7勝栄丸。 本船の清水港到着を前にして漁獲物の値段交渉を事前におこなうべく、今回も会社の車で清水に移動してきました。 片道が約8時間、高速道も混んでいて結構神経を使いました

この新型コロナウィルスの問題が起きてから、マグロ類の流通・消費量が少ない状況が続いていて、販売価格も魚価安に動いている。 飲食店の営業自粛・休業措置が大きく響いている結果ですね。 マグロ類の消費量が平常時の状態に戻るのはまだ先の話だと思うので、ここはまさに踏ん張り時です

清水港の事務所でいまの状況の確認や、それぞれの魚種についての価格動向などについてのミーティング。 まぐろの値決め前にはマグロを食べて臨むルーティン通りに、末廣鮨のちらしを用意しててくださいました。 このところ営業自粛だったのか、久しぶりの末廣鮨のちらし。 やっぱ最高に美味い

ケープタウンでの係船・ドック、空路での船員帰国、エンジニアの派遣などを計画していた本船ですが、ケープタウンがロックダウン継続中の状況では日本に戻すのが最善の策と、ほかの勝栄丸各船に続いての日本到着を、清水港関係者や会社スタッフとともに出迎えたいと思います。 宜しくお願いします

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:45
2020年06月16日
気仙沼の冷蔵庫で餌料検品

このところ気仙沼港から各漁場に向けて遠洋まぐろ延縄漁船の出港が相次いでいます。 新型コロナの影響で、長い船では半年間も出漁できずにいましたから、ようやく動きだしたなあって思います

勝倉漁業の勝栄丸各船も、大西洋や南太平洋のマグロ漁から順次日本に帰港となって、これまでの海外基地依存の運航体制から気仙沼を基地とした運航体制へと方針転換してのこの数か月でした

その一方で静岡新聞の報道によると、新型コロナの世界的な感染拡大の影響で各国へ船員を送りこめず、日本のまぐろ漁船・十数隻が海外の寄港先で身動きが取れない状況になっているとの事

ケープタウンを基地に操業するある焼津船籍まぐろ船は、機関長が体調不良で下船したが、国際線の離発着が禁止されたことで交代の機関長を送り込むことができず、出漁できずにケープタウンの港内にての係船を余儀なくされ、24名の船員がすでに2か月以上も港内に止めおかれているという情報です

そしてケープタウンに係船し、船員は日本やインドネシアに帰国、ドック・休暇明けに復船しようとしたが南アフリカがロックダウン。 船だけが港に取り残された格好になっているケースもあるという。 海外で活動するこうした遠洋まぐろ船への支援策、人道的な対応も業界団体から国へ要望してほしいです

そうした状況からすると、気仙沼はいたって平和でほぼ平常時の状態で仕事ができているからほんとありがたいです。 いま気仙沼に帰港中の勝栄丸各船向けに、新たな航海で使用する冷凍餌料を発注するタイミングになってきて、冷蔵庫に出向いてサンプルをチェックしながらの商談をおこないました

不漁の影響で価格が高騰しているアルゼンチン松イカや、比較的安定した供給量と単価となっているイワシやムロアジなどの青物。 いろいろと現物をチェックして最善の選択をしていきたいと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:27
2020年06月15日
第88清福丸がインド洋に向け出港!

東北北部まで梅雨入りが発表された今週末の気仙沼港。 すでに梅雨を通り越して夏になったかのような天候の下、遠洋まぐろ延縄漁船の出港がこのところ相次いでいます、ほんとうにいい光景です

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、海外基地での船員乗船が難しくなっているなか、遠洋まぐろ延縄漁船に乗船するインドネシア船員を配乗できるのは今ほぼ実質日本の港に限られている

海外の漁業基地では都市封鎖・ロックダウンの措置がとられていたり、空港が閉鎖され国際便の離発着が制限されていたりと、日本の報道にはでてこないかなり深刻な事態が続いているんです

