2022年11月30日
懐かしのソースかつ丼でランチミーティング

週明けの気仙沼は気温は高いけれども曇り空から雨模様の天気。 今週後半にはまたさらに一段気温が下がって、最高気温が5℃くらいと冬の冷え込みとなる予報なので、体調管理に気をつけないと

パナマで開催されたワシントン条約第19回締約国会議は、遠洋まぐろ漁業界が注目する提案がパナマ等から提出され、日かつ漁協の組合長も現地入りして対応する中で、厳しい結果が伝わってきました

絶滅が危惧されるサメ類についての附属書Ⅱへの掲載提案。 メジロザメ科の54種の括りのなかには、資源量が安全で潤沢な個体数があるヨシキリザメも一緒に規制しようとする乱暴な提案が可決に

サメの国際取引をする中で、希少種との見分けが付きにくいとの理由から、気仙沼にもたくさん水揚げされているヨシキリザメも一緒に規制してしまおうとする国際的な動き、それを否決するに至らなかったとの情報もあって、気仙沼の漁業・水産関係者にも動揺が広がっています。 かなり深刻な事態だと

そうした情報を確認したお昼時、なかなか食欲も回復しない中ではありましたが、しっかり食べて栄養をつけようと取引先の方々と予定を合わせてランチミーティングへ。 久しぶりにソースかつ丼をチョイス

以前、南町にあった老舗洋食屋さんの味を復活させたイシカワライブキッチンさんのソースかつ丼。 今では定番の人気メニューになっていて、お店でのお食事だけではなく、お弁当もたくさんの注文が

食欲があまりない中でも、絶妙なソースの味が食欲をそそって、スープもサラダもソースかつ丼もすべて完食。 お昼ご飯を食べながらもいろいろとお話しができて、いい気分転換にもなったランチでした

いろいろと課題が多いなかで、こうしてしっかりとお食事をして次の仕事に備えるのも大切なこと。 私たちの遠洋まぐろ漁業をサポートしてくれる多くの取引先やお世話になっている皆さんに感謝して、これから年末まで突き進んでいきたいと思います。 美味しいご飯のランチミーティング有難うございました

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08:45
2022年11月29日
88佐賀明神丸が今季の操業終え帰港

この時期にしたらぽかぽか陽気の比較的暖かい天候となった週明けの気仙沼です。 週の後半からは気温がぐっと下がるような予報もありますが、こういう天候が続いてくれたらなあって思う今週です

先週に久しぶりの生鮮かつおの水揚げをおこなってくれた88佐賀明神丸さんですが、気仙沼に水揚げをおこなったのち関東沖にてかつおを釣って、日曜日の勝浦港への水揚げをおこなった模様

船頭さんがイメージする目標、今季の水揚げ高のひとつの目安となる大台をクリアーし、今季のすべての操業を終えて気仙沼に凱旋。 みらい造船の艤装岸壁への着岸を関係者とともに出迎えました

着岸早々に乗組員が総出での船体洗いと、やはり好成績をあげる船だけあってほんとうに統率がとれていて、乗組員一人一人がそれぞれの役割分担や仕事を分かって動きにも無駄がありません

みらい造船の担当者、エンジン整備業者などに集まってもらって、これから行われるドック工事の打合せを開始。 機関長から事前に発注された整備内容や、甲板部と船体の修理箇所も確認しました

みらい造船ではいま、勝倉漁業の取り扱いである第23長久丸さんもドック中で、その進捗具合も現場で確認。 引き続きおこなわれる88佐賀明神丸さんのドックも、関係者の皆さん宜しくお願い致します

今年2月に母港の高知県佐賀漁港を出港以来、ここまで一本釣りでのかつお漁に日々奮闘してきた船頭さんをはじめ乗組員の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。 オフシーズンをゆっくり過ごして下さい

気仙沼に帰港してドック入りする88佐賀明神丸さんの乗組員は、これから陸路や空路にてそれぞれの故郷に帰って休暇に入る予定。 みらい造船でのドック工事にあたり、関係業者の皆さんにはしっかりとした施工にて、来年の操業が安心して順調におこなえるように、くれぐれもどうぞ宜しくお願い致します

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16:28
2022年11月28日
来季のミナミマグロ出漁に向けてのWEB会議

天気がいい割には風がとても強くって、体感気温がぐっと下がってきた気仙沼です。 今週は最高気温が5℃くらいにまで下がるっていうから、いよいよ本格的な冬を迎える、そんな天候となってきました

気仙沼沖で行われている旋網船によるサバ漁も、このところの低気圧による大しけの影響で、ここ一週間ほど各船ともに申合せ休漁もあって出漁せず気仙沼港内に係船し続けている状況となってます

そしてサンマ船も同様、なかなか出漁できる天候とならず、最終盤を迎えて各船のやきもき感が伝わってくるような。 もう12月になりますから、例年ですと切り上げも視野に入れた航海計画なのでしょう

今年も順調な操業がおこなわれた遠洋まぐろ漁船によるミナミマグロ漁。 豪州東岸のシドニー沖漁場、豪州西岸の南インド漁場、そして南アフリカ沖のケープ漁場と、大きくは3つに分かれての操業

この12月を迎える前に、来年の出漁体制などを協議する会合がオンラインで開催され、各地域から選出された委員がパソコン上で一堂に会して。 今年の振り返りから来年の出漁体制などの議題など、事務局が用意した資料などに沿って議論がおこなわれ、出席者それぞれが意見を述べて大枠合意

