2023年09月30日
アンカー内湾店で「森のカレードリア」

朝晩の気温がぐっと低くなって、だんだんと秋の気配が深まってきた今週の気仙沼です。 雨模様の日も多いので、一雨ごとに季節が進む感じがして、早朝のかつおの水揚げでは防寒対策も必要です

お盆明けから三陸沖での生鮮かつお漁が芳しくなくて、はるか沖合いや関東沖、九州海域での魚群探索となっていた一本釣り漁船も、気仙沼から近い海域でまとまった漁獲があったことで一気に集結

多い日には、新口かつおだけで200トンを超すボリュームにまとまって、また活気づいてきた魚市場内。 今週にはサンマ船も続けて入港して、各船の漁獲量も上向き基調なので今後に期待しましょう



そうした今週には、勝栄丸各船はそれぞれに動きがあって、南インド洋でのミナミマグロ漁を終えバリ島に向かう7号と123号、そして北東大西洋アイルランド沖に向け航行中の1号と127号など、勝栄丸各船の今後の予定の打合せやさまざまな情報交換を兼ねて、アンカーコーヒー内湾店に行ってきました

久しぶりにドリアが食べたいなあって、野菜たっぷりスパイスの効いた自家製チキンキーマカレーに、モッツァレラチーズとチェダーチーズをのせてオーブンで熱々に焼き上げた「森のカレードリア」を注文

アイスコーヒーも付けてもらって、カレードリアを食べながら約1時間ほどゆっくりとお話ししながらの情報交換でした。 やっぱりこのカレードリアは美味い! チーズ好きにはたまらないメニューですね

沖からもいろいろな情報が寄せられる中で、さまざまな問題への対処を求められる状況が続きますが、こうした情報交換からヒントを得て、安全に漁船運航ができるように、引き続き頑張りたいと思います

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09:34
2023年09月29日
雨のなか88佐賀明神丸の「戻りがつお」水揚げ

今週はずっと雨模様の天気となっている気仙沼です。 昨日などは早朝から本降りの雨になって、気温以上に寒く感じて、雨合羽のなかにもう一枚着込んでの水揚げ対応でした。 風邪をひかないように

お盆明けから少し様子が怪しくなって、三陸沖を離れ関東沖や九州海域に移動して操業をおこなう船も多かったけれど、まさかこれで終わりっていうことは無いだろうと思っていたらやはりまた釣れだして

先日まで八戸沖で旋網船が漁獲していたかつおでしょうかね。 まさに戻りがつおって言って間違いない、脂のり抜群のかつおが水揚げされはじめ、サンプルを検品する市場関係者の表情も明るいです





気仙沼から数時間のほんと近い海域での一本釣り各船の操業。 昨日は88佐賀明神丸さんが新口を含む30トンほどのかつおを水揚げして頂きました。 このところ毎航海の大漁で絶好調の本船です

水揚げ開始時間にはさらに雨脚が強まって、乗組員の皆さんはもちろんのこと勝倉漁業のスタッフたちも雨合羽着用での完全防備。 それでもびしょぬれになるほどの雨のなか、2時間ほどで水揚げ終了

漁場から数時間で入港できるので、夕方まで釣っても暗くなる頃には入港して翌朝の水揚げを待つ各船。 夕飯の時間帯には入港するので街にくりだす乗組員も多く、夜の街の経済にも好影響ですね

いよいよ戻りがつおになってきた三陸沖の一本釣り漁。 もう9月も終わろうとしていますが、10月もこの漁が続いてくれることをほんと願っています。 素晴らしい品質の戻りがつお、みなさんもぜひどうぞ

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09:02
2023年09月28日
ヨシキリザメを使った新作料理の試食会

9月も下旬になると、週ごとに秋の気配が濃くなってきて、来週はまた一段と気温が下がる予報となっている気仙沼です。 また釣れだした一本釣り漁船による生鮮かつお、そしてサンマ漁にも期待です

気仙沼港は日本でいちばん生鮮ヨシキリザメが水揚げされる港。 地元の近海延縄漁船をはじめ、日本各地からの小型延縄船も含めて、連日たくさんのヨシキリザメが魚市場で水揚げされ販売されます

高級中華食材としてのフカヒレはもちろんのこと、身は練り製品の原料などに、そして皮や軟骨なども利用してます。 昨年のCITESにて附属書Ⅱに掲載されてしまったヨシキリザメですが、気仙沼港ではさらに付加価値を高めようとする活動が行われていて、ヨシキリザメを使ったいろんなお料理も開発中



気仙沼魚市場の水産振興センターに隣接するクッキングスタジオには、ヨシキリザメの商品開発の関係者が集まっての試作品の試食会が行われました。 私も北かつ組合長として視察させて頂きました

10月22日に開催される気仙沼市産業まつりへの出展に向けて、メンバーが考案した数種類の試作品を調理。 産業まつりはヨシキリザメをPRする格好の舞台という位置づけで、参加者の意気込みも十分

気仙沼でもっとも近海まぐろ船を所有する「気仙沼かなえ漁業」さんの全面的なご協力のもと、どんな新商品が考案され来場者に提供されるか、私も楽しみにしたいと思います。 すごく美味しそうです

ヨシキリザメの身の特性を生かしたレシピ、試作を重ねつつだんだんと方向性が見えてきたみたいで、お客様に提供できる喜んで頂けるような商品が完成するといいですね。 試作・試食会お疲れ様でした

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11:33
2023年09月27日
今季のミナミマグロ操業を終え北上開始

日中の気温もだいぶ落ち着いてきて、ここにきて一気に季節が秋に移ってきたような、そんな感じの気候となっている気仙沼です。 これでも例年に比べると高めの気温っていう事だけどちょうどいいですね

9月に入ってから三陸沖での一本釣りかつお漁が芳しくなくて、一隻二隻と関東沖や九州海域に移動しての操業となっていましたが、また近場でのまとまった漁獲が見え始めて多くの船が参戦の模様

丸々とした魚体の「大」がつお中心の組成で、これから脂のりも良くなっていわゆる戻りがつおに変わっていくのを予感させてくれるような素晴らしい身質のかつおが水揚げされています。 そろそろ本格化の様相を見せるであろうサンマ漁と合わせ、気仙沼にとっても勝負の10月を前にした今週の動きです

そうした中で、多くの遠洋まぐろ漁船が操業をおこなう南インド洋でのミナミマグロ漁が佳境を迎え、今年は時化が多いなかでの操業でしたが、第7勝栄丸と第123勝栄丸が割当漁獲枠の上限に達して漁場を離脱し、補給基地のバリ島ベノア港に向けて航行を開始しました。 乗組員の皆さんお疲れ様でした

豪州西岸沖の南インド洋海域には、旬のみなみまぐろを漁獲する日本漁船が多い時には30隻以上がずらりと並び、僚船間で情報交換をしながら天候にも注意して安全第一に操業をおこなってきました

昨年に比べて操業回数は多くなってしまったものの、船頭さん方の漁場選択と乗組員の皆さんのご協力によって今季のミナミマグロ漁を終える事ができホッとしています。 気をつけてベノアに向けて下さい

