勝栄丸ブログ

台風16号の接近にともなう警戒態勢で、港内もだんだんと慌ただしく賑わってきた今週後半の気仙沼です。　南からの空気が上がってきているのか、ジメジメとした暖かい空気に包まれてきています

宮城県、三陸沖を台風16号が通過するのは2日(土)の午前中の予想で、早々に警戒態勢をとった一本釣りカツオ船が昨日あたりから続々と入港してきて、今日は最近では一番多い18隻の入港船

その他に旋網船が3隻が加わって20隻を超したけれど、合計のかつおの水揚げ数量は約150トンほどと、一隻あたりの漁獲は少なめが続いています。　勝倉漁業でも3隻の問屋船の水揚げでした

昨日の夕方に入港した83佐賀明神丸が全体の4番船で、朝4時45分からの水揚げ開始。　あたりはまだ真っ暗で、漁船のライトがすごく眩しい中で、3kg～5kgの比較的大きなサイズのかつおが水揚げされました。　陸から釣っているところを双眼鏡で見えるくらいの近場での漁獲。　いちど見てみたいです

そして朝方には88佐賀明神丸と23佐賀明神丸が入港船のいちばん最後に到着し、それほど待たずに水揚げ開始。　もうこの頃になると、港町の岸壁には艫付け係船するかつお船がぎっしりとうまり、まさに台風時の気仙沼港の光景となっています。　市内の飲食店やなじみのお店も大忙しでしょうね

明日の入港予定は何隻かあるみたいだけれども、さすがに土日はないかな。　各船が早々と台風警戒の係船態勢をとるなか、水揚げを終えた佐賀明神丸各船は、台風前にもうひと稼ぎと漁場に向けて出港でした。　進路予想やスピードが変わるかもしれないので、くれぐれも安全第一に運航してください

夏場の水揚げのあといったんは南の海域での操業に切り替え、千葉県勝浦港中心の水揚げだった少し小型の漁船11佐賀明神丸と23佐賀明神丸も、漁場が近場になったことでまた気仙沼に帰ってきました。　だんだんと脂のりも見えてきた生鮮かつお、もうそろそろ戻りがつおの時期になってくると思います

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【 乗組員募集のお知らせ 】
● 勝倉漁業株式会社では遠洋まぐろ延縄漁船・勝栄丸の乗組員を随時募集しています
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● 0226-23-8530 （漁撈部長 畠山、営業部長 勝倉知之） http://www.katsukura.co.jp/  

秋の気配がいっそう濃くなってきた9月末の気仙沼です。　今週後半には台風16号の影響も予想されていて、進路予想を見るとかなりやばそうなコースをたどりそうだから十分に警戒しなければなりません

三陸沖で操業をおこなう一本釣り漁船の皆さんも、台風情報を頭に入れて大しけになる前には各船ともに気仙沼に避難入港するものと。　道東沖合いで操業のサンマ船の皆さんも十分気を付けて

秋漁本番を迎える9月末の週初め、遠洋漁船の地元組織、一般社団法人宮城県北部鰹鮪漁業組合（通称：北かつ組合）の主催で、東京海洋大学の協力をいただいてのWEBセミナーが開催されました

最近よくニュースなどで耳にする「脱炭素」「カーボンニュートラル」について、私たちの漁業・経営への影響などについて基礎から勉強するセミナーには、気仙沼をはじめ岩手や福島の漁業者、日かつ漁協の方々、県や市の行政の皆さんなど、30名以上の参加者となって、私も主催者としてご挨拶しました

テーマは「水産業における脱炭素（カーボンニュートラル）への対応」で、東京海洋大学の大石先生による講演でした。　化石燃料を消費することによる二酸化炭素排出量をいかに抑えてていくのか、その一方で二酸化炭素吸収量を増やして、いかにして炭素中立に近づけていくか。　非常に難しい課題

省エネ型漁船への転換や省エネ航法の導入などによって燃料油消費量を削減していく事も非常に重要だけれども、カーボンニュートラルを考えた場合にそれだけでは不十分で、二酸化炭素の吸収量を増やす何らかの取り組みもあわせて行う必要があるという事を初めて知って、すごく勉強になりました

東京海洋大学による今回のWEBセミナーは合計3回予定されていて、次回からは船舶全般から漁船漁業・経営への影響などのお話しに繋がっていきます。　セミナー後半には、遠洋かつお・まぐろ漁業それぞれの立場からの意見交換もさせて頂いて。　東京海洋大学の皆さま、本当にありがとうございます

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先週よりもさらに一段と気温が低めになって、爽やかな天候となっている週末の気仙沼です。　今週末にはもう10月になってしまうので、気仙沼魚市場としては勝負の2ヶ月間となりますね、頑張りましょう

南インド洋の豪州西岸沖、通称：南インド漁場にて行われていたミナミマグロ漁は、今シーズンも順調な漁獲を重ねて、各船ごとに割当てられた漁獲上限に達した船から漁場移動となってきています

第7勝栄丸と第123勝栄丸もすでにミナミマグロ漁を終えて北上。　ジャワ島沖の海域にてメバチマグロなどを中心とした漁獲になっています。　まぐろの赤身相場が好調なので、好漁に期待しています

そして一方の大西洋漁場と言えば、これから10月に開始される北東大西洋アイルランド沖でのクロマグロ漁に向けて、出漁船が続々と補給基地のラスパルマスに寄港。　現地関係者が一番忙しい時期

第1勝栄丸と第127勝栄丸も中部大西洋での操業をいったん切り上げて、ラスパルマスに向けて現在航行中で、今週半ばには入港して燃料や食料などの補給を行う予定で進めています。　両船からは寄港時の補給品や仕込み品オーダーがメールにて連絡あり、すぐに現地宛に発注する先週からの流れ

土日のあいだも次々と情報が寄せられるから、外出先でもメール着信をチェックできる体制で業務が進められています。　そうした作業を行うあいまに、気仙沼市の郊外にチュッと出掛けてのお昼ご飯

気仙沼市内から約30分ほど、お隣の千厩からちょっと入ったところにあるお気に入りのお蕎麦屋さん「俚楽」に、お昼の営業時間終わりぎりぎりの時間に行ってきました。　この時間でも結構混んでました

お腹がすいてお蕎麦をたくさん食べたいなって鴨ざるの大盛を注文。　コロナ感染防止対策の手指消毒や来店者記録に氏名・連絡先などを記入してお蕎麦を待って。　次から次とお客さんが来たけれど、店内に入る人数を制限しているので、車の中で待ってもらう配慮もしてくれてました。　密の回避ですね

やっぱ俚楽の鴨ざるは美味い！　今回は20分ほど待ちましたが、少しくらい待っても食べる価値あり。　また近いうちによらせて頂きます。　俚楽さんで鴨ざるを食べてまたお仕事に戻る、そんな週末でした

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爽やかな天候となった週末の気仙沼です。　日差しが出ればちょっと暑いくらいの体感気温になるけれど、雲がかかるとちょっとひんやりとして、まさに秋の気配濃厚となっていて過ごしやすいですね

三陸沖で操業をおこなう一本釣り漁船によるカツオ漁は今漁期もあと2か月ほどとなってきて、各船ともに漁獲量の上積みに奮闘中。　土曜日には88佐賀明神丸、23長久丸、安市丸と、勝倉漁業の関係船が3隻入港してほぼ同時に水揚げとなって、早朝からの市場対応に会社スタッフも大忙しでした

カツオ船の乗組員にとってもいまの関心事はワクチン接種の事。　入港船の乗組員との話しの中でも、副反応の心配はあるけれども、できるだけ早く接種を完了させたいとの意向がすごく強いです



狭い船内での共同生活をおこなう漁船の乗組員の皆さんだけに、自分のことだけではなく乗組員全員の健康と安全運航を考えて全員揃って接種したいという希望を受けて、勝倉漁業の問屋部門関係船に関しては、住所地外接種届の手続きを踏んで、ほぼ全員の接種予約がとれ進めることができました