全国的にみると出漁船の船齢が一年ごとに増してくる中で、新造船への更新が待ったなしの状況にはあるけれど、新船建造価格がかつての2倍ほどに値上がりしている状況なかで、各漁業会社も思案のしどころで、幹部船員の後継者育成についても業界内で最も重要な課題として取り組んでいるところ

ミナミマグロの資源量は順調に回復している事をうけ、来年のCCSBTでは先送りとなっている増枠もほぼ確実なところと見られているなかで、これからの日本漁船によるミナミマグロ漁の態勢についての議論も今後様々な検討課題がでてくることでしょう。 会議に出席した皆さん、今後とも宜しくお願い致します

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09:04
2022年11月27日
藤沢町の「そば家90」でせいろ蕎麦

秋晴れの穏やかな天候に恵まれた週末の気仙沼です。 気温もそこそこで体感気温も暖かめだけれども、来週からはまた一段と気温が低くなるとの予報なので、体調管理にも気をつけて生活したいもの

三陸沖はこのところ大時化続きで、気仙沼港内にて避難係船していた旋網船やサンマ船など、たくさんの漁船で埋め尽くされた岸壁の状況を見ると、各船の運航もたいへんな状況になってきてるなと

8月下旬からはじまった大型棒受け網漁船によるサンマ漁も最終盤を迎え、断続的に続く時化のあいまに出漁して、沖合い公海上での操業をあとどれくらい続けられるのか、皆さん悩んでいる様子です

気仙沼漁港利用協議会にて12月からの係船ルールを決め、来年の漁期開始前まで係船するサンマ船に配慮して、優先的に係船場所を確保してはいるものの、計画通りに進められるかどうかは他の漁業種も含めて関係者のご理解とご協力頼み。 来週にはもう12月に入るので、計画通り進んでほしいなと





そうした週末を迎えて、気仙沼のとなり街の千厩町内からちょっと横道に入ったところの手打ち蕎麦屋さんに行ってきました。 最初は俚楽に行こうと思ったけれど、臨時休業でこちらのお店に目的地を変更

以前に一度だけ行ったことのあるお蕎麦屋さん「そば家90」。 歴史のある蔵をリノベーションしたお店なんでしょうね、屋内の太い梁や重厚な造りの中にも店主のセンスが感じられるようなほんと素敵なお店

せいろ蕎麦はすべて十割蕎麦。 それでもすごく細くってこしがあって、お蕎麦も香りも素晴らしい。 そして蕎麦つゆが美味しいですね、付けてもらった辛味大根との相性も抜群でとても美味しかったです

なんで90なんですか?って聞いたら、この辺りが九十村っていう地名なのでその店名にしたんだって。 なるほどねって納得してお店をあとに。 月曜日が定休日だそう。 皆さんもぜひ一度お出かけください

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13:50
2022年11月26日
みらい造船に第23長久丸が上架完了

祝日明けの冷たい雨模様の天気から、秋晴れの清々しい空模様となった週末の気仙沼です。 気温以上に暖かくて、沖合いの時化模様もおさまってきたので、来週の入港・水揚げ船に期待しています

先日おこなわれた気仙沼漁協の理事会でも、今年の生鮮かつお漁の大不漁についての議論もあって、近年でいちばんの豊漁だった昨年からの大きな落ち込みなので、水産業界への影響も大きいです

かつおの水揚げ数量の大幅な減少だけではなく、今年は過去経験したことの無いような特異なサイズ組成に、流通関係者も苦労しながらの商売だった模様。 6㎏~7㎏、時には10㎏以上のかつお、まるで南方漁場で漁獲されるようなかつおが漁獲の中心で、各船ともにそれに対応しながらの商売でした

来年は例年のような、春先には1.8㎏、6月以降夏場にかけては2.5㎏、そして秋口には3㎏UPのかつおが漁獲されることを期待しますが、海水温の上昇や環境の変化などで、かつおの来遊量を予測するのは難しくなっています。 来年はかつおが豊漁に恵まれて、各船ともに良い水揚げとなりますように

すでにほとんどの一本釣り漁船が漁を切り上げた現在、今季の操業終了後に気仙沼に係船中だった三重県尾鷲船籍の第23長久丸さんが、船体や機器類の整備のためにみらい造船に上架となりました

港町岸壁から作業船に曳航されてドックヤードまで移動。 そしてシップリフトの船台に合わせてロープで固定。 徐々にせり上がる船台が所定の個所にあるかどうかをダイバーによる水中での確認を経て、約1時間ほどで船体の上架が完了。 重機が引っ張るかたちでドック敷地内に移動の本船でした

気仙沼を水揚げ基地にかつお漁をおこなう一本釣り漁船のなかにも、こうして気仙沼でドック整備をおこなう船もでてきて、気仙沼にとっては水揚げだけではなく、こうした貢献もすごく有難いことだと感じています。 施工にあたる業者さんには、しっかりと工事を仕上げて引き渡しできるように宜しくお願い致します

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09:05
2022年11月25日
88佐賀明神丸が久々に生鮮かつお水揚げ

勤労感謝の日明けは朝から冷たい雨が降り続いて、気温も上がらずとても寒い天候となった気仙沼です。 もうすでに11月もあと一週間ほど、師走を迎える準備や勝栄丸各船の水揚げも続く勝倉漁業です

11月に入ってから一本釣りのかつお船も三陸沖での操業を切り上げ、今季のかつお漁を終える船が多くなって、鹿児島や勝浦を中心に数隻が漁を続けるだけとなりました。 今季の終漁は早いです