バリ島に向けて航行中の船内では、次の漁場に向けての漁具づくりとメンテナンスがおこなわれているとの事。 バリ島に寄港した際には、インドネシア船員のご家族も出迎えるとのことなので、船員達も楽しみにしていることでしょう。 1日ごとに暖かくなる気温を感じながらの北上航行、気をつけてお願いします

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09:22
2023年09月26日
ラスパルマス港での補給終え北の漁場へ

ここにきて朝方の気温が15℃を下回るようになってきて、季節が一気に進んできたように感じる今週の気仙沼です。 早朝の魚市場はほんと寒くって、先日までの暑さがもう懐かしくなってきていますね

さすがにこの気温じゃ半袖ではすぐに風邪ひきそうなので、秋冬用のスタッフジャンパーを引っ張り出して寒さ対策。 北の海域でのかつおがまた釣れだしているので、今後の一本釣りの漁獲に期待です

勝倉漁業が運航する遠洋まぐろ延縄漁船・勝栄丸の各船は、それぞれに順調な航海をおこなっていて、北大西洋で活動する第1勝栄丸と第127勝栄丸は基地のスペイン・ラスパルマス港に補給入港

燃料や食料などの積込みをおこない、コンテナ輸送していた冷凍餌料の通関を待っての積込み作業。 現地代理店や日かつ協同の皆さんもスムーズな作業手配に尽力いただきありがとうございました

これから始まる北東大西洋アイルランド沖でのクロマグロ漁に向け、ラスパルマスに寄港する日本船が多いなかで、ほぼ予定通りに作業が進んで助かりました。 まさに入港ラッシュのラスパルマスです

入港中には各種積込み作業がひと段落したタイミングにて、乗組員の皆さんも街にくりだして美味しいスペイン料理とワインを味わって。 約2カ月ぶりに寄港したラスパルマスを楽しんだことでしょう

現地関係者のご協力もあって、両船は予定通りにラスパルマスを出港して北に向け航行を開始しました。 くれぐれも安全な航海で大漁に恵まれますようにお祈り致します。 乗組員の皆さん頑張って下さい

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09:04
2023年09月25日
10月10日「まぐろの日」に向けた企画会議

先日までの暑さもだおぶ落ち着いてきて、今週後半は最高が25℃ほどと、いっきに秋の気配も感じられるようになってきた気仙沼です。 生鮮かつおやサンマなどの秋漁本格化にも期待したいと思います

9月に入ると例年とは違い、一本釣り漁船の活動エリアは三陸沖が中心ではなく、九州海域や関東沖合などで操業する船も多くなっていましたが、北側の海域にてまた漁獲が見えはじめ、週明けの今日も一本釣り漁船が6隻が入港し「新口」を中心に100トン以上の生鮮かつおが水揚げされました

これから戻りがつおの水揚げになる一本釣り漁船、そして勝負の10月を迎えようとしている大型棒受け網漁船によるサンマ漁、どちらも気仙沼にとっての主要魚種なので、秋漁の盛り上がりに期待しましょう

そうしたなかで、10月10日「まぐろの日」に向けての企画会議を北かつ組合でおこないました。 まだまだ認知度が低い10月10日「まぐろの日」。 土用の丑の日とまではいかないまでも、もっともっとPRしてまぐろの販売促進につなげていきたいとの毎年のイベント開催。 今年はどんな企画にしようかと

海の市の特設会場にて、今年は10月7日(土)にイベントをおこなう予定で、北かつ組合所属船が多く出漁している旬のミナミマグロ、そしてシドニー沖の海域で漁獲したびんちょうの握り寿司のお振舞い

そしてまぐろのギフト商品などが当たる抽選会もおこなう予定で、事務方は予算を調整しながらどれくらいのボリュームで用意できるか検討中。 イベントにお越しいただいた方に何かプレゼントをご用意するっていう事なので、あらかじめ告知はしますがぜひ10月7日は海の市にお越し頂ければと思います

北かつの事務所にて、10月10日「まぐろの日」に向けた企画を職員と一緒にあれやこれやと考えながらの打合せ。 いろいろな業務も並行して対応してくれている北かつ職員に感謝です。 引続き宜しくです

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10:18
2023年09月24日
日曜開市に83佐賀明神丸のかつお水揚げ

夏のあいだは明るかった早朝も、この時期になるとまだ深夜のような暗さのなか魚市場へ。 外気温が15℃くらいとぐっと冷え込んできて、ようやくこの寒さになってきたかと心地よく感じた日曜の朝でした

盛漁期対応として今日の日曜日は開市での対応となって、このところはかつお船の水揚げが少なかったものだから、まさかこれで今季が終わっちゃうんじゃないかとすごく心配しながらの日々でしたが

そんなことはあるはずがない、やはりまたかつおが釣れはじめてきたようで、日曜開市の気仙沼には一本釣り漁船5隻、旋網船1隻あわせて100トンを超す数量となって、早朝からの水揚げ対応でした

先週末に気仙沼に水揚げをおこなって出港した83佐賀明神丸さんも、二日間の操業で漁獲した生鮮かつおをもっての入港。 沖の漁模様の回復基調に船頭さんや乗組員の皆さんもすごく明るい表情です

九州や関東沖に移動してのかつお漁となっていた船も、北側の海域での情報を聞いてぞくぞくと移動を開始した模様で、八戸沖から道東沖にかけての今後の漁模様に期待したいですね。 続くといいなあ

それにしても早朝の魚市場はほんと寒かった。 先日まではTシャツ姿での水揚げでしたがそろそろジャンパーを着て作業しないと風邪をひいちゃう感じなので、急な気温の変化にも十分に気をつけましょう

今日水揚げして頂いた83佐賀明神丸さんをはじめ一本釣り各船の皆さん、今季はまだまだ続いていくと思うので引続き安全航海に心がけ、今後の戻りがつおの漁獲、好漁をお祈り致します。 お疲れ様です

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07:07
2023年09月23日
面瀬小学校5年生による漁船見学会

今週はずっとすっきりしない天候ながらも週末には晴れ間も見られた気仙沼です。 先日までの猛暑もだいぶ落ち着いて、最高気温も25℃ほどになってきて、ようやく秋の気配が感じられるようになりました

しばらくはこうした過ごしやすい天候が続くと思われ、例年であればこれから秋漁本番となるサンマ漁や生鮮かつおの水揚げにも期待を寄せているところです。 脂のりの良いお魚が水揚げされますように

そうした9月下旬。 気仙沼で恒例となっている小学5年生を対象とした遠洋まぐろ漁船の見学会がコの字岸壁に係船中の第5福洋丸さんにておこなわれました。 出漁前の忙しい時期にご協力頂きました





今回は面瀬小学校の5年生をご招待。 港海事振興会と北かつ組合が主催し、気仙沼遠洋漁協や北部船主協会、気仙沼の魚を学校給食に普及させる会、福洋水産さんのご協力を頂いての見学会です

