2020年10月31日
まるきで辛煮干そば細麺バージョン

今季の北大西洋でのクロマグロ漁は、ここにきてアイルランド沖の漁場付近に大型のハリケーンが発生したことにより、出漁している日本漁船すべてが大しけからの退避行動をとる状況になっています

南に下げてポルトガル沖にまでいったん退避する船や、アイスランド東側の北緯64度付近にまで北上して避難する船など、二隻の勝栄丸についても気象情報の連絡は密にして、注意喚起を促して

28日の大しけのピークはいったんおさまったものの、また30日から31日にかけて漁場を低気圧が通過するので、引き続き警戒しながらの漁場復帰となりそう。 今月内は各船ともに操業が難しそうです

クロマグロ枠の消化まで各船ともにあと少しのところまできていると思いますが、くれぐれも安全第一に、事故や怪我などのないように、今季のクロマグロ漁を乗り切って頂きたいです。 頑張ってください

そんな午前中の各船との連絡などを終え、少し早いタイミングで田中前のまるきに集合。 時間がないのでお昼ご飯を食べながらのミーティングにしましょうっていう事で現地集合でのお昼ごはん

ここにきて寒くなってきたから、私はお気に入りの辛煮干そばを注文。 太麺と細麺のどちらにしますかって聞かれて、まるきの親方おすすめだっていう細麺バージョンを初めて食べてみることにしました

小麦の香りが強いっていう「細麺」のほうが、辛煮干そばには相性いいんだっていう親方のその言葉通り、これまで太麺だけ食べてきたけれど細麺のほうがこのスープには合っているかもしれませんね

久しぶりに辛煮干そばを食べながら、いろいろと物議を醸している問題などについての情報交換。 話をしながらパッと短時間で食べて、また仕事に復帰でアポイントへの対応。 ごちそうさまでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:02
2020年10月30日
最後の最後に合意のCCSBT

例年ならばこの写真のように、加盟国の代表団が一堂に会しておこなわれる「みなみまぐろ保存委員会」CCSBTの年次会合ですが、今年は新型コロナの影響によってリモートでの開催になりました

私も日本代表団の一角として、リモート開催のCCSBTに5日間にわたり参加。 加盟国間の時差に配慮して、毎日の開始時間は14:30から終了が19:00と、通常よりも会議の時間が短く設定されて

今年のCCSBTにおけるもっとも重要な議題のひとつは、2021年から2023年の3年間のミナミマグロの総漁獲可能量とその国別配分を決める事。 資源評価システムの変更などによって、科学委員会の勧告としてはミナミマグロの総漁獲可能量を現状維持とするもので、各国ともにこれについては合意

これまでは非加盟国の漁獲見合い306トンを全体枠から差引いて配分していましたが、資源評価におりこみ済みとの報告から、その306トンをどのように配分しましょうっていうところでの議論が紛糾

これまでの歴史的配分比率での配分すべきとする国がほとんどの一方で、インドネシアからは産卵水域をかかえ自国水域内の漁獲にも配慮してほしいとの発言で、306トンをすべてインドネシアに配分すべきとの主張に、最終日まで議論が膠着して、危ういところで合意なしでの閉会になるところでした

2021年から2023年におけるミナミマグロの総漁獲可能量は17,647トンで現状維持ですが、そのうちの306トンを最終案に基づいて割り振ったので、各国ともに多少の増加分があって、日本の漁獲上限は2020年の6117トンから6197トンと80トンの増加。 最後の最後に合意できてよかったです

豪州畜養漁業による過剰漁獲疑惑、漁獲量の透明性を検証するためのステレオビデオカメラシステム導入を長年にわたり拒否し続けている状況を打破すべく、AI技術を用いた体長等の測定を日本から提案し、来春以降にテスト導入するということになって、近い将来の本格導入に期待がつながりました

日本政府代表そして代表団の皆さん、5日間の第27回CCSBTほんとうにお疲れさまでした。 来年は豪州のフリーマントルでの開催予定なので、新型コロナが終息し現地で会合できることを期待します

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:48
2020年10月29日
北かつまぐろ屋の「まかない定食」が美味い!

今週初めにおこなわれた気仙沼港海事振興会の主催による鹿折小学校5年生の漁船見学会は、南インド洋漁場から帰港して係船中の123勝栄丸を会場とすることに快くご協力して開催されました

いつも顔を出す地元の三陸新報社が取材に来ていなかったけれども、TV局の仙台放送さんが取材にきていただいて、夕方のニュースで見学会の様子を報道して頂きました。 唐桑海友会の皆さんの説明に補足して、私が子供たちにお話ししているところを使われちゃったので、ちょっと恥ずかしかったです

123勝栄丸を代表して船長さんにもお手伝い願って、子供たちのいろんな角度からの質問にユーモアを交えながらの回答。 しっかりとした受け答えで、これからの見学会の時もお願いしようかと思います



いま123勝栄丸では、甲板部・機関部ともに出漁に向けての整備・工事が続いていて、私も時間を見つけては本船に出向いてのコミュニケーション。 船長さんそして関係者とランチも一緒でした

北かつまぐろ屋の新メニューが評判になっていて、やっぱ今日はこれでしょう!っていうことで、海の市店に行って、「まかない定食」を人数分注文。 限定10食だっていうから半分以上を私たちが食べてしまう計算になりますね。 メカジキのカマの炊き込みご飯、まぐろブツ、まぐろの卵の煮付けのセットです

そして特別にイクラも付けてもらって。 脂ののった気仙沼産メカジキのカマの部分を使ってあるから、ご飯にメカジキのうま味がしみ込んで最高に美味い。 山椒粉を振りかけるとあら不思議、鰻重を食べているような感じになって、そしてイクラをトッピングすると今度は「はらこ飯」に。 味変の極みです!

メカジキのカマの炊き込みご飯は初めて食べたけど、これは皆さんにもすごくお勧めしたい。 っていうことで、船長さんと営業部長にメニューを持ってもらっての写真撮影。 皆さん大満足のランチでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:05
2020年10月28日
戻りがつおを水揚げの88佐賀明神丸

朝晩の冷え込みが厳しくなってきて、朝方には気仙沼湾の海面に「けあらし」もうっすらと見られるようになってきました。 もうすぐ11月ですものね。 三陸沖のカツオ漁も終盤戦に入ってきました

気仙沼から沖合いに一昼夜ちょっとの東経150度付近がいまのカツオの主漁場。 適水温を調査しながら、ソナーや海鳥レーダーを駆使して、双眼鏡での目視と合わせてカツオのナブラを探す日々

週明けの月曜日にはカツオ船の入港が一隻もなくて、沖合の漁模様が心配されましたが、昨日の火曜日には三重県の27源吉丸さんと高知の88佐賀明神丸の二隻だけが漁場から帰港となりました







早朝からFindShipアプリで船の位置を確認し魚市場に向かい、漁協職員や勝倉漁業の市場担当スタッフらとともに入港を待って。 27源吉丸さんに続いて88佐賀明神丸が二番船での入港です

沖の様子やこれからの見通しなどについて船頭さんたちと情報交換をしながら、二番手・三番手の順で生鮮かつおの水揚げがすすんでいって、約1時間半ほどで10トンほどの水揚げが終了。 大きなサイズから小さいサイズまで、平均的に脂のりも見られ、赤身の身質もすごくいい感じのカツオでした

旋網船はいまイワシ漁に切り替わっていて、水揚げしたばかりのイワシのお裾分けが届いて、本船だけでは食べきれない量だったので関係者にも少しづつお配りして。 50gほどの小羽といわれる小さなイワシがほとんどだけど、脂のりもいいみたいで、お刺身や塩焼きで食べると美味しいんでしょうね