そしてここにきて、旋網船の漁場が気仙沼沖に移ってきたこともあり、旋網船の入港や係船が多くなってきてはいるものの、気仙沼港での水揚げ増加に繋がらず、時化の日も続いているなかで各漁船の稼働状況も芳しくないところとなって、大型棒受け網漁船によるサンマ漁も時期的に最終盤となっています





そうしたなかで、小笠原や関東近辺での漁を続けてきた88佐賀明神丸が、活餌の補給を兼ねて北上し魚群探索を行っていたところ、金華山沖でのかつおの群れにあたり、3日間の操業を経て気仙沼に入港

船頭さん曰く、まだまだかつおの群れは見えるものの、活餌への食いつきがわるく、なかなかまとまった釣果に繋がらない。 今シーズンの操業もあと少しの予定なので、目標金額達成目指して頑張りたいと話していました。 ほんと久しぶりの生鮮かつおの水揚げで、まだ夜明け前の魚市場でのお仕事でした

昨年に引き続き、航海切り上げ後のドック、船体や機器類の整備は気仙沼のみらい造船にて、日頃メンテナンスを請け負う業者がおこなう事になっているので、また近いうちに気仙沼に戻ってくる本船です

水揚げ数量的には少ない数量でしたが、久しぶりの釣りかつおの入荷とあって、入札時間帯には大勢の業者さんに集まってもらいました。 脂ののり具合は期待ほどではないけれど鮮度は抜群ですね。 2月の沖出しかつお漁の開始からここまで、船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには、ほんとご苦労様でした

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09:24
2022年11月24日
北かつ組合理事会で国際問題を議論

今週は勤労感謝の日の祝日を挟んでの一週間ですが、これまでに溜まったお仕事がいろいろとあって、なかなかゆっくり休んでもいられない状況。 祝日もひっそりとした事務所での残務整理となりました

このとことろは一段と気温が低くなってきて、紅葉の時期を過ぎてすっかり冬を迎える準備となっている気仙沼。 旋網船やサンマ船、帰港したまぐろ船や切上げのかつお船などで、港内の岸壁はぎっしり

12月1日からは港町岸壁の一部を、来年漁期前まで半年以上中期係船するサンマ船専用とし準備をすすめてはいるものの、今の岸壁利用状況が続いたらいったいどうなってしまうのかとヒヤヒヤな状況

旋網船やサンマ船の動きに関しては天候次第というところも多分にあるので、このまま状況を見守っていくしかないと腹をくくって、各漁船や関係業者のご理解とご協力を頂きながら進めていこうと思います

そうした中で、北かつ組合の理事会が開催されて、事務局と協議して準備した資料にそっての議事進行。 北かつ組合の理事の方々も、スケジュールを調整して最大限のメンバーに出席して頂きました

いまパナマで開催されているワシントン条約第19回締約国会議の中間報告が入ってきて、ヨシキリザメを含むメジロザメ科のサメ類54種を一括して附属書Ⅱに掲載するパナマ等からの提案について第1委員会にて審議・採決が行われ、有効投票数の3分の2で可決してしまったとの衝撃的な情報でした

今後は、このあとの24日から開催される本会合において第1小委員会の結果の承認の是非について協議される予定との事。 仮にこの結果が本会合で承認される場合、日本としてはヨシキリザメ等の掲載に「留保」し、必要な対応をとる予定としていますが、近海船も含め混乱は避けられそうにありません

北かつ理事会にて、こうした議題も含めて約2時間半の協議。 各海域にて漁をおこなう遠洋かつお・まぐろ漁船の運航に無用なトラブルや混乱などが生じないよう、精一杯の対応をしていきたいと思います

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09:04
2022年11月23日
最終盤を迎えた三陸沖でのサンマ漁

11月下旬となってますます冬の気配が濃くなってきた気仙沼です。 勤労感謝の日の今日は、朝から気温が上がらずに曇り空で、夕方からは冷たい雨になりそうな予報。 雪にならなければいいなと

冬への備えとして勝倉漁業の社有車もスタッドレスタイヤに履き替えて師走を迎える準備も万端です。 来月にかけて勝栄丸の冷凍まぐろの水揚げが続いていくので、気を抜かず頑張っていきましょう

今年も8月下旬から開始の大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、時期的に今漁期の終盤戦の操業となってきて、これまでの漁場からサンマの群れが徐々に南下。 依然として漁獲状況は少ない模様



低気圧の影響で、今週半ばから断続的に大しけになる予報を受けて、他港で水揚げした旋網漁船も大挙して気仙沼港に係船し、申合せ休漁のためという事ですが、なかなか稼働する気配もなく係船の様子

そしてサンマ船も、沖合いの天候悪化を避けて昨日も9隻が気仙沼に入港して130トンほどのサンマを水揚げとの事で、このところはなかなか現場に出向く機会もなかったから、久しぶりの入札視察でした

漁獲した海域や群れによって、サンマのサイズ組成もまちまちで、小さいものだとほとんど100g以下の組成も見られ、魚群が南下するに従っていわゆるジャミサンマが多くなる例年の状況と同じなんだなと

今年の平均的な0-2-8、0-3-7の組成については、これまでと同様の価格帯での取り引きで、依然として高値が続く生鮮さんま。 12月に入ると漁を切り上げる船もでてくると思うので、今シーズンも残りあと僅かとなってきました。 今日も依然として時化のために出漁できずに係船中のサンマ船。 最終盤ですね