きのう聞いた情報によると、南アフリカ・ケープタウン港では、入港中の漁船へ船員の派遣・渡航ができないという事情により、長期間の係船を余儀なくされ、また、漁船が港で止めおかれる事態になっているというから深刻。 日本人の帰国だけじゃなく、海外にいる船舶への対応も政府に求めたいです

気仙沼で出漁準備をすすめてきた88清福丸さんの出船送りに行った際に、仲間の漁業者との情報交換のなかでいろいろな悩みを聞いて、そんな事にもなっているんだと、この新型コロナウィルスによる影響について更に認識をあらたにした感じがします。 それぞれに大変な事情を抱えているんですね

そんな中でも、気仙沼港からは遠洋まぐろ船の出港が相次いでいて、きのうも第88清福丸さんの出船ということで見送りに行ってきました。 当初の予定よりも2か月遅れの出港になったそうですが、ようやく漁場に向け動き出すということで、乗組員の皆さんたちもホッとした安堵の表情。 よかったですね

南インド洋ですでに操業を開始している船からの情報によれば、シーズン初めよりもだいぶ漁模様が良くなってきたとの情報もあるから、出漁するまぐろ船にとってはグットタイミングなのかも。 第88清福丸さんには今年もお世話になりますが宜しくお願い致します。 航海安全と大漁を心からお祈り致します

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07:23
2020年06月14日
南町の焼き鳥「〇安」が営業再開!

世界的には新型コロナウィルスの感染拡大がおさまっていないけれど、日本国内では全体的に新規感染者確認数が大幅に少なくなって、このまま終息に向かっていってくれるといいなと思う今日この頃

気仙沼市内の飲食店などでも、非常事態宣言下では休業をおこなったり、営業形態をかえたり、時短営業の措置をとったりと、各店舗ごとそれぞれにたいへんな状況だったここ2か月間だったと思います

それでも新規感染者がしばらく確認されていないここ宮城県、そしていまだに「ゼロ」継続中の岩手県の県境に位置する気仙沼では、感染予防対策をとりつつも通常営業再開するお店が増えてきました





仲間たちで定期的に集まっては、いろんな情報交換をしながら、食べて飲んでのお食事会をおこなっている南町の焼き鳥〇安さんが、ながらくの休業から営業再開するということで、久々にいってきました

なんとか営業にこぎつけた親父さんや娘さんも、ひさびさにお客さんを迎える喜びいっぱいの笑顔。 久しぶりの〇安の焼き鳥やトンタン焼、湯豆腐などをつまみながら、地酒とともに堪能しました

緊急事態宣言による休業からの営業再開、私たちとしても数か月ぶりの〇安さんで、平常時みたいに和やかな時間を過ごせてとても楽しかったです。 〇安の焼き鳥も湯豆腐もやっぱ美味しいですね

コロナ前みたいになんの警戒もなく飲み歩くのにはまだ抵抗があるのも確か。 それでも市内の各お店が続々と通常営業しだすのを見ると、なんとなく嬉しくなります。 また近いうちに来たいと思います

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07:22
2020年06月13日
88佐賀明神丸が今季初のかつお水揚げ!

東北地方の南部まで梅雨入り宣言があった今週。 6月に入って毎日暑い日が続いている気仙沼ですが、これに梅雨時期の湿気が加わってくると体感気温もあがりマスクをするのもきつくなってくる

風通しの良い屋外においてはマスクをしなくてもいいっていう指導もあったから、熱中症に十分注意しながら魚市場などでの作業にあたりたいと思います。 感染予防対策は守りつつも臨機応変にね

今年は5月中旬から生鮮かつお一本釣り漁船によるびんちょうの水揚げが一気に本番を迎えた気仙沼港。 今週もたくさんの水揚げで賑わいを見せました。 そろそろカツオかなって思ってたところへ今季はじめてまとまった数量のカツオが水揚げされました。 まさに今季の初ガツオの水揚げでした







勝倉漁業の問屋部門で気仙沼入港をお世話する高知県の第88佐賀明神丸さんが、カツオやメバチ、びんちょうなど合計71トンを釣っての入港。 内、生鮮かつおは7.8トンと今季いちばんの数量です