きょうもサンマ船の入港はなく、沖の漁獲もそれほどではないと聞きます。 生鮮かつおの水揚げと合わせサンマの水揚げにも期待する11月なので、各船の皆さんには安全航海での好漁を期待しています

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:46
2020年10月27日
鹿折小学校5年生による漁船見学会

今季の北大西洋でのクロマグロ漁は、ここまで順調な操業を重ねてきましたが、ここにきて台風並みに低気圧が発達したことにより、漁場全体が大しけとなっていて数日間は操業がお休みの状況です

大しけの漁場を避けて南に移動した船もあれば、アイルランドやアイスランドの水域へといったん避難して大しけがおさまるのを待つ船もある。 時系列での気象予報を見ながらの判断となっています

三陸沖も週末からのしけが続いて、きのう週明けの月曜日などはカツオ・サンマともに入港船がなく、カツオ船は終盤戦の操業となっているだけに、各船ともに苦労しながらの漁場探索というのがわかりますね。 北大西洋そして三陸沖ともに、事故や怪我などのないように、注意して操業してほしいです







秋が深まってきた気仙沼港に係船中の123勝栄丸で、気仙沼市立鹿折小学校の5年生による漁船見学会がおこなわれました。 車に分乗して到着した生徒さん33名と引率の先生方、そして市役所水産課の職員と北かつ組合や船主協会の皆さんなど、安全対策を万全に見学会が開始となりました

本船の船長さんたちにもお手伝いをお願いして、唐桑海友会の皆さん方がいつもどおりに説明役。 作業甲板に整列して、注意事項などを説明したあと、各班にわかれて船内各所を見学して回ります

作業甲板から操舵室、船員室やお風呂・シャワー室、機関室から食堂や厨房まで。 北かつまぐろ屋で準備してくれたミナミマグロの漬けの握り寿司の試食まであって、めったに見ることのできない漁船内の探検に、子供たちも興奮して質問がどんどんでてきて、船長さんたちもしっかりとした受け答えでした

見学会の〆には操舵室の前にずらりと整列しての写真撮影。 子供たちにとっても記憶に残る経験になったことでしょう。 今回4度目の鹿折小学校の漁船見学ですが、ぜひ来年以降も開催したいですね

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:03
2020年10月26日
11月1日に「ありがとう!漁師まつり」開催

10月も下旬となって、だんだんと冬に向かうような気候となってきた気仙沼です。 早朝の生鮮かつおの水揚げ時には「けあらし」も見られるようになってきて、防寒着を着込まないと風邪をひいちゃいそう

北東大西洋アイルランド沖でおこなわれている今季のクロマグロ漁は、例年以上に大しけの日が続き、漁場を離れて南下したり、アイルランドやアイスランド域内に避難する動きもみられ、各船ともにそうとう警戒しながらの操業になっています。 事故や怪我などのないように十分に注意してほしいです

コロナ禍での運航の遅れ等により、クロマグロ漁の開始が大幅に遅れた船もある中、第1勝栄丸と第127勝栄丸はここまで順調に漁獲を重ねてきました。 早期の枠達成に向けて頑張ってください

毎年気仙沼で発行されている「気仙沼漁師カレンダー」の2021年版がこのほど完成して、11月1日にはカメラマンの幡野広志さんをお招きしてのサイン会が行われます。 会場は魚市場前の「みしおね横丁」。 そして、「ありがとう!漁師まつり」というイベントも同時開催ということで、皆さんにお知らせします

11月1日の09:00~15:00。 漁師カレンダー2021のカメラマン幡野広志さんのトーク&サイン会に加え、みなとでマルシェに出店頂いているお店にも集まってもらっての楽しいおまつりやります!だって

焼き牡蠣やお刺身など漁師さん直送の海の幸、たこ焼きにタイ料理、BTBのクラフトビール、寒いなかでのかき氷、その他物販やマッサージなどもりだくさん。 123勝栄丸の乗組員にも協力依頼中

私も当日は朝から会場に入って、勝栄丸乗組員の皆さんと漁師まつりの準備をすることになると思うので、あと一週間後のイベントを楽しみに準備したいと思います。 皆さんもぜひ会場にお越しください

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:04
2020年10月25日
みしおね横丁で牡蠣そばの赤

10月も下旬になって、生鮮かつお漁も終盤戦を迎え各船ともに魚群探索に奮闘中の沖合いです。 気仙沼から全速で1昼夜ちょっと、東経150度付近の漁場で、大型サイズのカツオが漁獲されています

今年は超大型サイズか小型サイズかのカツオの組成はいまも依然として変わらず、この分でいくと最後までこのようなサイズ組成になりそうですね。 それでも各船ともにそこそこの漁があるから、11月まで続くのは間違いない。 あとは気温と水温、時化の具合での判断になるのかな。 頑張って下さい

そして大型船によるサンマ漁は、先週末ほどのまとまった漁模様はないものの、北緯40度の八戸沖、北緯42度の道東沖と、漁場が分かれての操業となっていて、南側のサンマが若干軽めが多い組成。 ひと頃よりも単価が落ち着いてきたので、あとは漁獲数量をどうのばしていくかの勝負となっています





午前中のお仕事終えて、乗組員を連れてのお昼ごはんは魚市場前のみしおね横丁へ。 なんでも好きなものを食べましょうっていう事で、さんま定食やカツオ漬け丼、メカジキのカマ煮定食などそれぞれ

私は沖縄料理屋さんの牡蠣そばを注文。 ノーマルではなくって赤バージョンにしてもらいました。 真っ赤なスープは海老だしと辛くない唐辛子の色。 なので見た目とはちがって全く辛くありません

気仙沼産の大ぶりな牡蠣が4つもトッピングされて、見た目も美味しそうな沖縄そば。 123勝栄丸の一等航海士にもすすめて一緒に食べて。 牡蠣そばは初めてだったけどすごく気に入りました

さんま定食を食べ終えたお皿を見ると、頭と中骨だけの見事な食べ方。 気仙沼で水揚げされたばかりの新鮮なサンマだからこそこの食べ方なんでしょうね。 乗組員との和やかなランチタイムでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:28
2020年10月24日
123勝栄丸の冷凍機オーバーホール

毎月の月末に開催される東北地方交通審議会の船員部会に出席のため三陸道を通って仙台へ。 昔に比べると三陸道ができてからかなり交通アクセスが良くなって、1時間半ほどで仙台に到着です

いまはまだ未開通の本吉津谷ICと小泉海岸ICの間の2㎞が11月21日に開通するとの報道があり、12月には気仙沼湾横断橋も開通するとかで、気仙沼もだんだん交通網の整備が進んできています

次回の船員部会からは、各委員から寄せられる船員に関する課題や問題などについて議題として取り上げ協議していくことになったので、気仙沼からも声をあげて積極的に議論していきたいと思います



その船員部会から気仙沼に戻った週末。 週明けにおこなう鹿折小学校の5年生による123勝栄丸での漁船見学会に向けて、船体の水洗いや清掃、整理整頓などがおこなわれました。 乗組員だけではなくOBの方々にもお手伝い頂いての作業。 安全対策もばっちりと施して、受入れ態勢万全です

そして機関室内では機関長さんらによる冷凍機のオーバーホールがおこなわれていて、めったにこうした整備の場面を見ることがなかったので、機関長さんたちから説明を受けながらしばしの見学でした