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11:10
2022年11月22日
前広に冷凍餌料の情報収集

週明けの冷たい雨も午後にはあがって、また暖かな日差しが戻ってきた気仙沼。 それでもだんだんと気温が低くなってきてて、さすがにもうすぐ師走なんだなあという感じがします。 朝晩ほんと寒いです

北東大西洋アイルランド沖で例年10月から行われるクロマグロ漁は、今年は時化の日が多くなかなか漁獲がまとまらずに、例年に比べて各船ともに操業回数が多くなっていて、11月下旬となりました

北東大西洋クロマグロ漁場に出漁する船のうち、ここまで約2/3の船がそれぞれの漁獲割当・枠に達し、順次南下航行を開始していて、補給基地のラスパルマス港にも毎日のように入港が確認できます

断続的に大時化となる海域なので、漁場に残り操業をおこなう各船には、くれぐれも安全第一で操業をおこなってもらいたい。 そして全船が早く漁獲枠に達して、漁場を切り上げるのをお祈り致します

一方の南太平洋では勝倉漁業の第7勝栄丸と第123勝栄丸が操業中で、来月には第7勝栄丸が日本に帰港し今航海を終える予定です。 残す操業もあと20回ほどのタイミングとなってきましたね

そうした動きの中で、来年の出漁に備えての冷凍餌料の手配をすでに問合せ中で、輸送コスト高、円安、コロナ禍という状況の中で、依然として供給事情が厳しいところが伝わってきて、前広に手配をかけていかなければならないと、いまから取引先との情報交換を始めたところ。 なかなか厳しいですね

中国産のムロアジなどの餌については、漁獲する漁船は出漁しているものの、いったんコロナ患者が発生してしまうと工場そのものが稼働を休止してしまうといった状況もあり、なかなか計画通りには生産されないっていう中国ならではの事情も。 そして円安と輸送コスト高が、製品価格を押し上げる構造

冷凍餌料は延縄漁船には必要不可欠なもので、なおかつまとまった数量が必要になる。 各船のスケジュールに合わせて、早いタイミングで在庫を確保して、各船に供給しなければならないので、この12月も情報収集をしっかりと対応していかなければと思います。 漁業会社みなさんも同じ悩みを抱えてます

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16:44
2022年11月21日
冷凍運搬船による127勝栄丸のまぐろ水揚げ

比較的穏やかな天候に恵まれた週末から一変、今日は朝から冷たい雨模様の気仙沼です。 今年も残すところあと一ヶ月ちょっとなので、体調管理に心がけながらしっかりと締めくくっていきたいもの

大型さんま棒受け網漁船によるサンマ漁も最終盤となってきて、漁場も三陸沖へとなんかしているものの依然として遠い公海漁場がメイン。 下旬になるとサンマ船の来シーズン開始までの長期係船に向けての準備も始まってくるので、各漁船や漁業関係者のご協力も必須になってるところです

そうした中、パナマで11月14日から25日まで開催されているワシントン条約第19回締約国会議の情報が流れてきて、新聞報道にもありましたが、ヨシキリザメを含むメジロザメ科54種の新たな規制について、この提案に反対する日本などの主張が退けられてかなり厳しい状況に追い込まれているとの情報

会議の決議がどのような手順で進められるのかよこわかりませんが、ヨシキリザメの水揚げ量が日本一の気仙沼にとってもこれは非常に大きな問題なので、最終的に否決されるのを祈るように見守っています。 日かつ漁協組合長も現地入りし対応しているので、提案を覆すような結果になってほしいです

勝倉漁業の勝栄丸がまぐろ漁をおこなう中部大西洋などでもヨシキリザメの漁獲・混獲は多く、大西洋の漁業基地ラスパルマス等での海外輸出もおこなわれています。 メインの魚種ではないにせよ、その影響はかなり大きなこと。 そうした動きのなか、第127勝栄丸のまぐろ類の水揚げが行われました

今年8月に中部大西洋で操業をおこない漁獲したメバチマグロなど。 冷凍運搬船に転載し清水港まで輸送してきたものが、比較的早い日程での荷役となって、よい天候のもと興津ふ頭での水揚げでした

水揚げをおこなう前に値段の交渉をおこなって合意し、清水港の関係者の立会いの下で、魚種やサイズ別に計量をおこなって。 北大西洋アイルランド沖に移動する前の短期間の漁獲量としてはまずまずの結果。 興津ふ頭にて水揚げ作業にあたった関係者の皆さん、今回もほんとうにお世話様でした

次はまたすぐに超低温冷凍コンテナによる漁獲物の搬入も予定されているので、また清水港での水揚げに出張する事になりますが、引き続きどうぞよろしくお願い致します。 今回もありがとうございました

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2022年11月20日
福建楼のシンプルな醬油ラーメン

この時期らしいひんやりとした空気感に包まれてはいるものの、比較的穏やかな天候に恵まれた週末の気仙沼です。 今週は気仙沼魚市場での水揚げ取扱数量も少なくて、ほんとうに静かな雰囲気です

北海道沖公海上にて、8月下旬からの大型さんま棒受け網漁船によるサンマ漁は、ここにきて漁場がだいぶ南へ下がってきて、いまは八戸沖から宮古沖、先端は金華山沖にまで移ってきた模様

過去最低の漁獲量だった昨年に比べて集計データを確認すると数量で30%、金額で20%の回復を見せてはいるものの、船間差がはげしく依然として厳しい状況には変わりはなく、ここにきて時化の影響もあってなかなか十分な操業がおこなえていないみたいなのがもどかしい限り。 漁期もあと僅かです