びんちょうに混じって数尾程度のカツオの水揚げはこれまでもあったものの、自動選別機を稼働させるくらいのカツオの水揚げは今季初。 関係者が待ちに待ったカツオの水揚げだけに、入港1時間前の午前5時くらいからテレビ局や新聞社の取材陣も集まって、入港するやすぐに取材が始まりました

3㎏以上の「大」や4㎏以上の「特大」が中心サイズ。 カツオの水揚げが始まると市場内がさらに活気づきますね。 入札への参加者の数もこれまでの倍以上かな。 大漁おめでとうございます!

船頭さんや乗組員の皆さんも、びんちょうに加えて思いがけないカツオの大漁に笑顔いっぱいの水揚げ作業現場。 生鮮かつおの初水揚げで、これからの更なる水揚量の増加も期待したいと思います

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08:49
2020年06月12日
PRISMでジンジャーポークカレー

太平洋や南インド洋などから昨年12月から今年2月頃に気仙沼に帰港し係船していた遠洋まぐろ船は、新型コロナウィルスの感染拡大をうけ出漁を見合わせていましたがここにきて動きが出てきました

世界で唯一、不自由なく船体や機器類の整備をおこなえている日本の各港。 その中でも東日本最大の漁船の基地、ここ気仙沼港には今もたくさんの漁船が係船中ですが、遠洋まぐろ船は新たな航海に向け、そしてサンマ船は8月からの操業に向けてと、それぞれの運航計画に沿っての準備を開始です

気仙沼関係の遠洋まぐろ船では、先月末に78清福丸さん、6月5日に123勝栄丸と88福徳丸さん、7日に8明神丸さん、8日に7昭福丸さんが出船となり、そして11日に8漁吉丸さんと8昭福丸さんの出港を予定。 14日にも88清福丸さんの出港と、これまで全く動きのなかった港全体が動き出しました!



勝倉漁業も5月から6月にかけて各水域から3隻が帰港し、来週にはもう一隻の第7勝栄丸の帰港も予定されているから、乗組員や関係業者の皆さんとのさまざまな打合せや確認などでとっても忙しい

渡航制限やロックダウンなどで、海外基地が機能を発揮できない状況にあるなかで、ここ気仙沼はすべての仕事がおこなえる最高の港。 やはりこうした状況の中で気仙沼に船を戻して正解だったかも

港での作業の合い間に、3密にならない風通しの良い「みしおね横丁」のテラス席で関係者と一緒のランチミーティング。 沖縄料理だったり鶴亀食堂の定食だったり、成道のラーメンだったり、インドネシア料理だったりと、フードコートみたいに好きなもが食べれるのもいい。 私はPRISMのカレーにしました

注文したジンジャーポークは、とってもスパイシーなスープカレー。 付合わせもすごくおしゃれで、カレーそのものがすごく美味い。 こうした暑い日にスパイシーなカレーって最高ですね。 魚市場のすぐお隣だけれども、一歩足を踏みいれるとまるでリゾートにいる感じがして、すごくリラックスできますよ

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11:56
2020年06月11日
第一勝栄丸が宮城県造船に上架

真夏のような天候になってきた気仙沼です。 このところ気仙沼からの遠洋まぐろ船の出港が続いているから、仕込み作業も連日おこなわれており、各業者の皆さんも熱中症に注意して作業してください

昨日も気仙沼魚市場には700トンものびんちょうが水揚げされ、きょうも300トンを超す水揚量となっていて、依然としてびんちょうの豊漁が続いていて、かつお船にとってはまさに稼ぎ時ですね

シーズン当初は1㎏あたり350円以上の相場で推移したびんちょうは、いったん100円水準に落ち込んだものの、このところは200円水準に相場を戻し、豊漁と相まって各船の水揚げ高が大きく伸びています。 安全航海に気を付け、このチャンスを確実にものにしてもらいたいもの。 各船の活躍に期待です