週末には88佐賀明神丸さんと23長久丸さんが2回目のワクチン接種が完了。　マイクロバスをチャーターして会場への送迎をおこなったり、気仙沼在住の乗組員が車を出して個別に対応したりと、その船それぞれの意向に基づいてさまざまに手配をかけ、無事に接種完了できるようにお手伝いしてきました

ワクチン接種後には、発熱や倦怠感などの副反応が出る可能性も考慮して、湾内に係船しての経過観察。　接種された皆さんの副反応が軽いといいですね。　台風16号の進路が週末にこのあたりを通過する予想になってきているので、今週は各船ともに十分に注意しての航海をお願いしたいと思います

今日は気仙沼港に2隻で70トンのサンマの水揚げが予定され、お隣の大船渡には3隻で154トンのサンマが水揚げされます。　戻りガツオそしてサンマと、秋漁本番に突入していく10月間近の気仙沼です

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9月下旬になって、さわやかな秋晴れの日が続いている気仙沼です。　気温も25℃くらいになるけど、湿度も低くなって朝晩は寒いくらいなので、とても過ごしやすい感じ。　この好天が続きますように

大西洋での遠洋まぐろ漁船の補給基地と言えば、スペイン・カナリア諸島のラスパルマス。　これからの時期は北東大西洋アイルランド沖等でのクロマグロ漁が行われるので、各船ともにラスパルマスに寄港し燃料や食料などを補給したうえでの出漁となります。　いま現地はいちばん忙しい時期です

第1勝栄丸と第127勝栄丸も中部大西洋の漁場からラスパルマス港に向けての移動を開始しましたが、気になるのがカナリア諸島のラ・パルマ島で火山が噴火したとのニュース。　インターネット検索などで状況を確認し、噴火状況や被害、運航に関するリスクなどの情報提供を現地関係者に求めました

50年ぶりの噴火となったラ・パルマ島のクンブレビエハ火山。　噴火発生により警戒レベルが赤になり、対策本部の指揮がラ・パルマ島政府からカナリア州政府にかわり、スペイン中央政府のサンチェス首相が緊急ラ・パルマ島を訪問。　カナリア州政府代表のトレス州知事と会談し現場訪問した模様

2か所の亀裂口に2個の噴火口が確認されていて、流れ出た溶岩流が3手に分かれて流れ出して市街地にも被害が拡大。　住宅100棟が破壊され住民6000人が避難しているとの情報も。　現在島の西側一帯の海岸は陸から2マイルの範囲が船舶の航行禁止になり、飛行機便にも遅れが出ているそう

海外基地に近い島で発生した噴火情報など、現地からの報告やニュース報道などとあわせて、上田中BaseDinerでランチを食べながらの情報交換でした。　いろいろなランチメニューがあるけれど、私はおすすめの中から目についた手こねハンバーグのカレーソースを注文。　見た目からすでに美味しそう

普段頂いているハンバーグだけでも美味しいうえに、BaseDinerの特性カレーがソース代わりにかけてあるんだから、間違いない美味さ。　今だけのメニューだっていう事なので、皆さんもお早めにどうぞ

多くの日本漁船・遠洋まぐろ船が基地港とするカナリア諸島のグランカナリア島。　そのお隣のラ・パルマ島で発生した大噴火。　人身に被害がないこと、そして早期に終息することを祈ります。　勝栄丸の運航に関連するこうした情報について、上田中BaseDinerでじっくりと情報交換できたランチタイムでした

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今年最後の暑さかと思うような好天に恵まれた週末の気仙沼です。　これからはちょっと気温も低めに推移し、来週末にかけてまた台風の動向も気になる予報です。　もうすぐ10月になるんですものね

三陸沖で操業をおこなう一本釣り漁船は、依然として沖合い遠めに漁場形成されていて、航海日数も普段よりちょっと長めの船が多くなってきています。　数量がそこそこ釣れているので頑張ってほしい

そしてこれから本格化するであろう大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、休日前に今季初水揚げとなるサンマ船が入港し、数量が0.7トンと僅かでしたが大々的なセレモニーが行われました



そして秋分の日の休日明けの金曜日、第3太喜丸が37トン、千葉丸が4トンと、2隻合計で41トンが水揚げされ、入札時間に合わせて魚市場に出掛けてきました。　今季初めてのまとまった数量の水揚げとあって、サンマの取扱業者をはじめたくさんの関係者が集まっていて。　午前7時に太喜丸が入港です

着岸早々に水揚げが開始され、サンプルを入れたタンクを場内に運んでサイズごとの選別チェック。　１日で37トンの漁獲があってまっすぐに気仙沼に向けてくれたので、鮮度も上々のサンマでした

サイズ組成は120g、100gがほぼ半々、100g未満も20％くらい入っていて比較的小ぶりなサンマでしたが、1㎏あたり850円ほどの入札価格となって、約3000万円以上の水揚げとなった模様です。　道東花咲港にも気仙沼船籍のサンマ船などが水揚げをおこなったとのこと。　ようやく本格化の兆しですね

週明けにも2隻70トンほどの水揚げが予定されているそうなので、かつおの水揚げとあわせてサンマの状況も注視していきたいと思います。　今季最初となる、まとまった数量のサンマ水揚げの朝でした

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また夏がやってきたかのように、日差しが強く照り付けて湿度も上がった週の半ば。　一本釣りのカツオ漁そしてサンマ漁と、気仙沼を基地にしての秋漁がこれから続いていく三陸沖各船の操業です

このところ一本釣り漁船によるカツオ漁は沖合い遠い漁場になっていて、前日漁獲の新口の水揚げ量が少なく推移しているけれど、またここにきて沖合いでのカツオの漁模様が好転してきている模様

23日（木）は秋分の日の祝日ということもあって、気仙沼魚市場も休市なので、休み明けの金曜日にはそこそこの数量がまとまっての水揚げになりました。　今後の水揚げ高の上積みに期待しましょう

先月前半までは気仙沼の港内は多くの漁船が係船して、仕込み作業をする岸壁の確保にも苦労していましたが、サンマ漁船が出漁してからは岸壁状況がかなり改善されていて。　ここまでは漁模様が芳しくない状況が続いていたサンマ漁船ですが、これから２ヶ月間が勝負どこなので、頑張ってほしいです

そんな気仙沼港では、このところ遠洋まぐろ漁船の出漁準備からの出港が続いていて、昨日も128海形丸さんが出港とのことで出船送りに行ってきました。　岸壁は日差しが強く夏のような暑さです

シドニー沖でのミナミマグロ漁などを終えて先日帰港したばかりの128海形丸さん。　年間の航海計画を前半と後半に分けて、途中に気仙沼で休暇ののち後半戦へと出漁する、いわゆる年二航海パターンで運航するマグロ船で、勝栄丸2隻を含めこのような航海をおこなう船が気仙沼では増えてきました

好漁のうえに好相場にも恵まれて前半戦の航海は大きく水揚げ高をのばしたと聞きます。　後半戦は南太平洋での操業ということなので、勝栄丸各船もまたお世話になりますが、どうそ宜しくお願いします

出港前には作業甲板に総員集合し、社長さんや船頭さんからの挨拶と乾杯が行われて。　船頭さんをはじめ乗組員の皆さんには、くれぐれも安全第一に心がけられ、大漁でありますようお祈りいたします

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陽射しは強いながらも日に日に秋の気配が濃くなってきた気仙沼です。　朝晩などはほんとに涼しくなってきて、そろそろ暖房の準備も必要かなと思うほど。　秋分の日を境に季節が変わっていきます

8月20日に解禁となった大型棒受け網漁船によるサンマ漁。　道東花咲港から東に約1000kmほど沖合いの公海上が主漁場となっていて、開始して約一ヶ月間は各船ともに漁獲量は少なく推移

しかし休日前には気仙沼船籍のサンマ船をはじめ数隻でまとまった漁獲があったとの情報もあるので、今週末以降の水揚げ量そして相場の推移もしっかり見ていきたい。　いよいよ本格化ですかね