これからサンマの魚群が南下するにしたがい、例年だとサンマのサイズもさらに一段と小型のサンマの割合が増えていくと思われるので、来週の水揚げにも注目したいと思います。 頑張って下さい

秋が深まってきてサンマ漁も佳境を迎え、勝倉漁業が運航する遠洋まぐろ漁船もそれぞれの海域にて漁獲の上積みに必死の操業中。 日々送られてくる漁獲日報に一喜一憂しながら推移を見守ってます

そうした週末を迎え、近況報告も兼ねての情報交換と、南町の福建楼さんに久しぶりに行ってきました。 おススメ料理はいろいろあるけれど、今回はあえて一番シンプルな醤油ラーメンにしてみました

すっきりとした醤油味のスープ、ちょうどいい硬さにゆで上げた麺との相性も抜群。 普段はなかなか選ばなかったメニューだけに、お店のおばさんも珍しいねえと言いながらも、いろいろサービスしてくれて

12月に入ったら忘年会なども計画する頃なので、福建楼さんでのコースディナーなんかでみんなで円卓を囲むのもいいですね。 ラーメンだけで約一時間ほど居座ってしまってすみませんでしたが、気仙沼の町中華としてたくさんの皆さんに愛される福建楼さんには、これからも美味しい料理を期待したいです

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2022年11月19日
仲間の漁業者らと情報交換会を開催

11月も後半に入り、気仙沼もだいぶ秋が深まって冬の足音が聞こえてきている感じがします。 日中はそこそこ暖かいものの、朝方は氷点下にまで気温が下がったりと、またいっそう季節が進んできました

気仙沼での生鮮かつおの水揚げが終わってしばらくたち、残る数隻は房州勝浦港を中心にした操業、そして小型船に関しては鹿児島への水揚げとなっていて、最終盤を迎えているといった状況ですね

そうした中、勝浦港での水揚げを終えた83佐賀明神丸から、今季の操業を終えて切り上げるとの連絡。 今年も年間水揚げ高日本一が確定した佐賀明神丸船団の活躍に、ホッと胸をなでおろしたところ

今年は2月から沖出しして、一本釣りかつお漁をおこなってきた83佐賀明神丸の乗組員の皆さん。 これで今季のカツオ漁が終漁となりますが、オフシーズンにゆっくりと休んで頂いて、また来年も日本一を達成できるように期待したいと思います。 船頭さんや乗組員の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした

そうした連絡を受けた週末、会社の会議室に関係者が集まっての情報交換をおこないました。 各漁場の漁模様や相場動向、今後の見通しに加えて、漁業界が抱えている様々な課題などについての協議

北かつ組合では遠洋まぐろ漁船のほかに、遠洋かつお一本釣り漁船も所属しているので、かつお・まぐろ漁業界の現状を知る上ではこうした情報交換が必須。 皆さんの日々のご苦労が伝わってきます

今年はあと一ヶ月余りで、これからの入港も数隻予定されていて、その他にも運搬船での国内搬入も続いていくので、気を抜けない状況が続きますが、横の情報交換を密にし頑張って行きましょう

日程を調整して集まって頂いた気仙沼の北かつ関係者の皆さん、長時間の情報交換お疲れ様でした。 一人では何もできないけれど、こうして協力してくれる仲間のお陰でいろんな事業が推進していけると、これからも関係者のご理解とご協力そしてさまざまな提言や提案など、引き続きどうぞ宜しくお願いします

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09:18
2022年11月18日
気仙沼の岸壁を埋め尽くす旋網船団

例年並みの気温になってきたものの、陽射しもあって気温以上に暖かく感じられる天候の気仙沼です。 それでも今朝は氷点下の気温となったみたいで、湾内の気あらしもいまがピークかもしれません

一本釣りによる生鮮カツオ漁の水揚げがなくなってしばらくたつ気仙沼ですが、このところの時化模様の影響もあっていっそう水揚げ船が少なくて、近海まぐろ船などが週何日か行われる程度です

だいぶ漁場が南下してきたサンマ船の漁獲動向も気になるところですが、例年であればあと二週間ほどの漁期なので、事故なく安航で終えてほしいと願うばかり。 漁獲量の上積みも期待したいですね

そうした気仙沼港はいま、旋網船の船団がたくさん入港して岸壁を埋め尽くしていて、魚市場や港町の出港岸壁とカメイ前、そしてコの字岸壁や商港なども、旋網船でいっぱいとなっています

旋網船が狙う魚種は、この時期はサバが中心だとか。 漁場が気仙沼沖の比較的近い海域となっているので、夕方に出港し漁獲して朝に水揚げを繰り返してはいますが、なかなか気仙沼港の水揚げには結びつかないのがもどかしい限り。 気仙沼は他港と比べても取引される単価が高いと思うのですが。。

他の港で水揚げをおこなった旋網船も、休養や時化予報などによる申合せ休漁などのために気仙沼に回航し、湾内の岸壁をすべて使用しての待機となっているのは、この時期ならではの光景ですね

一本釣りのかつお漁、大型棒受け網漁船によるサンマ漁が終わると、旋網船によるサバやイワシなどの青魚の水揚げに期待する気仙沼港なので、岸壁を利用するだけではなく水揚げも気仙沼でおこなってくれるといいなあと思いながら、岸壁を埋め尽くす旋網船団を確認して。 ほんとすごい船の数です