冷凍機を分解して、内部のピストンなどを取り出して、消耗部品などを交換する手順を見せてもらって。 まるで大きなプラモデルを組み立てるみたいで、機会があればやってみたいあと思うほど楽しそう

陸上でのこうした地道なメンテナンスが、沖合での操業時のトラブル減少につながりますので、機関部の皆さんそして整備業者の方々には、引き続きよろしくお願いします。 仲の良い機関部チームでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
13:23
2020年10月23日
鶴亀食堂で「漁師のまかない定食」

今年も8月20日から漁の解禁となった大型さんま漁船によるサンマ漁は、シーズン当初は道東から1000kmも東の公海上での魚群探索をおこなったにもかかわらずまとまった漁に恵まれずに推移

シーズン前の研究機関による調査結果、漁況予想のとおりに序盤戦がすぎて、漁場がロシア水域に移って全船で調査し先週あたりからサンマの漁獲が見え始め、週末にはまとまった漁になりました

ロシア海域から日本水域に魚群の先端が移動して、北海道沖から八戸沖あたりが現在の漁獲の中心かと。 先週末の土曜日から今週と連日たくさんのサンマが気仙沼にも水揚げされるようになり、毎朝さんまの水揚げ現場と入札場に出向いての調査。 今年のサンマの傾向がだんだんわかってきました

日本水域に漁場が移り漁獲数量も増えてきた一方で、サンマのサイズ組成にも変化が見られるので、入札単価とあわせて漁場ごとのサイズ組成にも注目していきたいと思います。 ようやくですね

そしてかつお一本釣り漁船は、気仙沼から一昼夜ほど沖合の東経148~150度が中心の漁場形成。 依然として超大型のカツオが主体で、漁場が遠いこともあって毎日の搬入量は少なめだけれども、それでもコンスタントに入港船があって、まだまだ今季のカツオ漁が続く雰囲気。 頑張ってほしいです

そんな朝方の魚市場でのお仕事を終え、みしおね横丁の鶴亀食堂でのお食事タイム。 旬を迎えたカツオとサンマそのどちらも食べたいなと、ちょっとだけ贅沢して「漁師のまかないA定食」を注文しました

あさ水揚げされたばかりの新鮮なかつおのお刺身と焼きたての旬のサンマ。 どちらがメインなのかわからないけれど、気仙沼の旬の海の幸を存分に味わえる漁師のまかない定食は最高の贅沢です

お刺身のお醤油は、ノーマルなお醤油と宮崎の甘口醤油。 半分は普通の醤油で半分は甘いお醤油でと、かつおのお刺身を味変で楽しめるのもいいですね。 漁師のまかない定食ごちそうさまでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:22
2020年10月22日
みらい造船から123勝栄丸が下架に

南インド洋での今季のミナミマグロ漁を終えて気仙沼に帰港した123勝栄丸は、入港してまもなくの10月9日にみらい造船に上架して、ここまでの期間にて船体や機器類の整備をおこなってきました

週末には雨模様の天気となったこともあり、タッチアップや塗装作業の進捗が心配されましたが、土日返上で塗装工事をおこなっていただいたおかげで、なんとか週明けには下架できるところとなって

下架前日にはみらい造船に行って、塗装の仕上がりや船体防触の為のアルミ板装着などを確認して、予定通りの日程での下架にGOサインを出して。 翌朝の朝一番に乗組員がドックに集合です

朝8時前にみらい造船に行くとすでに船体はシップリフトの上まで移動してあって、造船所の作業員やエンジン整備業者、乗組員が高所作業車を使って船首から船上に乗り移って下架作業が開始

ゆっくりとシップリフトが下がって、船体がだんだんと海面に浮かんでいくのを会社のスタッフとともに見守りました。 船底弁や舵まわりの状態も万全で、港町の出港岸壁まで作業艇の曳航にて移動でした

8月まではかなり混み合っていた港町岸壁ですが、長期間係留していた大型さんま船は現在出漁中のため、出港間近の数隻の遠洋まぐろ船が係船しているだけで、岸壁スペースはかなり余裕があって、123勝栄丸の係船作業も周囲の船をあまり気にすることなく比較的気楽におこなえたからよかったです

港町岸壁に本船を係船してすぐのタイミングで、みらい造船の担当者との工事進捗状況の確認と追加工事のオーダー。 出港は12月になりますが、あまり油断することなく粛々と残工事をおこなっていただくことと、漁具・資材やさまざまな仕込み品をこれから打合せして発注していくのでよろしくお願いします

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:51
2020年10月21日
福建楼の台湾ラーメンが週一500円に

日中の最高気温がほぼ20℃を下回るようになってきて、早朝の生鮮かつおの水揚げ時には10℃を下回る気温で、けっこうな厚着をしないと寒くて風邪をひきそうな感じの気候となってきた気仙沼です

今週になって三陸沿岸各港ともにサンマの水揚げ数量が大幅に増加してきて、漁場から至近の道東・花咲港に入港する船はもちろん多いですが、単価高の相場を求めて気仙沼などに分散入港するサンマ船。 ここから約一ヶ月くらいが勝負どころなので、どこまで水揚げ高をのばせるか期待ですね

気仙沼から沖合いで操業する生鮮かつお一本釣りの船頭さんにお話を聞くと、近場の漁場はこれまでに見たこともないほどにカツオの群れがいるけれど、シラスみたいな餌を食べながら回遊しているため、活イワシを撒いてもまったく見向きもされず釣針に食いつかないとの事で、苦戦の近海漁となっています

そして東経149度150度付近にまで遠出してのかつお漁では、特特大サイズのカツオのまとまった漁模様も見え、昨日は三重県の安市丸さんが二番手のカツオを23トンとまだまだ頑張りを見せています

そんな午前中のお仕事を終えて、こうした寒い日にはなにか温まるものが食べたいなと、最近はまっている福建楼の台湾ラーメンを食べに行ってきました。 ちょうど北かつ組合の菊田職員と一緒になって、最近の出来事や今後の予定などを話し合いながらのランチ。 ご一緒できてちょうどよかったですね

週に一度、この台湾ラーメンが500円で食べれるっていうのが初めて知りました。 何回きてるかわからないけど見過ごしていましたね。 でも何回食べても美味しいものは美味しい台湾ラーメンです

もう少しすると早朝の気仙沼湾には「けあらし」が見られるようになります。 「けあらし」を目当てに写真撮影旅行をする人もたくさんいるそうで、今年はチャンスがあればカメラを準備してねらってみようかと。 日に日に冬に向かっていくような秋が深まる気仙沼で、福建楼の辛い台湾ラーメンがお勧めです

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
13:06
2020年10月20日
唐桑御殿「つなかん」でのBBQ懇親会

この時期にしてはとても暖かい気温となった日曜日。 毎年恒例となった123勝栄丸の乗組員とのBBQ懇親会を、船頭さんのご実家の唐桑御殿「つなかん」で開催ということでみんな現地に集合でした

食材や飲み物などを事前に買い出しして当日を迎え、開始時間の2時間前には準備のために唐桑入り。 すでに船頭さん達が「つなかん」前に会場設営作業をおこなっていたのでさっそく私たちも加わって

まぐろのカマ焼き用のグリルを準備して炭をおこし、アルミホイルにつつんでカマを投入。 グリルの中は300度くらいにまで温度が上がって、カマの焼ける煙がもうもうと立ち込めてきます。 そしてその傍らでは気仙沼ホルモンや焼肉用の焼き台を用意して。 みんな揃ってまずは生ビールで乾杯でした