そして大西洋から先日気仙沼に帰港した勝倉漁業の所有船・第一勝栄丸が、魚市場対岸の宮城県造船に上架となって、船底などの確認や工事打合せのため朝からドックに張り付いてのお仕事でした

新潟造船で建造してから17年になる第一勝栄丸。 これから大西洋でのマグロ漁を控え、船体や機器類の整備をしっかりとおこなえる気仙沼は、海外基地が機能していない中では最高のドック環境です

新型コロナウィルスの感染拡大による計画変更で、勝栄丸すべてを気仙沼でのドックに切り替えたけれど、気仙沼でなくてはできない工事もあるから、安全な航海をするためにしっかりと整備をおこなっていくことで、幹部船員や業者の皆さんともひとつひとつ修理箇所を確認しながらの打ち合わせでした

大西洋でのまぐろとの激闘の跡、船体に刻まれたキズや汚れなど、乗組員の奮闘の様子が想像できますね。 今回のドックでまた真っ白な船体に仕上げて、再び大西洋漁場へと送り出したいと思います

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09:07
2020年06月10日
勝栄丸乗組員と北かつまぐろ屋へ

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によって、遠洋まぐろ船の運航に関係する海外基地が軒並みロックダウンっていうか、基地機能を失っていて、まぐろ船の運航にも大きな支障が発生しています

航海計画の変更を余儀なくされるのはもちろんのこと、船員や技師の渡航も難しい状況の中で、いかに安全にマグロ漁船を運航していくのか、漁業会社は各社ともに、いろいろと戦略を練っての対応です

世界的に見て、日本は感染者の増加が抑えられているということもあって、緊急事態宣言の解除もともなって、経済活動も徐々に平常に戻りつつある。 漁船の関係業者はまったく平常時そのもの



そうした状況の中で、勝倉漁業としては所有船・勝栄丸各船の海外基地への依存から、日本を中心とした運航計画に変更。 各船の乗組員にもご協力をお願いしてのここ数か月の動きとなっています

大西洋からは3隻の勝栄丸が帰航し、南太平洋からは1隻が帰港。 気仙沼での船体・機器類の整備をおこないつつ、次の展開への計画を練る日々。 乗組員の皆さんにもいろいろとご足労をお掛けする部分も多々ありますが、休暇中の乗組員も快く対応していただいてすごくありがたいと思っています

乗組員との打ち合わせを終えてのランチタイム。 先日再開したばかりの北かつまぐろ屋海の市店にお連れしてのお昼ご飯でした。 私が選んだのは「まぐろ三色丼と冷たいめかぶ蕎麦セット」。 どちらもミニ丼のセットですが、けっこうなボリュームですごくリーズナブルなお値段。 とっても美味いです

勝栄丸が漁獲したメバチマグロなども北かつまぐろ屋に供給しているので、今回頂いたまぐろ丼ももしかして勝栄丸のマグロだったかもしれんせんね。 近いうちに乗組員の皆さんとまたランチしたいです

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08:38
2020年06月09日
新造から1年目の127勝栄丸

新潟造船で昨年5月に引き渡しを受けて気仙沼に回航しての新船披露をおこなった127勝栄丸は、気仙沼港を7月に出港し太平洋を横断しパナマ運河を通過、大西洋でのマグロ漁をおこなってきました

中部大西洋でのメバチマグロ漁、そしてメインのアイルランド沖でのクロマグロ漁と順調に操業を重ね、新船初航海での操業をあと数か月後にしたタイミングでの世界的な新型コロナウィルスの感染拡大

補給基地のカーボベルデ共和国ミンデロ港や係船予定だったスペイン・カナリア諸島ラスパルマス港が、渡航制限などによって漁業基地としての機能が大幅に制限される事態に至り、計画変更で日本へ帰航せざるを得ないことから約45日間の航行を経て水揚げ基地の清水港到着、そして気仙沼港へ

気仙沼に帰港して早々のタイミングで「みらい造船」への上架工事がおこなわれ、約10日間後には下架し港町の岸壁に縦付けでの係船となりました。 乗組員の皆さんはそれぞれに休暇に入っています