来週になるともう11月下旬に突入し、いま抱えている様々な課題への対処などについても協議しなければならない状況なので、体調をしっかりと整えながら対応していきたいと思います。 頑張りましょう

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11:05
2022年11月17日
久しぶりにイシカワライブキッチンへ

少し肌寒い気温ではあるけれど、陽射しが温かくとっても穏やかな天候となっている気仙沼。 それでも冬の到来はすぐそこまで来ているので、冬を迎える準備もしっかりとしていかなければなりません

タイミング的に少し早いかなとも思ったけれど、社有車のスタッドレスタイヤへの交換を順次おこなっていて、今月中にはぜんぶ完了させたいなと。 12月に入ると整備工場も混み合うので早めの対処

そして新型コロナのワクチン接種の4回目の案内がきているところ、最近話題になっているインフルエンザの予防接種も社員みんなでおこなうべく指示したところ。 毎年の恒例行事になっています

北東大西洋での本鮪漁を終えた第1勝栄丸と第127勝栄丸は既報の通り中部大西洋にての操業を再開し、南太平洋では第7勝栄丸と第123勝栄丸が灼熱の太陽の下で連日まぐろ漁に奮闘中です

そうした各船の状況を確認したお昼時、ほんとうに久しぶりにみんなで集まって情報交換しましょうっていうことになって、南町のイシカワライブキッチンに出かけてきました。 お客さんの車でいっぱい

ここまで約2週間以上こうして集まるチャンスがなくって、久しぶりにみんなの明るい会話を聞いていると、こちらも元気をもらえたような気がします。 食べたいものをそれぞれに、私はミートソースパスタに

お昼の約1時間、私たちの第二会議室のような場所での寛いだひと時。 しばらく会っていなかった皆さんと、この間の出来事やさまざまな動きなどについての情報交換はとっても貴重な時間でした

まだまだ普段の日常には程遠い体調面ですが、徐々に元に戻せるように体調管理をしていきたいと思います。 いろいろとご心配をおかけしほんと申し訳ありませんでしたが、日々のスケジュールを無理なく調整しながらの日々になるかと思いますが、関係者の皆さんご理解のほどどうぞ宜しくお願い致します

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【 乗組員募集のお知らせ 】
● 勝倉漁業株式会社では遠洋まぐろ延縄漁船・勝栄丸の乗組員を随時募集しています

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at
12:03
2022年11月16日
朝焼けのなか中部大西洋で操業再開

11月中旬とは思えないような、穏やかで暖かな気温となった気仙沼です。 これからだんだんと冬に向かって気温も下がっていくのでしょうけど、このくらいの気温がちょうどいいといえばちょうどいい感じ

昨日お伝えしたように、気仙沼の生鮮かつお26年連続日本一がこの段階でも確定せずに微妙な情勢ですが、そこは自然界の事なので私たちの努力では何ともできないと推移を見守っているところ

時化明けに一斉に出港となったサンマ船の漁獲動向も気になるところですが、あと半月ほどの今漁期をしっかり締めくくってほしいもの。 サイズ組成も細くなってきた感じもするので、今後が気になります

一方、遠洋まぐろ船がこの時期おこなってる北東大西洋アイルランド沖での本鮪漁は、今年は例年とはだいぶ違って時化も多く、まとまった漁獲も少ないと見えて、いまだに3分の2ほどの船が継続操業中

パソコン上のアプリケーションで各船の船位を日々確認していて、アイルランド海域の外側にびっしりと日本漁船が20隻ほど並んで操業しているのが見て取れます。 毎日何隻かづつですが漁獲枠の上限に達し南下する、そうした状況を見ながら、今年の北東大西洋での本鮪漁の各船の苦労が分かりますね

勝倉漁業の第1勝栄丸と第127勝栄丸は、各船に先んじて今季の本鮪漁を終了し、現在は中部大西洋の温暖な海域にて操業を再開していて、12月の転載に向けてメバチマグロなどを中心とした漁獲となっています。 今季の本鮪漁も順調に終えることがきたのも乗組員のご協力のおかげ。 お疲れ様でした

本船からは中部大西洋で操業開始との連絡と、ブリッジからの綺麗な朝焼けの写真が送られてきて、ここから約4ヶ月あまりの操業に気持ちを切り替えて臨む船頭さんのコメントもありました。 本鮪漁という節目をクリアーし、ここからまた勝負の日々が続いていきますが、気持ちを一つに頑張ってほしいです

大西洋漁場から冷凍運搬船や超低温冷凍コンテナにて輸送した両船のまぐろ類の国内到着ももうすぐ。 値決めや水揚げなど12月にかけてまた慌ただしくなっていきますが、精一杯頑張りたいと思います

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:18
2022年11月15日
生鮮かつお日本一継続が僅差で微妙に

朝方は5℃くらいまで気温が下がって、すっかり暖房が必須になっている11月中旬の気仙沼。 日中は日差しもあってそこそこ暖かいような気もしますが、例年通りの季節の推移。 秋が深まってきました

先週末からの三陸沖の大しけによって、週末に各港に入港したサンマ船は時化明けに一斉出港となった模様。 だいぶサンマの漁場も下がってきてはいますが、依然として公海漁場がメインとのこと

あと残す漁期は半月ちょっとと思われますので、ここから一気に挽回するのはなかなか厳しい状況ではあるかとは思いますが、水揚げ高の上積みを目指して頑張ってほしいもの。 気仙沼港への水揚げ数量も昨年よりは多いものの、なかなかに厳しいサンマシーズンになっていて、最終盤を見守ってます