「つなかん」の厨房では、山形風芋煮汁と唐桑産牡蠣を使った炊き込みご飯の準備。 唐桑の牡蠣漁師さんが朝に水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣をBBQ用に届けて下さって。 まぐろのカマが焼き上がり、船頭さんみずからまぐろの身をほぐして皆さんに振舞って。 ちょっと甘めのお醤油がよく合います

牡蠣の炭火焼きと合わせるのは南三陸ワイナリーの白ワイン。 先日開業したばかりのワイナリーの新酒は、すごくさっぱりとして、牡蠣などの魚介類だけではなく、気仙沼ホルモンにも相性抜群です

乗組員の皆さんも手伝ってつくった芋煮汁や牡蠣の炊き込みご飯を食べ、日ごろお世話になっている皆さんとの楽しい時間を過ごさせていただきました。 乗組員の皆さんもさぞ喜んでくれたことでしょう

BBQ懇親会の最後には、幹事さんたちが準備してくれたビンゴ大会でも盛り上がって。 例年ならば6月におこなうこのBBQ懇親会は、航海延長にともなって10月となってしまいましたが、また来年もこうした企画で乗組員や皆さんとの和やかな時間をもちたいと思います。 唐桑の皆さんお世話さまでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:41
2020年10月19日
サンマの漁獲量がようやく本格化!

東北地方の山々も紅葉が見ごろとなってきて、ますます秋が深まってきた気仙沼です。 ニュース報道によると今年は松茸が例年の10倍くらいの出荷量になっているとかで、食欲の秋が到来ですね

8月20日の大型船による漁の解禁以来、まとまった漁獲に恵まれず苦戦が続いていたサンマ漁ですが、日本からはるか東方に1000㎞以上も遠い海域での操業からロシア海域に漁場がうつって、

そしてロシア水域の「バラ線」外側の公海でも先週末にまとまった漁獲があって、今日は道東の花咲港や三陸沿岸の各港を合わせて1200トンを超すサンマの水揚げとなりました! ようやくですね



道東花咲港には大型船11隻・小型船8隻の19隻で430トンを超す水揚げがあり、おとなりの大船渡港には大型船5隻で360トンもの水揚げで、大船渡船籍の2隻の三笠丸がどちらも満船の120トンもの漁獲と、今季一番の水揚げに三陸沿岸各港は早朝からサンマ・サンマ・サンマの様相となっています

気仙沼にも大型3隻・小型1隻で132トンの水揚げ。 その中の気仙沼船籍の11光洋丸さんも今季最多の72トンの漁獲に、ご挨拶を交わした船主さんも「ようやくだよ!」ってすごく喜んでいました

二晩で漁獲した72トンのサンマは、鮮度もよくサイズも上々で、入札単価も予想以上に高値での取引で、4000万円を超す水揚げになったと思われ、大漁航海となりましたね、おめでとうございます!

あすも気仙沼に270トンのサンマの水揚げが予定されているとのアナウンスがあったので、今季のサンマ漁がようやく本格化してきて、気仙沼魚市場の関係者もひとまず安どの表情で、これまで買い付けに参加していなかった水産会社の皆さんもこれから参戦してくることでしょう。 今後に期待しましょう

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:44
2020年10月18日
123勝栄丸の検査対応工事がすすむ

10月も半ばを過ぎて日に日に秋が深まってきて冬に向かうような気候になってきた気仙沼です。 北海道や北東北では最低気温が氷点下のところがでてきて、山沿いではそろそろ初雪もみられるかも

ここにきて生鮮かつおの水揚げ量が急激に少なくなってきて、航海日数も長くなり、各船ともに漁場探索や漁獲に苦労しながらの終盤戦になっています。 せめて11月まではカツオ漁が続きますように

そしてロシア海域で漁模様の回復を見せているサンマ漁船は、漁場から近い道東の花咲港への水揚げ量が多くなって、昨日の17には大型・小型船あわせて27隻で300トン越えの水揚げとなりました

気仙沼にも11権栄丸と21権栄丸の二隻合せて65トンほどの水揚げを行っていただいて、ロシア海域で漁獲のサンマは1㎏あたり800円相場での取引きでしたが、帰りしなの途中で漁獲したロットについては、鮮度はいいもののちょっと小ぶりなサンマという事もあって300円台での入札となりました

これから親潮の先端がだんだんと南下してくるにともない北からサンマが下ってくる。 気仙沼をはじめ大船渡・宮古・女川などの三陸沿岸の各港にもまとまった水揚げも期待できる状況になるかも

一方、みらい造船に上架しての船体や機器類の整備をおこなっている勝倉漁業の123勝栄丸は、新船から7年が経過して今回は安全法の中間検査を受けるタイミングになって、船体の整備と合わせて機関室内でも整備業者が入っての検査対応工事の真っ最中におじゃまして、状況を視察してきました

5年おきの定期検査、定期と定期のあいだの中間検査。 通常のペンドックやメンテナンス工事だけでも多額の費用がかかる遠洋まぐろ延縄漁船の運航ですが、この検査対応の費用がかなりの額になる。 一回の検査工事で家が一軒建つくらいの費用がかかるから、その予算を捻出するのも大変です

いまのところ順調に検査工事が進んでいるような123勝栄丸なので、週明けに予定する下架に間に合うように、引き続き検査工事対応をお願いします。 機関長さんも現場に張り付いて頑張ってました

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:00
2020年10月17日
みらい造船で工事進捗状況を確認

だんだん秋も深まってきて、本格的な寒さに備えてそろそろユニフォームの防寒着も用意しなくちゃなと、会社のスタッフたちといっしょにどれがいいかと選んだり、ロゴのデザインなどを検討した今週

いま帰港中の乗組員の皆さんにも支給しようかと、事務所に来てもらってサンプルを試着してのサイズ決め。 やはり体格の良い方や、筋肉質の方などそれぞれなので、好みのサイズを選んでもらって

本格的な寒さとなる前に間に合うように準備しないとならないので、さっそく業者に手配することにして、プリントする社名やロゴマークなども納得のいくものができたから、納品されるのが楽しみです

11月になると岸壁での工事や、さまざまな仕込み品の納入、寒いなかでの作業も多くなると思うから、今回手配した防寒着が役立つことは間違いない。 乗組員の皆さんにも喜んで頂けたら嬉しいです

先週末にみらい造船に上架となった123勝栄丸に出向いて、工事の進捗具合を確認してきました。 週の前半は天候もよくなかったこともあって、ちょうど船体のタッチアップがおこなわれているところで、土日を返上して作業にあたってくれるとの話を聞いて、ほぼ予定通りに進みそうだなと一安心です

先航海は当初の予定を延長して操業をおこなっていただいた関係もあって、船底塗料もほぼとけきって下地が見えている個所も多く、これまでに比べて付着物も多かったから、タッチアップする面積も広くなるので使用するペンキの量もおのずと多くなる。 そのあたりも塗装業者と打ち合わせ万全で対応中です

いまのところ週明けには船体保護の保護アルミ板の装着作業までこぎつけて、下架できるところまでいけるのではないかとの事なので、塗装業者の皆さんなどには、しっかりとした工事で予定通りの日程で進めて頂ければと思います。 気仙沼に帰港した複数のまぐろ船も同時に上架中のみらい造船でした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:09
2020年10月16日
船頭さんと冷凍餌料サンプルを検品

日本からパナマ運河を通過して大西洋へと入り、さらに漁場を北に移して北東大西洋アイルランド沖のクロマグロ漁場にて操業中の第1勝栄丸と第127勝栄丸。 ここまで順調な漁模様で推移しています