大型棒受け網漁船によるサンマ漁が開始されて約一ヶ月。　お隣の大船渡には三笠丸船団によるサンマの水揚げが毎週行われてきましたが、ここ気仙沼ではこれまで全く水揚げがなかったところに、第8不動丸がエンジントラブルか何かで、修理のために気仙沼に入港との事で、急遽初水揚げとなりました

操業途中で漁を切り上げたのでしょう、水揚げ数量は700kgのみでしたが、サンマを待ちわびた多くの関係者が集まって、歓迎のセレモニーも行われて。　120gが40％、100ｇが40％、未満が20％の組成で、入札での初値はなんと１㎏あたり1760円！。　初さんまを食べたいなって、お魚いちばへ

まだ小さめのサンマが多い中でも選別した大き目が１尾500円で店頭に。　私たちはサンマ焼きとお刺身の定食を注文。　ちょっと値が張る定食ですが、年に一度の贅沢だからまあいいでしょうって

今年初めて食べたサンマの塩焼き、そしてサンマの刺身はとっても美味かったです。　そこそこ脂のりもあって、これからもっと期待できますね。　明日も第3太喜丸など2隻で41トンの水揚げが予定されているので、引き続きチェックしたいと思います。　初さんま定食の美味しいランチを頂いて秋を感じました

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台風14号そして低気圧の影響も去ったこのシルバーウィークは、皆さんいかがお過ごしだったでしょうか。　雲ひとつない快晴って、いつ以来かなって考えるこのところの天候は不順だったってことですね

きのうの三陸新報一面で取り上げられた遠洋・近海まぐろ船の幹部船員不足が深刻だという問題。　今年7月に漁を切り上げた一隻の近海まぐろ漁船が今後の出漁を見合わせるとの情報に基づいた記事

気仙沼と南三陸町とで合計12隻の近海まぐろ漁船のなかで、こうして出漁を見合わせる船が出てくることは気仙沼魚市場と関係者にとってもすごく深刻な事態。　近海まぐろ漁船の幹部船員の確保・育成を進めていくにしてもすごく時間がかかり、簡単には解決策を見いだせていないとの記事内容でした

一方、遠洋まぐろ漁業界は、宮城県北部船主協会を中心としたリクルート活動、各漁業会社のさまざまな努力、航海日数の短縮化や船内居住環境の改善などで、このところの若手船員の定着率が改善されているところなので、今後は20代での船長や機関長などの幹部船員も誕生する可能性が高いです

それでも既存の幹部船員の高齢化がすすみ、若手幹部船員の育成がそれに追いついていないのも事実なので、気仙沼の遠洋・近海まぐろ漁業界全体で、若手幹部船員の育成のスピードを緩めることなく、漁業経営に取り組んでいきたいと思います。　私たちマグロ漁業界の「第一の課題」ですから

そんな状況で、乗組員の確保に時間がかかり出港が延期となる船もあるなか、気仙沼漁協組合長の会社が運航する第7福洋丸が出港との事で、出船送りに行ってきました。　コの字岸壁で餌や漁具などの仕込み作業を終えて、各船の岸壁利用に配慮して商港岸壁にシフトして出港日を迎えた本船です

社長さんらにご挨拶して、見送りにきた関係者と談笑しながら出港を待って。　こうしたコロナ禍なので、外部の人と乗組員との接触はほとんどなく、そうした配慮と緊張感が感じられました。　出港予定の10時にもやい綱がレッコされ静かに岸壁を離れる本船を、皆さんと一緒に手を振り見送りました

これから南太平洋の漁場にてマグロ漁をおこなう第7福洋丸さん。　本船の安全航海と大漁をお祈りいたします。　まだまだ課題山積ですが、自らの努力そして知恵を出し合って、共に頑張っていきましょう

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シルバーウィークと言われる秋の連休も終わって、通常業務が始まった勝倉漁業です。　昨日は敬老の日を返上しての生鮮かつおの水揚げで、担当スタッフの皆さんは早朝からの対応ご苦労様でした

ここ一ヶ月ほどは、日本全国の新型コロナ新規感染者数が減少傾向にあって、一日あたり2万人を超す水準だったものが現在ではだいぶ減少しましたが、まだまだ安心できる状況にはありません

人流が減ってはいないのに何故感染者数がこうして減っているのか、やはりワクチン接種がすすんできた効果なのでしょうかね。　気仙沼市でも先日2000人分の接種枠の予約が再開されたけど、まだかなり残枠があると報じられていましたので、ぜひとも多くの皆さんに接種してほしいと思います

そしていま政府が検討している経済政策のなかで、ワクチン接種を終えた人がGoToキャンペーンを利用できる枠組み、感染リスクの低いひとが中心となって経済を動かす仕組みには賛成。　首都圏だけではなく、地方経済もこの長く続くコロナ禍で疲弊してきているので、ぜひ活性化策を講じてほしいです

遠洋まぐろ漁業界は、このコロナ禍でも漁船の安全な運航を継続できていて、燃料油の高騰に加え、新型コロナへ対応するためのコスト、掛かり増し経費が莫大になってはいますが、今年春以降の赤身相場の高騰によって一息つく船も多くなってきました。　それでもまだまだ油断できない日が続きます

これから10月にかけてミナミマグロ漁場からの帰航船を中心に清水港や焼津港では本船による冷凍マグロの水揚げが続き、その相場動向がどうなるのか非常に気になるところ。　第7勝栄丸も年内の帰港予定なので、今のうちから様々な手配や準備をと、気仙沼の冷蔵庫にて餌料の検品をおこないました

今年の国内のイワシは、ほんとうに小さいサイズが漁獲の中心で、いま北海道沖で獲れているものも50gくらいとフィッシュミール向けが大半。　銚子港に水揚げされてきたものでも100gUPの餌サイズはほとんどなくて、これから帰港する船へ供給されるイワシの確保も非常に難しい状況となっています

中国でも漁獲規制や禁漁などの開始も伝わってきて、これからの各産地の餌料の供給量が心配ですが、これまで以上に前広に情報収集して、勝栄丸に供給する餌の確保をすすめていきたいと思います

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シルバーウィークとも言われている9月下旬の連休。　日本全国の新型コロナ新規感染者数がこのところ大きく減少しているけれど、この連休などで人の動きが多くなりまた再拡大しなければいいですね

昨年は感染者数が落ち着いた秋にGoToトラベルなどの経済対策がうたれ、宮城県内でもその効果も大きかったのですが、今年は各行楽地の人出や宿泊数は昨年を大きく下回ってほんと厳しい状況とか

自民党の総裁選挙が行われていて、11月には衆議院選挙も控えているので、新型コロナの感染抑止と経済政策をぜひ取組んでもらいたいと思います。　抑えながら動かすってほんと難しいですけど



そんなシルバーウィークの敬老の日。　生鮮かつおが盛漁期となっている気仙沼魚市場は、休日返上での開市での水揚げ対応となってます。　一本釣りが5隻、旋網船6隻の11隻で約200トンの水揚げ

早朝4時半、まだ夜明け前の真っ暗ななか、気仙沼港の入り口から88佐賀明神丸の灯りが見え、慣れた操船でスムーズに着岸。　水揚げ用のブルータンクがフォークリフトで並べられすぐに水揚げ開始

台風そして低気圧が去って凪はよくなったものの、近場の漁場は餌持ちの群れのためなかなか釣れず、沖合いの漁場はだんだんとカツオが沖へ沖へと向かっているような感じだと話す船頭さん。　東経158度で大型船が一日に30～50トンの漁があって、それも大サイズが中心。　踏ん張りどころですね

水揚げを終えるとすぐに餌場へと向かう88佐賀明神丸さんでした。　くれぐれも安全航海に気を付けて、かつおの大漁に恵まれ、大きく水揚げ高をのばす事を大いに期待しています。　頑張ってきて下さい

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また夏のような陽射しが戻ってきたと思えば、雨模様の曇り空で肌寒くなったりと、天候がころころ変わって安定しない9月後半。　そして今日は天候も回復し、雲ひとつない晴天に恵まれた気仙沼です