先生方に引率されて到着した生徒さん達は、説明をおこなう職員が案内するかたちで作業甲板からブリッジ、船員室や機関室、食堂などを順番に見学。 皆さん初めての遠洋漁船に興味津々の様子

ブリッジでは第5福洋丸さんの乗組員の方にもご説明頂いて、機器類の多さに子供たちも驚いていました。 この中から将来の船頭さんや機関長さんが誕生してくれるといいですね。 案内お疲れ様でした

見学会のあとは魚市場のクッキングスタジオに移動してのまぐろ料理教室。 おうちの方も一緒にまぐろ丼やつみれ汁を作って食べるっていう企画で、気仙沼の遠洋漁業を学ぶいい機会になったことでしょう

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08:21
2023年09月22日
約2週間ぶりに佐賀明神丸2隻が気仙沼水揚げ

朝方から雨となってとても涼しい朝の気仙沼です。 なんかこのぶんだと一日中降り続くのかなと思えば、かつお船の入港時間になると雨もあがって、佐賀明神丸2隻が続けて入港し水揚げとなりました

前回水揚げして頂いたのは9月上旬でしたから、約2週間ぶりに気仙沼に戻ってきた88佐賀明神丸と83佐賀明神丸。 関東沖の操業で勝浦港へ水揚げし、そのご北東海域に移動しての今回の漁獲

久しぶりに入港した両船を、市場職員と関係者みんなで出迎えて、着岸早々にかつおの水揚げを開始。 大きなサイズが中心の丸まるとした魚体は見事ですね。 船頭さんからもいろいろとお話しを伺って







毎年恒例となっているのでしょう、フルノ電気の皆さんも兵庫本社や高知などから来られていて、佐賀明神丸への表敬訪問と現在テストしている新システムの確認作業など、船頭さんを交えての打合せ

道東沖合いの一本釣り漁船の隻数がだんだん増えてきてはいるけれど、なかなか思うような漁獲に繋がらず、すべての船が釣果を上げているわけではないとのお話しに、各船の苦労が垣間見れますね

9月下旬となって、今シーズン終盤をどのような操業をおこなうか、各船の漁場選択を含めた戦略も難しい局面となっていますが、佐賀明神丸の船頭さん方はそれぞれに思い描く計画通りに成果をあげてくれると信じて、また気仙沼港での水揚げを待ちたいと思います。 北東沖での操業お疲れ様でした

今航海で漁獲した生鮮かつおの水揚げを終えると、餌場経由にて漁場に向けて沖出しする佐賀明神丸さん。 戻りがつおの時期になりつつあるようなので、脂のり抜群のかつおにも期待したいと思います

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10:33
2023年09月21日
ヨシキリザメの輸出手続き等の説明会

これまでの暑さもだいぶ落ち着いて、だんだん秋の気配も感じられるようになってきた気仙沼。 朝晩などはすごく涼しくなってきて、ようやく夏も終わろうとしていますね。 今年はほんと暑かったですから

例年であればこれから生鮮かつおやサンマなどの秋漁が本番を迎える時期ですが、この9月はほんと寂しい感じの水揚げになっていて、これまで経験したことの無い事態に戸惑い気味の日々です

さすがに10月に入ればサンマ船の漁模様も本格化するでしょうし、いま一本釣り漁船が魚群探索をおこなっている北東の海域での漁獲に期待を寄せながらも、昨日も旋網船2隻のみと少ない水揚げ

そうしたなか、昨年11月におこなわれたワシントン条約締約国会議で附属書Ⅱへの掲載が決まったヨシキリザメ、これからの国際取引などの手続きなどについて、水産庁等の説明会が行われました

日本はヨシキリザメの附属書Ⅱへの掲載決定について「留保」の立場をとっていて、取引のある関係国への理解を求める申し入れや調整をおこなってはいるけれど、すでに大きな影響が出てきています

附属書Ⅱに掲載されても商業取引はできるが、国際取引には手続きが必要で、輸出許可書を相手国が受け入れるかなどを関係国と調整しているとの説明だけれども、南ア・ケープタウンに於いては再輸出国の問題によりヨシキリザメの買付けを当面見送る措置がとられ、関係漁業者宛に通知されたばかり

日本国内での水揚げや加工流通に関しては、当面は影響ないとは思いますが、ALPS処理水放出にともなう日本からの水産物輸入を禁止した中国をはじめ、サメヒレ等の主要輸出国の対応がどうなるのか、手続きは手続きとして実際の取引きとしてはどうか、今後に不安を感じる説明会だったと思います

来年のCITES20に向け、ヨシキリザメの附属書Ⅱからの除外やダウンリスティングなど、様々な国際会議やチャンネルを使って協力国を増やしていく事も重要と考えます。 生鮮ヨシキリザメが日本で一番水揚げされる気仙沼にとってもすごく重要な問題。 新聞社等の取材にもしっかりお話ししたいと思います

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07:43
2023年09月20日
道東海域での生鮮かつお漁に期待

連休明けは雨模様の日が多くなる予報で、少しは暑さも和らぐ感じになってきた気仙沼です。 先日までは係船場所がない程に混み合っていた港内も、ここにきてがらっと空きがでてきてホッと一息ですね

お盆明けあたりから三陸沖での生鮮かつお漁の様子が思わしくなくなってきて、9月に入ると伊豆諸島や九州海域へと移動し操業を開始する船も多くなって、関係者一同危機感を感じながらのお仕事

そうした中で、先週末に道東の沖合、北東海域にてまとまったかつおの漁獲があって、その情報をうけた一本釣り漁船が漁場を変更しての魚群探索となっている模様。 今週の漁獲に期待したいです

週明け月曜日、敬老の日は気仙沼魚市場は開市での水揚げ対応でしたが、一本釣りが2隻と旋網船が2隻で生鮮かつおが約55トンほど、そして旋網による黄肌が60トンと、この時期にしては寂しい数量

北東海域に向かった船の今週の漁獲次第では、今後また大きな盛り上がりも期待できますので、各船の皆さんにはほんと頑張ってほしいなと思います。 勝倉漁業の関係船の水揚げにも期待です

魚市場のかつおの水揚げ数量が少ないことから、街の魚屋さんでの品揃えもちょっと寂しい感じで割高の値付け。 普段お魚を買っているお店でも、かつおは少しおいてあったものの、この時期にあるだろうサンマはなく、旬のホヤも置いていない状況。 その時期にあるものがないってうまくない状況ですね

近海延縄船によるメカジキはここにきてまた獲れだしたみたいで、単価高にも支えられて各船ともに良好な水揚げをあげていて、これから秋口から冬場にも期待するところ。 あとはサンマ水揚げの本格化でしょうかねえ。 それと生鮮かつおもまだ終わりじゃないので、戻りがつおも楽しみにしたいと思います

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2023年09月19日
新コピー機を導入するも色の再現に難あり

ひと頃の猛暑がおさまったとはいっても、まだまだ暑い日が続いている気仙沼です。 9月中はこんな気温が続くのではないかと。 この異常な高温によって、沖の水温にも大きな影響が出ている今季です