例年この10月の時期は、大西洋クロマグロの盛漁期にあたり、もっとも身質が良く脂のりもある最高級のクロマグロが漁獲されるということもあって、この10月にあわせて多くの日本船がこの漁場を目指す。 今年も最高品質のクロマグロが順調に漁獲され、早期に漁獲枠が終了し、帰港できるといいですね

このコロナ禍の状況でありますから、事故や怪我無く安全を第一に操業をおこなうことはもちろんの事。 関係業者や海外の代理店などのサポートを受けて操業する両船をよろしくお願いします

一方で、日本に帰港中の第123勝栄丸は、みらい造船への上架もすませ、乗組員の皆さんはそれぞれにゆっくりと休暇期間に入っていますが、船頭さんや幹部船員の皆さんには、さまざまな確認事項や打ち合わせなどでご足労願う場面も多く、毎日のように顔をあわせてのお仕事となっています

そんなタイミングで、次の航海に使用する餌の検品作業をおこなって、私なりに考えて選んだ餌を最終的には船頭さんにも見てもらって決定する、そんな流れでの冷凍餌料の手配となっていますね

アルゼンチン水域の松イカ、中国やベトナム産のムロアジ、日本各地で生産されるイワシなど。 その漁場で漁獲対象となるマグロの特性、サイズなどにあわせ、数種類の冷凍餌料を手配していくんですが、かなり前広なタイミングで手配をかけていくのが常のルーティン。 今回も2か月前の手配です

納入業者が取り寄せたサンプル、大量に搬入されたロットごとの検品など、いろいろなケースがあって、その品質も納得できるものから首をかしげるものまで様々。 早め早めに手配をかけて正解でした

123勝栄丸への気仙沼での餌料積み込みは、いまのところ12月初めから上旬頃の予定。 はっきりと決まったら業者の方々へ直接お知らせしますので、もう少々おまちください。 今回もよろしくです

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:27
2020年10月15日
第27回CCSBT年次会合にリモート参加

毎年この時期は、マグロ類の資源や漁獲などを管理する地域漁業管理機関の年次会合が続きますが、今年は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によって、リモートでの国際会議となっています

大西洋のクロマグロやメバチマグロなど、広大な管轄水域をもつICCAT。 いま2隻の勝栄丸が操業をおこなう北東大西洋アイルランド沖のクロマグロ漁もICCATの決まりの中でおこなわれています

インド洋でのマグロ漁の管理はIOTCという国際機関、太平洋は西と東で管理が分かれていて西側はWCPFC、東側はIATTCと、世界中すべての海域がこれらの漁業管理機関の管轄水域となります

そして管轄水域はもたないものの、ミナミマグロの資源と漁業活動の管理を主たる目的に組織されているのがCCSBT(みなみまぐろ保存委員会)で、日本をはじめ豪州やNZ、インドネシアや南ア、韓国・台湾など、ミナミマグロ漁業にかかわるメンバー国が参加し毎年10月に年次会合が行われます

例年であれば加盟国の持ち回りで、昨年の南ア・ケープタウン、一昨年のニューカレドニア・ヌーメア、その前年はインドネシア・ジョグジャカルタなどで、各国の代表団が一堂に会して会合がもたれ、今年は日本そして札幌での開催予定でしたが、このコロナ禍ではリモート開催もしかたがないですね

今週月曜日から始まった第27回CCSBT会合。 リモートで参加する各国の時差を考慮して、開始は午後2時30分から終了が午後7時と、いつもの年次会合に比べると大幅に時短の措置がとられていて、議場で配布してプレゼンする各国の提案や報告なども事前にオンラインでの共有がおこなわれて

今年のCCSBTの大きな議題は、2021年から2023年までの3年間の総漁獲可能量とその国別配分を決める事。 その他にもたくさんの議題が提出されているので、4日間もしくは5日間の会議日程中には、メンバー国間での熱い議論が交わされることになる。 しっかりと各国の議論を見守りたいと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
07:33
2020年10月14日
みらい造船で発注工事の打合せ

南太平洋そして南インド洋でのマグロ漁から気仙沼に帰ってきた123勝栄丸は、今航海に予定するすべての作業を終えて乗組員の皆さんは休暇期間に入っています。 航海期間を延長してミナミマグロ漁に臨んでいただいた日本人船員そしてインドネシア船員のご尽力・ご協力に本当に感謝ですね

日本人船員の皆さんに会社の会議室に集まってもらって、今航海の締めくくりとなる精算金の支給もおこない、全員分の精算金などが入った箱を持つと、ずっしりと重量を感じるくらいの精算金。 乗組員の努力と苦労には十分ではないかもしれませんが、会社としての気持ちを受け取って頂けたと思います

乗組員への精算金の支給も予定通り終わり、みらい造船への上架がすんでいる本船上に幹部船員が集まっての発注工事の現場確認をおこないました。 私も必ず立ち会って工事個所を確認します

船頭さんや船長さんそしてチーム123号に新たに加わる機関長さんからもいろいろと工事オーダーがあって、ひとつひとつ確認しマーカーでチェックしながら、どのように工事していくのかその仕様を決めていく。 みらい造船の現場担当者からもいろいろとアイデアが出され、その場その場で決定していきます

新船からまだ7年しか経過していない本船ですが、場所によっては経年劣化で腐食しているものなども出てきていて、船舶の維持管理にはすごくお金がかかるっていうのを改めて感じました。 それでも乗組員の皆さんの常日頃のメンテナンスのおかげで、最小限の発注工事になりそうでありがたいです

今回の打合せで確認した事項を、みらい造船側でリストアップして勝倉漁業に報告する流れ。 造船所に発注する工事以外にも、他の業者へ直接発注する工事もあるので、しばらくはそうした事に対応することになりそう。 幹部船員の皆さんにもご足労かける部分も出てくるかと思いますが宜しくお願いします

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:46
2020年10月13日
ゆう寿司バイパス店を貸切りで食事会

昨年の南インドからジャワ沖での操業、今年の南太平洋ミクロネシア水域でのマグロ漁、そして今季のミナミマグロ漁を終え、日本で3度の水揚げをおこなった今航海、123勝栄丸の皆さんご苦労様でした

清水港での水揚げから1昼夜をかけて気仙沼へと回航、漁艙内に残っている冷凍餌料や食料品などの冷蔵庫への陸揚げをおこなって、上架の準備として残油の抜き取り保管をしてもらってみらい造船へ

台風後の雨予報もあった中ではありますが、なんとか雨にもあたらずに上架完了で、今航海の作業がすべて終了すると同時に、次の航海に向けての船体や機器類の整備がはじまる今週となりました

長期航海を指揮し、今航海もよい成績で終えることができた船頭さんにとっても、ホッとしたところかと思います。 帰港してすぐのタイミングではありましたが、入港祝いという事で、船頭さんご夫妻を招待しての食事会となりました。 普段お世話になっている取引先業者さん方も同席しての会合でした

会場に選んだのはいつも美味しいお料理を提供してくれる「ゆう寿司バイパス店」さん。 コロナ対策への配慮なのでしょう、貸切りの対応をとって頂きましてありがとうございます。 いつもお世話様です

気仙沼の旬の食材を使ったお料理の数々。 まずは生ビールで、そして日本酒好きの船頭さんにと、ゆう寿司さんが特別に準備しててくれた地酒などを酌み交わしながらの和やかなお食事会となって

約2か月ほどの休暇期間中には、GoToキャンペーンを利用しての奥様との温泉旅やプロ野球観戦なども予定されているそうで、沖での仕事の疲れを癒してゆっくりとリフレッシュしてほしいなあと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:54
2020年10月12日
123勝栄丸がみらい造船に上架完了!