この係船期間中には関係業者の手による船内の修繕や機器類の整備など、新船初航海のあとの修繕ということで建造をおこなった新潟造船の担当者が気仙沼入りして現場での対応となりました

不具合のある個所について、みらい造船や関係業者の意見を聞きながら対応策を協議。 当初予定していたラスパルマスでのドックではここまでの対応は難しかったかもしれないと考えると、ある意味、日本に帰港させて正解だったかもしれません。 新潟造船の担当者も一生懸命にお仕事をしていました

127勝栄丸のすぐ横には、先日に新潟造船で竣工したばかりの新船・第7光洋丸が係船中で、本船と第7光洋丸を行き来して両方の現場監督をおこなう新潟造船担当者もすごく忙しそうです。 気仙沼港でいろいろと学ぶことも多いと思いますので、これからも連絡を密にして工事を進めていきたいと思います

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08:35
2020年06月08日
第一勝栄丸の乗組員とまぐろ丼ランチ

気仙沼もすでに夏のような気温になってきて、毎日暑い日が続いています。 こうしたご時世でもありますから、勝栄丸ブログをご覧の皆さまも熱中症にも気を付けて、体調管理を万全にしてください

このところずーっと続いている気仙沼港への近海かつお船によるびんちょうの水揚げが継続中で、各船ともに豊漁で満船状態での入港が続ています。 6月中もこの漁が続いてほしいところです

船頭さんや乗組員らにお話を伺うと、昨年見えなかったびんちょうが今年は広い範囲でなぶらが見えているけれど、かつおの群れが全く見えないのが心配との事。 ずうっとびんちょうでもいいねだって

12月から長期係船中のサンマ船は、8月からの漁期開始に向け徐々にドック入りしこれから艤装する船が増えてくる。 そして出港待ちや帰港した遠洋まぐろ船がずらりと並び、そこに三陸沖で操業する近海や遠洋カツオ船、巻網船などの入港が重なるものだから、港内はたくさんの船でぎっしりです

大西洋漁場でのまぐろ漁を終えて、先日気仙沼に帰港した勝倉漁業の第一勝栄丸は、清水港での冷凍マグロ類の水揚げも順調に終わり、乗組員への給料などの支給日となりました、一つの区切りですね 業界用語で「精算」っていうんですが、3密を避けて会社の会議室を広く使って、乗組員をご案内して

お昼時に集まってもらった乗組員には、北かつまぐろ屋からタクシーでの無料宅配サービスの「ホヤデリ」を利用させてもらってまぐろ丼を準備。 まぐろ三色丼もいいかなと思ったけれど、せっかくだからと「親方よくばり丼」を注文。 「精算」の前に、船頭さんや乗組員の皆さんとささやかなお食事会でした

今航海を振り返っての結果報告、「精算」にあたっての会社の方針や考え方などをお話ししたあとに精算金をひとりひとり現金で支給。 今航海もお世話様でした。 また次の航海も、乗組員の皆さんのご協力を頂けるように、私たちとしてもしっかりと対応していきたいと思います。 ゆっくりと休んで下さい

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08:26
2020年06月07日
第83佐賀明神丸が気仙沼に今季初水揚げ

4月下旬から豊漁が続いている近海かつお船によるびんちょう。 今週も毎日たくさんのカツオ船が入港しては、各船ともに満船状態まで漁艙いっぱいのびんちょうの水揚げで賑わった気仙沼魚市場です

1㎏あたり350円以上の単価で始まった気仙沼における生鮮びんちょうの取引きですが、連日の大量入荷によって冷蔵庫のキャパが厳しくなってきたなどの理由からいったんは大きく値を下げていたものが、ここにきて相場が右肩上がりの回復を見せ週末を迎えました。 各船の皆さんご苦労様です

そんななか、高知県黒潮町の第83佐賀明神丸が気仙沼に今季初入港となって会社スタッフや関係者とともに出迎えました。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さんはみな変わらず元気な様子でなによりです