南インド洋でおこなわれているミナミマグロ漁は、各船に割り当てられた漁獲枠の上限に達し漁場から北上する船も徐々に出てきてはいますが、まだほとんどのまぐろ船が漁場に残って日々奮闘中の様子

日本とは真逆の季節、冬の海での操業となっている南インド漁場は、ここにきてハリケーンと思われる大時化が断続的に発生し、各船ともに気象情報を注視しながら、安全第一での操業となっています

そうした気仙沼港の北かつ組合所属船が漁獲した新鮮で美味しい旬のまぐろ類を提供しているのが北かつまぐろ屋で、グランドメニューの刷新もおこなってこの夏場には大勢のお客さんをお迎えしました

北かつ事務所のコピー機が老朽化したことで、最新のカラーコピー機を導入しましょうという事になって、業者さんに来てもらって入れ替え作業とテスト印刷をおこなってみましたが、これがなかなか難しい

職員がPowerPointで作成したグランドメニューを新しいコピー機で印刷すると、色の再現や背景の描写などがうまくいかず、どうしてこうなるのかなあと業者を交えてあれやこれやと。 モニターと違うよなあ

パソコンのモニターによっても色の具合は微妙に違ってくるし、コピー機によっても発色の特徴がある。 普通紙、コート紙、写真用紙と印刷する紙の種類も変えて、複数のコピー機で印刷テストし見比べて

専門の印刷業者に依頼すれば問題は解消されるのでしょうけどコストがねえ。 せっかく新機種を導入したのだから、満足いく品質の色の再現をお願いしたいところです。 もう少し時間がかかるとの事ですが

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2023年09月18日
俚楽さんで雪室貯蔵「でわかおり」蕎麦

どんよりとした曇り空ながらも湿度が高くて蒸し暑い天候となった連休の気仙沼です。 だんだんと季節が秋に向かっている雰囲気は感じられるけれども、今月もまだまだ暑い日が続きそうな感じがしますね

大西洋での操業が始まって約2ヶ月が過ぎ、第1勝栄丸と第127勝栄丸もここまで順調に操業を重ねてきて、先日には冷凍運搬船への一回目の転載をおこなったばかり。 そろそろ漁場移動のタイミング

10月からは北大西洋でマグロ漁をおこなう各船にとって最も重要なアイルランド沖でのクロマグロ漁が開始されるにあたり、補給基地のカナリア諸島ラスパルマスには寄港船が次々と入港し始めました

一足先に第1勝栄丸がラスパルマスに向けて航行を開始、そして127勝栄丸も週明けには中部大西洋での操業をいったん終了して向かう事になっていて、会社からも営業部長が補給基地に出張予定

そうした各船の動きをチェックしたあと、気仙沼の郊外にあるお蕎麦屋さん「俚楽」にお昼ご飯をべに行ってきました。 雪室貯蔵のそば粉「でわかおり」で打った蕎麦を提供開始っていう情報についつい

最近は夏季限定のお蕎麦を中心に食べていたので、そろそろ暑さもおさまってきたっていうことで久々に鴨ざるを注文。 もちろん蕎麦は「でわかおり」の田舎蕎麦にしてみました。 ちょっと見た目も違う

殻ごとひいて打った田舎蕎麦にしては、普段の二八せいろと同じような細さで、のど越しも良く甘みも感じられて蕎麦自体がとっても美味しくて気に入りました。 鴨汁は以前よりも濃厚になったみたいで最高

大西洋漁場、インド洋漁場ともに、勝栄丸各船の漁場移動を伴う動きが出てくるこの9月。 なかなか時間もとれない中ではありますが、こうして少しの時間を利用してリフレッシュするのも楽しみのひとつです

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2023年09月17日
東京からのお客様と鼎・斉吉さんへ

どんよりとした曇り空ながらも、まだ夏の日差しも残る週末の気仙沼です。 だいぶ気温も落ち着いたとはいえ、秋空にはまだほど遠い感じがしますね。 少し雨が降ってくれると季節もすすむのでしょうけど

そうした週末には、今シーズン初めてのサンマの水揚げで盛り上がった気仙沼市内。 仲間内のSNSでもサンマの話題一色となって、やはり旬のものが揚がらない事には気仙沼は始まらないなあって

サンマ船の初水揚げで早朝からの市場視察だった午後。 日かつ漁協の組合長を東京からお迎えし、北かつ組合の会議室でいま漁業界が抱えている課題についての意見交換会がおこなわれました





夕方までの数時間の意見交換会では、ざっくばらんな話し合いがおこなわれて。 そして場所を鼎・斉吉さんに移しての懇親会では、東京からお越しのお客様と気仙沼の重鎮の方々も加わっての会合

旬のお造りにはじまって、朝水揚げされたばかりの初物のサンマをそれも炭火焼きで提供してくれて、出席者一同は気仙沼の秋を感じさせてくれるお料理の数々を味わいながら、地酒を酌み交わして

そして斉吉さんと言えば「金のさんま」が有名とお伝えしたところ、店内のお土産ブースでたくさんご購入して頂いてほんとありがたいですね。 とっても和やかなお食事会で懇親を深めることができました

いま遠洋漁業界で課題となっている事についても、食事会の中でお話しする事ができて、私たちの現状をよく理解して頂けたのではないかと思います。 今後ともお世話になりますが、宜しくお願い致します

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2023年09月16日
「船員労働の安全」を図る広報活動を実施

9月半ばになって少しは暑さも緩んできたかと思える曇り空の週末。 来週あたりからは秋雨前線の影響もでてくるみたいで雨の日も多いとの事ですが、少しは気温も低くなってちょうどいい感じかなと

今月に入って三陸沖でのかつお漁がぱたっと切れて、道東沖合い遠い海域での魚群探索を数隻がおこなって今週入港し水揚げを行いましたが、数量的には全体としてかなり厳しい状況になってきて

近場の海域で操業している旋網船はこの時期には珍しい黄肌まぐろを獲っての入港ですが、道東でおこなわれているイワシ漁に切り替える動きもでてきているので、今後はちょっと期待薄。 今季初入港のさんま船・第81豊清丸さんに続いて、後続船の水揚げがどうなるのか、かなり厳しい9月の水揚げです

そうした今週、9月1日から全国で開催中の船員労働安全衛生月間の広報活動が気仙沼港内でおこなわれるにあたり、気仙沼地区船員労働安全衛生協議会の会長として、開始式で皆さんへのご挨拶

気仙沼海上保安署、海友婦人会、気仙沼市や気仙沼漁協などの関係団体の皆さんにご協力を頂いて、巡視艇ささかぜによる海上からの安全指導、そして魚市場や係船中の漁船に訪船しての、救命胴衣着用の励行や船員災害防止、湾内徐行などの呼びかけを行って、船員労働の安全を図っていくというもの

取材する三陸新報の記者さんが開始式に遅れて到着というハプニングもありましたが、そこは違うシーンの写真や取材に切り替えるのではと、どんな記事になるのかそれはそれで楽しみにしたいです

大船渡や志津川なども含め、訪船活動での安全指導をおこなった気仙沼海上保安署の職員と船主協会の事務局。 そして今回の気仙沼港での広報活動と、暑いなかほんとうにご苦労さまでした。 参加された皆さんは、日頃より大変お世話になっている方々ばかり。 今後とも引続き宜しくお願い致します

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08:36
2023年09月15日
気仙沼魚市場に今季サンマ初水揚げ!