新型コロナの世界的な感染拡大がおさまらない中、航海計画の変更を快諾して頂いて臨んだミナミマグロ漁から先日気仙沼に帰ってきた勝倉漁業の第123勝栄丸。 約3か月ほどの延長となりました

昨年から続く今航海を、さらに3か月もの延長を受け入れてくれた船頭さんをはじめ日本人船員の皆さん、そしてインドネシア船員には本当に感謝ですね。 1年を超す長期航海にご苦労さまでした

気仙沼に帰港するとすぐに魚市場の岸壁を使わせてもらっての残餌や冷食などの陸揚げ作業に半日かかり、午後にはいったんコの字岸壁へと船をシフトしての上架待ち。 翌々日の上架に備えて

ドックの都合によって、午後の時間帯での上架になり、心配された天候も曇り空ながら風もなく絶好の上架日和となって、みらい造船の前まで自走で移動して、作業艇の補助を受けながらの入渠でした

みらい造船に採用されているのはシップリフト方式という上架システム。 アメリカのカリフォルニアの企業が開発したもので、世界で70か所以上の造船所で採用されている、かなり実績のあるものなんだそうで、日本企業では参入できないような特許が入っているんだとか。 国内では3か所しかありません

船体がちょうどいいポジションに搭載されているか、ダイバーが水中にもぐって目視で確認しOKサインが出て、ゆっくりと船台がせりあがり30分ほどで陸上とフラットなところまできてリフトアップが完了

大型重機によって牽引され陸上をすすんでいく本船を関係者みんなと見守りました。 このシップリフト方式のドックだと、一日に3隻も4隻も上下架することができるからほんとうに素晴らしいですね

約1週間から10日間ほどの今回の上架工事では、7年経過しての中間検査を受ける予定になっているので、甲板部の修繕打合せなどと合わせしっかりと確認しながら進めていきたいと思います。 みらい造船そして関係業者の皆さん、今回のドック工事でもお世話になりますが、引き続きよろしくお願いします

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:20
2020年10月11日
気仙沼で今季初のサンマ水揚げ!

今季はシーズン前からとても厳しい予測が伝えられてきて、8月20日に漁の解禁となってからもまとまった漁獲がなく、道東から1000㎞以上も遠い漁場での操業となっていた大型船によるサンマ漁です

例年であればもうとっくに多くのサンマ船が入港して、連日の水揚げがおこなわれているはずですが、シーズンインから一か月半を過ぎても全く水揚げがなく、今季の予測通りに厳しいシーズンになりそうだと、気仙沼の水産関係者のあいだでも日に日にサンマを待ちわびる声が大きくなってきていました

そこについに今季初のサンマ水揚げがあるとの情報が入って、週末の気仙沼魚市場に足を運んで初水揚げを視察してきました! 一番船で水揚げしてくれたのは、福島県の第11権栄丸さんです





朝6時過ぎにサンマの水揚げ現場に出向くと、そこには水産関係者よりも多いと思われるほどのテレビや新聞の取材陣、そして気仙沼市の職員など。 漁艙から網ですくい揚げたサンマが次々とブルータンクに入れられて、漁協職員がフォークリフトを操作して陳列していく作業をカメラを手に見守っていました

朝6時45分からは今季サンマ初水揚げを記念しての歓迎イベントがあって、気仙沼市長や漁協組合長のあいさつに続いての記念品の贈呈と、南三陸農協からは南三陸米ひとめぼれのプレゼントが

北海道花咲港には大型船17隻と小型11隻の28隻で520トン、厚岸には120トン、大船渡には5隻で104トン、宮古には30トン、女川が26トン、そして気仙沼に37トンと、合計で800トンを超す水揚げ数量となって、これまでの凶漁ともいえる状況からのV字回復とばかりに、サンマが見え始めましたね

週明け月曜日にも気仙沼でのサンマの水揚げが予定されているそうで、航海日数も短くなって漁獲数量も伸びてくるとすれば、気仙沼へのサンマの水揚げ数量も今後期待できるかも。 ようやく水揚げされた今季初のサンマに関係者一同盛り上がって、気仙沼にとって大事なお魚だなあって改めて実感しました

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
12:08
2020年10月10日
鶴亀食堂で裏メニューの「オムライス」

新型コロナの影響が続く中、航海期間の延長にご協力いただいて、今季の南インド洋でのミナミマグロ漁を順調にこなした123勝栄丸が帰港となって、静岡県清水港でのマグロ類の水揚げも終わりました

水揚げを終えた本船はすぐに清水港を出港して気仙沼に向け回航。 約30時間の航行を経て、深夜には気仙沼大島沖に到着して錨泊。 入港予定の8時にあわせて時間通りに入港・着岸でした

昨年から続いた今航海では、清水そして気仙沼で3度の本船による水揚げをおこなって、コロナ禍の軟調な相場などによって影響を受けましたが、乗組員の皆さんにも喜ばれる配当をすることができて





魚市場の岸壁を使っての残餌や冷食などの陸揚げには、乗組員の皆さんだけではなく、お手伝いのOBの方々や関係業者の皆さんも作業に加わってくれたおかげで、なんとか午前中で終了することができ

長期航海から帰港したばかりの船頭さんを、魚市場のすぐ前にある「みしおね横丁」の鶴亀食堂にお昼ご飯にお誘いし、沖から帰ってきたばかりだから魚じゃないものが食べたいなあというリクエストに応えてもらって、鶴亀食堂で最近人気になっている裏メニューの「オムライス」をまとめて注文しました

以前、オムライス屋さんで働いていたっていうだけあってオムライスを作るのもすごく手際がいい。 ケチャップライスとふんわりのオムレツがすごく美味しくって一気に完食しちゃいました。 お味噌汁は「カツオのあら汁」をつけてもらって、帰ってきたばかりの船頭さんを囲んでのほのぼのしたランチになりました

新型コロナへの感染防止対策も万全に営業をおこなっている鶴亀食堂さん。 乗組員の休暇中になんどもご飯を食べに行くことになりそうですが、いろいろとよろしくお願いします。 美味しかったです

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:33
2020年10月09日
123勝栄丸が母港・気仙沼に帰港!

昨年から続いた航海をさらに延長して臨んだ今季のミナミマグロ漁も順調な釣果に恵まれて、静岡県清水港でのマグロ水揚げを終え気仙沼に回航した勝倉漁業の123勝栄丸が母港に帰ってきました

朝方からスマホアプリのFindShipで、気仙沼大島沖にすでに停泊中の本船の位置を確認。 朝8時の入港予定時間にあわせてゆっくりと本船が動き出すのを見て気仙沼魚市場の岸壁へと移動です

すでに気仙沼の取引先業者の皆さんや乗組員のご家族、関係者などがたくさん岸壁にいて、水産高校を卒業したばかりの新人船員のお母さんも出迎えにきていて、ご挨拶をしながら本船の到着を待って







気仙沼湾横断橋の下に本船の姿がみえて、徐々にこちらに向かって大きくなる船体、乗組員の皆さんに手を振り合図をしながら、着実な着岸を促して。 船長のしっかりとした操船で無事に到着でした

魚市場の岸壁に到着しだい、本船の漁艙内に積み込んである残りの餌や冷食などの陸揚げを開始。 乗組員は防寒着に目出し帽、防寒靴・防寒手袋の完全防備。 まだ-30℃くらい冷えているみたい