そして一本釣り漁船による生鮮かつおの水揚げは、ほとんどの船が今季の漁を切り上げて母港に帰り、数隻が房州勝浦港を基地に操業を続けているのみ。 気仙沼港への水揚げが終わって寂しい限り

魚市場のかつおの自動選別ライン、ベルトコンベアーやタンクなどもシーズンオフになったことで全て片付けし、先日には職員総出でかつおのタンクを一個一個水洗いする様子も見受けられました

そうした中で、生鮮かつお水揚げ日本一がまだ確定しておらず、漁業情報サービスセンターの集計によると11月11日時点で、気仙沼港は8,381トン、房州勝浦港は8,270トンと僅か111トンの差と微妙な状況。 その後も勝浦港での水揚げがおこなわれていることもあって、最後の最後まで分かりません

おそらくは現在の差は100トンを切っていると思われ、例年ならば大きく差をつけて終了を迎えるところが、今年の三陸沖の大不漁による影響がここまでとは。 昨年は3万トンを超す水揚げがあり、例年は2万トン前後の水揚げになっていただけに、今年の異状さが際立つ結果に来年への期待が増すばかり

カツオの数量減だけではなく、サイズ組成も異常だった今年のシーズン。 来年は例年通りのサイズ組成に戻って、また豊漁の一年になるように期待しています。 26年連続はどうなるかほんと微妙です

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:37
2022年11月14日
ドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」

昨日までの暖かな天気から、冷たい空気が入ってきた影響か、この時期らしいひんやりとした引き締まった空気感に包まれた気仙沼です。 例年並みの気温とのことで、いままでが暖かすぎたのでしょうね

11月3日の投稿を最後に、約10日間ほど新規投稿ができない状態が続いていましたが、今週からはまた皆さんに情報をお伝えできるようになりました。 勝栄丸ブログの投稿再開、よろしくお願いします

この二週間余りブログの更新が滞って各方面からご心配のお声をたくさん頂戴し、ほんとうにありがとうございました。 これからも皆さんのご期待にお応えできるよう精一杯頑張って行きたいと思います

投稿再開の最初の記事は、来年公開になるドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」の情報。 勝栄丸ブログでもこれまで何度となく、唐桑半島の民宿つなかんでのいろんな出来事をお伝えしてきました

勝倉漁業の123勝栄丸の船頭さん、その御実家である「つなかん」は、かつては養殖業を営んでいたものの東日本大震災による甚大な被害、そしてその後の漁船事故を乗り越えて、女将の一代さんそしてご家族の皆さんが多くの方々の応援を受けながら頑張っている姿を、私も日々温かく見守ってきました

映画紹介によると、 『宮城県気仙沼市唐桑半島にある民宿「唐桑御殿つなかん」を舞台とする本作は、山あり谷ありの半生をたどりながらも明るい性格で人々から慕われる女将・菅野一代と仲間たちの歳月を追ったもので、東日本大震災で自宅を失い海難事故で家族を亡くした菅野と当時学生ボランティアだった移住者たちが、復興の先を見据えてともに歩むさまが捉えられた。 監督を務めたのは、震災当時テレビ報道の現場にいた現役ディレクター・風間研一。10年以上にわたって取材を行い全国ニュースで放送してきた映像に新たなシーンを加え、1本の映画にまとめた。菅野夫妻や気仙沼と深い関わりがある渡辺謙が語りを担当している。 風間は「先が見えにくい世の中で、自分の進む方向をどこか見失っている人もいるでしょう。そんな人をはじめ、多くの人に是非、この映画を見て欲しいと思います」とコメント。 渡辺は「本当によく知った人たち、よく見た風景、画面を通して、自分の中にいろんな思いが出てくる作品でした。だからこそ、是非このナレーションをやりたいと思ったんです」と語った。』

ドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」は、2023年2月下旬より東京・ポレポレ東中野、宮城・フォーラム仙台ほか全国で順次公開されるとのことなので、ぜひ気仙沼でも上映会が開催され多くの皆さんに見て頂けることを期待したい思います。 映画情報でも検索できますので、皆さんもぜひご覧ください

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:59
2022年11月03日
気仙沼ビズでの定例個別相談会へ

今年も残すところあと二カ月ほどとなってきて、朝晩の寒さもだんだんと厳しくなってきてはいますが、今週はずっといい天気に恵まれて、街路樹にも紅葉が見られ、秋の深まりを感じる気仙沼です

北東大西洋アイルランド沖でのクロマグロ漁は、今年は時化の日が多く各船ともに例年になく苦労しながらのまぐろ漁となっている模様で、割り当てられた漁獲枠を早く達成して漁場離脱してほしい

最後の1本まで気を抜くことなく、安全第一に操業をおこなってほしいですね。 昨日お伝えしたように2隻の勝栄丸は本鮪漁を終えて中部大西洋へと移動中です。 乗組員の皆さんお疲れ様でした

そうした先週、気仙沼では毎月欠かさずおこなっている気仙沼ビズでの個別相談会に北かつ専務と一緒に行ってきました。 気仙沼ビズは無料でのビジネス相談を定期的にしてくれてありがたいです

この一ヶ月間の業績の推移と、昨年同月などとの比較を示して、コロナ禍が落ち着いてきたことから気仙沼への入込み客数も増加してきているようで、これからの動きも注視していかなければ

そろそろ考えなくちゃならないのが、夜の飲食への対応。 そのあたりについても資料を提示しながら気仙沼ビズセンター長さんの的確なアドバイスをいただいて、靄がすっきり晴れたような気がします

これから益々、お料理やサービス内容を充実させていかなければならない北かつまぐろ屋。 こうして第三者からのご意見もすごく重要な事。 これをふまえて、社内で充分に検討していきたいと思います

気仙沼ビズのホームページはこちら

【お知らせ】 事情によりまして当分のあいだ勝栄丸ブログの更新をお休みいたします。 楽しみにご覧いただいている皆様方にはたいへん申し訳ございませんが、投稿の再開をしばしお待ちくださいませ。

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:19
2022年11月02日
北東大西洋本鮪漁終え南下航行!