まだまだ暑い日が続いてはいますが、どことなく秋の気配も感じられるようになってきたこの頃。 もう9月も半ばですから、そろそろ涼しくなってもらわないとね。 体調に気をつけて頑張っていきましょう

三陸沖でおこなわれてきた一本釣り漁船による生鮮かつお漁は、8月のお盆過ぎあたりから漁獲量が少なくなって、9月に入り道東沖合い漁場での魚群探索がおこなわれてきたもの、燃料価格高騰のなか遠くの漁場を選択する船もだんだんと少なくなって、関東沖や九州海域へと一本釣り漁船が移動

いま東沖に残って操業するカツオ船は数えるのみとなっていて、市場関係者も危機感を感じながら日々の業務にあたっています。 テレビ局からも戻りがつおの取材依頼があったものの、いまの状況をお伝えしたところ再検討するとの回答。 そうした中で、気仙沼港にサンマの初水揚げが行われました!







これまでは根室・花咲港が水揚げ中心で、一部大船渡での水揚げもおこなわれておりましたが、8月20日に漁が解禁されて20日以上がたってようやく気仙沼にもサンマが水揚げされるっていう事で、一番船での入港となった第81豊清丸さんの水揚げにはたくさんの報道陣も駆けつけて取材されていました

第81豊清丸を率いる中舘船頭さんとは、オフシーズンのあいだも何度となく情報交換を兼ねてのお食事会をしたりと懇親を深めてきて、出漁前には「必ずや気仙沼港にサンマをたくさん運んでくるから」っていう言葉通りに、それも一番船での入港になって、船頭さんを応援している皆さんも魚市場に集合でした

朝6時半には気仙沼市と気仙沼漁協による歓迎セレモニーの式典があって、気仙沼市、漁協、JA南三陸から記念品と花束も贈呈されて、船頭さんもほんとうに嬉しそうな笑顔でのご挨拶でした。 船頭さんにお話を伺うと、漁場は気仙沼港から800マイル以上も沖合いの公海上。 2昼夜半の距離だそう

初入札では他港の相場に比べて2~3割高のご祝儀相場となって、後続船への呼び水になるのかなと。 花束を手にし、気仙沼市長との記念写真に応じる中舘船頭、そして中舘会の皆さんも一緒に初水揚げをお祝いしました。 各船ともに安全航海で大漁に恵まれますよう、今季のサンマ漁に期待しましょう!

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10:05
2023年09月14日
第68八幡丸さんが南太平洋へと出港!

9月ももう半ばだというのに、まだまだ残暑厳しい気仙沼です。 来週あたりからは少し気温も低くなるっていう予報だけれども、この異常な暑さにはほんとまいっちゃいますよね。 皆さんがんばりましょう

8月20日に解禁となった大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、開始からまもなく一ヶ月というところとなっていますが、まだ気仙沼にはサンマの水揚げ無し。 そう思っていたら朗報が飛び込んできました

道東沖公海上にて、26tとまとまった数量のサンマを漁獲した81豊清丸さんが、明日15日に気仙沼に入港・水揚げとの情報です。 出港前にも懇親を深めた中舘船頭さんにお会いできるのも楽しみです





そうした今週には、八幡水産所有の第68八幡丸さんが出港という連絡を受けて、コの字岸壁まで出船送りに行ってきました。 岸壁には乗組員のご家族や八幡水産関係者、取引先の皆さんなどが大勢

出港前には作業甲板に関係者が集合しての社長さんからの激励の挨拶、そして気仙沼商会の社長さんによる乾杯。 船頭さんにもご挨拶して、勝栄丸各船がお世話になりますが宜しくお願いしますと

一航海を前半と後半に分けての操業計画で、これから南太平洋でのまぐろ漁に臨む68八幡丸さんです。 こうしたパターンの船が近年多くなってきました。 くれぐれも気を付けて大漁してきて下さい

つばき会さんが準備した出船送りの小旗を手にして、大きな声で見送る関係者の皆さん。 船頭さんや乗組員の皆さんも意気に感じて頑張ってきてくれることでしょう。 今航海もどうぞ宜しくお願い致します

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09:14
2023年09月13日
コロナ禍明けでベノア港での補給再開

曇り空ながらも比較的いい天候に恵まれている今週の気仙沼です。 先日までは次々と発生していた台風も少し落ち着いたみたいで、これから出港を予定する遠洋まぐろ漁船にとってもなによりですね

この8月から9月にかけては、南インド洋でのミナミマグロ漁が盛漁期を迎えて、多くの日本漁船が出漁して並ぶようにしてまぐろ漁に奮闘中。 勝倉漁業でも第7勝栄丸と第123勝栄丸が出漁中です

各船毎に割り当てられたミナミマグロの漁獲枠。 その上限を目指して僚船と協力しながら日々の操業にあたる各船。 ここにきて漁獲枠に達して漁場を離脱し北上開始する船がポツポツとでてきました

ミナミマグロ漁は限られた期間でおこなわれ、その前後はその船の運航計画によって様々。 これからジャワ島沖の漁場に向かうケースやマダガスカル沖での操業をおこなう船、そして南太平洋に移動する船など。 こうした漁船の重要な補給基地となっているのがバリ島ベノア港で、これからが混合う時期

コロナ禍では岸壁での補給作業はおこなえず、沖の錨泊地での対応となっていましたが、インドネシア国内もコロナ対策が大幅に緩和されて、いまはほぼ以前のような補給作業が可能になりました

今週も南インド洋でのミナミマグロ漁を終えた遠洋まぐろ漁船がベノア港に到着し、燃料や食料の補給作業をおこなったとの連絡。 現地代理店の皆さんも、岸壁での積込み作業などに忙しくなりますね

第7勝栄丸と第123勝栄丸ももうすぐ南インド洋での操業を終えて北上する見込みなので、ベノア港の現地関係者の皆さんには、引き続きお世話になりますが、各船の入港対応の程宜しくお願い致します

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08:58
2023年09月12日
豊漁から一転、気仙沼魚市場が試練の9月

先日までの暑さもすっかり落ち着き、だんだん秋の気配も感じられるようになってきた気仙沼です。 朝方などは20℃ほどの気温になって半袖では寒いくらい。 秋漁が盛り上がってくれるといいのですが

三陸沖での生鮮かつお漁はお盆を過ぎたころから状況が変わり、それまで比較的近い漁場での漁獲によって連日多くの入港船で賑わっていた気仙沼魚市場も、このところはすっかり寂しい水揚げ数量

一本釣り漁船の操業海域が道東のはるか沖合いに移り、漁獲の船間差もあってなかなかに成績をのばしずらい状況となっていて、伊豆諸島や関東沖、九州方面の漁場へと向かう船も多くなっています

8月までは昨年の実績を大きく上回る水揚げで推移してきた気仙沼魚市場ですが、豊漁から一転し水揚げ数量に急ブレーキがかかり、市場関係者も大きな不安を抱えての毎日。 まさに試練の9月です

そして8月20日に解禁となった大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、開始から約20日間が過ぎて、いまだ沖合い遠く公海上での操業になっていて、各船の漁獲数量も期待したほどではないみたいです

それでもいくらか100g以上が多い組成の群れもでてきてはいるので、漁獲数量よりはむしろ使えるサイズが多くなることを期待するしかないのかと。 気仙沼へのさんま初水揚げはいつになるのでしょう

旋網船においても道東海域でのイワシ漁に切り替える動きもあって、ますます厳しい状況に拍車がかかりそう。 水温が下がって、いまの状況が一変して、また盛り上がりを見せてくれること期待したいです

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09:12
2023年09月11日
最終章「気仙沼漁師カレンダー2024」発売開始!