予想よりも結構多い残りの積荷だったので、お昼の時間まで荷揚げにかかりましたがなんとか午前中に作業を終えることができて、上架までの待機場所にコの字岸壁を指示して本船をシフト。 帰港早々ではありましたが、漁艙内などの片付け作業などを行っていただき、ほんとうにご苦労さまでした

乗組員の皆さんはこれから約2か月間ほどの休暇に入ります。 新型コロナ禍ではありますが、安全対策をしっかりと、それぞれのプライベートな時間を満喫して頂きたいですね。 皆さんお疲れさまでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:58
2020年10月08日
水揚高全国一をせりあう83佐賀明神丸

南インド洋でのミナミマグロ漁を予定通りの日程でこなし、今航海に予定するすべての操業を終えた123勝栄丸は、遠洋まぐろ漁船の基地・静岡県清水港での水揚げも終わって気仙沼へと回航しました

私は陸路にて清水から気仙沼へと移動。 東名高速から圏央道、東北自動車道から三陸道と、ずうっと高速道での移動ですが、片道650㎞もの距離なので、一人での運転は結構しんどいけれど、なんとか予定通りの時間で帰着しました。 新型コロナ禍ではこうした移動手段もとうぶん仕方ないですね

気仙沼に帰ってくると、83佐賀明神丸さんが早朝に入港するという事で、早めに休んでスタンバイ。 朝3時半の入港でちょっと水揚げ待ちの時間があって、6時頃からのカツオの水揚げとなりました





ここ一週間ほどは123勝栄丸の水揚げの対応で清水に出張していたので、気仙沼魚市場でのカツオの水揚げ現場は久しぶり。 船頭さんや乗組員の皆さんにご挨拶して水揚げ準備にかかります

今回東経150度近くにまで遠征しまとまった数量を釣ってきた83佐賀明神丸は、9月末〆の集計をみると水揚高で全国一位をせりあっている状況で、この10月の水揚げが大きな意味を持ってきます

船頭さんのもと乗組員が一致団結・協力して、今年の日本一を目指してここまで航海を重ねてきた皆さんだから、何としても今年も日本一をとりたいという雰囲気が皆さんからも感じられて頼もしい限り

台風14号も接近する中で、とても難しい漁場選択やスケジュール組みになるかと思いますが、今年の終盤戦のカツオ漁をいい形で締めくくってもらいたい。 勝倉漁業としても精一杯サポートしていきたいと思います。 今後の台風の動向に十分注意して、いい水揚げを重ねられるよう心からお祈りいたします

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:22
2020年10月07日
「麵屋 燕」ドリームプラザ店の煮干ラーメン

123勝栄丸が入港し、ミナミマグロなどの水揚げのために滞在中の清水港。 いつもの定宿でもGoToキャンペーンが対象となっていて、いつもの料金よりも35%もお安くとまることができました

キャンペーンの効果なのでしょうか、ここ清水のホテルでも観光客とみられるような人たちがたくさん泊っているみたいで、県外ナンバーの車でホテルの駐車場もほぼいっぱい。 人が動き始めたんですね

人が動けば物やお金も動く。 今回の出張でいろんな方々とのお話しの中で、まぐろの売れ行きが良くなって、三崎市場などでは特に赤身の注文がばんばんきて、販売価格も上げ基調という景気のいい話を聞きました。 日本全国でまぐろの売れ行きが良くなって、相場に反映されることを期待しましょう

関係者の見方からすると、これからのマグロの搬入数量は少なめで推移する模様で、来年のオリンピックに向けて上げ相場になるのではとの声も清水港で聞かれました。 コロナ禍でのまぐろ価格の下落に歯止めがかかって底を打ったのは間違いない。 今後のまぐろ類の相場を注視していきたいと思います

その清水港での観光施設といえば、S-Pulseドリームプラザですね。 飲食店や水産物・お土産物の販売、映画館などの複合施設で、お寿司屋さんが軒を連ねるストリートもあって、この土日もたくさんの観光客でにぎわっていました。 そこに新たに出店したラーメン屋さんにお昼ご飯に行ってきました

清水ではなかなか美味しいラーメン屋さんにあたらずに、どこかいいお店はないかなあと以前から気にかけていて、静岡県内では人気の本店が島田市にある「麵屋 燕」のドリームプラザ店ができたって聞いて、どんなもんかなあとさっそく行ってきました。 最初なので醤油ベースの煮干ラーメンを注文

鶏と魚のWスープにさらに追い煮干し出汁を利かせたスープがけっこう美味くて細麺との相性もいいですね。 トッピングもぜんぶ気に入りました。 ドリームプラザ内のお店もだいぶ変わって、ほかのお店でも食べてみたいけど、また来たら麵屋燕に来ちゃいそう。 私好みのお店がようやく見つかりました

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
14:27
2020年10月06日
清水港で123勝栄丸の水揚げ終了!

昨年から続く今航海で、日本での3度目の水揚げのために静岡県清水港に入港した123勝栄丸です。 超低温冷蔵庫などの事情によって、入港から数日待機して週明けの水揚げ開始となりました

雨も心配されましたがなんとか曇り空の水揚げには最高の天気。 朝8時からの開始に合わせて、保冷車が荷捌き台に付けされ、まぐろを選別するスタッフたちも準備完了で水揚げの開始です

焼津港湾の方々によって漁艙から次々と吊り上げられ荷捌き台におろされるミナミマグロを、選別包丁を使って脂ののり具合や赤身の色などを一本づつチェックして、識別テープを付けていく作業





水揚げ開始直後から「腹の白い」すばらしいミナミマグロが次々と揚がって、南インド漁場の昨年との比較などを話し合いながら水揚げ作業が進んでいきます。 予想通りとてもいい品質のマグロでした

清水港の同業者や三崎魚市場の担当者、豊洲の第一水産の担当など、今年の南インド漁場のマグロを見ようとギャラリーもたくさん駆けつけて。 今年のマグロはどのような印象を受けたのでしょうね

水産庁清水駐在事務所の職員によるミナミマグロの数量確認もおこなわれ、水揚げ開始から終了までずっと水揚げ現場に張り付いてのチェック。 本船が所持する書類にサインをもらって確認終了です

これで123勝栄丸の今航海もすべて終了となり、水揚げを終えた本船は気仙沼港に向けて回航しました。 気仙沼には10月7日の朝に入港の予定で、魚市場に着岸することになるので、乗組員のご家族の皆さんや関係業者の方々にはどうぞ宜しくお願い致します。 今回もほんとうにお世話さまでした

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:04
2020年10月05日
清水港の老舗鰻屋「うなよし」へ

昨年から続く今航海に予定したすべてのまぐろ操業を終えて、今年3度目の水揚げをおこなうべく清水港に入港した勝倉漁業の第123勝栄丸。 船頭さん乗組員の皆さん、本当にご苦労様でした

本船の清水港到着に合わせて出張し、日かつ協同(株)の清水事務所で、船頭さんを交えての綿密な打ち合わせをおこなって、東洋冷蔵との値段交渉に臨んで。 非常に重苦しい値決めとなりました

この新型コロナ禍でのマグロ類の流通の状況、その値動き、相場観など、お互いの見方や考え方をぶつけ合いながら、長時間の議論の末にある一定の方向でまとまることができて、これまで経験したことのない状況にあるので、覚悟をもって漁船運航に臨んでいかなければとさらに気を引き締めて

週明けの水揚げまで少し時間があって、乗組員の皆さんには早く気仙沼に帰りたいところを、清水港での待機をお願いしてのこの土日。 長期航海から帰ったばかりの乗組員の皆さんはそれぞれにゆっくりとした時間を過ごしていたみたい。 5日の水揚げ後にはすぐに回航予定なので宜しくお願いします