船頭さんに今季のカツオ漁についてのお話を聞くと、序盤戦はカツオの不漁によってこの先どうなるんだろうと心配したそうですが、この4月下旬からのびんちょうの大漁が続いていることで大きく水揚高をのばすことができて、少しほっとしているとの事。 水揚高トップでの気仙沼入港、さすがは83号です

びんちょう漁の出だしよりは単価安になったけど、今の漁模様であればまだまだ大きく金額をのばすことができるので、ずうっとびんちょうを釣っていたい気持ちだという船頭さん。 その気持ちわかります

早朝5時前からの水揚げ開始で、約80トンものびんちょうを約2時間半ほどで揚げきって。 そして休む間もなく次航海に使用する活イワシを仕込みに餌場に向けて出港した83佐賀明神丸さんでした

航海日数が比較的短い中で、豊漁に恵まれて大きく水揚高をのばしている各かつお船の皆さん。 週明け以降がどのようになるのか、大いに期待しつつ入港の連絡を待ちたいと思います。 83佐賀明神丸の皆さんには今季もお世話になりますがどうぞ宜しくお願い致します。 気を付けて頑張ってください!

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10:18
2020年06月06日
123勝栄丸がインド洋へと出航!

夏本番かと思えるような陽射しに包まれた気仙沼港です。 先週、南太平洋でのマグロ漁から気仙沼に帰港して水揚げをおこなった第123勝栄丸の終盤戦の操業に向けての出港日を迎えました

新型コロナウィルスの感染拡大による営業自粛等のため、清水港などの超低温冷蔵庫での入庫予定がわからないということを受けて、それならばと気仙沼魚市場での冷凍マグロの水揚げを実行した先週

気仙沼の水産会社にもご協力を頂いてのお取引、ほんとうにありがとうございました。 そして今週に入ってから、すぐに再出港に向けての冷凍餌料や漁具・資材、食料品などの積込みをおこなって





航海途中の気仙沼からの出港だけれども、げんを担いでいつものルーティンでの出港の段取りで準備。 船頭さんとともに事務所と船内の神棚に祈りをささげ、沖に向かう気持ちに切り替わってきて

船首と船尾には社旗や大漁旗が掲揚されて、出港直前には作業甲板上に乗組員や関係者が集合しての乾杯の儀式。 これから数か月間延長することになった航海に対しての御礼と激励を伝えました

今回新たに乗船することになった新人船員もみなさんにご紹介して、気仙沼にきて一週間ほどですがすでに船員たちにとけ込んでいるのが頼もしいですね。 みんなと共に頑張ってきてくれることでしょう

通常ならばバリ島で補給しての沖出しになりますが、今の状況下ではバリ島をスルーし直行漁場へと向かう本船です。 終盤戦の航海が安全で事故や怪我なく大漁に恵まれますように、船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには宜しくお願いしたいと思います。 関係者の皆さま、出船送りありがとうございました

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07:43
2020年06月05日
船頭さんたちと「みしおね横丁」へ

遠洋マグロはえ縄漁船が利用する海外基地が、ロックダウンや渡航制限などのため、漁業基地として十分に機能していない中、船の整備や船員乗下船などがおこなえるのが唯一日本となっています

そんなことから、大西洋やインド洋そして大西洋で操業をおこなってきた勝栄丸各船の操業終了のタイミングで日本への帰航を指示。 5月から6月にかけて勝栄丸全船が日本に集結することになりました

この新型コロナウィルスの感染拡大によって、世界中の国々が厳戒態勢をとっているなかで、感染者の増加も抑制されて、終息に向かいつつある日本のなかで、気仙沼はとくに平穏そのものといった感じ

感染予防対策はしっかりとしつつも、通常営業に戻ったお店なども多くなり、取引先業者や船員さんとのお食事も普段通りにできるようになったのが嬉しい事。 このまま終息に向かっていってほしいですね