いつのまにか消滅した台風13号。 気仙沼や三陸沖には影響はなかったけれど、多くの地域で豪雨による冠水などの被害も報じられ、自然災害の怖さを再認識した週明け。 どんよりとした曇り空の天気

気仙沼は三陸沖の漁場を目の前にし、リアス式海岸の波静かな入り江が特徴。 そうした環境から多くの乗組員を輩出してきて、数多くの漁船が活動の拠点とし、湾内はつねに様々な漁船でいっぱい

この気仙沼で乗組員やいろんな漁船の活動を応援してくれている「つばき会」さんには本当に頭が下がります。 つばき会さんが取組んできた事業のひとつに「漁師カレンダー」があって、今回は十作目となってなんと最終章なのだとか。 その2024年版の漁師カレンダーがこのたび発売開始になりました

その最終章の発売にあたり、つばき会さんから次のメッセージがホームページに掲載されました

【 気仙沼漁師カレンダーのはじまりは、2014年版からでした。 震災直後、気仙沼という私たちの町の「宝」を発信したいという想いで企画し、10年間続けることを目標としてきました。 素晴らしい写真家さんに毎年ご尽力いただき、経済産業大臣賞を受賞した年も度々ありました。 これもひとえに、漁師さんをはじめ、漁業関係者の方々や、気仙沼のみなさんのご協力があってこそ。 心より御礼申し上げます。 そんな本カレンダーも10作目を迎え、いよいよ最終章となります。 最後はラストイヤーらしく、堂々とした「漁師と船」の姿を写真家・瀧本幹也氏に撮影していただきました。 みなさんの2024年の「大漁」を祈願しまして、2023年9月7日(大安)にお披露目でございます。 】今回の10作目で最終章っていうのは少し寂しいような感じもしますが、よくこれだけ著名な写真家さんに撮り続けてもらいましたよね。 ほんとつばき会の皆さんの実行力には感心します。 素晴らしいです

これまでの9作品はすべて購入して、写真が趣味の私にとってどれも素晴らしい作品ばかりでした。 最終章の気仙沼漁師カレンダーも皆さんもぜひお手に取って頂けたら嬉しいです。 宜しくお願いします

気仙沼漁師カレンダー2024のホームページはこちら

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08:54
2023年09月10日
福建楼の「サンラーあんかけ鉄板焼きそば」

警戒していた台風13号も気がつけば消滅したみたいで、雨だけ残った週末の天気。 ようやく猛暑も落ち着いて、秋めいた雰囲気もでてきたのでだいぶ過ごしやすい気候になってきたなあと感じます

操業をおこなう一本釣りかつお船団は、ここにきて各船ともに漁場選択に苦慮していて、道東沖合いの漁場でなぶらを探索するグループと、伊豆諸島から関東沖、そして九州海域とわかれての操業です

お盆前までは連日大量水揚げとなっていた生鮮かつおも、ここにきて急激に入荷量が少なくなって今後に不安を抱える市場関係者。 さすがにこれで終わりにはならないと思うので今後に期待しましょう

南インド洋でおこなわれている遠洋まぐろ漁船によるミナミマグロ漁は、各船とも漁獲割当の上限めざして追い込み奮闘中の様子。 すでに数隻が漁獲上限に達し北上を開始したとの情報です。 そうした気仙沼港の動きや遠洋まぐろ漁船の動向などについて、お昼ご飯を食べながらの情報交換となりました

南町の福建楼さんに到着すると、北かつ組合員の社長さんがすでにお昼ご飯を食べていて、「サンラーあんかけ鉄板焼きそば」が超おすすめだっていうので、私もそのおすすめに乗って注文してみました

お野菜やお肉がたっぷり入ったボリュームあるサンラーあんかけ。 それを焼きそばと絡めてたべるとすごく美味しくて、酸味と辛味のバランスも絶妙でした。 なんでいままで目に入らなかったんだろうって

福建楼さんの「サンラーメニュー」は5種類あって、サンラー湯麵、フレッシュトマトVer、炒飯やフカヒレ入りのものもあって、いろいろと工夫されているなあって。 ベースが美味しいのであとは好みかな。 今回初めて頂いた「サンラーあんかけ鉄板焼きそば」はほんとお勧めなので皆さんもぜひ試してみて下さい

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15:18
2023年09月09日
雨のなか第1明神丸が西経漁場へ出港!

熱帯低気圧から台風13号にかわり、東海や関東から東北地方に進む予報となっている今週。 日ごとに西にコースがずれてきて、気仙沼も雨模様の週末。 台風による被害などなければいいのですが

8日には東海から関東へ、そして9日には東北地方へと進む予報となっているので、三陸沖で操業をおこなうかつお船などにはあまり影響がないかもしれませんが、それでも十分な警戒が必要でしょう

今月も気仙沼港から数隻の遠洋まぐろ漁船の出港を予定する中で、この9月は台風が多い月という事もあって、各船ともに気象情報を注意しながらの段取りとなっていて、出港予定にも影響がでそう

そうした今週、台風13号が東北地方、三陸沖に到達する前にという事なのでしょうか、予定を1日早めて第1明神丸さんが急遽出港するという連絡があってコの字岸壁まで出船送りに行ってきました

あいにくの雨模様にもかかわらず、乗組員のご家族や取引先関係者などが出船送りに集まっていて、つばき会の皆さんも準備した小旗を皆さんに配って。 鈴幸漁業の社長さんらにもご挨拶です

前半戦はシドニー沖のミナミマグロ漁から南太平洋での操業、そして後半戦は西経漁場へと出漁する運航計画の第1明神丸さん。 くれぐれも安全航海に心がけられ、大漁目指して頑張ってほしいです

先日までは係船場所もないくらい混み合っていた気仙沼港ですが、サンマ漁が開始されまぐろ船も次々と出港する事でだいぶ余裕が出てきた岸壁事情です。 台風避難でまた混み合うかもしれませんが

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11:35
2023年09月08日
「yamabuki」さんで茄子とトマトのキーマ

熱帯低気圧が台風13号に発達し、関東から東北地方へと北上するルートをたどる今週。 予報が出るたびに少しずつ予想が西にずれていっているので、東北地方への影響も心配な週末となっています

気仙沼の生鮮かつおの水揚げは8月末ですでに16,000トン弱の数量となっていて、房州勝浦との水揚数量の差は7,000トン以上にまで広がっていて、27年連続日本一がほぼ確実になっていますが...