値決め交渉が終わり、清水港でのゆっくりとした土日を過ごすあいだに、船頭さんをお連れしてのお昼ごはんには、清水のうなぎの老舗「うなよし」さんに行ってきました。 清水での滞在はGoToキャンペーンを使っての特典があって、そのクーポンを持っていったけど使えないお店のほうが多い感じ

ましてや電子クーポンとなるとさらに使えるお店が少なくて、このキャンペーンへの対応の遅れなのか、ちょっと使いづらいかな。 クーポンは使えなかったけど、うなよしさんの鰻重をいただきながら、最近のいろいろな話題や出来事などについての情報交換をおこなって、すごくのんびりしたお昼時でした

清水港に出張した時にはたまに立ち寄るお気に入りのお店「うなよし」さん。 船頭さんにも気に入ってもらえたみたいでよかったかな。 さあ、123勝栄丸のミナミマグロの水揚げに気合入れて臨みますか! 清水港の関係者の皆さんには、今回の入港・水揚げにあたりまたお世話になりますが、よろしくです

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
07:19
2020年10月04日
「気仙沼漁師カレンダー2021」が完成!

今年ももうこの話題をお伝えする時期になりましたね。 そう、気仙沼漁師カレンダー2021がこのほど完成して、発売開始されるっていう事で、先日パンフレットと注文書のご案内をいただきました

気仙沼の漁師さん、漁業・水産業をいろいろな角度から、毎年違うカメラマンの目線で撮影してきて、今回撮影を担当してくれたのは写真家の幡野広志さん。 人気の写真家さんなんですって

2019年の1年間を4回にわたり気仙沼で撮影し、「漁師」という人たちの生き様、それを支える人々、気仙沼を写真にとらえた作品となっています。 すべての写真に共通して感じられる写真家・幡野広志の世界が楽しめる作品になっていますね。 読み応えのある幡野氏本人によるエッセイも多数掲載

今回の2021年版はなんと横開きのカレンダー。 通常は壁にかけて使われるものなので、縦に見開きのものが多い中で、横開きで二か所止めするタイプのカレンダーは珍しい。 カレンダーっていうよりも、写真集かエッセイ集のような感じなのかも。 存分に気仙沼を感じてもらえるのではないかと思います

気仙沼での普段のお仕事のなかで、当たり前に目にしている光景、普段顔なじみの人たち、そしてなんといっても漁師をかっこよく撮影してくれているのが嬉しい、皆さんにも是非見てもらいたいです

勝倉漁業でも毎年まとめて購入しているので、はやめに注文しようかと。 『気仙沼のスーパーヒーロー』それは、「漁師」というコンセプトのもと、今年も素晴らしい作品が出来上がりました。 WEBでも購入できますので、ぜひ皆さん、来年のカレンダーは気仙沼漁師カレンダーにしましょうよ。 よろしくです

気仙沼つばき会 事務局 (電話) 070-5628-9438 (担当:千葉)
ホームページ : http://ryoushi-calendar.com
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
07:47
2020年10月03日
清水港で船頭さんと手打ち蕎麦

南インド洋でのミナミマグロ漁を終えて、経由地のバリ島港外でインドネシア船員を下船させ、国内の主要水揚げ基地である静岡県清水港に帰ってきた123勝栄丸。 長期航海ご苦労様でした

日本への帰途航では、台風通過後の好天にも恵まれて、凪もよく追い風もあって順調にスピードもでて、当初の予定通りに清水港に到着という事で、漁労部長らが清水に前入りでの入港対応でした

気仙沼でのお仕事を済ませて、三陸道から東北自動車道、圏央道、そして東名高速と、今回も会社の車で清水へと移動。 片道650㎞、8時間以上の距離を一人で運転していくので、安全を考慮して途中一泊しての出張でした。 今年に入って何度も車で清水に行ってますが、今回が一番大変だったかも

清水港に到着しまっすぐ本船に車を向けて。 乗組員の皆さんにご挨拶とねぎらいの言葉をかけて、船頭さんとの打ち合わせになりました。 そう、これから本船の漁獲物の値段交渉なんですね

ひと通りの打合せを終えお昼時になったから、帰港したばかりの船頭さんをお連れして清水のお気に入りのお蕎麦屋 さん「玉川」に行ってきました。 コロナ禍ではあるけれど店内はたくさんのお客様

船頭さんが久しぶりに食べるお蕎麦のチョイスは温かい鴨南蛮。 私はこのところ気に入っている冷たい納豆蕎麦。 温玉付きでこれがまた美味しいんですよね。 バッテラもおすすめな玉川さんです

気仙沼とはちょっと違って気温も高めの清水なので、冷たいお蕎麦がまだ食べたくなる。 週明けにおこなわれる本船の水揚げには、暑さ対策もしっかりとしなくちゃならないかもしれませんが、それまでちょっと時間があるので、乗組員の皆さんと機会があれば清水グルメなども楽しみたいと思います

船頭さんとお昼ご飯を食べて事務所に戻って、今季の南インド漁場のまぐろの値決め交渉に臨みます。 こちらの考えをしっかりとお伝えしながらも、現状にも配慮しての値決めになりそう。 このコロナ禍で、冷凍まぐろ類の流通も非常に厳しい状況にあるから、しっかりと話し合って合意したいと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:54
2020年10月02日
123勝栄丸が静岡県清水港に到着!

10月となって今年も残すところあと3か月となりました。 秋の行楽シーズン、年末から年始の荷動きも含め、まぐろ類の流通が一年で最も多くなる時期になってきたので、今後に期待したいですね

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が終息する見通しがなかなか立たない中で、海外基地を利用しながら運航をおこなう遠洋まぐろ漁船の活動にも大きな影響が出ていて、太平洋・インド洋・大西洋とそれぞれの活動する地域・海域において、さまざまな課題に対処しながらの半年間でした

大西洋で操業する二隻の勝栄丸は約一か月半の航行をへて日本に帰港し、南アフリカ・ケープタウン沖でのミナミマグロ漁を終えた第7勝栄丸も1ヶ月をかけて日本に帰港。 休暇・ドックが終わって、3隻については順次漁場へと出航し、それぞれの漁業活動を再開させるそんなタイミングとなっています

そして昨年からのマグロ漁を、当初の航海計画を延長してミナミマグロ漁をおこなって頂いた第123勝栄丸が、今航海のすべての操業を終えて水揚基地の清水港に到着し関係者とともに出迎えました

水揚基地・清水港の冷蔵庫の空き状況などから、水揚げは週明けの10月5日(月)になり数日間は清水港で待機することになりますが、最大限にご協力することで乗組員の皆さんにもお願いして。 昨年から続いた長期航海に対応して下さった船頭さんそして乗組員の皆さん、ほんとうにご苦労様でした

本船の入港に合わせ、営業部長と漁労部長が清水入りしての入港時対応。 帰航時にはすごく凪もよくて、追い風にも恵まれ船速も思った以上に出て、逆に入港時間の調整が大変だったやに聞きますが、こうして無事到着し乗組員の元気な様子を確認できて、まずはホッとしました。 お疲れさまでした

今回も私も含めみな公共交通機関を利用せず、気仙沼から会社の車にて清水に移動。 船頭さんらとの打ち合わせをおこなったのち、漁獲物の値決め交渉に臨むことになります。 コロナ禍での取引きとなりますからとても難しい環境ですが、精一杯頑張ってきたいと思います。 今回もよろしくお願いします

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
06:50