普段の年ならば、これからの時期はどこの行楽地も観光客がたくさん訪れるはずなのですが、昨年から続くコロナ禍だから自粛も仕方ないですねえ。　まん延防止重点措置の宮城県もだいぶ落ち着いてきた感じもしますが、あとはワクチン接種がどこまで進むのか、もっと多くの人に接種してほしいです

毎月27日は「ツナの日」っていうことで、北かつまぐろ屋両店ではキャンペーン価格のお料理を個数限定にて提供してきています。　今月はちょっと日程を前倒しにして9月23日秋分の日に開催するということで、内容については9月22日の三陸新報に広告を掲載という段取りで事務方が準備しています

海の市店では人気の「まかない定食」950円をなんと500円で提供。　とっても美味しいメカジキの炊き込みご飯は、イクラをトッピングすると「はらこめし」に、山椒を振りかけるとなんと「鰻重」の味がする、3種類の味が楽しめるんです。　この日に合わせて、普段より多めに準備するって言ってました

そして田中前店で提供するのが、新商品の「まぐの内弁当」。　普段は600円のお弁当が9月23日だけはなんと400円！それも税込み。　ブリの照り焼き、まぐろの尾の身の唐揚げ、まぐろの卵の明太風、まぐろグラタンなどのおかずが盛りだくさん。　写真撮影のあとで、お弁当を試食させて頂きました

田中前店ではこの他にもいろんな種類のお弁当やまぐろ丼のテイクアウトもおこなっているので、市内に無料で配達してくれる「ホヤデリ」を使って、職場の皆さんと一緒にそしてご家庭でと、まぐろ屋のテイクアウトメニューをぜひご賞味ください。　試食した「まぐの内弁当」美味しかったです。　ご馳走様でした
北かつまぐろ屋 田中前店 （電話　0226-24-7010）

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これからだんだんと秋も深まってくるにしたがって、本来ならば様々なイベントが開催されて大勢の観光客でにぎわうはずの気仙沼ですが、今年もコロナ禍が続いているので、そのあたりもどうなるか

10月に予定の「第40回全国豊かな海づくり大会～食材大国宮城大会～」は、天皇陛下をお迎えし石巻会場で開催されることになっていて、私も北かつ組合長として招待状等を受け取っていましたが、なんと関連行事中止の連絡が入ってがっかり。　会場でのお食事も申し込んでいく気満々だったのに。。

そしてまだ気仙沼市から発表はありませんが、毎年10月下旬に開催される「産業まつり」と「市場で朝めし」という秋の一大イベントの開催がどうなるのか気になるところ。　近々にも発表あるかもね

「市場で朝めし」では、気仙沼に水揚げされる新鮮なサンマを炭火で焼いて、魚市場の特設会場で潮の香りを感じながら頂く、毎年楽しみにしているイベントなので、今年は開催してくれないかなあって思いますが、それも新型コロナの状況次第かな。　はやく普通の生活に戻ってほしいなとほんと思います

そして「市場で朝めし」をおこなう頃までは、サンマの水揚げもさすがに本格化しているはず。　漁の解禁から早くも一ヶ月、まだ大きな漁獲があったという情報はありませんが、期待して待ちましょう

そんな中、あす日曜日に開催されるのが隔月で開催している「気仙沼みなとでマルシェ」。　台風14号の影響がなければいいなって思いますが、日曜日になれば太平洋上に抜けるから大丈夫かと

魚市場前のみしおね横丁で開催される「みなとでマルシェ」も今年はあと2回のみ。　いろんなお店が出展しているので、何を食べようかいつも悩んじゃいます。　顔なじみの皆さんとおしゃべりっしたりお店で買って食べたりとすごく楽しいイベントで、市民の皆さんも楽しみにしているんじゃないかなあって

前回の7月開催の時は出漁前の某船頭さんが午前中からビールを飲んで絶好調だったっけ。　次々とイベントが中止される中、こうして開催して頂けるってとても嬉しい。　明日はマルシェに出掛けましょう

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9月下旬になりだんだん気温も低くなってきて、早朝からのかつおの水揚げの時はジャンパーが必要だなあと思う今日この頃。　日々水揚げされる生鮮かつおも脂のりのよい戻り鰹になっていくのでしょう

今年の三陸沖はかつおが全般的に豊漁で、気仙沼を基地にする中型の一本釣り漁船だけではなく、そのさらに沖で活動する大型の遠洋一本釣り漁船の漁獲も好調。　短期航海で焼津に水揚げを繰り返しているので、冷蔵庫の保管スペースも厳しくなってきたみたいで、1日1隻の水揚げにて調整中だとか

この週末の台風14号は温帯低気圧に変わる見通しですが、今後は勢力が衰えるどころか逆に強まるとの予報も出ているので、沖合いで操業中の各船には十分な警戒をしてほしい。　かつお船のさらに北側の海域で操業をおこなう大型さんま船も同様。　くれぐれも安全第一にした航海をお願いしたいです

日々入港するかつお船の乗組員からは、気仙沼でワクチン接種をしたいっていう要望が多く寄せられていて、各問屋が取りまとめて対応しているところです。　気仙沼市以外に住所のある船員については、住所地外接種届の手続きを踏んで、気仙沼市の予約システムに登録しての対応となっています

単身赴任者など市外在住者によるワクチン接種希望者が急増し、ワクチン供給量の確保と調整を行う必要があることから、気仙沼市の予約システムは8月末にいったん休止となっていましたが、今日9月17日の午前9時から予約受付を開始するとの発表があって、勝倉漁業の社員も朝からその対応です

記者発表資料 https://www.kesennuma.miyagi.jp/sec/s044/20210915_01_press.pdf

当初はワクチン接種を希望する市民への2回目の接種を10月17日に完了させる方針で進めてきた気仙沼市ですが、国・県からワクチン供給の目途がようやくついて、9月26日(日)・10月2日(土)・10月3日(日)の3日間で2,000人分の接種をおこなう計画。　予約受付再開ほんとうによかったですね

これで勝倉漁業に関係する乗組員へのワクチン接種も進められるかもしれません。　遠洋航海からこれから帰港する乗組員へのワクチン接種も想定しておかなければなりませんので、宜しくお願いします

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【 乗組員募集のお知らせ 】
● 勝倉漁業株式会社では遠洋まぐろ延縄漁船・勝栄丸の乗組員を随時募集しています
● 甲板および機関の海技士資格などをお持ちの方は、担当者までお気軽にご連絡ください
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今週はずっとこんな曇り空から雨模様のすっきりしない天気となりそうな気仙沼です。　台風14号の影響が今週末に出てくるのか、気仙沼港を出入りする漁船の運航に影響がでないといいですね

気仙沼魚市場で生鮮かつおの水揚げをしていたら三陸新報の記者さんがきて、ちょっとお話を聞かせてほしいと取材依頼があったから、スケジュールを確認して会社の応接室での取材対応でした

いま気仙沼の遠洋まぐろ漁業界を挙げて取組んでいる幹部船員後継者の確保・育成のプロジェクトについて詳しくお話を伺いたいとの事で、私たちの船員育成の考え方、そしていま行っている各取り組み、これまでの船員育成の状況や今後の方向性などについて約１時間ほどお話しさせて頂きました

震災後に船主協会が開設したブログ「漁船員（漁師）になろう」は、記事を読んだ多くの若者が志を持って乗組員を目指す重要なプラットフォームとなり、いまも私たちのリクルート活動の中心にあります。　そして主要都市での漁業就業支援フェア、水産高校への求人活動なども継続して行っています

そして今春から配信中の船員募集のショートムービー「漁師になるって夢を叶える動画っ！」は、全15本が製作されて、新聞やネットニュースなどでも大きく取り上げられました。　現在の乗船希望者はほとんどこの動画を見て応募してきているとの事で、船員募集の方法や環境も日々進化してきています

こうした取材対応をおこなったお昼時に、午後のアポまでの短い時間で会社からほど近いみしおね横丁の麺処「成道」さんでのランチ。　なんと自家製ワンタンが無料でトッピングできるサービス中でした

ワンタンのせ醤油ラーメンを注文してスープを一口。　かつおダシの香りが以前より増したような、すごくコクのある更に美味しいスープになったなあって感じるのは私だけかな。　かなりいい味です