気仙沼に帰港した勝栄丸での作業の合い間に、業者の皆さんや船頭さんと一緒に「みしおね横丁」にお昼ご飯に行ってきました。 沖縄料理TEN(T)さんは仕込み中のためまだ準備できていないっていうことなので、風通しの良いテラス席に陣取って、成道さんのラーメンをみんなでいただきました

みんなは醤油ラーメン、私は鶏しおラーメン。 透き通ったスープと細麺がよく合って、とりチャーシューも私のお気に入り。 こう暑い日にはこんなあっさり系のラーメンが丁度いい、美味しかったですよ

出港を前にしたタイミングで、まるでリゾートにいるような雰囲気で、リラックスしながら食べるランチは最高。 認知度もあがって固定客もついて、お客さんもほんと多くなった「みしおね横丁」でした

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08:20
2020年06月04日
123勝栄丸への餌積みが完了!

この新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によって、遠洋まぐろ延縄漁船が利用する主要な海外基地港が、漁業基地として十分に機能しない状況が続く中、次々と気仙沼に帰港する勝栄丸各船です

普段は当たり前のように海外基地でのドック、エンジニアを日本から派遣しての機器類などの整備、船員の乗下船と渡航など、多くの国でのロックダウンや空港閉鎖、入国規制などで、その活動にも大きな影響が出てきていて、終息時期が見通せない中でそれぞれの漁業会社ともに悩みながら対応中です

そうした状況の中、勝倉漁業の123勝栄丸の運航計画にも大きな変更を余儀なくされて、船頭さんや乗組員の皆さんの協力をいただいて航海期間の延長が決まり、気仙沼港で仕込みが行われました





いちばんは延縄漁に使用する冷凍餌の補充。 通常は100トンをめどに積んでいくのですが、今回は短期間の延長ということもあって、補充する餌の数量も比較的少なく、約2時間ほどで積込みが完了

冷凍餌料を供給してくれる取引先業者の皆さんも早朝からスタンバイして、会社スタッフや乗組員の皆さんも総出での対応。 防寒着を着込んで漁艙内に冷凍餌料をきっちりと積み上げていきます

冷凍餌料に続いておこなったのが漁具や資材、食料品などの補充。 補充って言ってもトラック数台分にもなったようで、沖では調達することができないから、忘れ物などがないように念には念を入れて。 そして同じ漁場で操業する僚船への託送品もお預かりして、再出港に向けての準備が完了しました

本船の気仙沼出港はあす6月5日大安。 商港岸壁から午前11時の出港となりますので、関係者のお見送りのほう宜しくお願い致します。 ここにきて暑い日が続いているので、出港日和になりそうですね

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08:41
2020年06月03日
安市丸が気仙沼に今季初水揚げ

昨年はほとんど水揚げのなかった一本釣り漁船によるびんちょうが今年は大豊漁。 4月下旬ころから釣れはじめて、6月に入ってもいっこうに漁獲が落ちる兆しがないくらい、各船ともに大漁の航海です

気仙沼魚市場にも5月から順調に水揚げされ続けているびんちょうは、今週に入っても連日700トンの水準で、かつお一本釣りの各漁船はほぼ満船になるまで釣りきっての入港。 素晴らしい漁ですね

今年はこのびんちょうの水揚げで一気に忙しくなった気仙沼魚市場。 構内には水揚げされたびんちょうを入れるブルーのタンクが山積みになっていて、魚市場職員も大忙しでの対応、ご苦労様です





すでに多くのカツオ船が水揚げ基地を気仙沼へとシフトさせたなか、三重県の安市丸さんが気仙沼に今季初入港での水揚げを行っていただきました。 久しぶりにお会いする乗組員の皆さんです

このところ満船航海が続く安市丸さん。 今回も50トンを超える漁獲での入港でしたが、ここにきて連日の大量水揚げのため、先日までの相場から急変してしまい、ほんと申し訳ないなと感じています

缶詰原料として流通している一本釣り船によるびんちょうは、これまで比較的安定した相場での推移だったものが、これだけの価格変動があるなんて。。。 これも新型コロナウィルスによる影響なんです