ここにきて三陸沖の生鮮かつおの漁獲量が急激に少なくなってきていて、伊豆諸島付近や鹿児島沖などに移動するかつお船も多くなってきました。 魚市場関係者も危機感を感じながらのお仕事です



そうしたお昼時、取引先の方々とお昼ご飯を食べながら情報交換をしましょうという事になって、紫神社前商店街のスパイスカレーのお店「yamabuki」さんに集合。 久しぶりのカレーランチでした

海側からの階段を上がった二階にある「YAMABUKI」さん。 目立たない場所なので、最初は戸惑うかもしれませんが、すごくお洒落なお店で、スパイシーな3種類のカレーがランチで提供されてました

私は茄子とトマトのキーマ、他にもチキンラッサムと季節野菜のサンバルベジがあって、二種類食べたい方はミニも選べるのでお店の方に聞いてみて。 そして付け合せのたまごのアチャールは必須です

パクチー好きにはたまらない種類もあって、皆さんのお好みでチョイスされるといいのかなと。 美味しいスパイスカレーを食べながら、いろんなお話をしての一時間。 またこうして集まって情報交換しましょう

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09:54
2023年09月07日
台風前に83佐賀明神丸のかつお水揚げ

熱帯低気圧が台風13号にかわり、関東から三陸沿岸を北上するルートをたどる今週。 とくに週末の天候には注意しないといけません。 その影響か今週半ばから断続的な雨が続いている気仙沼です

8月中旬から下旬にかけて、気仙沼を基地に操業をおこなう一本釣りかつお船の多くが約一週間ほどの夏季休暇をとって、9月初めにはすべてのかつお船が出港し、今は全船操業に入っています

8月上旬まで主漁場だった金華山沖の漁場はすでになく、いまは北海道沖の遠く離れた漁場がメインとなっていて、台風前のタイミングで83佐賀明神丸が気仙沼に帰港しての水揚げとなりました





このところは生鮮かつおの水揚げ数量も少なめで推移。 漁場によっては1.8㎏以下の小型のかつおが多い組成もあるけれど、83佐賀明神丸が釣ってきたかつおは3㎏以上の「大」がつおが主体の組成

船頭さん曰く、北海道沖の漁場でも水温が例年よりだいぶ高く、もしかするとロシア海域にまでかつおが北上している可能性もあるなあっていう事なので、その群れが秋口にかけて南下することを期待です

先日NHKの「東北ココから」で放送された、気仙沼の「三陸新報」の記者さんも取材に来られてて、かつおが捕食したと思われるサンマを写真におさめていました。 もしかして今季初水揚げのサンマかも

これから季節が秋になっていくにしたがって水温もだんだんと低くなってくる。 そうなると気仙沼に水揚げされる生鮮かつおにも脂のりも見られるようになってくるのでしょう。 乗組員の皆さん頑張って下さい

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10:17
2023年09月06日
冷凍運搬船「CHIKUMA」へ漁獲物転載

西の海上に発生した熱帯低気圧が、日本列島に沿って北上し、三陸沿岸をなめるように進む予報の今週。 今週末はこの影響がでそうな三陸沖からサンマの漁場です。 大きな影響がなければいいですね

そうしたこともあり、これまでの猛暑もひと段落しましたが、曇り空から雨模様の毎日となりそう。 猛暑にもだいぶ疲れたのでこれくらいの天候がちょうどいいかも。 三陸沖の各船、気をつけてお願いします

一方、勝倉漁業が運航する勝栄案る各船は、南インド洋と大西洋に分かれてのまぐろ漁となっていて、南インド洋は旬のミナミマグロを狙っての操業。 割当て漁獲上限までもう少しのところとなりました



そして中部大西洋で操業をおこなう第1勝栄丸と第127勝栄丸は、今航海序盤戦の操業を順調にこなして、冷凍運搬船への一回目の転載を先日おこないました。 乗組員の皆さん連日お疲れ様です

超低温の冷凍状態のまま日本まで漁獲物を輸送してくれる冷凍運搬船は、各海域を回って冷凍まぐろ類を集荷。 今回転載をおこなった運搬船「CHIKUMA」は11月上旬くらいには、遠洋まぐろ漁船の水揚げ拠点の静岡県清水港に戻ってくる運航予定です。 今回の転載でも両船がお世話になりました

大西洋で操業をおこなうまぐろ船が転載をおこなう冷凍運搬船には、資源管理のための地域漁業管理機関ICCATのオブザーバーが乗船していて、日々の漁獲内容や報告事項に違いがないかチェック

船頭さんもオブザーバーとは顔なじみになったみたいで、ブリッジでの写真撮影にも快く応じてくれたみたい。 両船の転載が予定通り行われ、日本から託送の餌料や食料、個人宛の品物などを受け取って、また漁場に向けて移動し操業再開の本船でした。 あと10日ほどでラスパルマスへの移動となります

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2023年09月05日
まぐろ屋海の市店で「よくばりまぐろ海鮮丼」

西側で発生した熱帯低気圧が台風13号にかわり、関東から三陸沿岸を進む予報となっている今週。 気温が30℃を下回ってきて、ようやく猛暑が終わろうとしています。 今年の夏はほんと暑かったです

いま盛漁期を迎えている南インド洋でのみなみまぐろ漁。 勝倉漁業でも第7勝栄丸と第123勝栄丸が出漁していて、僚船と協力しながら漁獲枠の早期達成に向けてまぐろ漁に日々奮闘中の模様です

一方の大西洋漁場では、第1勝栄丸と第127勝栄丸が今航海一回目の転載を終えて、これから始まる北東大西洋でのクロマグロ漁に向け移動時期を模索中。 乗組員の皆さんほんとうにご苦労さまです



気仙沼の商業施設「海の市」にお店を構える北かつまぐろ屋海の市店は、そうした気仙沼の遠洋かつお・まぐろ漁船が所属する北かつ組合直営のお店。 海の市開業と同時に出店し26年目を迎えました

この夏休み期間も多くのお客様で賑わった海の市。 北かつまぐろ屋もメニューを刷新して、たくさんのお客様に利用して頂いていて、3種類の特選丼も人気のメニューとなっています。 美味しいですよね

そして依然として常に人気トップ3に入っている「よくばりまぐろ海鮮丼」。 海の市に出かけたついでに北かつまぐろ屋に立ち寄って「よくばりまぐろ海鮮丼」を頂いてきました。 店内は満席のお客様でした

これから季節が秋に向かってきて、美味しいお魚がたくさん揚がる気仙沼。 まぐろ丼や海鮮丼を食べるんだったら北かつまぐろ屋海の市店と田中前店がおすすめ。 よくばりまぐろ海鮮丼美味しかったです