そして今だけ無料サービスのワンタンは、ちゅるっとした食感と絶妙な餡がすごくいい。　さらにもう少しワンタンが食べたいっていう方は100円で注文でき、「追いちゅるお願いします」って言うらしい(笑)

15分ほどでランチを済ませてすぐに会社に戻って午後のお仕事。　幹部船員後継者の確保・育成は、乗組員ファーストをモットーとする勝倉漁業のメインの取り組みとして今後も進めていこうと思います

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先週末からまた夏のような陽射しが戻ってきた気仙沼。　台風14号が九州から西日本を通過して18日には東北地方に接近するとの進路予想がだされているので、今週は天気予報に注意です

早いものでもう9月の後半になってきて、三陸沖で操業をおこなう一本釣りのかつお船も今漁期あと2か月ほどとなってきました。　今年は春先のびんちょう漁が短い期間で終わったため、例年のように大きく水揚げ高をのばすことができず、ここまで各船ともに昨年の水揚げ高に近づけるよう奮闘中です

それでもびんちょう漁が終わったあとに漁獲対象がカツオに切り替わってから、震災後で最多水準の漁獲量に恵まれて、気仙沼魚市場での水揚げ数量も近年にないほどに多くなっているところです

連日たくさんの生鮮かつおが水揚げされる気仙沼に、大型の遠洋かつお一本釣り漁船「18亀洋丸」が入港しての水揚げとなりました。　18亀洋丸さんは、B-1凍結システムで冷凍カツオを生産する漁船。　全国で周年流通するかつおタタキやお刺身の加工原料となるのがこのB-1の冷凍カツオなんです

気仙沼に日々入港する中型の生鮮かつお船と同じ漁場、もしくはそれよりも沖合いの海域にて活動する遠洋かつお船。　今回は300トンもの冷凍かつおを漁艙に満載しての入港。　さっそく18亀洋丸を運航する(株)カネシメイチの社長さんを水揚げ現場に訪ねてのご挨拶し、いろいろお話を伺ってきました

勝倉漁業でも以前は遠洋かつお一本釣り漁船の運航をしてましたが、船を売却してもう何年になるでしょうか。　焼津市場で毎月のように冷凍カツオの水揚げに立ち会ったのをすごく懐かしく感じますね

東経175度付近でサンマの群れを見かけたそうですが、サンマ漁船の漁場としてはちょっと遠いかなぁ、なんていう情報も聞けて。　沖合いのカツオ漁も依然として順調な様子で今後の漁獲にも期待できますね。　今季の残された期間も安全航海で大漁でありますように、また気仙沼での水揚げを期待してます

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台風14号が西側に停滞したあとに、今週末には東北地方を通過する予報も出ていて、この台風でまたいっそう秋の気配が強まっていく感じがする気仙沼です。　きょうは朝からどんよりとした曇り空

南インド洋の豪州西岸沖、通称：ミナミインド漁場でおこなわれているミナミマグロ漁。　日本とは真逆の冬の海での操業では、今年は時化の日が多く各船ともに安全第一にした操業をおこなっています

もうすでに船毎に割り振られた漁獲枠の上限に達し、ミナミマグロ漁場を離脱してジャワ沖などメバチマグロ漁に移動した船も次々とでてきて、第7勝栄丸と第123勝栄丸もミナミマグロ漁場からの移動で北上航行中です。　ここまで至極順調な操業で、乗組員の皆さんにはほんとうに連日ご苦労さまです

一方の大西洋操業船は、まもなく盛漁期を迎える北東大西洋アイルランド沖でのクロマグロ漁の前に、中部大西洋にて第１勝栄丸が今季のまぐろ漁を開始。　気仙沼から出航し大西洋漁場に向けた第127勝栄丸も中部大西洋到着での操業開始となり、各船ともに予定通りの運航状況となっています

いま進めているのが、第１勝栄丸が航海の後半戦での延縄漁に使用する青物餌料手配。　前広に情報を集めながら手配をかけていた餌料が、産地の中国から冷凍コンテナにて搬入になって、気仙沼の冷蔵庫にてデバンニング作業と品物の検品がおこなわれました。　冷蔵庫の皆さんお世話さまです

コンテナからパレットに積まれた箱入りの冷凍餌料をランダムにピックアップして、箱を開けて中身の品質チェック。　10枚ほどの餌箱を検品したでしょうか。　どれもすごくいい品質の餌料で安心しました

今回検品した冷凍餌料は清水港まで保冷トラックで陸送し、運搬船「24大盛丸」にて大西洋の漁業基地カーボベルデ共和国ミンデロ港まで輸送し、予定を合わせ入港する第１勝栄丸に引き渡されます

遠洋まぐろ延縄漁船の運航をサポートしてくれる餌料供給業者の皆さん、そして運搬船会社や多くの関係者の方々のご協力に感謝ですね。　なんとか今回もよい品質の餌料を手配できました。　次回の予定は年明け2月3月頃の気仙沼積み。　それまでいろいろ情報を集め、手配をかけていきたいと思います

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先日までの季節外れのような肌寒さから一変し、また夏が戻ってきたような週末からの気温。　二つの台風か北上中だけれども、今回の台風は東北地方や三陸沖には影響がないのではと思います

三陸沖で操業をおこなうカツオ船は沖合いの漁場にて奮闘中で、まずまずの漁獲が続いていることから一隻当たりの水揚げ量は多目で、週明けの今日は500トンもの生鮮カツオの水揚げ数量となりました。　これから秋に向かって戻りガツオの季節になりますので、順調な漁獲が続くことを期待しましょう

勝倉漁業の遠洋まぐろ船の動向は、南インド洋でのミナミマグロ漁をおこなってきた第7勝栄丸と第123勝栄丸が、当初計画した日数にてミナミマグロ操業を終えてジャワ沖漁場へと北上航行を開始しました。　今年は時化続きの南インド海域だったので、順調にマグロ操業を終えることができてホッとしました

一方の大西洋操業船は、気仙沼から出港した第127勝栄丸が約40日の航行を経て漁場着、先週末に操業を開始したところです。　そして第1勝栄丸も同じ海域にて操業中で、両船ともに今月下旬にはカナリア諸島ラスパルマスに補給入港を予定しています。　各船の皆さんほんとうにご苦労さまです

そんな各船の動きや日々の話題など、打合せをしながらのランチタイムに南町の福建楼さんに行ってきました。　気仙沼の緊急事態宣言はきのう12日で終了し、まん延防止重点措置に移行しています。　気仙沼での新規感染者数がほぼなく落ち着いた状況になっていますが、十分に気を付けたいですね

何にしようかなって手書きメニューをみたら新しいお料理が登場してて。　自家製ラー油を使ったピリッと辛い炒飯だったかな。　正式な料理名は忘れちゃったけど、こんな感じのネーミングに引かれて実食

ぱらっと仕上げた炒飯がほんと程よい感じにピリ辛で、食欲の落ちる暑い日には最高ですね。　街中華っていうにはちょっと立派なお店だけれども、いつもいろんな新作を考案して楽しませてくれるのが嬉しい。　新作の自家製ラー油のピリッと辛い炒飯、すごく美味しかったです。　また近いうちに食べにきますね

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10月10日は「まぐろの日」っていうのは業界内では有名だけれども、一般の方々にはあまり浸透していないんじゃないかっていう事で、毎年この日に合わせての様々なPRイベントをおこなってきました

例年は気仙沼海の市を会場に、ミナミマグロの握り寿司のお振舞やクイズやゲーム大会など、たくさんの景品も準備して、大勢が来場するイベントになって、日かつ漁協からもお手伝いを頂いて開催

それがこのコロナ禍で、昨年に続いて今年も「まぐろの日」イベントの内容変更を余儀なくされ、それならばと言うことで、北かつまぐろ屋でお食事をした方に抽選でまぐろが当たるくじ引きをしてもらおうっていう事に。　そしてまぐろと合わせてプレゼントするのが今開発中の「まぐろ屋の気仙沼ホルモン」です