この先の漁模様がどう推移していくのかを注視するとともに、水産物全体の相場にもじゅうぶん気をつけながら日々の業務を行っていきたいと思います。 安市丸の皆さん、今季もよろしくお願い致します

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08:33
2020年06月02日
みしおね横丁で沖縄料理「レモンそば」

新型コロナウィルスの感染拡大によって世界中の国々が移動制限などの感染防止対策をおこなっている中で、遠洋まぐろ船の基地港・ラスパルマスやケープタウンなども基地機能が回復していません

これまでは大西洋やアフリカ周辺で操業する遠洋まぐろ船は、海外基地でのドックや機器類の整備をおこない、乗組員は空路にて日本やインドネシアを往復することが多かったのですが、渡航制限の中においてはそれもかなわず、いつ元の状態に戻るのかまったくめどが立っていない状況にあります

そこで勝栄丸各船としては、日常を取り戻しつつある日本に各水域から順次船を戻して、今後の新たな展開に対処すべく戦略を練ってきたところ。 5月に入って次々と勝栄丸各船が帰港しています



先日に南太平洋の漁場から直行気仙沼に帰港した第123勝栄丸。 大幅な航海計画をお願いし快く受け入れて頂きました船頭さんや乗組員の皆さんにはほんとうに感謝。 本当にありがとうございます

水揚作業を終えてのお昼時、船頭さんや取引先業者の皆さんと魚市場前にある「みしおね横丁」にランチに行ってきました。 テラス席も含めたくさんのお客さんでしたが、なんとか席を確保できて

沖縄そばを食べたいなと、お店でそれぞれ注文して、私は夏にぴったりの「レモンそば」なるものを注文。 レモンって言ってもシークワサーが隠し味の爽やかな沖縄そばで、すごく気に入りました、美味しいですよ。 近々には冷やしバージョンの「レモンそば」も登場するみたいなので、今から楽しみです

午後の時間帯には魚市場から商港に本船をシフト。 船頭さんのバイクがあまりにもかっこよくて、船員や取引先の皆さんが交代で写真を撮ってました。 お天気も良くって爽やかな初夏の気仙沼港です

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13:06
2020年06月01日
123勝栄丸の母港気仙沼水揚げ

今年1月に清水港からの出港となった勝倉漁業の第123勝栄丸が、南太平洋でのマグロ漁を終えて気仙沼に帰港。 気仙沼での本格的な冷凍マグロの水揚げはうちとしては初めての出来事でした

新型コロナウィルスの感染拡大により清水港などの超低温冷蔵庫の入庫スペースがタイトになっている状況から、本船の水揚げがすぐにはできないとの事で、それならばと気仙沼で水揚げすることに

いわば母港水揚げ。 これまでは少ない数量ならば毎年のように水揚げしているものの、ここまで多い数量の水揚げとなると全く勝手が違うので、事前に漁協スタッフらと打ち合わせを重ねて準備して





朝からぐんぐんと気温が上昇して、まるで真夏のような炎天下のなか、漁艙からクレーンで吊り上げられた冷凍マグロ類が荷捌き台に水揚げされて、荷役作業の方々の手を借りながら作業が進みます

今回の母港水揚げでマグロ類を買い付けして頂いた地元水産会社の社長さんらにご挨拶し、現状のマグロ流通などについての情報交換。 123勝栄丸のマグロのお買付け本当にありがとうございました

マイナス60℃の漁艙内では、インドネシア船員たちが防寒着や防寒手袋などの完全装備で水揚げ作業にあたり、会社スタッフたちも総出での水揚げ対応。 熱中症に注意しながらの水揚げでした

普段は清水港で水揚げを行うのですが、今回はこうした事情によってのいわば異例の措置。 こうして初めて大量に母港水揚げをしてみて、気仙沼港から冷凍マグロ類を出荷・流通していくのもある意味いいものだなあと思いました。 なにせ「気仙沼産」のマグロになるのですから。 皆さんお世話様でした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:19