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2023年09月04日
日かつ漁協との緊急WEBミーティング

9月に入っても暑い日が続いていましたが、週明けは曇り空で雨模様の天気となって気温もいくらか過ごしやすい感じとなっている気仙沼です。 今週はこんな天気が続くとの予報。 猛暑が終わりましたね

8月20日に解禁となった大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、各船ともに1~2航海目を終えて根室花咲港や厚岸、本土では大船渡に入港して水揚げを済ませたばかり。 本格的な漁模様が待たれます

出だしは100未満の小さいサイズが中心のサンマですが、漁場によっては100g以上が多く入っている組成の群れもあるみたいなので、今後の進捗を注視したいと思います。 気仙沼にも揚がらないかな

遠洋まぐろ業界ではここ数か月間、冷凍運搬船の荷役がなかなか進まず、陸上の超低温冷蔵庫に保管してあるマグロ類の回転も良くない事から、相場的にも低調なものとなっていてちょっと深刻な状況

そうした現在の問題について、少人数で意見交換を行いましょうっていう提案で、急遽ではありますがWEBでのミーティングとなりました。 ちょうど予定が変更となってスケジュールが空いててよかった

ミーティングに臨むにあたり、自分なりに問題点や今後の取り組み提案を整理して、日かつ漁協の組合長をはじめ幹部の皆さんとの2時間ほどの話し合い。 皆さんとざっくばらんに話し合いができました

今回のWEBミーティングでだされた意見や提案などをまとめ、今後の要望活動などに取組んでいく方針も確認されて。 数か月先から来年までも見据え、しっかりと考えての対応をしていきたいと思います

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2023年09月03日
12周年企画!「まるき食堂の中華そば」

9月に入っても残暑厳しい気仙沼です。 以前に比べればいくらかましかなとは思うけど、それでも例年の一番暑い時期の気温なので、そろそろ涼しくなってくれないかなと。 ちょっと夏バテ気味かも

5類扱いとなったコロナも、ここにきて気仙沼市内での感染者がけっこう出ていて、各医療機関あたりの人数も多くなっているみたいなので再度注意が必要になってきています。 皆さん気をつけましょう

そうした状況にはありますが、世界的にはもう普段の日常となっていて、まぐろ類の国際会議も今年からようやく対面での開催と、10月には韓国・釜山でのCCSBTに出席する事で予定を組んでいました





9月にも海外出張があるかもしれないなあと考えながらの週末のお昼時、人気店まるきさんのSNSで二日間限定の企画をやりますっていう事で行ってきました。 12周年を記念した二日間の特別企画です

震災前は魚市場近くにお店があった「まるき食堂」。 その当時の味を再現した中華そばは、豚・煮干でとった優しさを感じるスープ、豚モモ・豚バラ2種類のチャーシューに自家製細麺。 それに味玉入り

中華そば「細」の食券を買って「まるき」でって言えば昔ながらの復刻版が提供されるっていう事なのでSNS通りに注文。 ほんと、昔懐かしい味っていうんでしょうか、あ~美味しいなあってしみじみと

いまはこういうシンプルなあっさりした中華そばってなかなかないので、逆に新鮮に感じてとても美味しかったです、お世辞抜きで。 またそのうちこの企画をもう一度って感じた方も多いのではないでしょうか

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09:31
2023年09月02日
夏季休暇明けで83佐賀明神丸が出港!

台風12号が西寄りのコースをたどり、東日本には影響がない予報となっている今週末。 依然として気温が高い日が続いていて、9月とは思えない暑さですが、少しは朝方は過ごしやすくなってきたかも

今週の気仙沼魚市場は、一本釣り漁船による生鮮かつおの水揚げがほとんどなくて、これまでの近場から東沖合いの漁場へと操業海域がシフトしていて、各船ともに魚群探索に奮闘中の様子です

週末には久しぶりに少しまとまった数量のかつおが水揚げされたけれども、1㎏未満から1.5㎏ほどの小型サイズのかつおの割合も多くて、2.5㎏や3㎏ものサイズは単価高での入札となっています

入港船の船頭さんなどの話しでは、また釣れ始めたとの情報もあるから、これから9月そして10月の各船の奮闘に期待したいですね。 後半戦のかつお漁、一本釣り各船の皆さんがんばってください

そうした9月初め、お盆明けの8月下旬に夏季休暇をとっていた83佐賀明神丸の乗組員の皆さんが復船となって、各部の確認や燃料補給、清水や食料などの積込みを済ませ餌場向け出港となりました

ここまで順調に好調な水揚げを重ねてきた83佐賀明神丸さん。 ブリッジにおじゃまして船頭さんや幹部の皆さんと情報交換して、沖で操業中の各船の様子などについてもリサーチ。 もうすでに漁場選択や航海計画などもイメージされていて、かつおの漁獲に対する自信と落着きが感じられますね!

これからまた数か月間のかつお漁となりますが、83佐賀明神丸さんにはくれぐれも安全航海に心がけられ、水揚高日本一を目指し頑張ってほしいと思います。 来週またお待ちしてます、行ってらっしゃい

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06:05
2023年09月01日
88佐賀明神丸の船頭さんと大寿司へ

9月になっても暑い日が続いている気仙沼です。 先日までのように35℃を超えるような猛烈な暑さはなくなってきたけれど、いつまでこの暑さが続くんでしょうかねえ。 皆さん夏バテなどしてませんか

8月半ば以降、三陸沖でのかつお漁をいったん終わりにして、夏季休暇に入っていた一本釣り各船の皆さん。 港町岸壁にずらりと並んで係船し、まったく隙間の無かった岸壁が少しづつ空きもでてきて

そうしたなかで、8月下旬に夏季休暇をとっていた88佐賀明神丸と83佐賀明神丸が復船となって、飛行機や新幹線など乗組員がそれぞれに自宅から気仙沼への移動。 皆さんゆっくりできたみたい

先週そして今週と、これまで獲れていた気仙沼から近い沿岸の漁場での漁獲が低調になって、伊豆諸島付近に南下する船や北海道沖の北寄りに魚群探索する船など、各船ともにご苦労されている様子

そうした情報などについての打合せも兼ねて、佐賀明神丸の船頭さんと一緒に大寿司さんにお昼ご飯に行ってきました。 マグロ船やかつお船の船頭さんや業界関係者がよく利用しているお寿司屋さんです

カウンター席はすでにお客さんでいっぱいだったので、小あがり席に4名様ご案内で握り寿司を注文。 握り寿司とは別皿に盛り合わせで巻き寿司をたくさん出してくれて、とっても美味しくいただきました

佐賀明神丸の船頭さんや機関長さんらも御贔屓にしている大寿司さん。 業者との午後の打合せまで時間がない中で、お寿司をぱっとつまんで慌ただしいランチタイムでしたが、船頭さんらも大満足のよう

これから切り上げまでの数か月間のかつお漁では、くれぐれも安全航海に心がけられ、これまでの水揚高をさらに大きくのばして行けるよう頑張ってほしいと思います。 後半戦、終盤戦もよろしくお願いします

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at
06:00