くじの総数に対して用意する景品の数は約半数。　なんと約2分の1が当たりくじっていうんだから、かなり頑張った企画になりそう。　そして新商品「まぐろ屋の気仙沼ホルモン」を試食しましょうって、お昼の営業が終わったあとの北かつまぐろ屋田中前店に、北かつ関係者が集まってのミーティングでした

北かつまぐろ屋の料理長が中心となって考案したこの「まぐろ屋の気仙沼ホルモン」は、まぐろの胃袋などの希少部位を気仙沼ホルモン風に味付けした一品。　フライパンでさっと焼いて、その焼きたてをみんなで試食。　希少部位4種類がミックスで、その部位によって違う食感が楽しめて最高に美味い

サンプルを持ち帰って自宅でも調理して、気仙沼ホルモンって言えばキャベツの千切りでしょうって、それと一味唐辛子。　遊びでマヨネーズをちょっとつけて食べたら更に美味しくなって。　ほんと旨いです

牛肉や豚肉のホルモンが普通ですが、まぐろの胃袋などの希少部位を使ったホルモンって、ヘルシーだしフードロスにもつながるし、鍋物の具材にも使えそうで、今後の可能性がすごく広がりますね。　ちょっと食べてみたいっていう方は、10月1日から10日に北かつまぐろ屋でお食事するとこれ当たるかもよ

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昨年から続くコロナ禍の出口が一向に見えない中、漁業会社のお仕事もこれまでとはだいぶ違ってきました。　感染防止対策を考えるのは常の事になって、ワクチン接種や検査などもお仕事の中心に

海外基地での乗下船がまだ多くの制限がある中で、ワクチン接種そしてワクチンパスポートの取得が乗組員派遣、出港の必須要件になっていくのでしょうね。　勝倉漁業でもその方向性で取組んでいます

いま気仙沼には全国から乗船希望の若者が集まっていて、その中心となるのが宮城県北部船主協会。　勝倉漁業でも毎年複数名の新人船員を採用し、つい先日も海外基地から初乗船になったばかり。　こうしたコロナ禍なので、新人船員の面接ひとつとってもこれまでのようには簡単にはいきません

こつこつと新人船員の確保そして幹部船員後継者育成を進めてきた気仙沼でも、現在運航する船の乗組員をそろえるのは本当にたいへんなこと。　地道に取り組んでいかなければならないと思います

先日、この乗組員確保・育成への課題について、全国の漁業者とオンラインで繋いでの会合がおこなわれました。　顔を突き合わせての会議とは違って、オンラインだと表向きの話しが中心になってしまうけど、まず第１回目の会合としてはすごく突っ込んだ議論ができたんじゃないかなあって思います

これから2回・3回と議論を重ねることによって、全国の遠洋かつお・まぐろ漁業者が情報・問題を共有し、同じ意識で幹部船員の確保・育成に取り組んでいく事が大事で、みんなの本気度が問われます。　そして業界団体や関係機関、行政などのご協力も重要ですし、法律改正なども必要になってきます

気仙沼の漁業者が率先しておこなってきた幹部後継者の確保・育成のプロジェクトが、こうした会合を通じて全国でこれまで以上の活動に繋がっていけばいいなと思います。　次回も宜しくお願いします

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今週前半までの涼しさから一変し、また夏の日差しが戻ってきた気仙沼です。　久しぶりに青空をみたような気がしますね。　これから一週間ほどは秋晴れのいい天気が続いていきそうな天気予報です

気仙沼を基地にして三陸沖でのカツオ漁をおこなう一本釣り漁船団の皆さんは、8月の夏季休暇を終えてほとんどが漁場復帰し、沖合い漁場にてカツオ漁に奮闘中と、日々情報が入ってきています

このところは一本釣りの漁場が遠いために前日漁獲の新口の水揚げがなく、ほとんどが前々日漁獲の2番手、もしくは3番手が中心。　それでも漁獲がまとまり、1隻あたりの数量が多くなってます

いまの漁場は気仙沼から１昼夜以上も沖合いの、東経150度以東。　気仙沼から出港する中型船に加え、焼津港を基地にカツオ漁をおこなう大型遠洋かつお一本釣り漁船も同じ海域に集結の様子です

各船より遅れて夏季休暇に入っていた88佐賀明神丸が、約一週間ほどのお休みを終えて乗組員が復船。　後半戦に向けて出港するとの連絡で見送りに行ってきました。　秋晴れのすごくいい天気です

それぞれの故郷に帰って休暇を過ごした船員もいれば、休暇中も船で寝泊まりして気仙沼に滞在した船員もいる。　皆さん久しぶりにゆっくりと過ごせた一週間ではなかったかと思います。　港町岸壁から魚市場の南に船をシフトし、燃料油の補給と清水の積込みをおこない、すぐに出港するとの合図が

取引先関係者の皆さんも出港に立ち会ってくれて、もやい綱がレッコされ岸壁を離れる本船を見送りました。　まず餌場で活イワシを積込んでからの漁場向け、くれぐれも気を付けていってらっしゃい！

今年は新型コロナによる飲食店などの時短営業や休業の影響により、生鮮かつおの流通量が非常に厳しい状況にあって、なかなか思うような販売単価になっておらず、各船ともに漁獲数量でカバーしているところなので、これからの航海での満船帰港を期待しつつ連絡を待ちたいと思います。　頑張って下さい

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気仙沼港を水揚げ基地にして三陸沖でおこなわれている一本釣り漁船による生鮮かつお漁は、夏季休暇も終わって各船ともに操業体制となってきました。　いま操業中の船は25隻ほどになっています

先日までの近場での操業から、現在は沖合い東側の水域にて魚群探索し、ある程度まとまったカツオの漁獲も見えているので、今後の水揚げも期待できるのではと思います。　頑張ってほしいです

勝倉漁業問屋船も沖合いの漁場にて操業中なので、これまでに比べて航海日数が長めとなって、毎日入れ替わり入港していたペースがちょっと鈍化。　水揚げ金額が伸びることのほうが優先です

一方の大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、8月20日の漁の解禁以降、公海上の漁場にて50隻ほどのサンマ船が広く魚群探索しているものの、いまのところ大きな漁にはつながっていないみたい

直近では、道東花咲港から東に1,000kmほど沖合いの海域を中心に操業中との事ですが、今後の漁獲量UPに期待したいですね。　サンマのサイズ組成も、現在の0-2-8と100g前後の大きさから成長してサイズUPにならないかなあと。　気仙沼港へのサンマの初水揚げも注視していきたいと思います

先日近所のスーパーにお買い物に行ったら、北海道産の鮮サンマが売られていて、見た感じ100gあるかなって。　ちょっと小ぶりなサンマですが、これが今のところ中心のサイズ帯なのでしょう

先日もお知らせしたように、コロナ禍の緊急事態宣言やまん延防止重点措置によって、休業や時短営業している飲食店が全国的に多く、まだその収束が見通せない事から、生鮮かつおなども消費量や販売単価に大きな影響がありますが、これから本格化するサンマの売行きなども気になるところです

今はまだ食欲をそそるようなサイズ感のサンマではないけれど、早く脂ののった大きなサンマがたくさん水揚げされ、塩焼きやお刺身などで食べれる日を楽しみにしています。　あともうちょっとですかね

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このところ朝晩の気温の低下が顕著になって、早朝のカツオの水揚げ時は涼しいを通り越してほんと寒いです、まもなく防寒着が必要かも。　日中もだんだんと秋の気配を感じるようになってきました

今年の気仙沼での生鮮かつおの水揚げは、震災後の水揚げ量としても最も多くなっていて、まだ漁期が続いていくので最終的な数量そして金額がどこまで伸びていくのか、あと数か月のところなので関係者一丸になって頑張っていきたいと思います。　沖合いの漁場ではまとまった漁獲が続いています

入港した各船の船頭さんや乗組員との最近の話題は、ワクチン接種のことが中心。　今年の初めに母港を出航し、かつおのナブラを追って太平洋を駆け回っているカツオ船の皆さんなので、夏場の短い休暇の時以外は家に帰ることはなく、漁の切り上げまではここ気仙沼を基地に操業する事になります