雲ひとつないようなって言えば大げさだけど、爽やかな青空の秋晴れとなった気仙沼です。 日中もポカポカ陽気で、ここから眺める外の景色はいたって平和そのもの。 いよいよ暮れの2ヶ月ですね

遠洋まぐろ漁業界にとって、これからの時期は特に需要が高まる季節ということもあって、静岡県焼津港での産地入札も引き続き好調な様子。 気を抜くことなく対応していかねばと感じています

この10月11月といえば、遠洋まぐろ漁業界での中心的な魚種・大西洋クロマグロの漁獲時期を迎え、北東大西洋・北西大西洋あわせて40隻を超す日本漁船が、マグロを狙って日々奮闘中なんです

大西洋のクロマグロ資源は西経45度線で東西に分けて管理され、西側のNY、ボストン、カナダ沖などの海域では、気仙沼のまぐろ船も新規出漁。 そして東側のアイルランド沖からアイスランド沖にかけては、30隻以上のまぐろ船がずらりとならび、10月初め頃よりクロマグロ漁をおこなっています

東西の海域、それぞれでクロマグロの船別漁獲上限が定められ、その範囲内での漁獲となるものの、特に今年は大しけが毎日続くのを気象情報や船からの動画報告で見て、すごく心配していました

各船に遅れて10月に入ってから漁場入りした第1勝栄丸と第127勝栄丸は、付近の仲間のまぐろ船・僚船と協力しながら漁獲を積み重ね、なんとか本船の漁獲枠を達成することができました。 操業を終えた乗組員も達成感と充実の笑顔です! 乗組員の皆さんの日々の奮闘、そして努力に感謝ですね

第1勝栄丸と第127勝栄丸の両船は、これから中部大西洋漁場に向けて南下航行しますが、ここ何日かは漁場付近が大荒れの台風並みの天候なので、予定通りには航行できないかもしれませんが、まずは安全第一に、監視体制を抜かりなく、航海中の乗組員にはゆっくりと休んでほしいと思います

まずは、今季の北東大西洋クロマグロ漁が、大きな事故やトラブルもなく終える事ができてよかった。 引続き漁場にて操業継続する僚船の皆さんには、時化海に十分に気をつけて操業頑張って下さい!

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Posted by 勝倉漁業株式会社 at
14:47
2022年11月01日
11月6日は今年最後のみなとでマルシェ開催!

きょうから11月となって、今年もあと2ヶ月ですね。 なんかここまであっという間のような気がします。 秋の気配も濃くなって、だんだん冬に向かっていくので、体調管理には気をつけていきましょう

三陸沖のかつお漁は最終盤となって、いつ終漁になってもおかしくない状況の中、数隻が金華山沖での操業を頑張ってくれています。 もう少しのあいだ絶品の戻りがつおを届けてほしいですね

8月下旬から始まったサンマ漁も、今漁期の操業をあと一ヶ月ほどとなってきて、各船ともに漁獲量の上積みに必死の航海。 昨年に引き続き単価高となっているので、まとまった数量を獲るといっきに水揚げ金額が上がる状況。 気仙沼へのサンマの水揚げもここにききて隻数・数量とも多くなってきました

そうした今週に開催されるのが、今年最後となる気仙沼みなとでマルシェ。 魚市場前のみしおね横丁の特設会場にて2カ月に一度の開催されるイベントで、もうすでに市民にも恒例となっています

○飲食
・ひので庵弥栄:大槌ひので焼・地魚のFISH&CHIPS・和しふぉん
・和sian-cafe aimaki:
ガパオライス、ラム串、ガイヤーン、じいちゃんのフライドポテト、焼き菓子、チャイ、コーヒー
・カフェ・ド・カレー Kojika:秋っぽいカレー
・古都果佐沼店。:フルーツサンドみるふぃ~ゆ大福
・自然卵のクレープ 南三陸店:クレープ
・いずみぱん:パン 、焼菓子
・kimuriya:キムチ各種 韓国惣菜
○物販
・Fortuna-m(フォルトゥナ-エム):ハンドメイドアクセサリー、雑貨、キーホルダーワークショップ
・Art kanoa:アルコールインクアートのインテリア雑貨やアクセサリー
・aqua labo kesennuma:ハンドメイド雑貨
・Laugh:ハンドメイド、雑貨、洋服、果物
・花香園:生花、ドライフラワー、鉢花、雑貨
・シャンテ:木工作品 多肉植物 雑貨
・舞根キッチン:海産物、加工品、絵本、森は海の恋人ぐっず
・~よもぎ蒸し・エステ・リトミック教室~ ichigo: ハーブリーディング®/よもぎシリーズ(お茶・雑貨等)
・森のくだもの屋さん:りんご、なしなど
・つばき会&本部:せり、漁師カレンダーなど
今回も盛りだくさんの内容みたいですので、ぜひ皆さんもお出かけください

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16:16