気仙沼市では、8月25日から12歳～49歳へのワクチン接種の予約を開始し、合わせて市外在住者の受付も開始しましたが、予約が急増してワクチンが不足する事態になって8月末にいったん休止に

予約システムが休止される前に住所地外接種届の手続きを踏んで予約がとれた数隻のかつお船については、なんとか気仙沼で接種できるめどがつきましたが、多くのかつお船では予約できていません

今後、県からの十分なワクチン数が確保できて、市民そして市外在住者への予約再開されるのがいつになるのか。　気仙沼市民の数に加え、市外から気仙沼にきて仕事をしている人って結構多いんですね

10月17日までには2回目の接種を完了させたい気仙沼市の方針、そうなると1回目が9月26日。　さて、予約受付再開はいつ？　日々配信される情報をチェックしつつ、迅速に対応していきたいと思います

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9月に入ってから曇り空の日が多く、一気に秋になったかのような天候の気仙沼です。　今朝なんかは車外の気温が12℃まで下がっていて、涼しいを通り越してほんと寒かったです。　このまま秋が深まっていくとは思えないけれど、今年はさむくなるのが早いのかも。　それって水温にも影響しますよね

いま気仙沼港を水揚げ基地に操業をおこなっている一本釣り漁船は、各船の夏季休暇明けでほとんどの船が漁場復帰し、また漁模様も好転してきて、入荷量も増えてきそうな感じとなっています

それでも前日漁獲の新口は極端に少なくなって、ほとんどが前々日の2番手かそれよりも前の漁獲物。　今年もコロナ禍で単価的にはあまり期待できない状況が続いていて、各船ともに数量で勝負

テレビNEWSで言ってましたが、まだ9月だというのに鍋物やおでんの売行きがいいのだとか。　こんなことは初めてって言ってたけれど、気温に敏感に反応する消費者の心理、行動の表れでしょう

そういう私も、この涼しさに合わせたように温かいものを食べたくなって、つい先日も船橋やの鴨南ざるをまた食べに行ってきました。　いつもはテーブル席で食べるけど、今回初めてお座敷席に通されて

今回は忘れずに前にいただいたマイ山椒を持参。　一回分づつ小分けになっているので、外食や出張の時などに鞄に忍ばせることができてすごく便利。　これがまた船橋やの鴨南ざるによく合うんです

とってもボリューム満点の鴨南ざるを半分くらい食べたあたりに山椒をちょっと。　鴨汁がまた一段と上品に美味しくなって私はこの食べ方が好き。　お店にもこの山椒を置いててくれないかな、なんて

初めてお座敷席で頂いたいつも食べてる船橋やの鴨南ざる。　周りの景色が違うので別なお店にいるような感じもしたけど、やっぱり美味かったです。　これから益々涼しくなる時期にもおすすめですよ

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9月に入り日中の気温も20℃ちょっとの日が多くなり、一気に秋の気配が強まってきた気仙沼。　もう少しすると涼しいを通り越して寒いって感じるような気温になるのかな。　これくらいがちょうどいいです

8月20日に解禁となった大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、公海上の漁場にて広く魚群探索が行われ北海道の花咲港を中心にした水揚げとなっていますが、いまのところ各船の漁獲は伸びておらず、サンマのサイズ組成も0-2-8と小ぶりなものがメインで、そのため単価的にも今ひとつの状況です

きょうの大船渡魚市場にも第8三笠丸が8.5トンを水揚げしていますが、気仙沼港でも早く初水揚げが見られるといいいですね。　秋の風物詩ですから。　まさか初水揚げが10月にならないことを祈ります

今まさに盛漁期を迎えている一本釣り漁船による生鮮かつお漁は、5月6月からの気仙沼を拠点とした操業の折り返しとなって、各船はほとんどが夏季休暇をとって、後半戦への操業に出漁しました

かつお船の皆さんがいま一番気にかけているのは、新型コロナのワクチン接種。　高知や三重・宮崎を母港とするかつお船の乗組員の皆さんは、漁期終了まで故郷に帰ることはほとんどないので、できれば気仙沼を基地にして操業している間にワクチン接種を終わらせたいと考えている船が多いです

気仙沼市でも住所地外接種届の手続きを踏むことで、陸上で働く転勤者や派遣社員などとおなじように、乗組員にもワクチン接種がおこなえる体制を整えてくれていて、勝倉漁業でもこの手続きを踏んだうえで予約をとることができて、夏季休暇と予定を合わせた88佐賀明神丸の皆さんが接種となりました

勝倉漁業関係船の接種予約が取れた直後には、住所地外接種を希望する人が多くなりワクチン供給量との調整が必要とのことで、この手続きがいったん中止されてしまったから、ほんとぎりぎりでした

気仙沼でワクチン接種を受けた88佐賀明神丸の乗組員の皆さんは、約一週間ほどの遅めの夏季休暇でいったん帰郷。　今週末には復船して漁に復帰する予定となっています。　短期間のお休みですが、新型コロナの感染防止には十分に気を付けて、リフレッシュしてきて下さい。　ここまでお疲れさまでした

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だんだんとっていうか、一気に秋の気配が強まってきた気仙沼です。　急に涼しくなると先日までの暑さが懐かしく感じますが、まあこれくらいの気温がちょうどいいかもしれません、暑くもなく寒くもなくって

三陸沖を舞台に繰り広げられている一本釣り漁船による生鮮かつお漁は、気仙沼を水揚げ拠点とする6月からの折り返しとなって、各船ともに夏季休暇を終えて後半戦の操業に入ってきました

ここにきて比較的近場での漁が薄くなり、今週末のメイン漁場は東経150度以東。　きょうの大船渡市場にも3隻ほど入港し、週明けの気仙沼にもまとまった数量のカツオの水揚げが予想されています

きのうの勝栄丸ブログでもお伝えしたように、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止重点措置により、飲食店の時短営業や休業が日本中でおこなわれ、酒類の提供禁止などの影響もあって、生鮮かつおの消費量が大きく落ち込み、単価安の状況が続いていて、非常に厳しい取引環境

防衛策という訳ではありませんが、こういう状況でも前向きに取り組むのが一本釣りかつお船の皆さん。　往復航に時間がかかるけれども、まとまった漁獲が期待できる沖合いの漁場に各船が集まり、大型の遠洋かつお一本釣り漁船とも情報交換しながら、できるだけ多い数量を持ち帰ることに尽力中です

各船ともに安全航海で大漁でありますように、今後に期待しましょう。　そして気仙沼港に滞在中だった第11佐賀明神丸さんが遅めの夏季休暇を終えて餌場に向けて出港！　今年初めからカツオのナブラを追って太平洋を走りまわってきた本船の乗組員も、夏季休暇でリフレッシュされたことでしょう

小型のかつお船の部類になる第11佐賀明神丸なので、沖合いの東経150度での操業は難しく、南側の海域を中心にこれから切り上げまでかつお漁をおこなっていくと思われますが、機会をとらえてまた気仙沼にきての水揚げや修理・ドックなど、引き続きサポートしたしますので今後とも宜しくお願いします

休暇中も本船にて滞在中だったインドネシア船員の皆さんには、早朝からの社船の水揚げを連日手伝って頂きありがとうございました。　ちょっとしたアルバイトになったかも。　気を付けていってらっしゃい

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朝から雨まじりのどんよりと曇った天候の週末となりました。　こんところ気温がぐっと下がってきて、日中も20℃前半の日が多く、朝晩などはちょっと肌寒いくらいですが、これくらいがちょうどいいですね

きょう土曜日は朝6時に88佐賀明神丸が入港しての生鮮かつおの水揚げでした。　一本釣り漁船がぜんぶで3隻だけと、最近にしては一番少ない入荷量。　なのでカツオの単価も割高で取引されました

水揚げをおこなっていると、宮城テレビの記者さんがテレビカメラを担いで近寄ってきて、船頭さんにお話を伺いたいとお願いされて急遽インタビューが始まって。　コロナ禍での緊急事態宣言などによる魚価への影響についてが取材目的。　今年の魚価状況について船頭さんが真剣にお話しされていました


インタビューでの船頭さんのお話しは、緊急事態宣言などによる飲食店・業務筋などの時短営業や休業によって、生鮮かつおの消費量は大きく落ち込み、その為に単価がダウンし大変な状況であること

昨年以上の漁獲数量になってはいるけれど、単価安によって各船ともに数千万円もの水揚げ減になっていて、一方で燃料油の価格が上昇しているので運航コストが上がって非常に厳しいとのお話しでした。　私たちが直に感じている思いを代弁して下さってありがたい。　気持ちが伝わってきました

今後もまだまだ今の状況が続くと思われ、船頭さんもこの生鮮かつおの魚価安の状況は今年いっぱい続くのではとお話しされていましたが、これから盛漁期を迎えるサンマ漁についても同じことが言えるのかもしれません。　沖合いE150線でかつおが好漁というのが救い、各船の漁模様に期待しましょう

今回88佐賀明神丸で取材した内容は、今日か月曜日の宮城テレビのニュースで放送する予定とのことなので、機会があれば皆さんもご覧になって下さい。　どのようにまとめられているか気になりますね

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● 勝倉漁業株式会社では遠洋まぐろ延縄漁船・勝栄丸の乗組員を随時募集しています
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どんよりとした曇り空で朝晩などは肌寒いなあって思えば、雲間からの日差しが照り付けるとまた夏の暑さが戻ってくる、そんな暑いのか寒いのかわからないような季節の変わり目を迎えている気仙沼です

今週も毎日、一本釣り漁船による生鮮かつおの水揚げが続き、きょうも300トンを超すかつおの水揚げ量になっているけれど、前日漁獲の新口の割合が少なくなって、今後の漁獲がどうなるのか心配

また沖合い東経150度線でまとまった漁獲があるとの情報もあるから、来週も期待しましょう。　そして勝栄丸各船の動向はと言うと、南インド洋操業船はここ2日ばかり大しけで各船お休みとなっていて

第7勝栄丸と第123勝栄丸のミナミマグロの操業も、各船に割り当てられた漁獲上限にあともう少しのところとなっていて、この大しけでのお休みでちょっと足踏みのような感じでしたが、僚船と情報をやり取りする中で早期に漁獲枠を達成してくれることでしょう。　くれぐれも安全航海に気を付けてください

一方の大西洋操業船は、第１勝栄丸が漁業基地のカナリア諸島ラスパルマスを出港してすでに漁場に到着して今航海の操業を開始しました。　これから予定する北東大西洋アイルランド沖でクロマグロ漁をおこなう前の約一ヶ月間。　たくさんまぐろを日本向けに転載できるように頑張ってほしいと思います

そして気仙沼から出港し太平洋を横断、約28日間の航行を経て経由地のパナマ運河に到着した第127勝栄丸は、現地代理店の指示により錨地にて2日間ほど待機させられましたが、スケジュールに大きな狂いが生じない程度の日数にてパナマ運河を通過できることになり、パイロット乗船での運河入りです

日本とは14時間の時差があって、勝倉漁業の事務所内での仕事をしながらスマホアプリFindShipにてリアルタイムに本船の動向を確認。　そして本船の乗組員からはパナマ運河通過時の写真がLINEで送られてきて、社内の連絡網にて情報共有。　こっちは昼間でも向こうは夜中、ご苦労様です

パナマ運河を通過するとカリブ海を経て大西洋に入ります。　新人船員くんもちょっと船酔いしたみたいだけれど、すぐにご飯をモリモリ食べれるようになったんだって。　遠洋まぐろ漁船での生活にもすぐに慣れてくれることでしょう。　夜の時間帯そして朝方までかかったパナマ運河通過、本当にご苦労様でした

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今季の気仙沼を基地にした生鮮かつお漁は、シーズン前に発表されたカツオ博士の二平先生の予測通りに豊漁となっていて、報道によると震災後では最多の数量だった2015年の22,598トンをすでに超し、さらに大幅な上積みが確実な状況となっています。　まだ9月初めなので、近年にない豊漁ですね

やはり二平先生の予測は当たりますね。　それにしてもこのコロナ禍で飲食店・業務筋向けの生鮮かつおの流通が止まり、全体の消費量が落ち込んでいる中での連日の大量水揚げになっているので、どうしても缶詰・加工原料向けの数量が多くなってしまい、単価的にはかなり厳しいところとなっています

せめて一本釣りと旋網船の住み分け、漁場や魚種の違いがあればいくらかは救われるのですが。　今週も勝倉漁業の問屋船の入港が続いているので、会社スタッフの皆さん頑張っていきましょう

午前中の水揚げを終えたお昼時、久しぶりに「まるき」さんのラーメンが食べたくなって田中前に。　最近は行列していることが多かったから、なかなか食べるチャンスがなくって、ちょうどラッキーにも誰も並んでなくてすぐに入店できました。　カウンター席のお隣には、顔なじみの役所の方がいてご挨拶して席に

店主のTwitterで見て気になっていた新作の「煮干まぜそば」なるものを初めて注文。　私お気に入りの煮干そばが混ぜそばになるとどんな感じなのか興味津々で待って。　でてきた煮干まぜそばは、見た目はスープのない「煮干そば」。　だけれども混ぜて食べるとまったく違うジャンルのラーメンでした

なんて言っていいかわからないけれど、煮干ダシで食べる焼きそばみたいな印象かな。　私的にはかなり好きな味で、このラーメンにかなりはまってしまうかも。　通常の煮干そばは太麺だけれども、煮干まぜそばは細麺。　トッピングの岩海苔がかなりいいアクセントになっていて、ぜんぶ最高でした

生姜や梅しょうがのトッピングもできるそうなので、こんどはチャレンジしてみよう。　いつも工夫を凝らして日々進化しているまるきさんの新作「煮干まぜそば」はほんとうに美味かった。　ごちそうさまでした

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気温はそれほど高くはないけれど、湿度が高くってなんかムシムシした天候の気仙沼です。　今週末は天候が崩れて雨模様みたいなので、その兆候なのかもしれませんね。　先日の猛暑よりいいかな

8月20日に解禁となった大型棒受け網漁船によるサンマ漁は、各船ともに一航海目を終えて、先週末から週明けに道東花咲港を中心に水揚げがおこなわれました。　本州ではお隣の大船渡に鎌田水産の三笠丸が2隻入港し、合わせて40トン以上の初サンマの水揚げが新聞やテレビでも大きく報じられて

各船の水揚げ数量をみると、船間差はあるもののまだまだ本格的な漁模様とはなっておらず、各船ともに魚群探索に苦労している様子がうかがえます。　サンマの組成はまだ小ぶりが多く、初水揚げのご祝儀相場にしてはちょっと厳しいスタートかな。　これからの漁獲や単価推移を注視したいと思います


そして気仙沼港では、今週に入って月曜日には700トン、昨日の火曜日には400トンを超す生鮮かつおの水揚げになって、大きな群れにあたると一日に40～50トンも一本釣りで漁獲する船もあって、旋網船は1隻で200トン近い新口を水揚げするなど、今年のかつお漁は近年にない豊漁となっています

今シーズン気仙沼に水揚げされた生鮮かつおは、一本釣りと旋網船を合わせて23,000トンを超し、もうすでに昨年の1.5倍の水揚げ数量になっているのだとか。　今後の更なる水揚げに期待しましょう

生鮮かつおが豊漁となっている一方で、単価のほうはかなり安い相場付きで推移し、水揚げ数量の多い時などは加工向けの原料相場に若干上乗せしたくらいで鮮魚向きが取引されているので、各船の皆さんには申し訳ない感じがしますが、コロナ禍でなんともならない状況にもあるから、我慢時ですかね

早朝4時半のまだ夜明け前の真っ暗な中、煌々とライトを照らしながら83佐賀明神丸が入港し、着岸早々にかつおの水揚げが開始されました。　遅めの夏季休暇までもう少しなので、皆さん頑張って下さい

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